JP2585435B2 - パケット交換機における局間回線選択方法 - Google Patents
パケット交換機における局間回線選択方法Info
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- JP2585435B2 JP2585435B2 JP20783189A JP20783189A JP2585435B2 JP 2585435 B2 JP2585435 B2 JP 2585435B2 JP 20783189 A JP20783189 A JP 20783189A JP 20783189 A JP20783189 A JP 20783189A JP 2585435 B2 JP2585435 B2 JP 2585435B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパケット交換機の局間回線選択方法、より具
体的には複数の局間回線の中から送信回線を選択するパ
ケット交換機の局間回線選択方法に関する。
体的には複数の局間回線の中から送信回線を選択するパ
ケット交換機の局間回線選択方法に関する。
(従来の技術) パケット交換網は、複数のパケット交換機により形成
され、各交換機(局)間にはたとえば複数の局間回線が
メッシュ状に設定されている。パケット交換網では、こ
のように交換機間に複数の局間回線を設定することによ
り、網内で転送される伝送パケットのスループットを向
上させるとともにその信頼性を確保している。
され、各交換機(局)間にはたとえば複数の局間回線が
メッシュ状に設定されている。パケット交換網では、こ
のように交換機間に複数の局間回線を設定することによ
り、網内で転送される伝送パケットのスループットを向
上させるとともにその信頼性を確保している。
パケット交換網における各交換機では、受信パケット
を他局に転送する局間回線が複数あるため、転送に際し
その負荷が均等になるように考慮されている。従来、こ
の種の方式では、たとえばリンク毎に割当てられた識別
子を用いて回線選択表を索引し、それにより送信回線を
選択することで各回線の負荷を均一にしていた。しかし
ながらこのような選択方式では、初めに選択した回線が
たとえば障害などで使用できない場合、次の選択する回
線が固定的に決まるため、迂回先の回線に負荷が集中す
るという欠点があった。
を他局に転送する局間回線が複数あるため、転送に際し
その負荷が均等になるように考慮されている。従来、こ
の種の方式では、たとえばリンク毎に割当てられた識別
子を用いて回線選択表を索引し、それにより送信回線を
選択することで各回線の負荷を均一にしていた。しかし
ながらこのような選択方式では、初めに選択した回線が
たとえば障害などで使用できない場合、次の選択する回
線が固定的に決まるため、迂回先の回線に負荷が集中す
るという欠点があった。
このような欠点を回避するため、たとえば特開昭61−
245653には、初めに選択した回線が障害のときでも負荷
が集中しないように、迂回トラヒックを残りの各回線に
巡回的に分配する従来技術が記載されている。すなわち
この従来技術では、端末間のリンクに割当てられた呼識
別番号と、この呼識別番号とは独立してその値が変化す
る独立迂回カウンタにより、回線選択表に示された局間
回線の選択を行なっている。
245653には、初めに選択した回線が障害のときでも負荷
が集中しないように、迂回トラヒックを残りの各回線に
巡回的に分配する従来技術が記載されている。すなわち
この従来技術では、端末間のリンクに割当てられた呼識
別番号と、この呼識別番号とは独立してその値が変化す
る独立迂回カウンタにより、回線選択表に示された局間
回線の選択を行なっている。
具体的には、回線からパケットを受信すると、その呼
識別番号に対応する局間回線を回線選択表から選択す
る。このとき、選択した局間回線がたとえば障害などで
使用できない場合には、その時の独立迂回カウンタの値
と呼識別番号の値により回線選択表から迂回送信回線を
選択するとともに、独立迂回カウンタの値を変える。こ
の独立迂回カウンタの値を変えることで、同一迂回送信
回線が続けて選択されないため、迂回トラヒックが残り
の各回線に巡回的に分配される。
識別番号に対応する局間回線を回線選択表から選択す
る。このとき、選択した局間回線がたとえば障害などで
使用できない場合には、その時の独立迂回カウンタの値
と呼識別番号の値により回線選択表から迂回送信回線を
選択するとともに、独立迂回カウンタの値を変える。こ
の独立迂回カウンタの値を変えることで、同一迂回送信
回線が続けて選択されないため、迂回トラヒックが残り
の各回線に巡回的に分配される。
(発明が解決しようとする課題) 周知のようにパケット交換網では、同一端末から受信
した一連のパケットを、送信された順に着側端末に送る
必要がある。しかしながら前述した従来技術では、初め
に選択した局間回線が障害の場合、呼識別番号に関係な
