JP2585642Y2 - 車両用内装材 - Google Patents

車両用内装材

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JP2585642Y2
JP2585642Y2 JP1993027196U JP2719693U JP2585642Y2 JP 2585642 Y2 JP2585642 Y2 JP 2585642Y2 JP 1993027196 U JP1993027196 U JP 1993027196U JP 2719693 U JP2719693 U JP 2719693U JP 2585642 Y2 JP2585642 Y2 JP 2585642Y2
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一郎 斎藤
清治 田嶋
久人 大槻
友介 須藤
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Meiwa Industry Co Ltd
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Meiwa Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のパネルに設けら
れた凹所の上部開口を覆う内装板と、該凹所に収納され
た物品と前記内装板との間の隙間に対応する内装板部分
に取り付けられたスペーサーとを有する車両用内装材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、第7図に示すように車両のトラ
ンクルーム内のパネル4には、スペアタイヤ5を収納す
るための凹所6が設けられている。この凹所6の上部開
口は、例えば装飾層3と基板層2とからなる内装板1に
よって覆われている。
【0003】従来の内装板1の基板層2には、厚さ5m
m程度の厚手で硬質のハードボードが使用されていた
が、最近は車両の軽量化、クッション性の付与や、スペ
アタイヤの取り出しを容易にするために、撓み性がある
厚さ3mm以下の薄いプラスチックシートが採用される
ようになってきた。
【0004】しかしながら、そのような薄いプラスチッ
クシートからなる内装板1でトランクルーム内が敷き詰
められたとき、スペアタイヤ収納部の上方に荷物を置く
と、内装板1とスペアタイヤ5のディスクホイール8と
の間に例えば50mm程度の隙間があるため、荷物がめ
り込んで不安定となり、車両の走行中に荷物が転倒する
ことがあった。
【0005】このため、図7に示したように、その隙間
に対応する内装板1の基板層裏面位置に、発泡ウレタン
樹脂ブロックからなるスペーサー9を貼着して内装材を
構成し、荷物によりその内装板1が凹むのを防いでい
る。
【0006】しかしながら、前記の隙間を埋めるための
スペーサー9の厚さが、50mm以上にもなることがあ
るので、内装板1にスペーサー9が貼着された内装材
は、その保管や搬送に際しての収納効率がきわめて悪く
なるほか、運搬や装着のため内装材を取扱うときに、相
互または他のものと接触して、スペーサー9が内装板1
から離脱することがしばしば起った。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、上述
の欠点を除去した車両用内装材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の車両用内装材におい
て、前記スペーサーが、多数の小凹部の形成されたプラ
スチックシートとその各面に貼着されたプラスチックシ
ートより成る積層シートを、折畳み可能に組立てた箱状
体によって構成されていることを特徴とする車両用内装
材を提案する。
【0009】
【作用】本考案の車両用内装材は、上記のように構成さ
れているから、箱状体より成るスペーサーを折畳むこと
により、嵩を低くすることが可能となり、保管や搬送時
の収納効率を高めることができるほか、内装材相互また
は他のものと接触して、スペーサーが内装板から離脱す
る不具合を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照しなが
らその詳細を説明する。図1は、車両のトランクルール
下部の要部断面図である。車両のトランクルームのフロ
アパネル4には、スペアタイヤ5を収納するための凹所
6が設けられている。凹所6にはスペアタイヤ5が収納
され、その凹所6の上部開口は、車両用内装材の内装板
1によって覆われている。内装板1はパネル4の外郭面
に沿って取り付けられている。一般にスペアタイヤ5を
図示のように平らに収納した状態では、そのディスクホ
イール8がタイヤのウオールサイド7より凹んでいる。
【0011】図に一例として示した内装板1は、ポリオ
レフィン系のプラスチックシートからなる基板層2の上
面に、カーペットや不織布などの装飾層3が貼り合わさ
れたものであり、車両のパネル4の大まかな形状の外郭
面に倣った形状に成形されている。しかし、トランクル
ーム内のフロアパネル4のスペアタイヤ5を収納するた
めの凹所6の上部開口では、内装板1は、その上に荷物
を載せるためと、スペアタイヤ5を隠蔽するために平坦
となっている。したがって、スペアタイヤ5のディスク
ホイール8と内装板1との隙間を埋めるために、基板層
2の裏面にスペーサー10が設けられている。
【0012】このように、本例の車両用内装材は、車両
のパネル4に設けられた凹所6の上部開口を覆う内装板
1とスペーサー10を有し、このスペーサー10は、凹
所6に収納された物品、この例ではスペアタイヤ5と内
装板1との間の隙間に対応する内装板1の部分に取り付
けられている。
【0013】このスペーサー10は、折畳み自在に組立
てられた箱状体によって構成され、例えば図2にその斜
視図で示したように構成されている。このスペーサー1
0は、後述するようにポリオレフィン系のプラスチック
シートより成る積層シートから、図3に展開図で示した
ように、実線の形状に打ち抜かれるとともに、破線の位
置に折り目が形成され、その破線に沿って折曲げて組立
てられたものである。なお図3において、長破線は紙面
に対して上方向に、短破線は下方向にそれぞれ折曲げる
ことを示している。
【0014】スペーサー10は、図2に示したように縁
が付いた箱状体であり、その底面に相当する底板部11
の各辺には、それぞれ一対の側板部12,12と裾板部
14,14が直角に折曲げられて連なっており、それら
の側板部12,12、裾板部14,14の外側にはそれ
ぞれ脚板部13,13,15,15が折曲げられて縁を
形成している。
【0015】一対の向い合う側板部12,12に連なる
脚板部13,13は、内装板1の基板層2の裏面に、フ
ァスナー19や融着などの手段により、固着されてい
る。別の一対の対峙する裾板部14,14に連なる脚板
部15,15は固定されていないから、底板部11、裾
板部14及び脚板部15を連ねる各折曲げ線は展開、折
曲げが自在となっている。
【0016】その裾板部14と脚板部15とは、折曲げ
て組立てられた状態で、側板部12が脚板部13との折
曲げ線を軸として傾くのを防止するとともに、押圧によ
る底板部11の変形を防止するためのものである。さら
に脚板部15が外側に移動するのを防ぐために、脚板部
15の外側に添え板18を基板層2の裏面に固定した
り、裾板部14の左右に内側に折曲げ可能な屏風板部1
6を設けることもある。
【0017】このようにスペーサー10は、裾板部14
と、その裾板部14に連なる脚板部15及び屏風板部1
6を展開して、底板部11と同じ面になるように、側板
部12を基板層1側に倒すと図4に示したようになり、
スペーサー10の厚さを1/3以下にすることができ
る。したがって、内装材の保管や搬送時の収納効率を高
め、しかも内装材相互または他の物と接触してスペーサ
ー10が内装板1から離脱することを防止できる。
【0018】スペーサー10用の材料としては、図5に
断面を示したようなプラスチックシートを組合わせた積
層シート20が使用されている。この積層シート20
は、多数の小凹部24を形成した熱可塑性プラスチック
シート22の各面に、平らなプラスチックシート21,
23を貼着したもので、各シートの厚さは0.1〜0.
