JP2531007B2 - ディプス測定方法及び測定装置 - Google Patents

ディプス測定方法及び測定装置

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JP2531007B2
JP2531007B2 JP4255292A JP25529292A JP2531007B2 JP 2531007 B2 JP2531007 B2 JP 2531007B2 JP 4255292 A JP4255292 A JP 4255292A JP 25529292 A JP25529292 A JP 25529292A JP 2531007 B2 JP2531007 B2 JP 2531007B2
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jig
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秀夫 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークに形成された
凹みの深さを正確に測定する測定方法及び測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ある設定温度になると接点を開き、設定
温度以下になると接点を閉じて通電を行い、自動車のエ
ンジンの冷却水を設定された温度に保つのに用いられる
温度スイッチ(1)は、例えば図2乃至図に示す様
に、固定接点(3)を埋設したハウジング(2)に渦巻
き状のリーフスプリング(4)を組み付け、リーフスプ
リング(4)の中心部に装着した可動接点(5)が固定
接点(3)に接触或いは離れることによりON・OFF
するようになっている。
【0003】リーフスプリング(4)は周縁部に形成さ
れた切欠き部(図示せず)をハウジング(2)の端面に
形成された位置決め用突起(7)(7)……に嵌め合わ
せ、かつ脚部(8)をハウジング(2)の周面に形成さ
れた係合部(10)に係合させて固定している。また固
定接点(3)にはリード端子(図示せず)が取つけられ
ており、他のコネクタ(図示せず)が接続される。さら
にハウジング(2)にはキャップ(図示せず)が被せら
れ、バイメタル(図示せず)を内蔵するようになってい
る。
【0004】上記温度スイッチ(1)は、温度変化に対
応してバイメタルが撓み、温度が上昇すると固定接点
(3)の反対側に撓んで可動接点(5)が固定接点
(3)から離れ、温度が下降すると復元し、可動接点
(5)と固定接点(3)が接する。従って上記温度スイ
ッチは、正確に動作するためには、固定接点(3)から
可動接点(5)までの寸法が非常に大事で、正確に管理
されていなければならない。
【0005】そこで通常、ハウジング(2)の突起
(7)(7)…の端面(基準端面)(7a)から固定接
点(3)の端面までの接点深さ(H)を測定し、この測
定寸法に応じたリーフスプリング(4)を選択して組合
わせている。
【0006】凹み内の接点深さ(H)の測定は図に示
す様な測定装置で測定していた。測定装置は、円筒状の
受け金(12)内に支持板(13)と突上げロッド(1
4)とを昇降自在に設け、支持板(13)と突上げロッ
ド(14)との間に引張りバネ(15)と圧縮バネ(1
6)とを設け、突上げロッド(14)を適宜の突上げ手
段(17)にて突き上げるようになっている。また受け
金(12)の上方には測定治具(20)を対向配置さ
せ、測定治具(20)の上面に測定器(21)を設け、
測定器(21)の測定子(22)を測定治具(20)の
下方へ所定寸法突出させてある。
【0007】寸法測定時、温度スイッチ(1)を、突起
(7)(7)…を上に向けて受け金(12)内へ挿入
し、支持板(13)上に載せる。次に突上げ手段(1
7)にて突上げロッド(14)を突き上げ、圧縮バネ
(16)を介して支持板(13)を持上げ、温度スイッ
チ(1)を持上げる。そして温度スイッチ(1)の固定
接点(3)を測定器(21)の測定子(22)に接触し
た後ハウジング(2)の突起(7)(7)…が測定治具
(20)の下面に当るまで持上げ、突起(7)(7)…
が測定治具(20)の下面に押し当てられて停止したと
きの測定子(22)の移動量から接点深さ(H)を求め
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の測定装置は、温
度スイッチ(1)を支持板(13)にて下方から持上
げ、測定治具(20)に突起(7)(7)…の上端面を
押し当てて測定しているので、測定誤差が大きかった。
即ち、温度スイッチ(1)の下面を持上げて上端の突起
(7)(7)…の基準端面(7a)(7a)…を測定治
具(20)に押し付けているので、力の作用点が測定治
具(20)の基準面から遠く離れており、温度スイッチ
(1)の各突起(7)(7)…を均等に押し付けるのが
難しく、しかも各突起(7)(7)…の高さにもばらつ
