JP2586369B2 - 紫外線キュア印刷包装容器 - Google Patents

紫外線キュア印刷包装容器

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JP2586369B2
JP2586369B2 JP25305492A JP25305492A JP2586369B2 JP 2586369 B2 JP2586369 B2 JP 2586369B2 JP 25305492 A JP25305492 A JP 25305492A JP 25305492 A JP25305492 A JP 25305492A JP 2586369 B2 JP2586369 B2 JP 2586369B2
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propylene
container
antioxidant
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ethylene
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弘三郎 坂野
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features

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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は紫外線キユア印刷可能な
包装容器に関し、より詳細には、ポリプロピレン系重合
体から形成され、印刷インク紫外線キュア時の黄変を防
止した包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】プロピレン系重合体から形成された単層
或いは多層のボトル或いはカップ等の容器は、表面光
沢、衛生的特性、耐衝撃性、適度の剛性、透明性、耐傷
性等に優れていることから、トイレタリー製品、各種洗
剤、化粧料、各種薬品類、或いは食品類等の包装に広く
使用されている。
【0003】これらの容器の表面には、内容物や出所等
を表示するため、印刷を施すのが行一般的であるが、印
刷インクとしては、無溶媒型の印刷インク、例えば重合
硬化型、ホットメルト型のものが、溶媒の揮散がなく、
乾燥乃至セッテイングも容易なため広く採用される傾向
にある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、プロ
ピレン系重合体は前述した特性に優れているものの、印
刷インクに対する密着性が概して低く、堅牢性、耐薬品
性のある印刷像を形成しにくいという問題がある。
【0005】紫外線キユア印刷インクは、プロピレン系
重合体に対する密着性に優れており、乾燥乃至セッテイ
ングも容易であるという利点を有しているが、紫外線照
射時にプロピレン系重合体から成る容器が黄色に着色す
るという欠点がある。この黄変は、長時間の経時により
消失する傾向があるが、黄色の着色を退色させるためだ
けに、容器をストックさせることは流通経費の点で好ま
しく、紫外線照射時の黄色の着色そのものを防止するこ
とが好ましい。
【0006】本発明者は、プロピレン系重合体製容器に
紫外線キユア印刷を施す場合の黄変について包括的な研
究を行った結果、この黄変はプロピレン系重合体に含有
されている酸化防止剤に原因があり、特定の酸化防止剤
を選択し、配合することにより、紫外線照射時の黄変を
防止し得ることを見いだした。
【0007】本発明の目的は、ポリプロピレン系重合体
から形成され、印刷インク紫外線キュア時の黄変を防止
した包装容器を提供するにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、ビス
(2、6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリスリトール−ジ−フオスファイト及びペンタエリ
スリチル−テトラキス〔3−(3.5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕から成る群
より選択された酸化防止剤を含有するプロピレン系重合
体組成物から形成された容器壁と、該容器壁表面に密着
した紫外線キユア印刷インク層とからなることを特徴と
する包装容器が提供される。
【0009】本発明において、上記酸化防止剤は、プロ
ピレン系重合体100重量部当たり0.05乃至 0.3重量
部、特に 0.1乃至 0.2重量部の量で用いるのがよい。本
発明は、プロピレン系重合体が1乃至15モル%のエチ