くパケットが異なる迂回送信回線により他局に送られ
る。このため、一連の情報として呼識別番号が同じ複数
のパケットでも、パケット毎にその転送経路が異なり、
着側端末を収容する着局に到達した時にはその時間順序
の逆転が生じることがある。したがって従来技術をパケ
ット交換網に適用した場合、着局での順序補正待ちによ
るパケット遅延および順序補正処理の増大に伴なう処理
能力の低下を招くという問題があった。
した一連のパケットを、送信された順に着側端末に送る
必要がある。しかしながら前述した従来技術では、初め
に選択した局間回線が障害の場合、呼識別番号に関係な
くパケットが異なる迂回送信回線により他局に送られ
る。このため、一連の情報として呼識別番号が同じ複数
のパケットでも、パケット毎にその転送経路が異なり、
着側端末を収容する着局に到達した時にはその時間順序
の逆転が生じることがある。したがって従来技術をパケ
ット交換網に適用した場合、着局での順序補正待ちによ
るパケット遅延および順序補正処理の増大に伴なう処理
能力の低下を招くという問題があった。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、迂回送
信回線設定の際、迂回送信回線として設定可能な局間回
線のそれぞれの負荷を均等に分配するとともに、識別番
号が同じ一連のパケットを同一リンクにより伝送するパ
ケット交換機の局間回線選択方法を提供することを目的
とする。
信回線設定の際、迂回送信回線として設定可能な局間回
線のそれぞれの負荷を均等に分配するとともに、識別番
号が同じ一連のパケットを同一リンクにより伝送するパ
ケット交換機の局間回線選択方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解消するために、着局にて順序
補正を行なうべき単位毎に割付けられた識別番号を用い
て、回線選択テーブルより送信回線を選択するパケット
交換機の局間回線選択方法は、受信パケットを送信する
送信回線の選択の際、識別番号により第1の索引番号と
第2の索引番号を求め、第1に選択する第1送信回線は
第1の索引番号を用い、迂回送信回線として選択する第
2選択送信回線以降は第1の索引番号と第2の索引番号
とを用いて、回線選択テーブルより索引する。
補正を行なうべき単位毎に割付けられた識別番号を用い
て、回線選択テーブルより送信回線を選択するパケット
交換機の局間回線選択方法は、受信パケットを送信する
送信回線の選択の際、識別番号により第1の索引番号と
第2の索引番号を求め、第1に選択する第1送信回線は
第1の索引番号を用い、迂回送信回線として選択する第
2選択送信回線以降は第1の索引番号と第2の索引番号
とを用いて、回線選択テーブルより索引する。
(作 用) 本発明によれば、パケット交換機は、パケットを受信
すると単位毎に割り付けられた識別番号を用いて、回線
選択テーブルから送信回線と迂回回線とを選択し、選択
された送信回線で対応する識別番号のパケットを転送す
る。またパケット交換機は、障害などのある回線でパケ
ットを転送できない場合には、既に選択されている迂回
回線で対応する識別番号のパケットを転送する。これに
より、複数設定された局間回線の中に障害となった回線
が存在する場合に、残りの各回線の負荷を均等に分配
し、かつリンク毎に同一回線を選択する (実施例) 次に添付図面を参照して本発明によるパケット交換機
の局間回線選択方法の実施例を詳細に説明する。
すると単位毎に割り付けられた識別番号を用いて、回線
選択テーブルから送信回線と迂回回線とを選択し、選択
された送信回線で対応する識別番号のパケットを転送す
る。またパケット交換機は、障害などのある回線でパケ
ットを転送できない場合には、既に選択されている迂回
回線で対応する識別番号のパケットを転送する。これに
より、複数設定された局間回線の中に障害となった回線
が存在する場合に、残りの各回線の負荷を均等に分配
し、かつリンク毎に同一回線を選択する (実施例) 次に添付図面を参照して本発明によるパケット交換機
の局間回線選択方法の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明によるパケット交換機における局間回
線選択方法の一実施例の中継方法を示す説明図である。
パケット端末T11,T12,T21,およびT22は、たとえばパケ
ット交換網と直接通信可能なパケット形態端末(Packet
Mode Terminal)などの通信端末である。パケット端末
T11およびT12はパケット交換機P1に、またパケット端末
T21およびT22はパケット交換機P2にそれぞれ収容されて
いる。
線選択方法の一実施例の中継方法を示す説明図である。
パケット端末T11,T12,T21,およびT22は、たとえばパケ
ット交換網と直接通信可能なパケット形態端末(Packet
Mode Terminal)などの通信端末である。パケット端末
T11およびT12はパケット交換機P1に、またパケット端末
