JP2586739Y2 - シャドウマスク板材のクリーニング装置 - Google Patents

シャドウマスク板材のクリーニング装置

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JP2586739Y2
JP2586739Y2 JP1993033173U JP3317393U JP2586739Y2 JP 2586739 Y2 JP2586739 Y2 JP 2586739Y2 JP 1993033173 U JP1993033173 U JP 1993033173U JP 3317393 U JP3317393 U JP 3317393U JP 2586739 Y2 JP2586739 Y2 JP 2586739Y2
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    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/02Manufacture of electrodes or electrode systems
    • H01J9/14Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes
    • H01J9/142Manufacture of electrodes or electrode systems of non-emitting electrodes of shadow-masks for colour television tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01J2209/00Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
    • H01J2209/01Generalised techniques
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、カラーブラウン管用
シャドウマスクを製造する工程において、多数の透孔が
形成された後のシャドウマスク板材に付着した埃やごみ
などを除去するのに使用されるシャドウマスク板材のク
リーニング装置に関する。
【0002】カラーブラウン管は、3本の電子ビームを
放射する電子銃、この電子銃から放射された電子ビーム
を受けて3原色に発光する螢光体、及び、この螢光体と
電子銃との間に配設され、各電子ビームのうち必要な方
向の電子ビームだけを選択的に通過させて不要な方向の
電子ビームを遮断するためのシャドウマスクを備えて構
成されている。
【0003】このカラーブラウン管に使用されるシャド
ウマスクは、例えば厚さが0.05〜0.3mmである鋼
板に通常約10万〜数10万個のドット形又はスロット
形の透孔を形成して構成されている。そして、多数の透
孔がシャドウマスク板材に適正に形成されているかどう
かの検査は、長尺帯状素材を切断して枚葉形態にした
後、一般に、シャドウマスク板材を手で持って目視によ
り行なわれている。この際、シャドウマスク板材を素手
で持つと、手の油がシャドウマスク板材に付着したり、
また、シャドウマスク板材は鋼板で形成されておりかつ
エッチング工程を経て作られることから、シャドウマス
ク板材の外周縁部は刃物のように良く切れる状態にある
ため非常に危険であったりするといった理由により、綿
製の手袋やゴム製の手袋などを使用するようにしてい
る。ところが、それらの手袋を用いてシャドウマスク板
材を手で持ったときに、その手袋の滓、特にゴム製の手
袋の滓がシャドウマスク板材に付着し、それをそのまま
にしておくと、その後に行なわれるシャドウマスク板材
の焼鈍工程において、その滓の炭素成分が浸炭現象を起
こし、その結果、得られたシャドウマスクにしみが出来
て、カラーブラウン管の品質に悪影響を及ぼすといった
ことになる。また、影響の程度は少ないが、空気中の埃
などがシャドウマスク板材に付着したままになっている
と、シャドウマスクに錆が発生する原因になるため、埃
などもシャドウマスク板材に付着したままにしておいて
はいけない。その他、金属粉等の硬質物がシャドウマス
ク板材に付着すると、板材に傷を付けたり板材を局部的
に凹ませたりすることになるので、それも避けなければ
ならない。
【0004】そこで、従来、エッチングによって透孔が
形成された長尺帯状板材を切断して枚葉形態にした後
に、表面が特に汚れているシャドウマスク板材を抜き出