レン単位を含有するプロピレン−エチレン重合体である
場合に、特に著効がある。
【0010】
【作用】プロピレン系重合体は、下記式
【化1】 に示されるとおり、分子鎖中に第3級炭素原子を有して
おり、この第3級炭素原子上の水素原子の引き抜きによ
るラジカル反応で、酸化を生じやすく、これを防止する
ために必ず酸化防止剤が配合されている。
【0011】この酸化防止剤は、プロピレン系重合体の
熱成形時或いはその後の経時による酸化を防止するのに
は有効に作用するが、プロピレン系重合体から成る容器
を紫外線キユア印刷を施す場合には、容器の器壁の黄変
を引き起こすのである。この容器壁の黄変は、酸化防止
剤が配合されたプロピレン系重合体、特にプロピレン−
エチレン重合体で始めて見いだされたものであり、酸化
防止剤が配合された他のオレフィン重合体では見いださ
れていなかったものである。以上のことから、紫外線キ
ユア印刷時の黄変は、含有される酸化防止剤とプロピレ
ン系重合体との組成物が紫外線により活性化されること
に原因があるものと認められる。
【0012】本発明では、種々の酸化防止剤の中でも特
定のもの、即ちビス(2、6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フオスファ
イト或いはペンタエリスリチル−テトラキス〔3−
(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピネート〕を選択し、これをプロピレン系重合体、
特にプロピレン−エチレン重合体に配合することによ
り、紫外線キユア印刷時の容器の黄変を有効に防止する
ことが可能となる。
【0013】本発明によれば、プロピレン系重合体から
成る容器壁に、紫外線キユア印刷が可能となるため、形
成されるインクは器壁に対する密着性並びに堅牢性に優
れており、内容物が器壁に滴り落ちたり或いは付着した
場合にも、インク層が損傷されること無く、美観を保ち
得るという利点があり、更に容器自体も変色されていな
いため、所定の色調、所定の光沢、所定の装飾効果等を
維持し得るという効果が奏される。
【0014】また、本発明によれば、印刷インクの乾燥
乃至固化が著しく短時間で可能となるばかりでなく、紫
外線照射後の容器を退色のための経時を行わせる必要が
なく、流通経費を節約できるという利点もある。
【0015】
【発明の好適態様】(プロピレン系重合体組成物) 本発明に用いるプロピレン系重合体は、プロピレンの結
晶性の単独共重合体あるいは共重合体であり、共重合体
としては、プロピレンと他のα−オレフィン、例えばエ
チレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテ
ン−1、オクテン−1、デセン−1等との共重合体が挙
げられる。これらの共重合体における共単量体の含有量
は、一般に15モル%以下、特に3乃至10モル%であ
り、この共重合体は、所謂ランダム共重合体でもブロッ
ク共重合体であってもよい。
【0016】用いるプロピレン系重合体は容器に使用し
得る程度の分子量と溶融加工性を有しているべきであ
り、一般にそのメルトフロー・レート(MFR)は0.
8乃至10g/10min、特に1乃至4g/10mi
nの範囲にあるのがよい。
【0017】本発明は、プロピレン系重合体として、エ
チレン含有量が1乃至15モル%、特に3乃至10モル
%のプロピレン−エチレン共重合体、ブロック共重合体
に適用したときに、顕著な効果がある。この共重合体
は、容器の風合い等の点で優れているが、紫外線キユア
印刷時の黄変が特に目立って生じる傾向が大きいが、本
発明ではこの樹脂に対する黄変防止効果が大である。こ
の共重合体は、ホモプロピレン重合ブロックと、これに
結合したエチレン含有重合ブロックとからなる。エチレ
ン含有重合ブロックはエチレン単独のホモポリエチレン
ブロックからなっていても、エチレンを主体とするエチ
レンとプロピレンとのランダム共重合ブロックからなっ
ていても良い。この共重合体におけるMFRは、0.8
乃至10g/10minの範囲内にあるのがよい。
【0018】本発明に用いるビス(2、6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ
−フオスファイトは、下記式
【化2】 で表される構造を有するものであり、一方ペンタエリス
リチル−テトラキス〔3−(3.5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピネート〕は、下記式
【化3】 で表される構造を有するものである。
【0019】これらの酸化防止剤は、立体障害性のフェ
ノール或いはそのホスファイトであること、及び分子内