T21およびT22はパケット交換機P2にそれぞれ収容されて
いる。
パケット交換機P1およびP2は、本実施例ではこの間に
複数の局間回線L1〜L3が設定されている。パケット交換
機Pは、リンク毎に割付けられた識別番号DIDXを用い
て、回線選択テーブル50(第2図)から送信回線Lを選
択するパケット交換機である。すなわち交換機Pは、受
信パケットを他局に転送する局間回線Lを選択する際、
識別番号DIDXを用いて、第1選択回線を索引する回線選
択テーブル索引インデックスXと第2選択回線以降を索
引するときに用いる迂回用インデックスαとを算出す
る。
複数の局間回線L1〜L3が設定されている。パケット交換
機Pは、リンク毎に割付けられた識別番号DIDXを用い
て、回線選択テーブル50(第2図)から送信回線Lを選
択するパケット交換機である。すなわち交換機Pは、受
信パケットを他局に転送する局間回線Lを選択する際、
識別番号DIDXを用いて、第1選択回線を索引する回線選
択テーブル索引インデックスXと第2選択回線以降を索
引するときに用いる迂回用インデックスαとを算出す
る。
第2図には、回線選択テーブルの一例として、パケッ
ト交換機P1における回線選択テーブル50が示されてい
る。回線選択テーブル50は、同図に示すように局間回線
L1〜L3に対応する論理番号k11〜k13がアドレス毎に記録
されている。すなわち、アドレス0の論理番号k11が索
引されると局間回線L1が、アドレス1の論理番号k12が
索引されると局間回線L2が、アドレス2の論理番号k13
が索引されると局間回線L3がそれぞれ送信回線として選
択される。
ト交換機P1における回線選択テーブル50が示されてい
る。回線選択テーブル50は、同図に示すように局間回線
L1〜L3に対応する論理番号k11〜k13がアドレス毎に記録
されている。すなわち、アドレス0の論理番号k11が索
引されると局間回線L1が、アドレス1の論理番号k12が
索引されると局間回線L2が、アドレス2の論理番号k13
が索引されると局間回線L3がそれぞれ送信回線として選
択される。
なお本実施例では、局間回線数を3本としたため回線
選択テーブル50は、「0」〜「2」のアドレスが付与さ
れるが、たとえば局間回線数がn本の場合には、回線選
択テーブルにはn−1のアドレスが割り当てられ、局間
回線L1〜Lnに対応する論理番号k11〜k1nがアドレス毎に
格納される。
選択テーブル50は、「0」〜「2」のアドレスが付与さ
れるが、たとえば局間回線数がn本の場合には、回線選
択テーブルにはn−1のアドレスが割り当てられ、局間
回線L1〜Lnに対応する論理番号k11〜k1nがアドレス毎に
格納される。
また本実施例では、パケット交換機P1およびP2は、3
本の局間回線L1〜L3で接続され、またそれぞれ2つの通
信端末を収容しているとした。しかし、これは本発明の
理解を容易にするためのものであり、本発明においてパ
ケット交換機の数および局間回線数などは勿論これに限
定されるものではない。
本の局間回線L1〜L3で接続され、またそれぞれ2つの通
信端末を収容しているとした。しかし、これは本発明の
理解を容易にするためのものであり、本発明においてパ
ケット交換機の数および局間回線数などは勿論これに限
定されるものではない。
第3図には、回線より受信したパケットを他局に転送
する本実施例における局間回線選択方法の動作フローが
示されている。同図を用いて本実施例におけるパケット
交換機Pの局間送信回線選択処理を説明する。パケット
交換機Pは、回線を介し他局へ転送するパケットを受信
すると(600)、このパケットの端末間のリンクに割当
てられた識別番号DIDXより、回線選択テーブル索引イン
デックスXと迂回用インデックスαを算出する(60
1)。
する本実施例における局間回線選択方法の動作フローが
示されている。同図を用いて本実施例におけるパケット
交換機Pの局間送信回線選択処理を説明する。パケット
交換機Pは、回線を介し他局へ転送するパケットを受信
すると(600)、このパケットの端末間のリンクに割当
てられた識別番号DIDXより、回線選択テーブル索引イン
デックスXと迂回用インデックスαを算出する(60
1)。
パケット交換機Pは、回線選択テーブル50から処理60
1で算出したインデックスXの値のアドレス番地を索引
し、これに記憶されている論理番号kに対応する局間回
線Lを第1選択回線として決定する(602)。交換機P
は、送信回線を決定すると、受信したパケットをこの第
1選択回線で他局に転送できるかどうかを判断する(60
3)。転送できる場合にはこの回線で受信パケットを転
送し(606)、またたとえば回線障害などで転送できな
い場合には、回線選択テーブル50を用いて迂回送信回線
として第2選択回線以降を以下の手順で求める。
1で算出したインデックスXの値のアドレス番地を索引
し、これに記憶されている論理番号kに対応する局間回
線Lを第1選択回線として決定する(602)。交換機P