し、それを水洗し、また場合によっては酸やアルカリを
使用して洗浄するようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、特に汚れているシャドウマスク板材を抜き出し
てその洗浄を行なうのは、手間と時間がかかり、その作
業のための専従の作業者も必要であった。
【0006】尚、例えば実開平1−66738号公報に
記載されているような粘着ロールを備えたクリーニング
装置を使用し、シャドウマスク板材をクリーニングする
ことも考えられる。すなわち、同号公報に記載されてい
るのは、長尺帯状のシャドウマスク素材の両面のフォト
レジスト被膜に付着した塵埃をフォトレジスト被膜面か
ら除去するためのクリーニング装置であるが、同号公報
には、シャドウマスク素材の両面のフォトレジスト被膜
に圧接する第1の粘着ロールと、この第1の粘着ロール
に並列してこの第1の粘着ロールに圧接する第2の粘着
ロールとを備え、第2の粘着ロールの粘着力を第1の粘
着ロールの粘着力より大きくし、シャドウマスク素材の
両面のフォトレジスト被膜に付着した塵埃を、それに圧
接する第1の粘着ロールに転写させて除去するととも
に、第1の粘着ロールに転写された塵埃を、それに圧接
する第2の粘着ロールに転写させて除去することによ
り、第1の粘着ロールに転写された塵埃がフォトレジス
ト被膜に再付着したり、第1の粘着ロールに転写された
塵埃でフォトレジスト被膜を傷つけたりシャドウマスク
素材を変形させたりしないように構成されたクリーニン
グ装置が開示されている。
【0007】上記した実開平1−66738号公報に開
示されたようなクリーニング装置を使用してシャドウマ
スク板材のクリーニングを行なうようにした場合、空気
中に浮遊している繊維のような埃については、第1の粘
着ロールの粘着力と第2の粘着ロールの粘着力との比が
1対1.5〜3程度であれば、第2の粘着ロールによっ
て第1の粘着ロールをクリーニングすることが可能であ
る。ところが、ゴム手袋の滓のようなごみについては、
第1の粘着ロールに強く接着するために、前記比が例え
ば1対10程度になるように第2の粘着ロールの粘着力
をより強くする必要がある。しかしながら、そのように
第2の粘着ロールの粘着力を強力にすると、第2の粘着
ロールは第1の粘着ロールに圧接した状態で回転するた
め、連続してクリーニングしているうちに、第2の粘着
ロールの外周面の粘着物が第1の粘着ロールの外周面に
転移して第1の粘着ロールの粘着力が強くなってしま
い、第1の粘着ロールにシャドウマスク板材が強く接着
されることになる。この結果、シャドウマスク板材が波
打ってしまったり、シャドウマスク板材が第1の粘着ロ
ールに巻き付いてしまうといったことが起こる、といっ
た問題点がある。
【0008】この考案は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、従来のように、特に汚れているシャ
ドウマスク板材を抜き出して洗浄する、といった手間と
時間がかかり人手を要する方法によらないで、シャドウ
マスク板材のクリーニングを自動的に行なうことがで
き、かつ、実開平1−66738号公報に開示されたク
リーニング装置を使用した場合におけるようにシャドウ
マスク板材が波打ったり粘着ロールに巻き付いたりす
る、といった問題が起こらないようなシャドウマスク板
材のクリーニング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る考案は、
外周面が粘着性部材で形成され、シャドウマスク板材を
挾持するようにシャドウマスク板材の両主面に圧接して
回転し、移動するシャドウマスク板材の両主面に付着し
た塵埃を前記外周面に転移させてシャドウマスク板材の
両主面から取り除く少なくとも一対の第1の粘着ロール
と、前記第1の粘着ロールの配設位置へシャドウマスク
板材を1枚ずつ順次搬送する搬送手段と、前記第1の粘
着ロールに対し接離自在に支持され、外周面が、第1の
粘着ロールの外周面を形成した粘着性部材の粘着力より
も強い粘着力を有する粘着性部材で形成され、第1の粘
着ロールの外周面に圧接して回転する際に、第1の粘着
ロールの外周面に付着した塵埃を前記外周面に転移させ
て第1の粘着ロール外周面から取り除く第2の粘着ロー
ルと、前記第2の粘着ロールを前記第1の粘着ロールに
対して圧接及び離脱させるロール接離手段と、シャドウ
マスク板材のクリーニング時には前記第1の粘着ロール
から前記第2の粘着ロールを離脱させ、第1の粘着ロー
