JP2586787B2 - 転動物品の除水・除塵装置 - Google Patents

転動物品の除水・除塵装置

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JP2586787B2
JP2586787B2 JP5070231A JP7023193A JP2586787B2 JP 2586787 B2 JP2586787 B2 JP 2586787B2 JP 5070231 A JP5070231 A JP 5070231A JP 7023193 A JP7023193 A JP 7023193A JP 2586787 B2 JP2586787 B2 JP 2586787B2
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仁 長岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形状もしくはこれ
に類似する形状を有する物品や球状物もしくはこれに類
似する物品(以下「転動物品」という)の除水・除塵装
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、円筒形状物体等の転動物品がコ
ンベヤによって搬送され、その表面に水滴,塵が付着し
ている場合には、例えば実公昭52−29168号公報
や図5に示す除水・除塵装置により除去される。
【0003】図5において、符号101は網状コンベヤ
で、網状コンベヤ101は、フレーム(図示せず)に設
けた駆動プーリ102,テールプーリ103間に網状ベ
ルト104を巻装し、網状ベルト104を無端回転させ
るものである。
【0004】網状ベルト104の上側部分104Aの上
方には、複数の上部エアーノズル105が網状ベルト1
04に沿って配置され、各上部エアーノズル105はそ
の噴射口を斜め後下方を向けている。
【0005】網状ベルト104の上側部分104Aの下
方には、複数の下部エアーノズル106が網状ベルト1
04に沿って配置され、各下部エアーノズル106はそ
の噴射口を斜め後上方を向けている。
【0006】そして、例えば円筒形状物107を網状コ
ンベヤ101の網状ベルト104上に乗せて移送し、そ
の移送中に、上下部エアーノズル105,106により
円筒形状物107の表面にエアーを吹き付けることによ
り、円筒形状物107の表面が除水・除塵される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の円筒
形状物107の除水・除塵装置にあっては、円筒形状物
107の表面上の各部分はエアーノズル105,106
に平行に移動するので、円筒形状物107の下部分また
は上部分はエアーノズル105,106に近い位置に、
また円筒形状物107の中央部分はエアーノズル10
5,106から遠ざかった位置にある。
【0008】特に、円筒形状物107の径が大きくなっ
てエアーノズル105,106と円筒形状物107の中
心との間隔が拡がった場合、上述の傾向が顕著になり、
円筒形状物107の表面上の部分はエアーノズル10
5,106に平行に移動するので、円筒形状物107の
表面上のエアーノズル105,106に近い上部分また
は下部分にはエアーノズル105,106からのエアー
を吹き付けることはできるが、円筒形状物107のエア
ーノズル105,106から遠ざかった中央部分には、
エアーが届かず、または届いてもその噴射力が弱いの
で、円筒形状物107の中央部分の除水・除塵能力が低
いという問題がある。
【0009】要するに、円筒形状物107の特定の部分
のみ除水,除塵がされ、それ以外の部分には水滴や塵が
残ることになり、円筒形状物107の表面の全周に亘っ
てエアーを均一に吹き付けることが困難で、円筒形状物
107の除水・除塵箇所にむらができるという問題があ
る。
【0010】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、網状コンベヤで移送され