は、送信回線を決定すると、受信したパケットをこの第
1選択回線で他局に転送できるかどうかを判断する(60
3)。転送できる場合にはこの回線で受信パケットを転
送し(606)、またたとえば回線障害などで転送できな
い場合には、回線選択テーブル50を用いて迂回送信回線
として第2選択回線以降を以下の手順で求める。
すなわち迂回送信回線の場合には、インデックスXに
迂回用インデックスαを加えた値のモジュロnの値を、
回線選択テーブル50を索引するアドレス番地とする。こ
れにより、アドレス番地{(X+α)MODn}に格納され
ている論理番号kに対応する局間回線Lが迂回送信回線
として選択される(604)。迂回送信回線を求めた後、
迂回用インデックスαには「1」を加算する(605)。
処理604で求めた迂回送信回線でも受信パケットを転送
できない場合(603)、処理605で1加算された迂回用イ
ンデックスαを用いて、第2迂回回線と同様に第3選択
回線以降の迂回用送信回線を処理604で求める(604,60
5)。なお、迂回用送信回線を算出するときに用いた数
値nは、パケット交換機間に設定された局間回線数であ
る。
迂回用インデックスαを加えた値のモジュロnの値を、
回線選択テーブル50を索引するアドレス番地とする。こ
れにより、アドレス番地{(X+α)MODn}に格納され
ている論理番号kに対応する局間回線Lが迂回送信回線
として選択される(604)。迂回送信回線を求めた後、
迂回用インデックスαには「1」を加算する(605)。
処理604で求めた迂回送信回線でも受信パケットを転送
できない場合(603)、処理605で1加算された迂回用イ
ンデックスαを用いて、第2迂回回線と同様に第3選択
回線以降の迂回用送信回線を処理604で求める(604,60
5)。なお、迂回用送信回線を算出するときに用いた数
値nは、パケット交換機間に設定された局間回線数であ
る。
第4図には、回線選択テーブル索引インデックスXと
迂回用インデックスαの算出方法の一例が示されてい
る。すなわち、インデックスXは、第1選択回線用のイ
ンデックスとして「0」〜「n−1」の値をとるため、
(1)式に示すように、識別番号DIDXのモジュロnで算
出する。
迂回用インデックスαの算出方法の一例が示されてい
る。すなわち、インデックスXは、第1選択回線用のイ
ンデックスとして「0」〜「n−1」の値をとるため、
(1)式に示すように、識別番号DIDXのモジュロnで算
出する。
X=DIDX MODn .......(1) またインデックスαは、迂回回線用のインデックスと
して「1」〜「n−1」の値をとるため、(2)式に示
すように、識別番号DIDXのモジュロ(n−1)に「1」
加算して算出する。
して「1」〜「n−1」の値をとるため、(2)式に示
すように、識別番号DIDXのモジュロ(n−1)に「1」
加算して算出する。
α={DIDX MOD(n−1)}+1 ...(2) なお、識別番号DIDXは、インデックスXとαの演算値
としてn×(n−1)個の識別番号が必要となる。
としてn×(n−1)個の識別番号が必要となる。
次に、第1図を用いて具体的に本実施例における動作
を説明する。なお、同図において丸で囲まれた数字1〜
6は、パケット端末T11からパケット端末T21に向けて送
信された一連のパケットを示したものであり、その識別
番号DIDXを「0」とする。また、四角で囲まれた数字1
〜6は、パケット端末T12からパケット端末T22に向けて
送信された一連のパケットであり、その識別番号DIDXを
「3」とする。
を説明する。なお、同図において丸で囲まれた数字1〜
6は、パケット端末T11からパケット端末T21に向けて送
信された一連のパケットを示したものであり、その識別
番号DIDXを「0」とする。また、四角で囲まれた数字1
〜6は、パケット端末T12からパケット端末T22に向けて
送信された一連のパケットであり、その識別番号DIDXを
「3」とする。
パケット交換機P1は、識別番号DIDXが「0」の丸で囲
まれた数字1のパケットをパケット端末T11より受信す
ると、式(1)および式(2)を用いてインデックスX
=0およびα=1を算出する。インデックスXが「0」
のため、第1選択回線は回線選択テーブル50より論理番
号k11を得、これに対応する局間回線L1が選択される。
まれた数字1のパケットをパケット端末T11より受信す
ると、式(1)および式(2)を用いてインデックスX
=0およびα=1を算出する。インデックスXが「0」
のため、第1選択回線は回線選択テーブル50より論理番
号k11を得、これに対応する局間回線L1が選択される。
このとき、たとえば同図に示すように回線L1が障害で
あれば、処理604(第2図)で示したように、(0+
1)MOD3=1を算出し、この値「1」をアドレス番地と
して再度選択テーブル50を索引する。これによりk12を
得、迂回送信回線L2が選択される。
あれば、処理604(第2図)で示したように、(0+