にペンタエリスリトール骨格を有することにおいては共
通しているが、これらと基本構造を共通にする下記式
【化4】 ビス(2、4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリス
リトール−ジ−フオスファイトは紫外線キユア印刷時に
容器の黄変を引き起こすことからみて、本発明の黄変防
止は、夫々の化合物に固有のものと認められる。
【0020】上記酸化防止剤の内、「化2」の酸化防止
剤は、押出時のプロピレン系重合体の熱劣化を防止する
のにも有効であり、一方「化3」の酸化防止剤は、容器
を経時させたときの酸化劣化を防止するのにも有効であ
ることが分かった。
【0021】本発明において、ビス(2、6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−
ジ−フオスファイト或いはペンタエリスリチル−テトラ
キス〔3−(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピネート〕は、プロピレン系重合体10
0重量部に対して、0.05乃至0.3重量部、特に0.1
乃至0.2重量部の量で配合するのがよく、上記量比よ
りも少ないときには、酸化防止の点で不満足となり、上
記量比よりも多くなるとやはり着色等の不都合を生じや
すい。
【0022】本発明において、ビス(2、6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−
ジ−フオスファイトと、ペンタエリスリチル−テトラキ
ス〔3−(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピネート〕とは併用するのが望ましく、両
者を1:1乃至3:1、特に1:1乃至2:1の重量比
で用いるのがよい。
【0023】本発明に用いるプロピレン系重合体組成物
の樹脂成分は、プロピレン系重合体単独からなっていて
もよいし、他の樹脂分を含有していてもよい。他の樹脂
分としては、プロピレン系重合体以外のオレフィン樹
脂;例えば低−、中−、高−密度のポリエチレン、線状
低密度ポリエチレン、ポリブテン−1、エチレン−プロ
ピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−
1共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)を挙げることができ、こ
れらはプロピレン系重合体100重量部当たり100重
量部以下、特に70重量部以下の量で配合することがで
きる。
【0024】本発明の好適な態様において、前述したプ
ロピレン系ブロック共重合体と高密度ポリエチレンと
を、9:1乃至5:5、特に8:2乃至7:3の重量比
で用いると、外観特性に特に優れて、高級なフロスト感
乃至パール状外観があり、紫外線キユア印刷時やその後
の経時による黄変もない容器が得られる。
【0025】本発明に用いるプロピレン系重合体組成物
には、勿論それ自体公知の任意の配合剤、例えば滑剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤(染料)、安定剤等
をそれ自体公知の処方に従って配合することができる。
これらの配合剤も紫外線キユア印刷時に黄変を生じるよ
うなものであってはならない。
【0026】(包装容器)本発明の容器は、上記プロピ
レン系重合体組成物単層から成っていても、或いはプロ
ピレン系重合体組成物の層を少なくとも1層含むという
範囲で2層、3層、或いはそれ以上の多層容器であって
もよい。他の樹脂層は前記プロピレン系重合体とは組成
の異なるプロピレン系重合体の層であってもよいし、他
のオレフイン樹脂からなる層であってもよい。また、ガ
スバリヤー性樹脂からなる層であってもよい。
【0027】容器の多層構造の一例として、プロピレン
系重合体組成物からなる外層及び内層と両者の間に介在
するガスバリヤー性樹脂の中間層とから成る積層構造の
ものを挙げることができる。中間層と内外層との間には
一般に接着層を介在させることができる。
【0028】この具体例において、ガスバリヤー性樹脂
としては、一般に酸素透過係数(PO2 )が5.5×1
-12 cc・cm/cm2 sec・cmHg 以下、特に4.5×10
-12 cc・cm/cm2 sec・cmHg 以下で、しかも上述した透明
性を有するものが好適に使用され、特にエチレン含有量
が20乃至50モル%で且つ未ケン化ビニルエステル残
基の含有量が5モル%以下のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体や、炭素数100個当りのアミド基の数が3
