JP2586034Y2 - コンクリートミキサ車のホッパーカバー - Google Patents

コンクリートミキサ車のホッパーカバー

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JP2586034Y2
JP2586034Y2 JP5447691U JP5447691U JP2586034Y2 JP 2586034 Y2 JP2586034 Y2 JP 2586034Y2 JP 5447691 U JP5447691 U JP 5447691U JP 5447691 U JP5447691 U JP 5447691U JP 2586034 Y2 JP2586034 Y2 JP 2586034Y2
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JP
Japan
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hopper
cover
opening
concrete mixer
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JP5447691U
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JPH04137934U (ja
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君雄 垣内
茂利 岩本
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KYB Corp
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KYB Corp
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリートミキサ車
のドラム入口に設けたコンクリート原料投入用のホッパ
ーを開閉するホッパーカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートミキサ車はミキシング用ド
ラムの入口にホッパーを設け、このホッパーより生コン
クリートの原料を投入させている。
【0003】ドラム内でミキシングしている最中や、不
使用時中にこのホッパーに雨水や、ごみが侵入するのを
防止するため、普通ホッパーの投入口には蓋たるホッパ
ーカバーが開閉自在に設けられている。
【0004】他方、ホッパーの開口部後方端部にはゴム
等からなる弾性の邪魔板が起立し、原料を投入する際に
この原料が飛び出したり、漏れたりするのを防止してい
る。
【0005】この為、従来のホッパーカバーは後方を斜
め方向に傾斜させ、閉じた時ホッパーカバーの先端部が
ホッパーの投入口たる開口部を封じると共に後方の傾斜
部が邪魔板の上方に配置されるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のホッパーカバーは閉じた時は傾斜部が邪魔板の上方
に配置されており、又、開いた時にはホッパーの後方に
移動されるが、その時でも上記の傾斜部がドラムの上方
にかなり高く張り出しており、この状態で走行するとこ
の傾斜部がトンネルの上面に衝突したり、あるいは建築
現場の建築物の一部に衝突し危険である。
【0007】更に従来のホッパーカバーは車体フレーム
上に作業者が昇っていちいち重いホッパーカバーを手動
で開閉操作するため、作業性が悪く、危険でもある。
【0008】そこで、本考案の目的は、ホッパーカバー
が閉じた時及び開いた時に上方に高く張り出さず、ほぼ
ホッパーと同一レベルに配置でき、更に手動による開閉
操作を容易且つ安全に行なえるコンクリートミキサ車の
ホッパーカバーを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本考案の手段は、ドラムの入口にホッパーを設け、ホ
ッパーの開口部には水平なカバー本体が開閉自在に設け
られ、ホッパーの開口部後方端部には弾性な邪魔板が起
立し、カバー本体の後部には弾性なシール部材が設けら
れ、更にホッパーの後方に支持フレームが配設されてい
るコンクリートミキサ車において、ホッパーに近接した
車体側フレームに固定リンクを水平に設け、固定リンク
の両端部に二本の平行リンクの基端を枢着させ、当該平
行リンクの各他端部を上記カバー本体の側面に枢着さ
せ、又、上記平行リンクの一方と上記車体側フレームと
の間に当該一方のリンクを一方向に引張るスプリングを
介装させていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】水平なカバー本体は平行リンクの基端を中心に
して円運動を行ない、平行リンクを一方に倒すとカバー
本体はホッパーの開口部を水平状態で閉じ、平行リンク
を他方に倒すとカバー本体はホッパーの後方に移動して
ホッパーの開口部を開くと共に水平状態で配置される。
【0011】しかも、例えばホッパーの後方端部に邪魔
板が起立していても、平行リンクの高さ分カバー本体は
上方に立ち上がり、開閉操作時にこの邪魔板の上方を乗
り越えて移動するため、邪魔板とは干渉しない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図にもとづいて説明
する。
【0013】ミキサ車は車体の上方にドラム1を設け、
ドラム1の入口に生コンクリート投入用のホッパー2が
設けられ、ホッパー2の後方に邪魔板11を起立させ、
ホッパー2の上部開口部3はホッパーカバー4で開閉さ
れる。
【0014】ホッパー2の両サイドにおいて車体には上
方に起立する車体側フレーム5が設けられ、このフレー
ム5には平行リンク機構6,6が連結され、この平行リ
ンク機構6,6がホッパーカバー4の両サイドに結合さ
れ、平行リンク機構6,6を介してホッパーカバー4が
開閉操作される。
【0015】ホッパーカバー4は水平なカバー本体7
と、カバー本体7の前側にヒンジ部8を介して折り畳み
自在に結合した水平な補助カバー9と,カバー本体7の
後部に設けた弾性な水平シール部材10とから構成され
ている。
【0016】但し、ホッパーカバー4はホッパー2の開
口部3の大きさとほぼ等しい大きさの水平なカバー本体
のみからなる板体であってもよい。
【0017】平行リンク機構6はフレーム5の上部に固
定した下部固定リンク12と、この水平な固定リンク1
2の前後両端部に回転自在に枢着した二本の平行リンク
13,14と、各平行リンク13,14の上端部に両端
部を枢着した上部水平リンク16とからなり、上部水平
リンク16はカバー本体7の側面に固定されている。
【0018】上部水平リンク16はカバー本体7に固定
されてカバー本体7と一体であるから、これを無くして
平行リンク13,14の上端部を直接カバー本体の側面
