JP2586368B2 - 壁 紙 - Google Patents

壁 紙

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JP2586368B2
JP2586368B2 JP4174223A JP17422392A JP2586368B2 JP 2586368 B2 JP2586368 B2 JP 2586368B2 JP 4174223 A JP4174223 A JP 4174223A JP 17422392 A JP17422392 A JP 17422392A JP 2586368 B2 JP2586368 B2 JP 2586368B2
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面層がポリオレフィ
ン系樹脂からなる壁紙に関し、詳細には防火壁装材料と
して準不燃(2級)に合格する新規なポリオレフィン系
樹脂からなる壁紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製壁紙の表面層は軟質ポリ
塩化ビニルが主に用いられているが、ポリ塩化ビニルは
燃焼時に塩化水素ガス等が発生し安全上好ましくないこ
と、可塑剤のブリードにより表面が汚れる等の問題があ
った。
【0003】これらの欠点を改良するために、特開昭5
8−4879号公報にはエチレン−酢酸ビニル共重合体
による代替が提案されているが、軟質ポリ塩化ビニルに
比べ、安全性、可塑剤のブリードによる表面の汚れは改
良されるものの、強度が不足したり、残存の酢酸ビニル
モノマーによる臭気の発生がある等、壁被覆用組成物と
して望ましいものではなかった。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、表面層がポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体に代えて、安全性にも優れ、可塑剤のブリー
ド、臭気等の問題もない、ポリオレフィン系樹脂からな
る新規な壁紙を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、表面層が
ポリ塩化ビニル等にかわる新規のポリオレフィン系樹脂
である壁紙を提供するため、鋭意研究を進めた結果、特
定のエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂に、水酸化
マグネシウム単独、または水酸化マグネシウム及び水酸
化アルミニウムの混合物を配合した樹脂組成物の発泡シ
ートに、難燃紙を積層することにより、物性的にも優
れ、ポリ塩化ビニル等に比べ安全性にも優れたプラスチ
ック製壁紙が得られることを見い出し、さらに種々の検
討を加えて本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、(A)メルトフロー
レートが0.2〜50g/10分、密度が0.91g/
cm3 以下であり、示差走査熱量計(DSC)による最
高融解ピーク温度が100℃以上であり、かつ、DSC
による100℃以上の融解熱量が10ジュール/g以上
であるエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂100重
量部、および(B)水酸化マグネシウムと水酸化アルミ
ニウムの重量比が100/0〜20/80である、水酸
化マグネシウム単独または混合物60重量部以上を含有
する樹脂組成物からなる発泡倍率1.5倍以上の発泡シ
ートに難燃紙を積層してなることを特徴とする壁紙に関
するものである。
【0006】本発明において用いられる成分(A)のエ
チレン−α−オレフィン共重合体樹脂は、エチレンと炭
素数3ないし18のα−オレフィンを遷移金属触媒を使
用して重合することによって得られるものである。
【0007】重合反応は、通常30ないし300℃の重
合温度下、常圧ないし3000kg/cm2 の重合圧力
下、溶媒の存在下または不存在下、気−固、液−固また
は均一液相下で実施される。また、重合反応が130〜
300℃の重合温度下、300〜3000kg/cm2 の重
合圧力下の高圧バルク法で実施されるのが好ましい。
【0008】本発明においてチーグラー型触媒として
は、元素周期表IVb及び/またはVb族遷移金属元素
の化合物と元素周期表IIb及び/またはIIIa族金
属元素の化合物とからなる触媒を用いることが好まし
い。遷移金属元素の化合物としては、例えばチタン、ジ
ルコニウム、ハフニウム、バナジウム等のハロゲン化
物、アルコキシド等を用いることができる。また、この
ような遷移金属元素の化合物と塩化マグネシウム、塩化
アルミニウム等の元素周期表IIa及び/またはIII
a族典型金属元素のハロゲン化物との複合物も好適に用
いることができる。元素周期表IIb及び/またはII
Ia族金属元素の化合物としては、亜鉛及び/またはア
ルミニウムの水素化物及び/または有機金属化合物を好
適に用いることができる。これらのチーグラー型触媒の
例は、特開昭49−97088号公報、特開昭49−9
7089号公報、特開昭50−50487号公報、特開
昭52−103485号公報、特開昭54−26889
号公報、特開昭54−146285号公報、特開昭56
−99209号公報、特開昭57−131208号公
報、特開昭57−145106号公報、特開昭58−2
7706号公報、特開昭58−65708号公報、特開
昭59−133210号公報等に具体的に記載されてい
る。
【0009】α−オレフィンとしては、プロピレン、ブ
テン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オ
クテン−1、デセン−1等が用いられるが、炭素数3な
いし10のものが好ましい。これらα−オレフィンは1
種のみならず2種以上用いることができる。
【0010】本発明において用いられる成分(A)のエ
チレン−α−オレフィン共重合体樹脂のメルトフローレ
ートは0.2〜50g/10分であり、密度は0.91
g/cm3 以下である。メルトフローレートは好ましく
は0.3〜30g/10分、さらに好ましくは0.5〜
20g/10分であり、密度は好ましくは0.86〜
0.91g/cm3 、さらに好ましくは0.87〜0.
