JP2585503Y2 - クーリングタワー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造 - Google Patents

クーリングタワー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造

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JP2585503Y2
JP2585503Y2 JP2179893U JP2179893U JP2585503Y2 JP 2585503 Y2 JP2585503 Y2 JP 2585503Y2 JP 2179893 U JP2179893 U JP 2179893U JP 2179893 U JP2179893 U JP 2179893U JP 2585503 Y2 JP2585503 Y2 JP 2585503Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、振動を発生するクー
リングタワーの下部に取付けて建物に屋外設置され、ク
ーリングタワーから建物への振動の伝達を減少させるよ
うにしたクーリングタワー用防振装置の耐震ストッパー
部に係り、特に雨水が防振装置の内部にはいらないよう
にし、防振装置の防錆対策を簡略化しコストの低減化を
図らしめ、しかも、クーリングタワーの負荷変動に対し
て調整作業を不要とする耐震ストッパー部シール構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、実願平4−90192号に
より、この種のクーリングタワー用防振装置の耐震スト
ッパー部のシール構造を提案した。このシール構造は図
5に示すように、下ケース21上に防振部材22を介し
て配設された上ケース23に弾性体取付穴25を設け、
円筒状本体とその一端にフランジ部を有する弾性部材2
6を前記取付穴25に圧入装着すると共に、この弾性部
材26のフランジ部上面に、外側部に垂下部を有する弾
性体カバー部材27をその垂下部の先端が上ケース23
に近接するように重置し、この弾性体カバー部材27の
中央に設けられた貫通穴27aにボルト28を圧入し、
その先端側を前記下ケース21に設けられた透孔29に
挿貫し、下ケース21に固着されたナット30に螺入し
たものである。この考案の構造によるときは、雨水が耐
震ストッパー部から防振装置の内部に入らないようにす
るシール効果を有し、内側に樹脂カバーをかぶせた下ケ
ースを用いたり、防振部材の金属製コイルスプリングに
ナイロンコーティングのような高価な防錆処理を施す必
要がなく、防振装置の防錆対策を簡略化でき安価とな
る。
【0003】しかしながら、この構造においては、弾性
体カバー部材27はボルト28に圧入されているので、
クーリングタワーに水が入る運転状態では、防振部材2
2が大きく圧縮され、弾性体カバー部材27の垂下部の
先端が弾性部材26のフランジ部上面より上に位置し、
そのため弾性体カバー部材27を下方に押し下げなけれ
ば、弾性部材26の貫通穴26aより雨水が防振装置の
内部に入る。一方、クーリングタワーは冬季の運転休止
時には水を抜き、夏季に運転再開する時には新たに水を
いれる。このため、運転再開時には必ず弾性体カバー部
材27を下方に押し下げる調整作業をしなければならな
いという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記の欠
点を解消するためになされたもので、簡単な構造で、雨
水が耐震ストッパー部から防振装置の内部に入らないよ
うにするシール効果を有し、しかも、クーリングタワー
に負荷変動があっても調整作業が不要なクーリングタワ
ー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この考案の構成を実施例である図面の符号を援用し
て説明すると、この考案は、下ケース1上に防振部材2
を介して上ケース3を配設するクーリングタワー用防振
装置において、上ケース3に弾性体取付穴5を設け、弾
性部材6を前記取付穴5に圧入装着すると共にこの弾性
部材6の外則面に凸部6aを設け、この凸部6aと係合
する凹部7aを有する弾性体カバー部材7を、その下面
7bが上ケース3に近接するように配設し、この弾性体
カバー部材7の中央に設けられた貫通穴7cにボルト8
を圧入し、その先端側を前記下ケース1に設けられた透
孔9に挿貫し、下ケース1に固着されたナット10に螺
入して構成された、クーリングタワー用防振装置の耐震
ストッパー部シール構造である。
【0006】
【作用】上記のように構成したクーリングタワー用防振
装置の耐震ストッパー部において、弾性部材6が上ケー
ス3に設けられた弾性体取付穴5に圧入装着されると共
にこの弾性部材6の外側面に凸部6aを設け、この凸部
6aと係合する凹部7aを有する弾性体カバー部材7
が、その下面7bが上ケース3に近接するように配設さ
れ、この弾性体カバー部材7の中央に設けられた貫通穴
7cにボルト8が圧入されており、弾性部材6の圧入力
を弾性体カバー部材7の圧入力より強く設定しておけ
ば、クーリングタワーに負荷変動があって防振部材22
が大きく圧縮されても、弾性体カバー部材7は弾性部材
6に係合されており、弾性体カバー部材7と弾性部材6
及び上ケース3の位置関係は保たれ、雨水が防振装置に
かかっても上ケース3の耐震ストッパー部から下ケース
1に雨水がはいらないようにシールされており、雨水が
防振装置の内部にはいって溜まることはなく、しかも、
弾性体カバー部材7の位置調整作業は不要となる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図面により説明する
と、図1において、1は建物の基礎に固定する防振装置