乃至30個、特に4乃至25個の範囲で含有されるホモ
ポリアミド、コポリアミドまたはそのブレンド物が好適
に使用される。特にポリアミドとしては、脂肪族酸と芳
香族ジアミン類との重縮合物、例えばメタキシリレンジ
アミンとアジピン酸の重縮合物等があげられる。勿論、
上述したエチレン−ビニルアルコール共重合体とポリア
ミドとはブレンド物の形で使用することもできるし、こ
のものの本質を損なわない範囲内、例えば20重量%以
下の範囲内で、他の熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィ
ンやポリオレフィンとの間の接着性を付与する樹脂等を
ブレンドとして用いることもできる。
【0029】ガスバリヤー性樹脂と、内外層との間に接
着性がない場合には、両樹脂層の間に、酸変性オレフィ
ン樹脂、例えば無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリ
ル酸、無水イタコン酸等のエチレン系不飽和カルボン酸
乃至はその無水物でグラフト変性されたポリエチレン、
ポリプロピレン等の接着剤層を介在させることが好まし
い。この接着剤層を介在させる代わりに、上述した樹脂
をガスバリヤー層や内外表面層の少なくとも一方に含有
させることができる。
【0030】容器の成形は、前述したプロピレン系重合
体組成物単層或いはプロピレン系重合体組成物層と他の
樹脂層とからなる積層体のパリソン、シート或いは有底
プリフオーム等を用いてそれ自体公知の溶融成形法で行
うことができる。例えば、ボトル容器は、単層或いは多
層のパリソンを溶融押出しし、これを割金型内に供給
し、その内部に流体を吹き込んで膨張させる、所謂ブロ
ー成形で製造することができる。また、溶融押し出しに
より単層或いは多層のシートを製造した後、このシート
を溶融状態にて、真空成形、圧空成形、プラグアシスト
成形等に賦することにより、カップ状容器を製造するこ
ともできる。またブロー成形により、チューブ状容器も
製造できる。容器の製造法は、この方法に限定されず、
例えば溶融射出成形法によっても容器の製造が可能であ
る。成形用金型としては通常の内面がフラットなものも
使用できるし、型の内面に微細な凹凸が形成されたもの
も使用できる。
【0031】(紫外線キユアインキ及びその硬化)本発
明において、紫外線キュアインキを構成するビヒクルと
して、イオン重合硬化型或いはラジカル重合硬化型の合
成樹脂を用いる。
【0032】イオン重合硬化型合成樹脂としては、エポ
キシ樹脂成分とイオン重合開始剤、例えばルイス酸と感
光性ジアゾニウムとの複塩や感光性芳香族オニウム塩と
の組合せが使用される。エポキシ樹脂成分としては、ビ
スフエノール類、ノボラック樹脂、グリセリン、ポリエ
チレングリコール等の多官能性水酸基含有化合物とエピ
ハロヒドリンとから誘導されるポリエポキサイド;フタ
ル酸等の多塩基性酸のグリシジルエステル類;ビニルシ
クロヘキセンオキシド、3,4 −エポキシ−6−メチルシ
クロヘキシルメチル−3,4 −エポキシ−6′−メチルシ
クロヘキサンジカルボキシレート等の脂環式ポリエポキ
サイド等を挙げることができる。これらのエポキシ樹脂
成分は液の形で用いるのがよく、例えばエポキシ樹脂成
分として液体となるような複数種の組合せを用いること
もできるし、またモノエポキシ化合物、例えば、ブチル
グリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、スチ
レンオキシド等を稀釈剤として配合することもできる。
【0033】後者の樹脂の例としては、ラジカル重合性
不飽和基の複数を含む樹脂を挙げることができる。この
樹脂は1種又は2種以上の単量体、プレポリマー又はこ
れらの混合物の形で存在し得る。その適当な例は、これ
に制限されるものではないが、次の通りである。
【0034】(1)ジビニル化合物; ジビニルベンゼン等。 (2)アリル系化合物; 一般式
【化5】 式中、Rは2乃至4価の有機基であり、nは2乃至4の
数である、の化合物。例えば、ジアリルフタレート、ジ
アリルイソフタレート、ジアリルアジペート、ジアリル
グリコレート、ジアリルマレエート、ジアリルセバケー
ト、トリアリルフオスフエート、トリアリルアコニテー
ト、トリメリット酸アリルエステル、ピロメリット酸ア
リルエステル等。
【0035】(3)アクリル系化合物 一般式
【化6】 式中、R1 は2乃至6価の有機基であり、R2 は水素原
子又はメチル基であり、mは2乃至6の数である、の化
合物。
【0036】例えば、1,6 −ヘキサンジオールジアクリ
レート(HDDA)、1,6 −ヘキサンジオールジメタクリレー
