JP2586557B2 - カメラのズーミング制御装置および撮影制御装置 - Google Patents

カメラのズーミング制御装置および撮影制御装置

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JP2586557B2
JP2586557B2 JP63072623A JP7262388A JP2586557B2 JP 2586557 B2 JP2586557 B2 JP 2586557B2 JP 63072623 A JP63072623 A JP 63072623A JP 7262388 A JP7262388 A JP 7262388A JP 2586557 B2 JP2586557 B2 JP 2586557B2
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    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、カメラのズーミング制御装置および撮影制
御装置に関する。
B.従来の技術 操作部材の手動操作により所望の焦点距離にズームレ
ンズを電動駆動してズーミングを行うカメラが従来から
知られている。
また、この種のズームカメラで、定倍率設定釦等を操
作することにより、被写体が被写体距離に拘らず常に一
定の大きさで撮影される、いわゆる定倍率撮影が可能な
ものが提案されている。
このような定倍率撮影が可能なカメラでは、例えば第
9図に示すγ,γ′のように、被写体距離に応じた撮影
レンズの焦点距離が予め倍率テーブルとして複数CPU内
に格納されている。そして、定倍率設定釦を操作してか
らレリーズ釦を半押し操作することにより、カメラ内で
いずれかひとつのテーブルが選択され、そのテーブルの
中から、例えば測距回路で得られた被写体距離に対応す
る焦点距離が選択設定されてその焦点距離に撮影レンズ
が自動的に駆動され、レリーズ釦の全押し操作により撮
影が行われる。上述のγ,γ′の傾きは、被写体距離と
焦点距離との比、すなわち撮影倍率が常に一定とされ、
被写体がこの範囲に存在する場合には定倍率撮影が行わ
れる。この傾きは、例えば人物の上半身または人物全体
が常に同じ大きさで撮影されるように設定されており、
撮影者は操作釦等の操作によりいずれかを選択する。
C.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記で述べた従来のズーミング可能
なカメラでは、主要被写体が画面からはみ出さないよう
に、撮影者がファインダをのぞきながら操作部材を手動
操作してズーミングを行っていたので、操作が煩わしい
のに加えて、ズームアップとズームダウンを間違えて操
作してしまうおそれがあった。
また、上述したの定倍率撮影は、本来、被写体を一
人の人物と想定して被写体距離と焦点距離との関係が設
定されているため、例えば横方向に並んだ複数の人物を
撮影するにあたり、全員が撮影画面内に収まるような構
図としてから定倍率操作を行うと、被写体距離が遠い場
合には、自動的にズームアップされつ中心以外の周囲の
人物が画面からはみ出してしまう。
本発明の目的は、被写体が画面からはみ出さないよう
に焦点距離を自動的に設定するカメラのズーミング制御
装置および撮影制御装置を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、請求
項1の発明に係るカメラのズーミング制御装置は、被写
界内の複数位置における撮影距離をそれぞれ検出する距
離検出手段101と、距離検出手段101の出力に基づいて、
撮影すべき被写体が撮影画面内に入り切るか否かを判定
する判定手段102と、倍率選択操作に応じて、撮影距離
と撮影画角とによって決る複数種類の撮影倍率からいず
れかを入力する入力手段103と、入力された撮影倍率で
撮影すべき被写体が撮影画面内に入り切ると判定された
場合には、入力された撮影倍率を設定すべき撮影倍率と
して選択し、入力された撮影倍率では撮影すべき被写体
が撮影画面内に入り切らないと判定された場合には、複
数種類の撮影倍率から撮影すべき被写体が撮影画面内に
入り切るような他の撮影倍率を設定すべき撮影倍率とし
て選択する選択手段104と、選択手段104で選択された撮