ルのクリーニング時には第1の粘着ロールに第2の粘着
ロールを圧接させるとともに、シャドウマスク板材の搬
送手段を停止させるように、前記ロール接離手段及び前
記板材供給手段を制御する制御手段を備えたシャドウマ
スク板材のクリーニング装置である。
【0010】請求項2に係る考案は、請求項1に係る考
案において、シャドウマスク板材の有無を検知する検知
手段と、前記検知手段からの検知信号に基づいてシャド
ウマスク板材の通過枚数を計数するカウンタとを備え、
予め設定された枚数が前記カウンタで計数されるごと
に、ロール接離手段を作動させて第1の粘着ロールに第
2の粘着ロールを圧接させるとともに搬送を停止させる
ように制御手段で制御している。
【0011】
【作用】請求項1に係る考案は、シャドウマスク板材の
クリーニング時には、第2の粘着ロールが第1の粘着ロ
ールから離脱した状態に保持される。そして、搬送手段
により、1枚ずつ順次第1の粘着ロールの配設位置へ搬
送されたシャドウマスク板材が、一対の第1の粘着ロー
ル間に挾持されて移動させられ、その間に、シャドウマ
スク板材に付着した塵埃が、シャドウマスク板材の両主
面に圧接して回転する第1の粘着ロール外周面の粘着性
部材に転移してシャドウマスク板材の両主面から取り除
かれる。清浄化されたシャドウマスク板材は、第1の粘
着ロールの回転により、1枚ずつ順次第1の粘着ロール
から搬送される。一方、第1の粘着ロールのクリーニン
グ時には、制御手段によりロール接離手段が制御されて
第2の粘着ロールが第1の粘着ロールに圧接されるとと
もに、搬送手段が制御されてシャドウマスク板材の搬送
が停止させられる。そして、シャドウマスク板材から第
1の粘着ロールへ転移して第1の粘着ロールに付着した
塵埃が、第1の粘着ロールに圧接して回転する第2の粘
着ロールの、第1の粘着ロールの粘着性部材の粘着力よ
りも強い粘着力を持った粘着性部材に転移して第1の粘
着ロール外周面から取り除かれる。
【0012】そして、第2の粘着ロールは第1の粘着ロ
ールに対し接離自在に支持されていて、第2の粘着ロー
ルは、シャドウマスク板材のクリーニング時には第1の
粘着ロールから離脱し、第1の粘着ロールのクリーニン
グ時にのみ第1の粘着ロールに圧接するため、ゴム手袋
の滓のようなごみでも第1の粘着ロールから第2の粘着
ロールへ転移させることができるように第2の粘着ロー
ルの粘着性部材の粘着力が強くされていても、第2の粘
着ロールの外周面の粘着物が第1の粘着ロールの外周面
に転移して第1の粘着ロールの粘着力が強くなってしま
うといったことはない。また、シャドウマスク板材のク
リーニング時には、第2の粘着ロールは第1の粘着ロー
ルから離脱しているので、第2の粘着ロールが第1の粘
着ロールを介在させてシャドウマスク板材を押圧すると
いったことがないため、シャドウマスク板材が第1の粘
着ロールに強く接着されて、シャドウマスク板材に皺が
生じる、といった心配が全く無い。
【0013】請求項2に係る考案は、検知手段が搬送手
段上でシャドウマスク板材の有無を検知する。そして、
この検知手段からの検知信号に基づいてシャドウマスク
板材の通過枚数を計数するカウンタが予め設定されたシ
ャドウマスク板材の枚数を計数するごとに、ロール接離
手段が作動して第1の粘着ロールに第2の粘着ロールが
圧接し、シャドウマスク板材の搬送が停止するように制
御手段で制御する。これにより、定期的に第1の粘着ロ
ールのクリーニングが行なわれる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の好適な実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0015】図1は、この考案の1実施例を示し、シャ
ドウマスク板材のクリーニング装置の概略構成を示す正
面図である。このクリーニング装置は、シャドウマスク
板材10を1枚ずつ順次供給する板材供給装置12、この板
材供給装置12から供給されたシャドウマスク板材10を水
平方向に搬送する供給側ベルトコンベヤ14、この供給側
ベルトコンベヤ14に連接するように配設され、水平方向
に並列した上下三対の第1の粘着ロール16、これら第1
の粘着ロール16の上方に配設され、水平方向に並列した
2個の第2の粘着ロール18、第1の粘着ロール16群に連
接するように配設され、第1の粘着ロール16群からシャ
ドウマスク板材10を受け取って水平方向に搬送する受取
側ベルトコンベヤ20、並びに、この受取側ベルトコンベ