1)MOD3=1を算出し、この値「1」をアドレス番地と
して再度選択テーブル50を索引する。これによりk12を
得、迂回送信回線L2が選択される。
パケット交換機P1は、同様に丸で囲まれた数字2〜6
のパケットを受信すると、その識別番号DIDXが「0」で
あるため、式(1)および式(2)を用いてインデック
スX=0およびα=1を算出する。そして(0+1)MO
D3=1を算出して、丸で囲まれた数字1のパケットと同
様に、これらパケット2〜6を迂回送信回線L2によりパ
ケット交換機P2に転送する。
のパケットを受信すると、その識別番号DIDXが「0」で
あるため、式(1)および式(2)を用いてインデック
スX=0およびα=1を算出する。そして(0+1)MO
D3=1を算出して、丸で囲まれた数字1のパケットと同
様に、これらパケット2〜6を迂回送信回線L2によりパ
ケット交換機P2に転送する。
また、四角で囲まれた数字1〜6のパケットは、その
識別番号DIDXが「3」のため、式(1)および式(2)
より、X=0,α=2となる。したがってこれらパケット
の第1選択回線として回線L1が選択される。しかしこの
回線L1が障害の場合には、今度は(0+2)MOD3=2を
インデックスとして索引することにより、論理番号k13
に対応する迂回送信回線L3が選択される。
識別番号DIDXが「3」のため、式(1)および式(2)
より、X=0,α=2となる。したがってこれらパケット
の第1選択回線として回線L1が選択される。しかしこの
回線L1が障害の場合には、今度は(0+2)MOD3=2を
インデックスとして索引することにより、論理番号k13
に対応する迂回送信回線L3が選択される。
このように本実施例によれば、第1選択回線が障害と
なっても、迂回送信回線をリンク毎に同一にすることが
可能であるとともに、この回線に対する負荷を残りの各
回線に均等に分配することができる。
なっても、迂回送信回線をリンク毎に同一にすることが
可能であるとともに、この回線に対する負荷を残りの各
回線に均等に分配することができる。
なお、上述の式(1)および式(2)は、本実施例を
示したものであり、本発明は必ずしもこれに限定される
ものではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者
が可能な変形および修正は本発明の範囲に含まれる。
示したものであり、本発明は必ずしもこれに限定される
ものではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者
が可能な変形および修正は本発明の範囲に含まれる。
また、本実施例では識別番号DIDXを端末間に割当てら
れた識別番号としたが、ここで説明したリンクとは順序
補正を行なうべき単位を意味するものであり、本発明を
発着局間または各ノード間に適用することも勿論可能で
ある。すなわち、たとえばISDN網のリンクTEI(Termina
l Endpoint Identifer)対応に識別番号を付与すること
により本発明を適用できる。
れた識別番号としたが、ここで説明したリンクとは順序
補正を行なうべき単位を意味するものであり、本発明を
発着局間または各ノード間に適用することも勿論可能で
ある。すなわち、たとえばISDN網のリンクTEI(Termina
l Endpoint Identifer)対応に識別番号を付与すること
により本発明を適用できる。
(発明の効果) このように本発明によれば、複数設定された局間回線
の中に障害となった回線が存在した場合に、残りの各回
線の負荷を均等に分配し、かつリンク毎に同一回線を選
択することが可能となる。このため、着局での順序待ち
時間を短縮し、さらに順序補正処理の増大に伴なう処理
能力の低下を抑止することができ、また処理の円滑化を
図ることができる。
の中に障害となった回線が存在した場合に、残りの各回
線の負荷を均等に分配し、かつリンク毎に同一回線を選
択することが可能となる。このため、着局での順序待ち
時間を短縮し、さらに順序補正処理の増大に伴なう処理
能力の低下を抑止することができ、また処理の円滑化を
図ることができる。
第1図は本発明によるパケット交換機の局間回線選択方
法の実施例を示す中継方式図、 第2図は、第1図の実施例における回線選択テーブルの
例を示したテーブル構成図、 第3図は、第1図の実施例における局間回線の選択動作
例を示したフロー図、 第4図は、第3図におけるインデックスの算出式の一例
を示したフロー図である。 主要部分の符号の説明 50……回線選択テーブル L1〜L3……局間回線 P1,P2……パケット交換機 T11,T12,T21,T22……パケット端末
法の実施例を示す中継方式図、 第2図は、第1図の実施例における回線選択テーブルの
例を示したテーブル構成図、 第3図は、第1図の実施例における局間回線の選択動作
例を示したフロー図、 第4図は、第3図におけるインデックスの算出式の一例