90g/cm3 である。メルトフローレートが0.2g
/10分未満では加工性が劣り、50g/10分を越え
ると強度が悪くなる。また、密度が0.91g/cm3
を越えると柔軟性が悪くなる。また、DSCによる最高
融解ピーク温度は100℃以上であり、かつ、100℃
以上の融解熱量は10ジュール/g以上である。DSC
による最高融解ピーク温度が100℃未満では、耐熱性
が劣り、DSCによる100℃以上の融解熱量が10ジ
ュール/g未満では、やはり耐熱性が劣る。
【0011】成分(B)の水酸化マグネシウムまたは水
酸化アルミニウムは、樹脂との分散性、相溶性を向上さ
せるため高級脂肪酸、高級アルコール、パラフィン、シ
ランカップリング剤等の表面処理剤により表面処理した
ものが好ましい。成分(B)は、水酸化マグネシウムと
水酸化アルミニウムの重量比が100/0〜20/80
である、水酸化マグネシウム単独または混合物であり、
その配合量は成分(A)のエチレン−α−オレフィン共
重合体樹脂100重量部に対して、60重量部以上であ
り、好ましくは100重量部以上である。該配合量が6
0重量部未満では難燃性が不充分である。成分(B)
が、水酸化マグネシウムが20重量%未満で、水酸化ア
ルミニウムが80重量%を越えた混合物からなる樹脂組
成物の発泡シートでは、その表面が荒れ、外観の平滑性
を損なうので好ましくない。また、成分(B)の水酸化
アルミニウムの配合量は、成分(A)のエチレン−α−
オレフィン共重合体樹脂100重量部に対して、100
重量部以下が好ましい。
【0012】本発明による壁紙を得るためには、先ず成
分(A)と成分(B)を、通常の混合操作、例えば、バ
ンバリーミキサー法、又は押出造粒法等により混合し、
樹脂組成物を得る。この時、該樹脂組成物に対し、中和
剤、分散剤、酸化防止剤、耐候性改良剤、帯電防止剤、
顔料等の他の付加的成分を本発明の効果を阻害しない範
囲で配合することができる。
【0013】次に該樹脂組成物を使用して発泡倍率が
1.5倍以上の発泡シートを成形し難燃紙を積層する。
発泡倍率が1.5倍未満では難燃性が不充分であり、防
火壁装材料2級に合格しない。発泡シートを成形する方
法としては一般的な発泡成形法を用いることができ
る。すなわち、例えば予めアゾジカルボンアミド(AD
CA)、P,P’−オキシビスベンゼンスルホニルヒド
ラミド(OBSH)等の化学発泡剤を上記樹脂組成物に
配合して、押出成形法、カレンダー成形法、熱プレス成
形法等でシートを作成した後、加熱発泡成形する方法又
は、化学発泡剤及び、又は物理発泡剤を使用して押出
成形法、熱プレス成形法等により成形と発泡を同時に行
なう方法等が挙げられる。難燃紙としては、例えば特公
昭51−17606号公報、特開昭50−33696号
公報、特開昭50−7397号公報、特公昭51−67
63号公報等に記載されたグアニジン化合物等による含
浸紙を用いることができる。発泡シートと難燃紙を積層
する方法としては、発泡シート成形時に難燃紙を溶融接
合する方法、発泡シートと難燃紙を接着剤で接合する方
法、発泡シートと難燃紙を溶融ポリエチレン等で接合す
る方法等が挙げられる。さらに、難燃紙を積層した発泡
シートの表面に、模様等を印刷した後、エンボス加工を
施すことにより、立体感に富んだ極めてきれいな壁紙が
得られる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれら実施例によって何等限定されるものでは
ない。 実施例1 成分(A)のエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂と
して、高圧バルク法(重合圧力1000kg/cm2 、重合
温度200℃)で製造されたエチレン−ブテン−1共重
合体樹脂である住友化学工業社製エクセレン VL10
0(メルトフローレート0.8g/10分、密度0.9
00g/cm3 、DSCによる最高融解ピーク温度114
℃、DSCによる100℃以上の融解熱量15ジュール
/g)100重量部と成分(B)として水酸化マグネシ
ウム(協和化学社製キスマ5B)150重量部をバンバ
リーミキサーにて150℃の温度で10分間混練し、6
5mm径のスクリューを有する押出機にて180℃で造
粒し樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物に化学発泡
剤マスターバッチ(三協化成社製、セルマイクMB20
43−OBSH主成分)を2重量部添加し、55mm径
のスクリューを有するインフレーション成形機を使用
し、シリンダー温度160℃、押出量20kg/hrの条件
で成膜・発泡加工を行ない、0.2mm厚の発泡シート
を成形した。得られた発泡シートの発泡倍率は2.0倍
であった。引き続いて、サンドイッチ式押出ラミネータ
ーを用いて低密度ポリエチレンをT−ダイ押出機より3
10℃で押出した溶融膜を接着層として、上記発泡シー
トと80g/m2 の難燃紙をはりあわせ積層した。上記
積層品について評価を行ない、表1の結果を得た。
