JP2586779B2 - 磁気ヘッド用検査治具 - Google Patents

磁気ヘッド用検査治具

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JP2586779B2
JP2586779B2 JP4211814A JP21181492A JP2586779B2 JP 2586779 B2 JP2586779 B2 JP 2586779B2 JP 4211814 A JP4211814 A JP 4211814A JP 21181492 A JP21181492 A JP 21181492A JP 2586779 B2 JP2586779 B2 JP 2586779B2
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英昭 椿田
正彦 稲垣
賢平 小野塚
清矢 西村
孝 小野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ヘッドの検査時に
用いられる磁気ヘッド用検査治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a),(b)は各々従来の薄膜磁気ヘッ
ド検査装置の概略構成を示す平面図および側面図であ
る。この図において、1はサスペンションであり、ベー
スプレート2、ロードビーム3、ジンバル4から構成さ
れ、ジンバル4の下面に被検査物である薄膜磁気ヘッド
5が取り付けられている。
【0003】ここで、ベースプレート2はサスペンショ
ン1を磁気ディスク装置に取り付けるためのもので、中
央孔付平板状のベース板と、中空のボス部とから構成さ
れ、実装時には該ボス部がカシメられて装着される。
【0004】6は治具本体であり、その先端に上述した
サスペンション1がベースプレート2において仮止めさ
れる。7は薄膜磁気ヘッド5のリード線、8はリード線
7の先端にハンダ付けされたパドルである。
【0005】10はリード/ライト検査装置であり、そ
のプローブ11をパドル8の2つの電極に接触させて、
薄膜磁気ヘッド5のリード/ライト検査が行なわれる。
12はリード/ライト検査において使用される磁気ディ
スク盤である。
【0006】次に、サスペンション1を治具本体6に取
り付ける方法を説明する。 (1)図5に示すように、ベースプレート2の中央のボ
ス穴にピン13を挿入し、ネジ止めする。 (2)図6に示すように、拡開頭部を有するピン14を
ベースプレート2のボス穴に挿入し、ベースプレート2
の側部を押圧部材15によってピン14の方向へ付勢し
てベースプレート2を固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の検査治
具には次の問題がある。 (A)サスペンション1を治具本体6に取り付ける際、
上記(1)、(2)のいずれの方法を用いても作業性が
悪く、多くの工数がかかる。 (B)ベースプレート2の板厚(ベース厚)やボス穴の
内径が異なるものを治具本体に取り付ける場合、上記
(1)の方法の場合はピン13の径の変更が必要にな
り、汎用性に欠ける問題がある。一方、上記(2)の方
法は、拡開頭部つき当て方式であるため、ボス穴内径の
変更に多少は対応可能である。しかし、内径の大きなも
のまで対応可能にすべく拡開頭部を大きくすると、内径
の小さなものを固定した場合に、該頭部の、ベースプレ
ート2から下方への突出量が大きくなってしまう。そし
て、この突出量が大きいと、検査時にベースプレート2
の下面と磁気ディスク盤との間隙が小さいので、該頭部
が磁気ディスク盤に当接してしまう。このため、拡開頭
部をあまり大きくできず、従って、上記(2)の方法で
も汎用性には限界がある。 (C)磁気ヘッド5のリード線7の長さが種々異なるの
で、パドル8の位置は自由に設定できることがことが望
ましい。しかし、従来のものはパドル位置を自由に変え
ることができず、このため、パドル取り付け時の作業性
が悪い問題があった。
【0008】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ベースプレートの違いに対する汎用
性が高く、かつ、作業性の良い磁気ヘッド用検査治具を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、治具本体の後端に
ボス付きのベースプレートが取り付けられたサスペンシ
ョンの先端に取り付けられた磁気ヘッドを検査する際に
用いられる磁気ヘッド用検査治具において、前記治具本
体の後端に設けられかつ前記ベースプレートのボスが差
し込まれる孔と、該孔の後端側側壁に連続して設けられ
前記ベースプレートのボスの外周部と当接される当接部
と、該当接部から接近離間するよう前記治具本体の長手
方向に沿って移動自在に設けられたプッシャと、前記孔
にボスが差し込まれたベースプレートに対し前記プッシ
ャを当接部方向へ付勢して、前記当接部と前記プッシャ
との間で前記ベースプレートを挟み込む付勢部材と、
具備してなることを特徴とする。また、請求項2記載の
発明では、後端にベースプレートが取り付けられたサス
ペンションの先端に取り付けられた磁気ヘッドを検査す
る際に用いられる磁気ヘッド用検査治具において、前記
磁気ヘッドのリード線先端に取り付けられた板状パドル
を一時的に保持するパドルホルダであって、治具本体に
摺動可能に取り付けられたパドルホルダを具備してなる
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明においては、ベースプレー
トを当接部とプッシャとの間に挟むことによってサスペ
ンションを検査治具に固定する。請求項2の発明にあっ
ては、治具本体に摺動自在のパドルホルダを設け、この
パドルホルダをリード線の長さ方向に応じて摺動させ、
磁気ヘッドのリード線のパドルを取り付けるようにす
る。
【0011】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1(a),(b),(c),(d),(e)はこの発明の一
実施例を示す上面図,側面図,下面図,図1(a)のAA
視線断面図,図1(d)のBB視線断面図である。なお、
図1において図4に示す従来例の各部に対応する部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。図1(d)
において、20は治具本体である。この治具本体20は
細長いステンレス鋼板の両側部を同方向に90度折り曲
げて形成されており、その先端部にサスペンション取付