きを生じており、温度スイッチ(1)が傾いた状態で測
定されることが多く、測定結果がばらついていた。また
傾きを矯正するために強い力で押し付けると、温度スイ
ッチ(1)の突起(7)(7)…が破損し、不良品にな
ってしまうことがあった。
【0009】この発明は、温度スイッチ等のワークの凹
みの基準端面を測定治具へ均等に押し付けて安定した測
定を行える測定方法並びに測定装置を提供しようとする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワークの凹
みを含む被測定部が入る空間を有する測定治具に、ワー
クを挿入し、挿入したワークと測定治具との間をワーク
の凹みの基準端面でない部分でシールし、前記測定治具
の空間内に負圧を作用させてワークを吸着し、ワークの
凹みの基準端面を測定治具の基準面に押し付け、かつ前
記測定治具に設けた測定器の測定子を吸着保持されたワ
ークの凹み内の被側定面に接触させて、ワークの基準端
面から被側定面までの深さを測定するようにした測定方
法である。
【0011】また上記測定を行う測定装置は、ワークの
被測定部が入る空間の上面を測定基準面とした測定治具
と、前記測定治具の空間の周縁に装着し、ワークの凹み
の基準端面でない部分でワークとの間をシールする環状
のシール部材と、前記測定治具の上端に取付けられて、
測定子を前記測定治具の空間内に配置させた測定器と、
前記測定治具の空間内に負圧を作用させる負圧発生手段
とで構成している。
【0012】またワークとして温度スイッチの測定を行
う場合には、温度スイッチの突起の端面を測定治具の基
準面に押し付け、凹み内の固定接点に測定器の測定子を
当てて測定を行う。
【0013】
【作用】上記測定方法では、ワークを測定治具に吸着さ
せて、ワークの基準端面を測定治具の基準面に押し付け
ているので、ワークを測定治具に均等に押し付けること
ができ、安定した測定を行える。しかも、ワークと測定
治具間のシールは測定の基準端面でない部分で行なうの
でOリング等のシール部材を用いても寸法測定の精度が
低下することなく十分にシールでき良好に負圧を作用さ
せることができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を温度スイッチの測定に適用
した実施例について、図1を参照して説明する。
【0015】測定装置は、図1に示す様に、測定治具
(25)と測定器(26)、シール部材(27)、負圧
発生手段(30)とからなっている。測定治具(25)
は、治具本体(31)に円筒形の支持筒(32)を取付
けてある。この治具本体(31)と支持筒(32)とは
一体に形成してもよい。治具本体(31)は、小径部
(3a)の下面が平坦な基準面になっており、小径部
(3a)に支持筒(32)を嵌合させ、支持筒(3
2)の上端を治具本体(31)のフランジ(31b)に
突き合せてある。また治具本体(31)と支持筒(3
2)との間にはOリング(33)を介在させて密封して
ある。支持筒(32)と治具本体(31)の基準面(3
4)とで温度スイッチ(1)の被測定部が入る空間(3
5)を形成してある。また支持筒(32)の内周面下部
にはシール部材(27)が入る環状溝(36)を形成し
てある。さらに環状溝(36)より上方に前記空間(3
5)と連通するノズル取付れ穴(37)を形成してあ
る。
【0016】測定器(26)は治具本体(31)の上面
に取付けてあり、測定子(40)を治具本体(31)を
貫通させてその下面に突出させてある。この測定器(2
6)は、測定子(40)を治具本体(31)の基準面
(34)より下方へ、測定する長さより十分長く突出さ
せており、測定時に退入した移動量をもとに深さを求め
るようになっている。また治具本体(31)と測定器
(26)及び測定子(40)との間にはOリング(4
2)を装着してある。
【0017】シール部材(27)は例えばOリングを用
いており、支持筒(32)の環状溝(36)へ装着して
ある。Oリング(27)は内径が支持筒(32)の内径
より小さくなっており、支持筒(32)の内側に突出し
ている。このOリング(27)は温度スイッチ(1)の
被測定部が支持筒(32)内に挿入されると、温度スイ
ッチ(1)の外周面に形成されたシール溝(43)に入
り、その段部(44)に係合して温度スイッチ(1)と
支持筒(32)との間をシールする。
【0018】負圧発生手段(30)は吸引ノズル(4
5)の先端を測定治具(25)の支持筒(32)のノズ
ル取付け穴(37)に取付けてあり、空間(35)内の
エアーを吸引して負圧を発生させ、温度スイッチ(1)
を治具本体(31)に吸着させる。
【0019】上記測定装置は、測定する温度スイッチ
(1)を適宜の手段で持上げ、被測定部を測定治具(2
5)の支持筒(32)内に挿入し、温度スイッチ(1)
のシール溝(43)の段部(44)を支持筒(32)に
装着されたOリング(27)の上方へ押し込む。次に負