【0015】実施例2 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と成分(B)80重量部を実施例1と同様に混練造粒
し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物に化学発泡
剤マスターバッチ(三協化成社製、セルマイクMB20
43)を2.5重量部添加し、55mm径のスクリュー
を有するインフレーション成形機を使用し、成形機に炭
酸ガス(圧力40kg/cm2 、流量80l/分)を注
入し、シリンダー温度160℃、押出量20kg/時間
の条件で成膜・発泡加工を行ない、0.25mm厚の発
泡シートを成形した。得られた発泡シートの発泡倍率は
3.0倍であった。引き続いて、実施例1と同様に80
g/m2 の難燃紙を積層した。上記積層品について評価
を行ない、表1の結果を得た。
【0016】実施例3 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と、成分(B)として水酸化マグネシウム(協和化学社
製キスマ5B)100重量部及び水酸化アルミニウム
(住友化学工業株式会社製CL−303)50重量部を
実施例1と同様に混練、造粒し、樹脂組成物を得た。得
られた樹脂組成物に実施例1で使用したものと同じ化学
発泡剤マスターバッチを2重量部添加し、実施例1と同
様に成形し、0.2mm厚の発泡シートを得た。得られ
た発泡シートの発泡倍率は1.9倍であった。引き続い
て、実施例1と同様に80g/m2 の難燃紙を積層し
た。上記積層品について評価を行ない、表1の結果を得
た。
【0017】実施例4 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と、成分(B)として水酸化マグネシウム(協和化学社
製キスマ5B)75重量部及び水酸化アルミニウム(住
友化学工業株式会社製CL−303)75重量部を実施
例1と同様に混練、造粒し、樹脂組成物を得た。得られ
た樹脂組成物に実施例1で使用したものと同じ化学発泡
剤マスターバッチを2重量部添加し、実施例1と同様に
成形し、0.2mm厚の発泡シートを得た。得られた発
泡シートの発泡倍率は2.1倍であった。引き続いて、
実施例1と同様に80g/m2 の難燃紙を積層した。上
記積層品について評価を行ない、表1の結果を得た。
【0018】実施例5 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と、成分(B)として水酸化マグネシウム(協和化学社
製キスマ5B)30重量部及び水酸化アルミニウム(住
友化学工業株式会社製CL−303)70重量部を実施
例1と同様に混練、造粒し、樹脂組成物を得た。得られ
た樹脂組成物に実施例1で使用したものと同じ化学発泡
剤マスターバッチを3重量部添加し、実施例1と同様に
成形し、0.23mm厚の発泡シートを得た。得られた
発泡シートの発泡倍率は2.6倍であった。引き続い
て、実施例1と同様に80g/m2 の難燃紙を積層し
た。上記積層品について評価を行ない、表1の結果を得
た。実施例6 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と成分(B)230重量部を実施例1と同様に混練造粒
し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物に化学発泡
剤マスターバッチ(三協化成社製、セルマイクMB20
43)を2重量部添加し、55mm径のスクリューを有
するインフレーション成形機を使用し、シリンダー温度
160℃、押出量20kg/時間の条件で成膜・発泡加
工を行ない、0.18mm厚の発泡シートを成形した。
得られた発泡シートの発泡倍率は1.8倍であった。引
き続いて、実施例1と同様に120g/m 2 の難燃紙を
積層した。上記積層品について評価を行ない、表1の結
果を得た。
【0019】比較例1 実施例1と同じ樹脂組成物を化学発泡剤マスターバッチ
を添加せずに実施例1で使用したインフレーション成形
機を用いて、シリンダ温度160℃、押出量20kg/
hrの条件で成形し、0.2mm厚の未発泡シートを得
た。引き続いて、実施例1と同様に80g/m2 の難燃
紙を積層した。上記積層品について評価を行ない、表1
の結果を得た。
【0020】比較例2 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と成分(B)150重量部を実施例1と同様に混練造粒
し、樹脂組成物を得た。。得られた樹脂組成物に実施例
1で使用したものと同じ化学発泡剤マスターバッチを
0.5重量部添加し、実施例1と同様に成形し、0.2
mm厚の発泡シートを得た。得られた発泡シートの発泡
倍率は1.2倍であった。引き続いて、実施例1と同様
に80g/m2 の難燃紙を積層した。上記積層品につい
て評価を行ない、表1の結果を得た。
【0021】比較例3 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と、成分(B)として水酸化アルミニウム(住友化学工