影倍率と撮影距離とに基づいて選択された撮影倍率とな
るようにズーミングを行うズーミング手段105とを具備
し、これにより上記問題点を解決する。
請求項2の発明は、複数の撮影倍率のうち最も小さい
倍率でも撮影すべき被写体が撮影画面内に入り切らない
場合には、設定可能な最大の撮影画角を設定すべくズー
ミングを行うようにしたものである。
請求項3の発明に係る撮影制御装置は、被写界内の複
数位置における撮影距離をそれぞれ検出する距離検出手
段と、距離検出手段の出力に基づいて、撮影すべき被写
体が撮影画面内に入り切るか否かを判定する判定手段
と、倍率選択操作に応じて、撮影距離と撮影画角とによ
って決る複数種類の撮影倍率からいずれかを入力する入
力手段と、入力された撮影倍率で前記撮影すべき被写体
が撮影画面内に入り切ると判定された場合には、入力さ
れた撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選択し、入力
された撮影倍率では撮影すべき被写体が撮影画面内に入
り切らないと判定された場合には、複数種類の撮影倍率
から撮影すべき被写体が撮影画面内に入り切るような他
の撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選択する選択手
段とを具備する。
E.作用 倍率選択操作に応じて複数種類の撮影倍率からいずれ
かが選択され入力される。入力された撮影倍率で撮影す
べき被写体が撮影画面内に入り切ると判定されれば、そ
の撮影倍率が選択される。入力された撮影倍率では撮影
すべき被写体が撮影画面内に入り切らないと判定された
場合には、複数種類の撮影倍率から撮影すべき被写体が
撮影画面内に入り切るような他の撮影倍率が改めて選択
される。そして、選択された撮影倍率と撮影距離とに基
づいて、選択された撮影倍率となるようにズーミングが
行われる。
F.実施例 第2図〜第9図に基づいて本発明の一実施例を説明す
る。
全体構成を示す第2図において、CPU1は、出力部1a,A
/D変換回路1b,1c,演算回路1d,メモリ回路1e,制御回路1f
および入力部1gにより構成される。出力部1aには測距用
の発光素子駆動回路2が接続され、この発光素子駆動回
路2には5つの赤外発光素子3a〜3eがそれぞれ接続され
ている。発光素子駆動回路2は、出力部1aからの指令信
号により発光素子3a〜3eをそれぞれ発光せしめる。
また、出力部1aには、フォーカシングモータ4のモー
タ駆動回路5およびズームモータ6のモータ駆動回路7
が接続されている。フォーカシングモータ駆動回路5
は、CPU1からのフォーカシング指令信号に基づいてモー
タ4により不図示のフォーカシングレンズを合焦位置ま
で駆動する。ズーミングモータ駆動回路7は、CPU1から
のズーミング指令信号に基づいてモータ6によりズーム
用の第1のレンズ群L1および第2のレンズ群L2をそれぞ
れ駆動してズーミングを行う。また、このズーミングに
伴って、ファインダ内のファインダレンズL3も駆動さ
れ、撮影者は撮影レンズの焦点距離に応じた撮影画面に
て被写体を観察できる。
A/D変換回路1b,1cには、被写体からの反射光を受光す
る受光素子8が信号処理回路9a,9bを介して接続されて
いる。信号処理回路9a,9bは、光電流を電圧に変換する
回路,帯域フィルタ回路,増幅回路,検波回路および積
分回路等により構成される。なお、受光素子8には、逆
バイアス発生回路10により逆バイアス電圧がかかってい
る。
さらに、入力部1gには、スイッチSW1〜SW4が接続され
ている。スイッチSW1,SW2は、図示せぬレリーズ釦の操
作に連動してオンするスイッチであり、レリーズ釦が半
押し状態でスイッチSW1がオンし、全押し状態でスイッ
チSW2がオンする。CPU1は、スイッチSW1のオンに伴って
発光素子駆動回路2に指令信号を出力して後述する測距
動作を開始せしめるとともに、ズーミングモータ駆動回
路7にズーミング指令信号を出力する。その後、スイッ
チSW2がオンすると、測距結果に基づいてフォーカシン
グモータ駆動回路5にフォーカシング指令信号を出力す
るとともに、不図示のシャッタや絞り等を駆動して撮影
を行なう。
スイッチSW3は、図示せぬ焦点距離自動設定釦の操作
に連動してオンするスイッチであり、CPU1は、スイッチ
SW3がオンしているときには、スイッチSW1のオンに伴っ