る転動物品のすべての部分に均一にかつ噴射力の強い状
態でエアーを吹き付けることができる転動物品の除水・
除塵装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フレームと、該フレームに支持されており、搬送面に広
い空隙を有して該搬送面に転動物品を乗せて一端から他
端に向けて移送する移送コンベヤと、該移送コンベヤの
搬送面に対向し、それと所要間隔をあけて平行に配置さ
れると共に、前記フレームに対し、弾性部材を介して弾
性的に且つ上下移動調整自在に支持されており、上記
送コンベヤにより移送される転動物品接触する固定ガ
イドと、搬送面に広い空隙を有し、前記フレームに上下
動調整自在に支持されており、前記移送コンベヤの搬送
面と平行に対向する搬送面が、移送コンベヤの搬送面と
同一方向に同一速度で移動可能な上部コンベヤと、前記
移送コンベヤを駆動すると共に、上部コンベヤの移送コ
ンベヤとの同時駆動とその停止を選択的に行なうコンベ
ヤ駆動装置と、移送コンベヤの搬送面の上下の少なくと
も一方側に沿って複数配置されて上記フレームに支持さ
れており、移送コンベヤで移送される転動物品の表面に
エアーを吹き付けるエアーノズルとを備えていることを
特徴とする。請求項2記載の発明は、前記コンベヤ駆動
装置は、前記コンベヤ駆動装置は、モータと、該モータ
の駆動力を移送コンベヤの駆動軸に伝達する第1の伝動
機構と、該第1の伝動機構の駆動分岐部から分岐して上
部コンベヤの駆動軸に前記モータの駆動力を伝達する第
2の伝動機構と、前記駆動分岐部に設けられ、前記モー
タから第1の伝動機構に伝達された駆動力を前記上部コ
ンベヤに伝達し、または遮断するクラッチとを備えてい
ることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、コンベヤ駆動
装置により、移送コンベヤが駆動され、上部コンベヤの
移送コンベヤとの同時駆動とその停止が選択的に行なわ
れる。 移送コンベヤが駆動され、上部コンベヤの停止が
選択される場合には、転動物品は固定ガイドにより自転
しながら、移送コンベヤの移送方向に移動される。 この
場合には、転動物品の自転しながらの移送中に、エアー
ノズルにより転動物品の表面にエアーが吹き付けられる
が、転動物品は自転するので、その表面上のすべての点
は、進行しながら例えば上下運動し、エアーノズルから
のエアー噴射点を通過する。即ち、転動物品の上部また
は下部の所定の箇所に、エアーノズルからエアーが吹き
付けられるが、転動物品が自転しながら移送されるの
で、転動物品のすべての部分にエアーが吹き付けられ
る。 一方、コンベヤ駆動装置により記移送コンベヤが駆
動され、上部コンベヤの移送コンベヤとの同時駆動が選
択される場合には、上部コンベヤに転動物品が接触し、
上部コンベヤが移送コンベヤと同一速度で同一方向に移
動される。これにより、例えば軸方向を上記各コンベヤ
の進行に向けた状態で移送コンベヤに乗せられた円筒形
状物に適用され、この進行方向に軸を向けた円筒形状物
は、上部コンベヤと移送コンベヤの間に挟まれて一定の
姿勢を保って移送される。 請求項2記載の発明において
は、コンベヤ駆動装置により、クラッチが伝達状態にさ
れると、駆動力は、モータ→第1の伝動機構→移送コン
ベヤの駆動軸の順序で移送コンベヤに伝達される。同時
に、駆動力は、モータ→第1の伝動機構の駆動分岐部→
第2の伝動機構→上部コンベヤの順序で上部コンベヤに
伝達される。 一方、コンベヤ駆動装置により、クラッチ
が遮断状態にされると、駆動力は、モータ→第1の伝動
機構→移送コンベヤの駆動軸の順序で移送コンベヤに伝
達されるが、駆動分岐部から第2の伝動機構へは駆動力
は伝達されず、上部コンベヤは駆動されない。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】以下、図1ないし図4により本発明の実施
例に係わる転動物品の除水・除塵装置について説明す
る。