ト(HDDMA) 、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
ネオペンチルグリコールジメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート(EGDA)、エチレングリコールジ
メタクリレート(EGDMA) 、ポリエチレングリコールジア
クリレート(PEGDA)、ポリエチレングリコールジメタク
リレート(PEGMA) 、ポリプロピレングリコールジアクリ
レート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、
ブチレングリコールジアクリレート、ブチレングリコー
ルジメタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレ
ート、1,4 −ブタンジオールジアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリア
クレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、N,N,
N′,N′−テトラキス(β−ヒドロキシエチル)エチレ
ンジアミンのアクリル酸エステル等。
【0037】(4)アリル−アクリル系化合物 アリルアクリレート、アリルメタクリレート。 (5)アクリルアミド系化合物 N, N′−メチレンビスアクリルアミド、グリシジルアク
リレート(GA)、グリシジルメタクリレート(GMA) 、カル
ビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリ
レート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、ジシ
クロペンタジエニルアクリレート、ジヒドロジシクロペ
ンタジエニルメタクリレート、イソボルニルアクリレー
ト、アクリルアミド(AAm) 、メタクリルアミド(MAm) 、
N−メチロールアクリルアミド(N-MAM) 、N−ジアセト
ンアクリルアミド(DAAM)、N−ビニルピロリドン等。 (6)他のビニル化合物 マレイン酸、イタコン酸、スチレン (ST)、 アクリロニ
トリル(AN)、酢酸ビニル(VAc)、ビニルトルエン(VT)等。
【0038】上記ラジカル重合性不飽和基を含む樹脂に
は、紫外線重合性を付与するために、ベンゾフエノン、
アセトフエノン、ベンジル、ベンゾイル、ベンゾインエ
チルエーテル等の芳香族含カルボニル化合物を、光重合
開始剤としてインキ組成物中に含有させる。
【0039】インキ組成物は、上述した樹脂分をビヒク
ルとする点を除けば、それ自体公知の配合により得られ
る。着色インキ層の形成においては、上記ビヒクルに顔
料や染料等の着色剤を配合すればよく、また、助剤とし
て界面活性剤、稀釈剤、ワニス、トナー、ビクトリヤ等
のそれ自体公知の助剤を配合し得る。
【0040】印刷適性の上からは、平行板スプレッドメ
ー ターで測定して、一分後の径が10乃至100 mm、特
に20乃至70mmとなるような粘度を有していることが
望ましい。インキの印刷は、凸版印刷、凹版印刷、孔版
(スクリーン)印刷等のそれ自体公知の任意の方式で行
い得るが、一般には、これらの版上に形成されるインキ
像を、押圧用パッドの表面に転写し、パッド表面のイン
キ層を容器外面に施こすのがよい。
【0041】インキ組成物の重合硬化は、紫外線による
イオン架橋重合、紫外線重合により容易に且つ短時間の
内に行われる。即ち、インキ層を高圧水銀灯、低圧水銀
灯、水素放電管、キセノン放電管、アーク灯等の光源か
らの紫外線を照射することにより容易に行われる。
【0042】前者のイオン重合硬化ではビスエポキシド
のカチオン開環重合を開始させるために、ルイス酸と感
光性ジアゾニウムとの複塩や感光性芳香族オニウム塩
を、樹脂分当り0.01乃至10重量%配合し、これを
紫外線照射するのがよい。また、後者の場合、光重合開
始剤は、樹脂分に対し0.01乃至20重量部の量で含有さ
せるのがよい。紫外線重合も数秒乃至数十秒の照射で重
合硬化が完結するという利点がある。この場合、ラジカ
ル開始剤、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル、クメンヒドロペルオキシド、ジ−tert−ブチルペル
オキシド等の過酸化物や、2,2 −アゾビスイソブチロニ
トリル等のアゾ化合物を併用することもできる。
【0043】
【実施例】本発明を次の例で更に説明する。 実施例1 メルトフローレート(MFR)2g/10分、エチレン含有
量が8モル%のプロピレン−エチレンブロック共重合体
に、下記の酸化防止剤を0.1重量%配合したものを、
押出機に供給し、押出機に供給して、パリソンを押出