に枢着させてもよい。
【0019】一方の平行リンク14の下部にはアーム1
7が直接又は軸等を介して一体に結合され、このアーム
17と車体側フレーム5との間にはスプリング18が介
装され、平行リンク14を一方向に引張っている。
【0020】上記のホッパーカバー4の両側に設けた平
行リンク機構6,6は同一の構造を有しているが、一方
の平行リンク機構6のアーム17にはレバー15が接続
され、このレバー15で平行リンク機構6を変形させな
がら、ホッパーカバー4の開閉操作を行なっている。
【0021】但し、このレバー15は無くても使用可能
である。
【0022】レバー15を介して平行リンク14を図1
において反時計方向たるホッパー2方向に回転するとこ
の平行リンク14と連動して他方の平行リンク13が同
一方向に回転すると共に水平リンク16とカバー本体7
がホッパー2の開口部3の上部まで移動して開口部3を
閉じる。
【0023】カバー本体7が開口部3の上部まで移動す
る時シール部材10は邪魔板11と干渉して接触する
が、このシール部材10はゴム等からなる弾性材で形成
されていて弾性がある為に、このシール部材10は若干
変形もしくは屈曲して邪魔板11を乗り越える。しかも
カバー本体7が開口部3を閉じた位置では邪魔板11の
前面に弾性的に当接して開口部3をシールする。同様に
シール部材10は上記と逆方向に移動する際には弾性的
に変形して邪魔板11を乗り越えることができる。
【0024】この際アーム17は後方にほぼ水平となる
位置まで回転し、スプリング18は平行リンク14を引
張る。
【0025】この為、上記の閉じ状態からレバー15を
逆方向に回転するとカバー本体7は平行リング13,1
4を介して開き方向に移動し、スプリング18はそのレ
バー15に対する操作力を軽くしている。
【0026】平行リンク13,14が円弧運動をしなが
ら図1の閉じ状態から時計方向に回転すると、平行リン
ク13,14の長さ分カバー本体7は上方に移動し、邪
魔板11を乗り越えて後方に移動し、最終的には後方の
支持フレーム19上に水平状態で支持され、ホッパー2
の開口部3を開く。
【0027】この際、補助カバー9が邪魔板11と干渉
しないようにヒンジ部8を介してカバー本体7の上方に
重ねて折り曲げられる(図3)。
【0028】このように補助カバー9を折り曲げるよう
にしたことによりホッパーカバー4の長さを短かくする
ことが可能となり、そのまま走行してもトンネル等に衝
突するのが防止できる。
【0029】更に上記のように後方に移動させたとき
は、アーム17は前方に向けて水平となり、スプリング
18は閉状態から開状態に操作を切換えるとき操作力を
軽減させる。
【0030】
【考案の効果】本考案によれば、次の効果がある。
【0031】1)ホッパーカバーは平行リンクを介して
開閉操作され、いちいちホッパーカバーを手動で持ち上
げることなく閉じ方向、開き方向に移動できるから操作
性が良く、片手でリンクの駆動操作をしながら、他の手
は車体につかまっていることができ安全でもある。
【0032】2)ホッパーの端部に邪魔板が起立して
も、平行リンクでホッパーカバーは円運動させながらこ
の邪魔板を乗り越えて閉じ方向、開き方向に移動できる
から、この邪魔板を乗り越えきった閉じ状態、開き状態
ではホッパーカバーを水平に配置できる。この為、ミキ
サ車が走行中にホッパーカバーがトンネルに衝突した
り、建築物の一部に衝突するのが防止できる。
【0033】3)ホッパーカバーは水平なカバー本体か
らなり、カバー本体の後部に弾性なシール部材が設けら
れているから、ホッパーの開口部を閉じた時水平に配置
できると共にシール部材は邪魔板と協働して開口部の後
方をシールできる。又シール部材はカバー本体を開閉す
る移動途中において邪魔板と接触しても若干変更もしく
は屈曲して邪魔板を乗り越える。更にカバー本体を開い
た時でもカバー本体は後方の支持フレームで支持されて
水平に配置できる。平行リンクの一方はスプリングで一
方向に引張られているからカバー本体の開閉操作を軽く
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホッパーカバーの移動状態を示す
斜視図である。
【図2】本考案に係るホッパーカバーの閉じ状態を示す
斜視図である。
【図3】本考案に係るホッパーカバーの開き状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
2 ホッパー 3 開口部 4 ホッパーカバー 5 車体側フレーム 6 平行リンク機構 7 カバー本体 8 ヒンジ部 9 補助カバー 12 固定リンク 13 平行リンク 14 平行リンク 15 レバー 17 アーム 18 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−203408(JP,A) 実開 平4−91540(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/16 B28C 5/42

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムの入口にホッパーを設け、ホッパ
    ーの開口部には水平なカバー本体が開閉自在に設けら
    れ、ホッパーの開口部後方端部には弾性な邪魔板が起立
    し、カバー本体の後部には弾性なシール部材が設けら
    れ、更にホッパーの後方に支持フレームが配設されてい
    るコンクリートミキサ車において、ホッパーに近接した
    車体側フレームに固定リンクを水平に設け、固定リンク
    の両端部に二本の平行リンクの基端を枢着させ、当該平
    行リンクの各他端部を上記カバー本体の側面に枢着さ
    せ、又、上記平行リンクの一方と上記車体側フレームと
    の間に当該一方のリンクを一方向に引張るスプリングを
    介装させていることを特徴とするコンクリートミキサ車
    のホッパーカバー。
JP5447691U 1991-06-18 1991-06-18 コンクリートミキサ車のホッパーカバー Expired - Lifetime JP2586034Y2 (ja)

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JP5447691U JP2586034Y2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 コンクリートミキサ車のホッパーカバー

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JPH04137934U JPH04137934U (ja) 1992-12-22
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