【0018】図において、転動物品を乗せる搬送面に広
い空隙を有する移送コンベヤとして網状コンベヤ1を例
に挙げて説明する。網状コンベヤ1は、フレーム2の前
端に設けたテールプーリ4と、後端に設けた駆動プーリ
3とに網状ベルト5を巻装し、網状ベルト5を無端回転
させるものである。
【0019】フレーム2にはモータ6が装着され、この
モータ6には無段変速機7が装着され、この無段変速機
7の出力軸のスプロケットホイール7aは、フレーム2
に軸支されたクラッチ付きスプロケットホイール8に第
1ローラチェーン9を介して接続されている。
【0020】クラッチ付きスプロケットホイール8の軸
端に固定した他のスプロケットホイール8aは、第2ロ
ーラチェーン10を介して上記駆動プーリ3の駆動軸の
軸端に固定した駆動スプロケットホイール3aに接続さ
れている。駆動プーリ3により、網状コンベヤ1が駆動
される。 そして、無段変速機7,スプロケットホイール
7a,クラッチ付きスプロケットホイール8の該クラッ
チを除いた部分,スプロケットホイール8a,第1ロー
ラチェーン9,第2ローラチェーン10,駆動スプロケ
ットホイール3a,駆動プーリ3,第4スプロケットホ
イール27(後述する)等により第1の伝動機構Dが構
成されている。
【0021】フレーム2には、網状コンベヤ1の網状ベ
ルト5の上側部分5Aの下方に位置して網状ベルト5の
移動方向に直角な方向に向けて複数(図示の例では4
つ)の下部エアー供給パイプ11が適宜間隔をあけて上
記網状ベルト5の上側部分5Aに沿って配置されてお
り、該各下部エアー供給パイプ11には、その軸方向に
沿い多段の下部エアーノズル11Aが設けられている。
各下部エアーノズル11Aはその噴射口を斜め後上方に
向けている。
【0022】前記下部エアー供給パイプ11は、一端側
が閉鎖され、開口された他端側が1つに集合されたフレ
ーム2の内部に設置された電動機駆動のブロア(図示せ
ず)にダクトを介して接続されている。
【0023】また、フレーム2には、網状ベルト5の垂
れ下がりを防止するため、複数の板状のネット受け12
、その長手方向を網状ベルト5の移動方向に平行に
け、且つ、該移動方向に直交する水平方向に間隔をあけ
て整列して取り付けられている。
【0024】一方、網状コンベヤ1に沿って該網状コン
ベヤ1に乗せた円筒形状物Rが接触する固定ガイド13
が、該円筒形状物Rの上側に位置して該網状コンベヤ1
に略平行に対向した状態で後述のノズル昇降装置16の
上部コンベヤフレーム17Eに支持されている。
【0025】この固定ガイド13の両端には、弾性部材
としてバネ部材14,15が設けられている。 固定ガイ
ド13は、移送コンベヤである網状コンベヤ1の搬送面
に対向し、それと所要間隔をあけて平行に配置されると
共に、前記フレーム2に対し、上部フレーム2A,上部
コンベヤフレーム17Eを介してバネ部材14,15に
より弾性的に且つ上下移動調整自在に支持されており、
上記網状コンベヤ1により移送される円筒形状物Rに接
触し、円筒形状物の大きさに追従して円筒形状物Rを
押圧するようになっている。
【0026】網状コンベヤ1の上方には、フレーム2の
上部に固定した上部フレーム2Aに支持されたノズル昇
降装置16が配置され、このノズル昇降装置16は、ノ
ズル支持フレーム17を有し、このノズル支持フレーム
17は一対のX字状に交差させてなるリンク部材17A
を介して上枠17Bに下枠17Cを平行に移動可能にリ
ンク結合してなる。下枠17Cには下部エアー供給パイ
プ11と同様な複数(図示の例では4つ)の上部エアー
供給パイプ18が固定して取り付けられている。
【0027】該上部エアー供給パイプ18には、噴射口
を斜め後下方に向けた上部エアーノズル18Aが、軸方
向に沿って多数設けられている。上記各上部エアー供給
パイプ18も下部エアー供給パイプ11と同様に一端側
が閉塞され、他端側がフレキシブルダクトを介して前記
ブロアに接続されている。
【0028】上部フレーム2Aには回転操作軸19が回