の下ケースであり、2はコイルばね等よりなる防振部材
で、その上にクーリングタワーを取り付ける上ケース3
が配設されている。
【0008】4は耐震ストッパー部であり、図2に示す
ように防振装置に四箇所設けてあって、その構成は次の
ようになされている。すなわち、下ケース1には、ボル
ト8を挿貫させるための透孔9が設けられ、ボルト8を
螺入させるためのナット10が固着されている。上ケー
ス3には、弾性部材6を圧入装着するための弾性体取付
穴5が設けられている。そして、弾性体取付穴5に、円
筒状本体とその一端にフランジ部を有する弾性部材6が
圧入装着され、この弾性部材6のフランジ部外側面に凸
部6aを設け、この凸部6aと係合する凹部7aを有す
る弾性体カバー部材7が、その下面7bが上ケース3に
近接するように配設され、さらにこの弾性体カバー部材
7の上面に座金11が重置され、ボルト8を座金11、
弾性体カバー部材7の貫通穴7c、弾性部材6、透孔9
との間にわたって挿貫してナット10に螺入している。
この構成において、下ケース1及び上ケース3は溶融亜
鉛めっきが施された金属製であり、防振部材2はカチオ
ン電着塗装された金属製コイルばねである。弾性体取付
穴5は弾性部材6の円筒状本体の外径寸法よりわずかに
小さく、弾性体カバー部材7の貫通穴7cはボルト8の
外径寸法よりわずかに小さくされている。しかも、弾性
部材6の弾性体取付穴5への圧入力は、ボルト8の弾性
体カバー部材7の貫通穴7cへの圧入力より大きくなる
ように設定されている。また、ボルト8はねじがない円
筒部を有し、このねじがない円筒部で弾性体カバー部材
7の貫通穴7cと接触しており、弾性部材6の各部の外
径寸法はそれに対応する弾性体カバー部材7の各部の内
径寸法より小さくされている。
【0009】なお、本実施例では、円筒状本体とその一
端にフランジ部を有する弾性部材6が弾性体取付穴5に
圧入装着され、その圧入力は、ボルト8の弾性体カバー
部材7の貫通穴7cへの圧入力より大きくなるように設
定されているが、弾性部材6を円筒状本体とその両端に
フランジ部を有する形状とし、弾性体取付穴5に圧入装
着すれば上記の圧入力の設定を不要とすることもでき
る。
【0010】また、座金11が弾性体カバー部材7の上
面に重置されているが、弾性部材6のフランジ部と弾性
体カバー部材7の間に載置してもよい。
【0011】さらに、座金11を弾性部材6のフランジ
上部又は円筒状本体に接着一体化し、座金11の外側部
を弾性体カバー部材7の凹部7aに係合させることによ
り、弾性部材6のフランジ部外側面の凸部6aまたはフ
ランジ部は不要とすることもできる。
【0012】なお、耐震ストッパー部4の数は四箇所に
限定されるものではなく、下ケース1及び上ケース3は
溶融亜鉛めっきが施され、防振部材2はカチオン電着塗
装された金属製コイルばねとされているがこれに限定さ
れるものではない。
【0013】そして、このように構成された防振装置A
は図6に示すように上ケース3の上にクーリングタワー
Bを取付けて使用されるものである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によると
きは、雨水が耐震ストッパー部から防振装置の内部に入
らないようにするシール効果を有し、内側に樹脂カバー
をかぶせた下ケースを用いたり、防振部材の金属製コイ
ルスプリングにナイロンコーティングのような高価な防
錆処理を施す必要がなく、防振装置の防錆対策を簡略化
でき安価となる。しかも、クーリングタワーに負荷変動
があつても調整作業は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の拡大部分断面図である。
【図2】この考案の一実施例の平面図である。
【図3】この考案の一実施例の正面図(一部分は断面
図)である。
【図4】この考案の一実施例の側面図である。
【図5】従来の防振装置の耐震ストッパー部の拡大部分
断面図である。
【図6】この考案の実施例に係る防振装置の使用状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 防振部材 3 上ケース 4 耐震ストッパー部 5 弾性体取付穴 6 弾性部材 6a 凸部 7 弾性体カバー部材 7a 凹部 7b 下面 7c 貫通穴 8 ボルト 9 透孔 10 ナット 11 座金 A 防振装置 B クーリングタワー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース(1)上に防振部材(2)を介
    して上ケース(3)を配設するクーリングタワーの防振
    装置において、上ケース(3)に弾性体取付穴(5)を
    設け、弾性部材(6)を前記取付穴(5)に圧入装着す
    ると共にこの弾性部材(6)の外側面に凸部(6a)を
    設け、この凸部(6a)と係合する凹部(7a)を有す
    る弾性体カバー部材(7)をその下面7bが上ケース
    (3)に近接するように配設し、この弾性体カバー部材
    (7)の中央に設けられた貫通穴(7c)にボルト
    (8)を圧入し、その先端側を前記下ケース(1)に設
    けられた透孔(9)に挿貫し、下ケース(1)に固着さ
    れたナット(10)に螺入したことを特徴とするクーリ
    ングタワー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造。
JP2179893U 1993-03-17 1993-03-17 クーリングタワー用防振装置の耐震ストッパー部シール構造 Expired - Fee Related JP2585503Y2 (ja)

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