し、このパリソンを金型内で溶融ブロー成形して内容積
約220mlのボトルを得た。このボトルの胴部壁厚
は、外層が100μ、内層が900μであった。この容
器を、光エネルギー150m/cm2 の高圧水銀ランプ
を備えた紫外線キユア装置内に1分間通し、容器の黄変
の程度を目視により判定した。
【0044】用いた酸化防止剤は次の通りである。 酸化防止剤1;前記「化2」の化合物(アデカアーガス
社製 Mark PEP−36)。 酸化防止剤2;前記「化3」の化合物(チバガイギー社
製 Irganox 1010)。 酸化防止剤3;前記「化4」の化合物(ボルグ ワーナ
ー社製 Ultranox 626)。
【0045】酸化防止剤4;下記式
【化7】 の化合物(BHT)。
【0046】酸化防止剤5;下記式
【化8】 の化合物(チバガイギー社製 Irgafos 16
8)。
【0047】酸化防止剤6;下記式
【化9】 の化合物(ザンド社製 Sandostab P−EP
Q)。
【0048】酸化防止剤7;下記式
【化10】 の化合物(住友化学社製 Sumilizer GA−
80)。
【0049】酸化防止剤8;酸化防止剤5(1000p
pm)+酸化防止剤7(1000ppm)。 酸化防止剤9;酸化防止剤6(1000ppm)+酸化
防止剤7(1000ppm)。 酸化防止剤10;酸化防止剤3(1000ppm)+酸
化防止剤7(1000ppm)。 酸化防止剤11;酸化防止剤1(1000ppm)+酸
化防止剤7(1000ppm)。 酸化防止剤12;酸化防止剤2(1000ppm)+酸
化防止剤7(1000ppm)。
【0050】得られた結果を下記表1に示す。
【表1】
【0051】以上の結果から、本発明に従い、「化2」
及び「化3」の化合物を配合したプロピレン系重合体組
成物では、紫外線による黄変が防止されたが、類似の構
造を有する他の酸化防止剤では、黄変を示した。また、
黄変を示した酸化防止剤3、5及び6では、黄変防止剤
(酸化防止剤7)を組み合わせても、黄変防止効果は得
られなかった。酸化防止剤4は、紫外線による黄変は認
められなかったが、内用物充填及び加熱による黄変が顕
著であった。
【0052】実施例2 印刷インク組成物として、エポキシ樹脂成分と、ルイス
酸と感光性ジアゾニウムとの複塩から成るイオン重合硬
化性樹脂組成物をビヒクル分とし、顔料濃度30%の着
色混練り物を3本ロールにて調製した。次いで実施例1
の容器(酸化防止剤1を含有するもの)の外面に手動式
パッド印刷機を用いて、デザイン文字印刷を行った。こ
の印刷容器を、実施例1の紫外線乾燥装置に30秒間通
し、紫外線キュアを行った。得られた印刷容器は、器壁
に黄変がなく美麗であり、しかも印刷インクの密着性や
堅牢性にも優れたものであった。
【0053】実施例3 外層として、メルトフローレート(MFR)2g/10分、
エチレン含有量が8モル%のプロピレン−エチレンブロ
ック共重合体80重量%と密度0.96g/cm3 の高密度ポ
リエチレン20重量%とを含有し、しかも酸化防止剤1
及び2を夫々1000ppm含有するブレンド物を外層
押出機に供給し、内層としてMFR3.0g/10分、エチレ
ン含有量4モル%のプロピレン−エチレン共重合体を含
有し且つ上記と同様の酸化防止剤を含有する組成物を内
容用押出機に供給して、2層パリソンを押出し、このパ
リソンを金型内で溶融ブロー成形して内容積約220
のボトルを得た。
【0054】このボトルの胴部壁厚は、外層が100
μ、内層が900μであった。この容器に対して、実施
例2と同様に紫外線キユア印刷を行った。この容器は、
スリガラス容器に非常に良く似た、重厚なマット感を有
しており、黄変もなく、しかも印刷インクの密着性や堅
牢性にも優れたものであった。
【0055】実施例4 外層として、メルトフローレート(MFR)2g/10min
、エチレン含有量8モルパーセントのエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体50重量パーセントと密度0.96
g/cm3 の高密度ポリエチレン50重量パーセントとを含
有し、しかも酸化防止剤1及び2を夫々1000ppm
含有するブレンド物を外層用押出機に供給し、内層とし
て、MFR3.0g/10min、エチレン含有量4モルパーセン
トのプロピレン−エチレン共重合体を含有し、且つ酸化
防止剤1及び2を夫々1000ppm含有する組成物を
内層用押出機に供給して、2層パリソンを押出し、この
パリソンを金型内で溶融ブロー成形して、内容積約22
mlのボトルを得た。
【0056】このボトルの胴部壁厚は、外層が100μ
m,内層が900μmであった。この容器に対して、実
施例2と同様に紫外線キユア印刷を行った。この容器