転自在に支持して設けられ、その上端には把手21を有
するハンドル20が取り付けられている。上記回転操作
軸19の下端側にはねじが設けられ、このねじが、前記
下枠17Cに上方に向けて固定した筒部材17Dの上端
内側に設けたナットに螺合されている。
【0029】そして、円筒形状物Rの径に対応してハン
ドル20を回すことにより、上部エアーノズル18Aの
位置が上下に調整し得るようになっている。下枠17C
の下端に固定した上部コンベヤフレーム17Eの両端に
は第1プーリ22と第2プーリ23が、また中央部には
第3プーリ24がそれぞれ回転自在に軸着されている。
【0030】上記第1,第2,第3プーリ22,23,
24には、前記網状ベルト5と同様に網状ベルト30A
が巻装され、無端状の上部網状コンベヤ(上部コンベ
ヤ)30Bが構成されている。そして、上部網状コンベ
ヤ30Bは、搬送面に広い空隙を有し、前記フレーム2
に、上部フレーム2A,上部コンベヤフレーム17Eを
介して上下動移動調整自在に支持されており、前記網状
コンベヤ1の搬送面と平行に対向する搬送面が、網状コ
ンベヤ1の搬送面と同一方向に同一速度で移動可能にな
っている。上記第2プーリ23の駆動軸には、第1スプ
ロケットホイール23Aが固定され、また、上記第2プ
ーリ23に隣接してその左側に第2スプロケットホイー
ル25が上記上部コンベヤフレーム17Eに、第3スプ
ロケットホイール26が第2プーリ23の右上方に位置
して上部フレーム2Aの上右端中間部分に回転自在に軸
着されている。第2プーリ23の駆動軸上の第1スプロ
ケットホイール23Aにより上部網状コンベヤ30Bが
駆動されるようになっている。
【0031】また、フレーム2には、クラッチ付きスプ
ロケット8の軸に該クラッチにより係脱される第4スプ
ロケットホイール(駆動分岐部)27と、これの左に隣
接して第5スプロケットホイール28,第6スプロケッ
トホイール29が回転自在に軸着されている。
【0032】第1スプロケットホイール23A,第2ス
プロケットホイール25,第3スプロケットホイール2
6,第4スプロケットホイール27,第5スプロケット
ホイール28,第6スプロケットホイール29には、第
3ローラチェーン30が巻装されている。 第2プーリ2
3,第1スプロケットホイール23A,第2スプロケッ
トホイール25,第3スプロケットホイール26,第5
スプロケットホイール28,第6スプロケットホイール
29,第3ローラチェーン30等により、第2の伝動機
構31が構成されている。第2の伝動機構31により、
第1の伝動機構Dの第4スプロケットホイール(駆動分
岐部)27を介して上部網状コンベヤ30Bを駆動する
第2プーリ23の駆動軸にモータ6の駆動力が伝達され
るようになっている。クラッチ付きスプロケットホイー
ル8が嵌合され、第4スプロケットホイール27がクラ
ッチ付きスプロケットホイール8と連結されると、無段
変速機7からの駆動力により上部網状コンベヤ30Aが
駆動されるようになっている。そして、モータ6と、第
1の伝動機構Dと、第2の伝動機構31と、クラッチと
によりコンベヤ駆動装置が構成されている。 コンベヤ駆
動装置は、網状コンベヤ1を駆動すると共に、クラッチ
により上部網状コンベヤ30Bの網状コンベヤ1との同
時駆動とその停止を選択的に行なうようになっている。
【0033】しかして、本実施例においては、クラッチ
付きスプロケットホイール8のクラッチをオフ状態にす
ると、モータ6の駆動力は、無段変速機7のスプロケッ
トホイール7a,第1ローラチェーン9,クラッチ付き
スプロケットホイール8,スプロケットホイール8a,
第2ローラチェーン10,駆動スプロケットホイール3
aを介して上記駆動プーリ3に伝達され、第2の伝動機
31には駆動力は伝達されない。従って、上部網状コ
ンベヤ30Bは停止した状態で、網状コンベヤ1の網状
ベルト5が駆動され、網状ベルト5の上に除水,除塵す
べき円筒形状物Rが図示しない他のベルトコンベヤ等の
物品供給装置から供給される。その際、円筒形状物Rの