ヤ20によって順次搬送されてくるシャドウマスク板材10
を1枚ずつ受け取る板材受取装置22などから構成されて
いる。
【0016】板材供給装置12は、このクリーニング装置
にそのまま差し込んでセットすることができる板材運搬
用ワゴン24の上面に積み重ねられて搬入されてきた複数
枚のシャドウマスク板材10を1枚ずつ取り出し、それを
供給側ベルトコンベヤ14上に供給する。供給側ベルトコ
ンベヤ14の終端付近の直上位置には、シャドウマスク板
材10の有無を検知する近接センサ26が付設されている。
板材受取装置22は、受取側ベルトコンベヤ20によって搬
送されてきたクリーニング済みのシャドウマスク板材10
を受取側ベルトコンベヤ20から受け取り、このクリーニ
ング装置にそのまま差し込んでセットすることができる
板材運搬用ワゴン28の上面にシャドウマスク板材10を順
次積み重ねていくように動作する。
【0017】第1の粘着ロール16は、それぞれ外周面が
粘着性部材で形成されており、それぞれ回転自在に支持
されている。そして、上下三対の第1の粘着ロール16に
よりシャドウマスク板材10を挾持するようにして搬送
し、その間に、第1の粘着ロール16がシャドウマスク板
材10の両主面に圧接して回転することにより、シャドウ
マスク板材10の両主面に付着した塵埃を外周面の粘着性
部材に転移させてシャドウマスク板材10の両主面から取
り除くように動作する。30は、第1の粘着ロール16を回
転駆動させるモータである。
【0018】第2の粘着ロール18は、それぞれ外周面
が、第1の粘着ロール16の外周面を形成した粘着性部材
の粘着力よりも強い粘着力を有する粘着性部材で形成さ
れており、支持フレーム32にそれぞれ回転自在に保持さ
れている。第2の粘着ロール18の支持フレーム32は、図
2に要部拡大図を示すように、第1の粘着ロール16に圧
接する位置(実線位置)と第1の粘着ロール16から離脱
する位置(二点鎖線位置)との間で揺動自在に保持され
ている。図2中の34はストッパ板である。支持フレーム
32には、エアーシリンダ36の一端部が回動自在に連結さ
れており、そのエアーシリンダ36の他端部が装置フレー
ム38に回動自在に連結されている。そして、エアーシリ
ンダ36に接続された2本のエアー配管40、40のうちの一
方を通して圧縮空気をエアーシリンダ38内へ供給し他方
のエアー配管を通してエアーシリンダ38内から圧縮空気
を排出することにより、支持フレーム32に保持された第
2の粘着ロール18を第1の粘着ロール16に対して圧接及
び離脱させるようになっている。エアー配管40、40に
は、それぞれ電磁弁42、42が介挿されている。そして、
上側の3個の第1の粘着ロール16に2個の第2の粘着ロ
ール18をそれぞれ圧接させた状態で、第1の粘着ロール
16の回転動作に伴って第2の粘着ロール18が回転するこ
とにより、第1の粘着ロール16外周面の粘着性部材に付
着した塵埃を第2の粘着ロール18外周面の粘着性部材に
転移させて第1の粘着ロール16の外周面から取り除くよ
うに動作する。
【0019】上記した通り、第2の粘着ロール18の外周
面を形成した粘着性部材の粘着力は、第1の粘着ロール
16の外周面を形成した粘着性部材の粘着力よりも強く設
定されるが、実際に使用可能な各粘着ロールの具体的1
例を示すと、第1の粘着ロール16としては、株式会社オ
ーディオテクニカ社製110(商品名)を使用でき、一
方、第2の粘着ロール18としては、テクノローラ社製の
クリーンダッシュHS10°(商品名)を使用できる。
尚、第1の粘着ロール16群の前後に、埃の静電気を取る
ための除電ロールやイオン送風機などを設置するように
してもよい。また、図示例の装置では、第2の粘着ロー
ル18を第1の粘着ロール16の上側に配置しているが、第
2の粘着ロールを第1の粘着ロールの下側に配置しても
よく、さらに、第2の粘着ロールを第1の粘着ロールの
上下両側にそれぞれ配置するようにしてもよい。
【0020】また、このクリーニング装置は、エアー配
管40、40に介挿された電磁弁42、42を開閉制御してエア
ーシリンダ36を作動させるとともに、板材供給装置12を
駆動制御してシャドウマスク板材10を供給し又はその供
給を停止させる制御装置44を備えている。この制御装置
44には、近接センサ26からの検知信号に基づいてシャド
ウマスク板材10の通過枚数を計数するカウンタ46、及
び、第1の粘着ロール16に第2の粘着ロール18が圧接し
た時点から予め設定された時間が経過した時に、第1の