て、後述するように被写体が撮影画面からはみ出さない
ように焦点距離を自動設定する。
スイッチSW4は、図示せぬ定倍率撮影設定釦の操作に
連動してオンするスイッチであり、CPU1は、スイッチSW
4のオンにより、被写体までの距離に拘らず予め定めら
れた所定倍率で撮影する所定倍率撮影モードを設定す
る。この所定倍率は、例えば定倍率設定釦の操作回数に
より、予め定められた複数の倍率の中からいずれかが選
択設定される。また、この所定倍率撮影モードが設定さ
れているときに上述のスイッチSW3がオンすると、CPU1
は、後述するような定倍率撮影を行なう。
以上の実施例の構成において、発光素子3a〜3e、受光
素子8および信号処理回路9a,9bが距離検出手段101を、
スイッチSW4が入力手段103を、演算回路1dが判定手段10
2および選択手段104を、演算回路1d,モータ6および駆
動回路7がズーミング手段105をそれぞれ構成する。
次に、第3図も参照して本実施例における測距方式に
ついて説明する。
半押しスイッチSW1のオンに伴ってCPU1は、出力部1a
から指令信号を出力し、発光素子駆動回路2を介して、
まず、中央の発光素子3aを発光させる。その射出光b
Aは、第3図に示すように投光レンズ21を介して被写体1
1に投光された後、被写体11で反射され、その反射光
bA′が受光レンズ22を介して受光素子8上の点PAにおい
て受光される。受光された反射光bA′の光エネルギー
は、受光素子8により光電流I1,I2に変換され、信号処
理回路9a,9bで処理された後、CPU1内のA/D変換回路1b,1
cでそれぞれデジタル信号に変換される。この光電流I1,
I2に応じたデジタル信号は演算回路1dに出力され、演算
回路1dは、これらの信号に基づいて以下に示すように被
写体距離DAを演算する。
今、第3図に示すように、受光素子8の全長をl0
し、受光素子8の一端から点PAまでの距離をxAとする
と、上述の光電流I1,I2は、 I1=I0(l0−xA)/l0 …(1) I2=I0・xA/l0 …(2) で表わされる。ここで、 P=(I1−I2)/(I1+I2) …(3) とすると、上式から、 P=1−2xA/l0 …(4) となり、(3)式で求めたPを(4)式に代入すれば、
I1,I2の値から距離xAを求めることができる。したがっ
て、受光レンズ22と受光素子8との距離をf1,発光素子3
aと受光素子8の一端との距離をL1とすると、被写体11
までの距離DAは、 DA=f1・L1/xA …(5) で表わすことができる。演算回路1dは(5)式に基づい
て被写体距離DAを演算し、その結果をメモリ回路1eに記
憶する。
また、CPU1は、発光素子3aの発光後、他の発光素子3b
〜3eも順次発光せしめる。そのうち、発光素子3b,3cか
らの射出光bB,bCは被写体12,13でそれぞれ反射され、そ
の反射光bB′,bC′は受光レンズ22を介して受光素子8
上の点PB,PCでそれぞれ受光される。これにより上述と
同様にその光エネルギーが光電流I1,I2に変換され、信
号処理回路9a,9bで処理され、A/D変換回路1b,1cでデジ
タル信号に変換されて演算回路1dにそれぞれ入力され
る。
ここで、第3図に示すように、各発光素子間の距離を
xP,受光素子8の一端から点PB,PCまでの距離をxB,xC
すると、被写体12,13までの距離DB,DCは、 DB=f1・L1/(xB−xP) …(6) DC=f1・L1/(xC+xP) …(7) でそれぞれ求められる。これらの式に基づいて演算回路
1dにおいて被写体距離DB,DCが演算される。また、CPU1
は、発光素子3d,3eも発光せしめ、同様にして演算回路1
dにて被写体距離DD,DEを演算するが、第3図の場合、発
光素子3d,3eの射出光bD,bEは、射出方向に被写体が存在
しないため反射されず受光素子8には受光されない。し
たがって被写体からの反射光による光電流I1,I2が発生
しないので、被写体距離は演算されず無限遠として処理
される。
CPU1は、演算された被写体距離DA,DB,DCのうち、例え
ば最も近距離のものに基づいてフォーカシングレンズを
合焦位置に導くためのレンズ駆動量を演算する。
また、CPU1は、各発光素子3a〜3eの射出光が被写体で
反射されて受光素子8に受光されたか否かによって以下