業株式会社製CL−303)150重量部を実施例1と
同様に混練、造粒し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂
組成物に実施例1で使用したものと同じ化学発泡剤マス
ターバッチを2重量部添加し、実施例1と同様に成形
し、0.2mm厚の発泡シートを得た。得られた発泡シ
ートの発泡倍率は1.8倍であった。引き続いて、実施
例1と同様に80g/m2 の難燃紙を積層した。上記積
層品について評価を行ない、表1の結果を得た。
【0022】比較例4 実施例1で使用したものと同じ成分(A)100重量部
と、成分(B)として水酸化マグネシウム(協和化学社
製キスマ5B)10重量部及び水酸化アルミニウム(住
友化学工業株式会社製CL−303)90重量部を実施
例1と同様に混練、造粒し、樹脂組成物を得た。得られ
た樹脂組成物に実施例1で使用したものと同じ化学発泡
剤マスターバッチを3重量部添加し、実施例1と同様に
成形し、0.22mm厚の発泡シートを得た。得られた
発泡シートの発泡倍率は2.5倍であった。引き続い
て、実施例1と同様に80g/m2 の難燃紙を積層し
た。上記積層品について評価を行ない、表1の結果を得
た。
【0023】比較例5 表面層が難燃性ポリ塩化ビニル(発泡倍率3.0)で処
理された壁紙を使用して実施例1と同様の評価を行な
い、表1の結果を得た。
【0024】評価方法は次の通りである。 (1)メトルフローレート(g/10分) JIS−K7210により測定温度190℃、荷重2.
16kgの条件で測定した。 (2)密度(g/cm3 ) JIS−K6760により測定した。 (3)DSCによる最高融解ピーク温度(℃) パーキンエルマー7型DSCを使用し、JIS−K71
21により最高融解ピーク温度を測定した。尚、試験片
の状態調節はJIS−K7121の3−(2)項でおこ
なった。 (4)DSCによる100℃以上の融解熱量(ジュール
/g) パーキンエルマー7型DSCを使用し、JIS−K71
22により100℃以上の融解熱量を測定した。尚、試
験片の状態調節はJIS−K7122の3−(2)項で
おこなった。 (5)表面試験 建設省告示第1372号(準不燃材料及び難燃材料を指
定する等の件)に従い、JIS A1321−1975
に準拠して測定を行なった。準不燃材料としての基準は
次の通り。 標準温度曲線を超える温度時間面積(℃、分)≦100 単位面積当りの発煙係数(CA)≦60 (6)ベトツキ感 目視で判定した。 〇…良好、×…不良。 (7)発泡シートの外観 表面の状態を目視で判断した。 〇…良好、×…不
良。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により表面層
がポリオレフィン系樹脂からなり、安全性にも優れ、可
塑剤のブリード等の問題もない新規な壁紙を提供するこ
とが出来る。特に、表面試験から壁紙2級の壁装材料と
して最適である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08K 3/22 KEC C08K 3/22 KEC C08L 23/08 C08L 23/08 C08L 23:04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)メルトフローレートが0.2〜50
    g/10分、密度が0.91g/cm3 以下であり、示
    差走査熱量計(DSC)による最高融解ピーク温度が1
    00℃以上であり、かつ、DSCによる100℃以上の
    融解熱量が10ジュール/g以上であるエチレン−α−
    オレフィン共重合体樹脂100重量部、および(B)水
    酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムの重量比が10
    0/0〜20/80である、水酸化マグネシウム単独ま
    たは混合物60重量部以上を含有する樹脂組成物からな
    る発泡倍率1.5倍以上の発泡シートに難燃紙を積層し
    てなることを特徴とする壁紙。
  2. 【請求項2】エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂1
    00重量部に対して、水酸化アルミニウムが100重量
    部以下である請求項1記載の壁紙。
  3. 【請求項3】エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂
    が、チーグラー型触媒の存在下に、重合圧力300〜3
    000kg/cm2 及び重合温度130〜300℃の条件で
    エチレンと炭素数3〜18のα−オレフィンを共重合し
    て得られるエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂であ
    る請求項1記載の壁紙。
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