粘着ロール16から第2の粘着ロール18を離脱させるよう
に電磁弁42、42へ信号を送ってエアーシリンダ36を作動
させるとともに、シャドウマスク板材10の供給を再開す
るように板材供給装置12へ信号を送ってそれを作動させ
るためのタイマー48が設けられている。
【0021】上記構成のクリーニング装置を使用してシ
ャドウマスク板材のクリーニングを行なうには、第2の
粘着ロール18を第1の粘着ロール16から離脱させた状態
(図2の二点鎖線で示した状態)に保持する。この状態
で、板材供給装置12により、クリーニング装置に差し込
まれてセットされた板材運搬用ワゴン24からシャドウマ
スク板材10が1枚ずつ取り出され、それが供給側ベルト
コンベヤ14上に供給される。供給側ベルトコンベヤ14上
に供給されたシャドウマスク板材10は、水平方向へ搬送
され、上下三対の第1の粘着ロール16間に挿入される。
この際、近接センサ26によってシャドウマスク板材10の
通過が検知され、その検知信号がカウンタ46へ送られ、
カウンタ46によってシャドウマスク板材10の通過枚数が
計数される。そして、シャドウマスク板材10が第1の粘
着ロール16間に挾持されて移動する間に、シャドウマス
ク板材10に付着した塵埃が、シャドウマスク板材10の両
主面に圧接して回転する第1の粘着ロール16外周面の粘
着性部材に転移してシャドウマスク板材10の表面から取
り除かれる。第1の粘着ロール16によって清浄化された
シャドウマスク板材10は、受取側ベルトコンベヤ20上に
乗せられて水平方向へ搬送され、板材受取装置22によ
り、受取側ベルトコンベヤ20から板材運搬用ワゴン28の
上面へ移載される。そして、クリーニング済みのシャド
ウマスク板材10が板材運搬用ワゴン28の上面に順次積み
重ねられていく。
【0022】以上のようにしてシャドウマスク板材10の
クリーニングが順次行なわれていくが、それに従い、第
1の粘着ロール16の外周面が、シャドウマスク板材10か
ら転移された埃、鉄粉、ゴム手袋の滓などによって次第
に汚れていく。そして、クリーニングされたシャドウマ
スク板材10の枚数が、予め設定された枚数、例えば10
0枚になったことがカウンタ46により検出されると、制
御装置44から板材供給装置12へ制御信号が送られ、板材
供給装置12によるシャドウマスク板材10の供給動作が停
止させられる。それと同時に、制御装置44からエアー配
管40、40に介挿された電磁弁42、42へ制御信号が送ら
れ、電磁弁42、42が開閉制されることによってエアーシ
リンダ36が作動し、図2に実線で示すように、上側の3
個の第1の粘着ロール16に2個の第2の粘着ロール18が
それぞれ圧接する。そして、この状態で、第1の粘着ロ
ール16が回転し続けることにより、第2の粘着ロール18
が回転して、図3に模式図を示すように、第1の粘着ロ
ール16外周面の粘着性部材に付着した塵埃50が第2の粘
着ロール18外周面の粘着性部材に転移し、第1の粘着ロ
ール16の外周面から塵埃50が取り除かれる。
【0023】尚、クリーニングされたシャドウマスク板
材10の枚数を計数してその枚数が予め設定された枚数に
なった時点で第1の粘着ロール16のクリーニングを行な
うようにする方式に代えて、タイマーを使用し、予め設
定された時間置きに、例えば10分に1回というよう
に、第1の粘着ロール16のクリーニングを行なうような
構成としてもよい。
【0024】第1の粘着ロール16に第2の粘着ロール18
が長時間圧接していると、第2の粘着ロール18の外周面
の粘着物が第1の粘着ロール16の外周面に転移すること
になるため、タイマー48からの信号により、第1の粘着
ロール16に第2の粘着ロール18が圧接した時点から予め
設定された時間が経過した時、例えば10秒経過後に、
エアーシリンダ36が作動させられて、図2に二点鎖線で
示すように、第1の粘着ロール16から第2の粘着ロール
18が離脱する。そして、制御装置44から板材供給装置12
へ信号が送られ、再びシャドウマスク板材10が供給され
始め、シャドウマスク板材10のクリーニングが再開され
る。
【0025】以上のように、カウンタ46で計数するシャ
ドウマスク板材10の通過枚数に応じて、第1の粘着ロー
ル16に第2の粘着ロール18を圧接させると同時に、シャ
ドウマスク板材10の供給動作を停止させ、タイマー48か
らの信号により予め設定された時間が経過すると、第1
の粘着ロール16から第2の粘着ロール18が離脱すると同
時に、シャドウマスク板材10の供給が開始されるので、