のようにして被写体がどの領域に存在するかを検出す
る。なお、本実施例のカメラでは、焦点距離が35mm〜70
mmの間で設定可能な撮影レンズを備えているものとす
る。
第4図において、31,32,33は、撮影レンズの焦点距離
が35mm,50mm,70mmにそれぞれ設定されている場合の同一
被写体に対する撮影画面を示している。また、点QA〜QE
は、焦点距離が35mmに設定されているときに発光素子3a
〜3e(第3図)の射出光がそれぞれ被写体に投光される
点、すなわち測距ポイントを示している。点QAは撮影画
面の中央部に位置しており、点QB,QCは、焦点距離70mm
における撮影画面33の両側端よりわずか内側に、点QD,Q
Eは、焦点距離50mmにおける撮影画面32の両側端部より
わずか外側にそれぞれ位置する。
今、例えば両端の発光素子3d,3eの射出光のうち少な
くともいずれか一方が被写体で反射されてその反射光
bD′またはbE′が光素子8に受光されていれば、第5図
に示すように少なくとも点QDまたは点QEの位置(第5図
では両方)に被写体が存在すると判断する。また、反射
光bD′およびbE′がともに受光素子8で受光されておら
ず、反射光bB′,bC′の少なくともいずれか一方が受光
されていれば、第4図のように点QDおよび点QEの位置に
は被写体は存在せず、点QBおよび点QCの少なくともいず
れか一方の位置に被写体が存在すると判断する。さら
に、反射光bB′〜bE′がいずれも受光されず、反射光
bA′のみが受光されている場合には、第6図に示すよう
に中央部の点QAにのみ被写体が存在すると判断する。
そしてCPU1は、これらの判断結果に基づいて後述する
ように撮影レンズの焦点距離を制御する。
次に、第7図のフローチャートに基づいてCPU1の制御
の手順を説明する。
上述のスイッチSW3がオンされているときに半押しス
イッチSW1がオンするとこのプログラムが実行され、ま
ず、ステップS1において被写体距離を演算する。すなわ
ち、受光素子8で光電変換され、信号処理回路9a,9bで
処理された反射光bA′〜bE′の光電流I1,I2に関する電
圧信号をA/D変換回路1b,1cでそれぞれデジタル信号に変
換した後、演算回路1dにおいて(5)式により被写体距
離DA〜DEを演算する。このとき、反射光が得られない場
合には、被写体距離は演算されない。次にステップS2に
進み、演算された被写体距離DA〜DEのうち、最も近距離
のものに基づいてフォーカシングレンズの駆動量を演算
する。
次に、ステップS3に進み、反射光bD′bE′のいずれか
一方が受光素子8で受光されたか否かを判定し、肯定さ
れるとステップS7に進む。この場合は、第5図に示すよ
うに点QD,QEのうち少なくともいずれか一方に被写体が
存在するので、例えば撮影レンズの焦点距離(予定の焦
点距離)を50mmまたは70mmにすると、点QDまたは点QE
存在する被写体が撮影画面32または33からはみ出してし
まう。したがってこの場合は、ステップS7で撮影レンズ
の焦点距離(予定の焦点距離)を35mmに設定する。これ
によれば、いずれの被写体も撮影画面31からはみ出さな
い。
ステップS3が否定されるとステップS4に進み、反射光
bB′bC′のうち少くともいずれか一方が受光素子8にて
受光されたか否かを判定する。ステップS4が肯定される
とステップS8で焦点距離を50mmに設定する。すなわち、
この場合は、第4図に示すように点QD,QEの位置には被
写体が存在せず、点QB,QCの位置の少なくともいずれか
一方に被写体が存在するので、焦点距離を70mmに設定す
ると被写体が撮影画面33からはみ出してしまい、焦点距
離を35mmに設定すると被写体が撮影画面31内で小さくな
りすぎる。しだがって、被写体がはみ出さず、かつ小さ
くなりすぎない撮影画面32が保たれる50mmに焦点距離を
設定する。
一方、ステップS4が否定されると、ステップS5で反射
光bA′が受光素子8で受光されたか否かを判定する。ス
テップS5が否定されると、いずれの反射光も受光されて
いないので、例えば風景写真であると判断してステップ
S7で焦点距離を35mmに設定する。
また、ステップS5が肯定されると、ステップS6で焦点
距離を70mmに設定する。すなわち、この場合、被写体は
点QAの位置にのみ存在するので、焦点距離を70mmとして