圧発生手段(30)にて治具本体(31)及び支持筒
(32)、温度スイッチ(1)とで囲まれた空間(3
5)内のエアーを吸引し、負圧を発生させて温度スイッ
チ(1)を治具本体(31)に吸着させ、温度スイッチ
(1)の突起(7)(7)…の上端の基準端面(7a)
(7a)…を基準面(34)に押し付け、固定接点
(3)にて測定子(40)を押上げて測定する。測定が
完了すると、負圧を解き、温度スイッチ(1)を解放さ
せ、支持筒(32)から抜取る。
【0020】上記測定時、温度スイッチ(1)のシール
溝(43)の段部(44)が測定治具(25)の支持筒
(32)に装着されたOリング(27)を乗越えて支持
筒(32)内に入っておれば、段部(44)がOリング
(27)に係合して支持筒(32)と温度スイッチ
(1)との間をシールしており、負圧発生時に温度スイ
ッチ(1)は吸着されて治具本体(31)に均一に押し
付けられるので、正確に測定を行える。また温度スイッ
チ(1)を吸着させているので、下部のコネクタ(2
3)の形状が異なっても、温度スイッチ(1)を単に持
上げるだけでよいので、その種類に何等影響を受けるこ
となく測定を行える。
【0021】従来の測定装置と本発明の測定装置とで同
一の温度スイッチ(1)を用いて複数回(約50回)測定
を行った結果、従来の測定装置では20μ以上の誤差を生
じた。一方、本発明の測定装置では5μ程度の誤差しか
生じなかった。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、測定治具の空間内に
温度スイッチの被測定部を吸着し、温度スイッチの基準
端面を測定治具の基準面に押し付けて接点深さを測定す
るので、温度スイッチの被測定部に均等に力が作用し、
基準面を均等に測定治具へ押し付けることができ、安定
した測定を行える。
【0023】また測定装置は、温度スイッチの被測定部
を測定治具内へ挿入するだけでよいので、温度スイッチ
のコネクタの形状が異なっていてもよく、部品交換等を
必要とせず、あらゆる温度スイッチに対して能率よく測
定を行え、所要スペースも少なく、マルチヘッド化にも
対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定装置の一実施例を示す断面図
【図2】温度スイッチのハウジングを示す断面図
【図3】温度スイッチのハウジングの側面図
【図4】リーフスプリングを装着した温度スイッチの要
部を示す断面図
【図5】従来の測定装置を示す断面図
【符号の説明】
1 温度スイッチ(ワーク) 3 固定接点 7a 基準端面 25 測定治具 26 測定器 27 シール部材 30 負圧発生手段 34 基準面35 空間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの凹みを含む被測定部が入る空間を
    有する測定治具に、ワークを挿入し、挿入したワークと
    測定治具との間をワークの凹みの基準端面でない部分で
    シールし、前記測定治具の空間内に負圧を作用させてワ
    ークを吸着し、ワークの凹みの基準端面を測定治具の基
    準面に押し付け、かつ前記測定治具に設けた測定器の測
    定子を吸着保持されたワークの凹み内の被測定面に接触
    させて、ワークの基準端面から被測定面までの深さを測
    定するようにしたことを特徴とするディプス測定方法。
  2. 【請求項2】温度スイッチの凹みを含む被測定部が入る
    空間を有する測定治具に、温度スイッチを挿入し、挿入
    した温度スイッチと測定治具との間を温度スイッチの基
    準端面でない部分でシールし、前記測定治具の空間内に
    負圧を作用させて温度スイッチを吸着し、温度スイッチ
    の基準端面を測定治具の基準面に押し付け、かつ前記測
    定治具に設けた測定器の測定子を吸着保持された温度ス
    イッチの凹み内の固定接点に接触させて、温度スイッチ
    の基準端面から固定接点までの接点深さを測定するよう
    にしたことを特徴とするディプス測定方法。
  3. 【請求項3】ワークの凹みを含む被測定部が入る空間の
    上面を測定基準面とした測定治具と、前記測定治具の空
    間の周縁に装着し、ワークの凹みの基準端面でない部分
    でワークとの間をシールする環状のシール部材と、前記
    測定治具の上端に取付けられ、測定子を前記測定治具の
    空間内に配置させた測定器と、前記測定治具の空間内に
    負圧を作用させる負圧発生手段とで構成したことを特徴
    とするディプス測定装置。
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JPH01129603U (ja) * 1988-02-18 1989-09-04
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