シャドウマスク板材10のクリーニング時間と第1の粘着
ロール16のクリーニング時間とを調整することができ
る。
【0026】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成され
かつ作用するので、この考案に係るシャドウマスク板材
のクリーニング装置を使用することにより、従来のよう
に特に汚れているシャドウマスク板材を抜き出してその
洗浄を行なう場合のような手間と時間が節約され専従の
作業者も不要になる。そして、ゴム手袋の滓のようなご
みについても、シャドウマスク板材から除去しかつそれ
に圧接する第1の粘着ロールからも除去することができ
るとともに、シャドウマスク板材の波打ちや粘着ロール
へのシャドウマスク板材の巻付きといったことも防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の1実施例に係るシャドウマスク板材
のクリーニング装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した装置の要部拡大図である。
【図3】図1に示した装置において第1の粘着ロールが
クリーニングされる様子を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
10 シャドウマスク板材 12 板材供給装置 14 供給側ベルトコンベヤ 16 第1の粘着ロール 18 第2の粘着ロール 26 近接センサ 30 第1の粘着ロールを回転駆動するモータ 32 第2の粘着ロールの支持フレーム 36 エアーシリンダ 40 エアー配管 42 電磁弁 44 制御装置 46 カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−238352(JP,A) 実開 平1−66738(JP,U) 実開 平2−82532(JP,U) 実開 平3−128482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/14 B08B 1/00 B08B 11/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面が粘着性部材で形成され、シャド
    ウマスク板材を挾持するようにシャドウマスク板材の両
    主面に圧接して回転し、移動するシャドウマスク板材の
    両主面に付着した塵埃を前記外周面に転移させてシャド
    ウマスク板材の両主面から取り除く少なくとも一対の第
    1の粘着ロールと、 前記第1の粘着ロールの配設位置へシャドウマスク板材
    を1枚ずつ順次搬送する搬送手段と、 前記第1の粘着ロールに対し接離自在に支持され、外周
    面が、第1の粘着ロールの外周面を形成した粘着性部材
    の粘着力よりも強い粘着力を有する粘着性部材で形成さ
    れ、第1の粘着ロールの外周面に圧接して回転する際
    に、第1の粘着ロールの外周面に付着した塵埃を前記外
    周面に転移させて第1の粘着ロール外周面から取り除く
    第2の粘着ロールと、 前記第2の粘着ロールを前記第1の粘着ロールに対して
    圧接及び離脱させるロール接離手段と、 シャドウマスク板材のクリーニング時には前記第1の粘
    着ロールから前記第2の粘着ロールを離脱させ、第1の
    粘着ロールのクリーニング時には第1の粘着ロールに第
    2の粘着ロールを圧接させるとともに、シャドウマスク
    板材の搬送を停止させるように、前記ロール接離手段及
    び前記搬送手段を制御する制御手段とを備えたシャドウ
    マスク板材のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段上でシャドウマスク板材の有無
    を検知する検知手段と、 前記検知手段からの検知信号に基づいてシャドウマスク
    板材の通過枚数を計数するカウンタとを備え、 予め設定された枚数が前記カウンタで計数されるごと
    に、ロール接離手段を作動させて第1の粘着ロールに第
    2の粘着ロールを圧接させるとともに搬送手段を停止さ
    せるように制御手段で制御する請求項1記載の、シャド
    ウマスク板材のクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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