も被写体が画面からはみ出すことはない。
次いでCPU1は、出力部1aからズーミングモータ駆動回
路7にズーミング指令信号を出力してモータ6により第
1のレンズ群L1および第2のレンズ群L2を駆動し、撮影
レンズを設定された焦点距離に導く。そして全押しスイ
ッチSW2がオンすると、出力部1aからフォーカシングモ
ータ駆動回路5にフォーカシング指令信号を出力してモ
ータ4により不図示のフォーカシングレンズを合焦位置
に導き、その後不図示の絞りやシャッタ等を駆動して撮
影を行う。
次に、スイッチSW4のオンにより所定倍率撮影モード
が設定されているときに、スイッチSW3がオンされた場
合について第8図および第9図に基づいて説明する。な
お、第8図において、第7図と同様なステップには同一
の符号を付す。
第9図のγ,γ′は上述したように被写体距離と焦点
距離との関係をそれぞれ示し、これらの関係は、予めCP
U1中に倍率テーブルとしてそれぞれ格納されている。す
なわち、γに基づくテーブルによれば、被写体距離が1.
5mより近距離側では焦点距離は35mmとなり、1.5m〜3mの
範囲では、焦点距離が35mm〜70mmの範囲で被写体距離と
焦点距離との比、すなわち撮影倍率が一定となり、3mよ
り遠距離側では焦点距離は70mmとなる。また、γ′に基
づくテーブルによれば、被写体距離が3mよりも近距離側
の場合には焦点距離は35mmとなり、3m〜4.2mの範囲では
焦点距離が35mm〜50mmの範囲で撮影倍率が一定となり、
4.2mより遠距離では焦点距離が50mmとなる。
第8図において、ステップS4が肯定された場合、すな
わち第4図の点QD,QEの位置に被写体が存在せず、点QB,
QCの少なくともいずれか一方に被写体が存在する場合
(中間領域に被写体が存在する場合)には、ステップS1
2に進み、第7図のγ′に基づく倍率テーブルを選択す
る。そして、このテーブルの中から演算された被写体距
離(フォーカシングレンズ駆動量演算に用いられる被写
体距離)に対応する焦点距離を設定する。これによれ
ば、例えば第4図のように被写体が複数の人物の場合で
も、被写体距離が3m〜4.2mの間では被写体が撮影画面か
らはみ出すことなく定倍率撮影が可能となる。
また、ステップS5が肯定された場合、すなわち、点QA
の位置にのみ被写体が存在する場合(中央領域に被写体
が存在する場合)には、ステップS11に進み、第9図の
γに基づく倍率テーブルを選択し、その中から被写体距
離に対応する焦点距離を設定する。これによれば、例え
ば第6図に示すように被写体が1人の人物の場合に、被
写体距離が1.5m〜3mの間では、人物の上半身が同じ大き
さで撮影される定倍率撮影が可能となる。
なお、以上では、焦点距離を35mm〜70mmの間で設定可
能なズームカメラにて説明したが、35mm以下あるいは70
mm以上の焦点距離が測定可能なカメラにも本発明を適用
できる。
また、撮影画面内に5つの測距点を設定し、判定領域
を中央領域,中間領域,外周領域とし、被写体がいずれ
の領域に存在するかによって撮影レンズの焦点距離を35
mm,50mmあるいは70mmの3種類のうちいずれかに設定す
るようにしたが、5以上の測距点を設けてもよい。この
場合、撮影画面をより多数の領域に分割し、被写体がど
の領域に存在するかにより3種類以上の焦点距離のうち
いずれかを設定するようにしてもよい。
さらに、測距ポイントを撮影画面の横方向に並列して
設け、横方向の領域について焦点距離の設定制御を行う
例を示したが、縦方向に複数並列して設け、縦方向の領
域に関して上述と同様な制御を行うようにしてもよい。
さらにまた、縦方向と横方向とを組み合せ、2次元的に
制御を行うようにしてもよい。
また以上では、演算された複数の被写体距離のうち、
最も近距離のものに基づいてフォーカシングレンズの駆
動量を演算するようにしたが、これに限定されず、例え
ば全被写体距離の平均等に基づいて演算するようにして
もよい。
さらに以上では、被写体がどの領域に存在するかをフ
ォーカシング用の測距回路の測距情報を用いて検出する
ようにしたが、測距回路とは別に検出手段を設け、これ
により被写体が所定の領域に存在するか否かのみを検出
するようにしてもよい。さらにまた、被写体に赤外線を
照射してその反射光により被写体距離を得るアクティブ