径に対応してハンドル20を回転し、上部エアーノズル
18Aの位置を最適に設定して置く。
【0034】そして、網状コンベヤ1により円筒形状物
Rを移送すると、円筒形状物Rは、同時に、これに接触
している固定ガイド13から摩擦力を受けて自転しなが
ら網状コンベヤ1の移送方向に移動する。円筒形状物R
の自転しながらの移送中に、上下部エアーノズル11
A,18Aにより円筒形状物Rの表面に網状コンベヤ1
の搬送面の広い空隙を通してエアーが吹き付けられる
が、円筒形状物Rは自転するので、その表面上のすべて
の点は、進行しながら上下運動し、上下部エアーノズル
11A,18Aからのエアー噴射点を通過する。
【0035】即ち、円筒形状物Rの上部または下部の所
定の部分に、上下部エアーノズル11A,18Aからエ
アーが吹き付けられるが、円筒形状物Rが自転しながら
移送されるので、円筒形状物Rのすべての部分にエアー
が吹き付けられる。
【0036】また、クラッチ付きスプロケットホイール
8のクラッチをオン状態にすると、モータ6の駆動力
は、無段変速機7,第1ローラチェーン9,クラッチ付
きスプロケットホイール8,第2ローラチェーン10,
駆動スプロケットホイール3aを介して上記駆動プーリ
3に伝達され、同時に、上記クラッチ付きスプロケット
ホイール8のクラッチを介して第4スプロケットホイー
ル27が回転されることにより、第2の伝動機構31に
は駆動力が伝達され、上部網状コンベヤ30Bが網状コ
ンベヤ1と同一速度で同一方向に移動される。このよう
な時には、軸方向を上記各網状コンベヤ1,30Bの進
行に向けた状態で網状ベルト5に乗せられた円筒形状物
に適用され、この進行方向に軸を向けた円筒形状物は、
上部網状コンベヤ30Bの網状ベルト30Aと、網状コ
ンベヤ1の網状ベルト5の間に挟まれて一定の姿勢を保
って移送される。
【0037】以上の如き構成によれば、円筒形状物Rの
自転しながらの移送中に、上下部エアーノズル11A,
18Aにより円筒形状物Rの表面にエアーが吹き付けら
れるので、円筒形状物Rの表面上のすべての点が上下部
エアーノズル11A,18Aに近いエアー噴射点を通過
する。
【0038】従って、円筒形状物Rの中央部分にエアー
を吹き付ける必要がなく、円筒形状物Rの下部または上
部にエアーを吹き付ければ良く、円筒形状物Rの吹き付
けられる部分と上下部エアーノズル11A,18の距離
を近づけることができ、上下部エアーノズル11A,1
8から吹き付けられるエアーは、円筒形状物Rの下部ま
たは上部に当たってその噴射力を強くし、除水・除塵能
力を高くできる。
【0039】また、円筒形状物Rが自転しながら移送さ
れるので、円筒形状物Rの表面上のすべての点にエアー
を吹き付けることができ、円筒形状物Rの全周に亘って
均一に除水・除塵を行なうことができる効果を奏する。
【0040】なお、本実施例においては、転動物品の例
として円筒形状物Rの例を挙げているが、これに限定さ
れることなく、例えば球状物もしくはこれに類似した形
状物に適用することもできる。
【0041】
【0042】さらに、本実施例においては、網状コンベ
ヤ1の網状ベルト5の上側部分5Aの上下にそれぞれ、
上部エアーノズル18Aと下部エアーノズル11Aとが
配置されているが、網状ベルト5の上側部分5Aの上下
のいずれか一方側にエアーノズルを配置することもでき
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移送コンベヤが駆動され、上部コンベヤの停止が選択さ
れた場合には、転動物品は固定ガイドにより自転しなが
ら、移送コンベヤの移送方向に移動される。 この場合に
は、転動物品の自転しながらの移送中に、エアーノズル
により転動物品の表面にエアーが吹き付けられるので、
転動物品の表面上のすべての点がエアーノズルに近いエ
アー噴射点を通過する。
【0044】従って、転動物品の下部または上部にエア
ーを吹き付ければ良く、転動物品の吹き付けられる部分
とエアーノズルの距離を近づけることができ、エアーノ