は、パール状の優れた高級感を有しており、黄変もな
く、しかも印刷インクの密着性や堅牢性にも優れたもの
であった。金型にブラストがかかっていることより効果
が出る事が確認された。
【0057】実施例5 メルトフローレート(MFR)2g/10分、エチレン
含有率が8モル%のプロピレン−エチレンブロック共重
合体90重量%と密度0.96g/cm3 の高密度ポリエチレン
10重量%とを含有ししかも酸化防止剤1及び2を夫々
1000ppm含有するブレンド物を外層用押出機に供
給し、内層としてMFR1.2g/分、エチレン含有量4
モル%のプロピレン−エチレン共重合体及び酸化防止剤
1及び2を夫々1000ppm含有する組成物を内層用
押出機に供給し、乾燥剤を配給したエチレン−ビニルア
ルコール共重合体(エチレン含有量32モル%)を中間
層用押出機に供給し、マレイン酸グラフト変性ポリオレ
フィンを接着剤層用押出機に供給し、スクラップ樹脂を
スクラップ用押出機に供給して、6層パリソンを押し出
し、このパリソンを金型内で溶融ブロー成形して内容積
約220mlの容器を得た。
【0058】このボトルの胴部壁厚は、外層から内層に
向かって外層プロピレン−エチレンブロック共重合体層
90μm、接着剤層10μm、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層20μm、接着剤層10μm、スクラッ
プ層230μm、内層プロピレン−エチレン共重合体層
40μmであった。この容器は重厚感のある、しかも黄
変の無い外観を有し、ガスバリヤー性も良好であった。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、種々の酸化防止剤の中
でも特定のもの、即ちビス(2、6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フオ
スファイト或いはペンタエリスリチル−テトラキス〔3
−(3.5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピネート〕を選択し、これをプロピレン系重合
体、特にプロピレン−エチレン重合体に配合することに
より、紫外線キユア印刷時の容器の黄変を有効に防止す
ることが可能となる。
【0060】本発明によれば、プロピレン系重合体から
成る容器壁に、紫外線キユア印刷が可能となるため、形
成されるインクは器壁に対する密着性並びに堅牢性に優
れており、内容物が器壁に滴り落ちたり或いは付着した
場合にも、インク層が損傷されること無く、美観を保ち
得るという利点があり、更に容器自体も変色されていな
いため、所定の色調、所定の光沢、所定の装飾効果等を
維持し得るという効果が奏される。
【0061】また、本発明によれば、印刷インクの乾燥
乃至固化が著しく短時間で可能となるばかりでなく、紫
外線照射後の容器を退色のための経時を行わせる必要が
なく、流通経費を節約できるという利点もある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65D 1/09 C08J 5/00 CES C08J 5/00 CES B65D 1/00 A

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビス(2、6−ジ−t−ブチル−4−メ
    チルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フオスファ
    イト及びペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3.
    5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
    ネート〕から成る群より選択された酸化防止剤を含有す
    るプロピレン系重合体組成物から形成された容器壁と、
    該容器壁表面に密着した紫外線キユア印刷インク層とか
    らなることを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 前記酸化防止剤をプロピレン系重合体当
    り0.05乃至 0.3重量%の量で含有することを特徴とする
    請求項1記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 プロピレン系重合体が1乃至15モル%
    のエチレン単位を含有するプロピレン−エチレン重合体
    である請求項1記載の包装容器。
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