7mm、全体の厚さは2〜6mm、小凹部24は円柱状
でその径は3〜7mm程度である。このように、本例の
スペーサー10は、多数の小凹部24の形成されたプラ
スチックシート22とその各面に貼着されたプラスチッ
クシート21,23より成る積層シート20を、折畳み
可能に組立てた箱状体によって構成されている。
【0019】上述の積層シート20は、いわゆるサンド
イッチ効果により、軽量でかつ剛性が高く、しかもこの
積層シート20は、図6に示したような楔状の熱刃29
を押しつけることにより、簡単に切込み28を形成する
ことができ、折曲げや展開が可能となる。なお、シート
材料がポリオレフィン系の材料である場合、繰り返しの
折曲げや展開で切込み28部分が破断することなく、切
込み28の側及びその反対側にも折曲げることができ
る。
【0020】基板層2の材料としても、上述した積層シ
ートを用いることができる。
【0021】上記実施例では、本考案の車両用内装材の
スペーサーを、トランクルーム内のスペアタイヤを収納
するための凹所に適用した場合を挙げて説明したが、そ
の他車両の各部位の凹所に応用することができる。ま
た、車両のパネルに設けられた凹所に物品が収納されな
いときも適用でき、この場合にも、その凹所に対応する
内装板1の部分に先に説明したスペーサー10を取り付
けて車両用内装材を構成する。さらに、組立て高さの異
なるスペーサーを複数個設け、凹所における収納物の有
無により組立てるスペーサーを選択することにより、常
に内装材の平坦性を保つことができるようにしてもよ
い。
【0022】
【考案の効果】本考案の車両用内装材によれば、組立て
られた箱状体より成るスペーサーを折畳むことにより、
該スペーサを嵩低くすることができ、これによって、保
管や搬送時の収納効率を高めることができる。しかも、
内装材相互または他のものと接触して、スペーサーが内
装板から離脱するというような不具合の発生を防ぐこと
ができる。
【0023】また、スペーサーは組立てた箱状体により
構成されるものであるから軽量であり、所望位置に複数
個設置でき、しかも内装板の厚さが薄く、その剛性が低
くても、凹所における陥没を防ぐことができる。
【0024】さらに、スペーサーは組立てられた箱状体
より成るので、その剛性が高く、凹所上方の内装板上に
荷物を載せたとき、その内装板部分が凹所の側に大きく
変形することを阻止できる。その上、その箱状体は、多
数の小凹部の形成されたプラスチックシートとその各面
に貼着されたプラスチックシートより成る積層シートに
よって構成されているので、その軽量化を達成できると
共に、箱状体の剛性を効果的に高めることができ、凹所
上方の内装板の変形をより一層確実に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用内装材が使用されている状態を示すトラ
ンクルーム内の床面の要部断面図である。
【図2】スペーサーの一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示したスペーサーの展開図である。
【図4】図2に示したスペーサーを折畳んだ状態を示す
断面図である。
【図5】スペーサーを構成する積層シートの詳細を示す
断面図である。
【図6】図5に示した積層シートに切込みを形成する方
法を示す断面図である。
【図7】従来の車両用内装材を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内装板 4 パネル 6 凹所 10 スペーサー 20 積層シート 21 プラスチックシート 22 プラスチックシート 23 プラスチックシート 24 小凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須藤 友介 神奈川県厚木市恩名33番地 盟和産業株 式会社内 (56)参考文献 実開 平3−129576(JP,U) 実開 昭60−52139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 5/04 B62D 43/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のパネルに設けられた凹の上部開
    口を覆う内装板と、該凹所に収納された物品と前記内装
    板との間の隙間に対応する内装板部分に取り付けられた
    スペーサーとを有する車両用内装材において、前記スペ
    ーサーが、多数の小凹部の形成されたプラスチックシー
    トとその各面に貼着されたプラスチックシートより成る
    積層シートを、折畳み可能に組立てた箱状体によって構
    成されていることを特徴とする車両用内装材。
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