ズルから吹き付けられるエアーは、転動物品の下部また
は上部に当たってその噴射力を強くし、除水・除塵能力
を高くできる。また、固定ガイドは、フレームに弾性的
に支持されているので、柔らかい転動物品でも変形や損
傷が無く、それに柔軟に接触し、円滑に転動物品を移送
することができる。
【0045】また、転動物品が自転しながら移送される
ので、転動物品の表面上のすべての点にエアーを吹き付
けることができ、転動物品の全周に亘って均一に除水・
除塵を行なうことができる効果を奏する。そして、コン
ベヤ駆動装置により記移送コンベヤが駆動され、上部コ
ンベヤの移送コンベヤとの同時駆動が選択された場合に
は、上部コンベヤに転動物品が接触し、上部コンベヤが
移送コンベヤと同一速度で同一方向に移動される。この
場合には、例えば軸方向を上記各コンベヤの進行に向け
た状態で移送コンベヤに乗せられた円筒形状物に適用さ
れ、この進行方向に軸を向けた円筒形状物は、上部コン
ベヤと移送コンベヤの間に挟まれて一定の姿勢を保って
移送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる転動物品の除水,除塵
装置の側面図である。
【図2】同転動物品の除水,除塵装置の下側部分を示す
平面図である。
【図3】同転動物品の除水,除塵装置の下側部分のエア
ーノズルを示す側面図である。
【図4】同転動物品の上側部分のエアーノズルの昇降装
置を示す側面図である。
【図5】従来における円筒形状物の除水,除塵装置の側
面図である。
【符号の説明】
1 網状コンベヤ(移送コンベヤ) 11A 下部エアーノズル 13 固定ガイド 18A 上部エアーノズル R 円筒形状物(転動物品)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 該フレームに支持されており、 搬送面に広い空隙を有し
    て該搬送面に転動物品を乗せて一端から他端に向けて
    送する移送コンベヤと、該移送コンベヤの搬送面に対向し、それと所要間隔をあ
    けて平行に配置されると共に、前記フレームに対し、弾
    性部材を介して弾性的に且つ上下移動調整自在に支持さ
    れており、上記 移送コンベヤにより移送される転動物品
    接触する固定ガイドと、搬送面に広い空隙を有し、前記フレームに上下動調整自
    在に支持されており、前記移送コンベヤの搬送面と平行
    に対向する搬送面が、移送コンベヤの搬送面と同一方向
    に同一速度で移動可能な上部コンベヤと、 前記移送コンベヤを駆動すると共に、上部コンベヤの移
    送コンベヤとの同時駆動とその停止を選択的に行なうコ
    ンベヤ駆動装置と、 移送コンベヤの搬送面の上下の少なくとも一方側に沿っ
    て複数配置されて上記フレームに支持されており、移送
    コンベヤで移送される転動物品の表面にエアーを吹き付
    けるエアーノズルとを備えていることを特徴とする転動
    物品の除水・除塵装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベヤ駆動装置は、 モータと、 該モータの駆動力を移送コンベヤの駆動軸に伝達する第
    1の伝動機構と、 該第1の伝動機構の駆動分岐部から分岐して上部コンベ
    ヤの駆動軸に前記モータの駆動力を伝達する第2の伝動
    機構と、 前記駆動分岐部に設けられ、前記モータから第1の伝動
    機構に伝達された駆動力を前記上部コンベヤに伝達し、
    または遮断するクラッチとを備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の転動物品の除水・除塵装置。
JP5070231A 1993-03-29 1993-03-29 転動物品の除水・除塵装置 Expired - Lifetime JP2586787B2 (ja)

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