測距方式のカメラについて説明したが、他の方式(例え
ばパッシング測距方式)で測距を行うカメラにも本発明
を適用できる。
G.発明の効果 本発明によれば、倍率選択操作により複数の撮影倍率
の中からいずれかを選択できるので、撮影者の所望する
倍率で定倍率撮影が行える。また、操作によって入力さ
れた撮影倍率で撮影すべき被写体が撮影画面内に入り切
るか否かが判定され、入り切らない場合には入り切るよ
うな他の撮影倍率が選択される。したがって、本来は被
写体を一人の人物と想定して定倍率撮影を行う装置であ
っても、切換操作を行ったり撮影位置を移動することな
く複数の被写体に対する定倍率撮影に切換えることがで
き、カメラの使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第9図は本発明の一実施例を示し、第2図は本
発明に係るカメラのズーミング制御装置の全体構成を示
すブロック図、第3図は測距動作を説明する図、第4図
〜第6図は撮影画面における被写体の位置をそれぞれ示
す図、第7図および第8図は処理手順を示すフローチャ
ート、第9図は被写体距離と焦点距離との2つの関係を
それぞれ示すグラフである。 1:CPU 1d:演算回路 2:発光素子駆動回路 3a〜3e:発光素子 7:ズームモータ駆動回路 8:受光素子 101:距離検出手段 102:判定手段 103:入力手段 104:選択手段 105:ズーミング手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写界内の複数位置における撮影距離をそ
    れぞれ検出する距離検出手段と、 該距離検出手段の出力に基づいて、前記撮影すべき被写
    体が撮影画面内に入り切るか否かを判定する判定手段
    と、 倍率選択操作に応じて、撮影距離と撮影画角とによって
    決る複数種類の撮影倍率からいずれかを入力する入力手
    段と、 前記入力された撮影倍率で前記撮影すべき被写体が撮影
    画面内に入り切ると判定された場合には、該入力された
    撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選択し、前記入力
    された撮影倍率では前記撮影すべき被写体が撮影画面内
    に入り切らないと判定された場合には、前記複数種類の
    撮影倍率から前記撮影すべき被写体が撮影画面内に入り
    切るような他の撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選
    択する選択手段と、 該選択手段で選択された撮影倍率と撮影距離とに基づい
    て該選択された撮影倍率となるようにズーミングを行う
    ズーミング手段とを具備することを特徴とするカメラの
    ズーミング制御装置。
  2. 【請求項2】前記ズーミング手段は、前記複数の撮影倍
    率のうち最も小さい倍率でも前記撮影すべき被写体が撮
    影画面内に入り切らない場合には、設定可能な最大の撮
    影画角を設定すべくズーミングを行うことを特徴とする
    請求項1に記載のカメラのズーミング制御装置。
  3. 【請求項3】被写界内の複数位置における撮影距離をそ
    れぞれ検出する距離検出手段と、 該距離検出手段の出力に基づいて、前記撮影すべき被写
    体が撮影画面内に入り切るか否かを判定する判定手段
    と、 倍率選択操作に応じて、撮影距離と撮影画角とによって
    決る複数種類の撮影倍率からいずれかを入力する入力手
    段と、 前記入力された撮影倍率で前記撮影すべき被写体が撮影
    画面内に入り切ると判定された場合には、該入力された
    撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選択し、前記入力
    された撮影倍率では前記撮影すべき被写体が撮影画面内
    に入り切らないと判定された場合には、前記複数種類の
    撮影倍率から前記撮影すべき被写体が撮影画面内に入り
    切るような他の撮影倍率を設定すべき撮影倍率として選
    択する選択手段とを具備することを特徴とする撮影制御
    装置。
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