部21が形成されている。このサスペンション取付部2
1において、22は治具本体20の端部に取り付けられ
た当接部材であり、図3に示すように、中央部に孔23
が形成され、その下面には押え部材24が形成され、ま
た、右端部が下方に折り曲げられて当接部25が形成さ
れている。この当接部材22の左方には略直方体状プッ
シャ26が左右方向移動自在に配置されており、このプ
ッシャ26の上面にネジ27、27によって指掛28が
取り付けられている。プッシャ26の左方にはバネ30
が設けられており、このバネ30によってプッシャ26
が図面右方に付勢されている。
【0012】ここで、前記治具本体の後端には、当接部
25とプッシャ26との間に前記ベースプレート2のボ
スが差し込まれるための孔が形成されている。このよう
に構成されたサスペンション取付部21に、サスペンシ
ョン1を取り付ける場合は、まず、指掛28をバネ30
の付勢力に抗して左方へ移動させ、次に、図3に示すよ
うに、サスペンション1のベースプレート2の中空ボス
部外面を当接部材22の当接部25に当接させ、そし
て、指掛28をゆっくり離す。これにより、ベースプレ
ート2のベース板外端がプッシャ26により付勢され、
ベースプレート2がプッシャ26によって当接部材22
の当接部25に押しつけられ、両者の間に保持される。
【0013】次に、治具本体20の下面中央部には、図
1(C)に示すように、パドルホルダ31が治具本体2
0の内側面に案内され、左右方向移動自在に取り付けら
れている。
【0014】図2(a)〜(C)は各々このパドルホルダ
31の構成を示す側面図、下面図、図2(a)のC-C視線
断面図である。このパドルホルダ31はほぼ直方体状を
なし、樹脂によって形成されている。その中央よりやや
右部には、上面から垂直に穴32が形成され、この穴3
2の中に磁石33が埋設されている。下面の手前縁部に
は突条34が形成されている。また、下面奥側の左右方
向中央部には直方体状の穴35が形成され、該穴35の
底面に板状突起36が立設されている。
【0015】このように構成されたパドルホルダ31
は、治具本体20の下面に磁石33によって取り付けら
れ、両側面の少なくとも一方に案内される。そして、薄
膜磁気ヘッド5のリード線7に取り付けられたパドル8
は、図2(C)に示すように、突条34と板条突起36
との間に挟持される。この場合、板条突起36が板スプ
リングとして機能する。
【0016】そして、上記の構成によれば、パドルホル
ダ31を磁石33によって治具本体20の下面に取り付
けるようになっているので、パドルホルダ31をリード
線7の長さに応じて望みの位置に設定することができ
る。
【0017】なお、上記実施例では薄膜磁気ヘッド5に
適用した例について説明したが、本治具は、他の型式の
種々の磁気ヘッド(ハードディスク装置用)にも適用で
きるものである。
【0018】以上説明したように、この発明によれば、
治具本体の後端に設けられた孔にベースプレートのボス
を差し込み、当接部と治具本体の長手方向に移動するプ
ッシャとの間でベースプレートを挟み込むものであるか
ら、サスペンションひいては磁気ヘッドの対し簡単に治
具の長手方向および高さ方向の位置決めが容易に行える
こととなり、検査の進行をスムーズに行うことができる
他、作業性が非常によく、しかも、ベースプレートの緒
元寸法の違いに対する汎用性にも優れている。また、こ
の発明によれば、治具本体に摺動可能に取り付けられた
パドルホルダを有しているので、治具にパドルを取り付
ける際の作業性が良い利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c),(d),(e)は本発明の一実施例の構
成を示す上面図,側面図,下面図,(a)のAA視線断面
図,(d)のBB視線断面図である。
【図2】(a),(b),(c)は同じくそのパドルホルダ31の
構成を示す側面図,底面図,(a)のCC視線断面図であ
る。
【図3】図1(d)のD部拡大説明図である。
【図4】(a),(b)は従来の薄膜磁気ヘッド検査装置の概
略構成を示す平面図,側面図である。
【図5】サスペンション1を治具本体6に取り付ける従
来技術を示す説明図である。
【図6】サスペンション1を治具本体6に取り付ける従
来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
20… …治具本体、21… …サスペンション取り付け
部、22… …当接部材、25… …当接部、26… …
プッシャ、30… …バネ、31… …パドルホルダ
フロントページの続き (72)発明者 西村 清矢 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 小野田 孝 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (56)参考文献 実開 平2−79470(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治具本体の後端にボス付きのベースプレー
    トが取り付けられたサスペンションの先端に取り付けら
    れた磁気ヘッドを検査する際に用いられる磁気ヘッド用
    検査治具において、前記治具本体の後端に設けられかつ前記ベースプレート
    のボスが差し込まれる孔と、 該孔の後端側側壁に連続して設けられ前記ベースプレー
    トのボスの外周部と当接される当接部と、 該当接部から接近離間するよう前記治具本体の長手方向
    に沿って移動自在に設けられたプッシャと、 前記孔にボスが差し込まれたベースプレートに対し前記
    プッシャを当接部方向へ付勢して、前記当接部と前記プ
    ッシャとの間で前記ベースプレートを挟み込む付勢部材
    と、 を具備してなる磁気ヘッド用検査治具。
  2. 【請求項2】後端にベースプレートが取り付けられたサ
    スペンションの先端に取り付けられた磁気ヘッドを検査
    する際に用いられる磁気ヘッド用検査治具において、 前記磁気ヘッドのリード線先端に取り付けられた板状パ
    ドルを一時的に保持するパドルホルダであって、治具本
    体に摺動可能に取り付けられたパドルホルダを具備して
    なる磁気ヘッド用検査冶具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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