を示したフロー図である。 主要部分の符号の説明 50……回線選択テーブル L1〜L3……局間回線 P1,P2……パケット交換機 T11,T12,T21,T22……パケット端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大江 源三郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 山中 淳司 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 青山 良一 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 水野 三津之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−284950(JP,A) 特開 昭61−245653(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】着局にて順序補正を行うべき単位毎に割付
けられた識別番号を用いて、回線選択テーブルより送信
回線を選択するパケット交換機の局間回線選択方法にお
いて、 他局へ転送するパケットを受信すると該パケットに割付
けられた前記識別番号から該識別番号に対応する第1の
索引番号と第2の索引番号を算出し、 最初に選択する第1送信回線は前記第1の索引番号を用
いて前記回線選択テーブルより決定し、 前記パケットを前記第1送信回線で他局へ転送できるか
否かを判断し、 前記他局へ転送できると判断した場合には、選択した前
記第1送信回線にて前記パケットを転送し、 前記他局へ転送できないと判断した場合には、迂回回線
として選択する迂回送信回線を前記第1の索引番号と前
記第2の索引番号を用いて前記回線選択テーブルより決
定し、 前記選択した迂回送信回線によって前記パケットを転送
し、 前記単位毎に割付けられた識別番号が同一である同一の
識別番号を持つ各々パケットを受信した場合であって、
前記第1送信回線が選択された場合には、該受信した各
々パケットを該選択された同一回線上にて転送し、また
前記迂回送信回線が選択された場合には、該受信した各
々パケットを該選択された同一回線上にて転送すること
を特徴とするパケット交換機における局間回線選択方
法。 - 【請求項2】請求項1に記載のパケット交換機における
居間回線選択方法において、前記送信回線選択の際、第
2の索引番号が用られると、該索引番号に「1」を加算
することを特徴とするパケット交換機における局間回線
選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20783189A JP2585435B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | パケット交換機における局間回線選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20783189A JP2585435B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | パケット交換機における局間回線選択方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0373640A JPH0373640A (ja) | 1991-03-28 |
JP2585435B2 true JP2585435B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16546240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20783189A Expired - Lifetime JP2585435B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | パケット交換機における局間回線選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585435B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03112238A (ja) * | 1989-09-27 | 1991-05-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | バケット交換における局間回線選択方式 |
US8711703B2 (en) * | 2010-10-29 | 2014-04-29 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Load balancing in shortest-path-bridging networks |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0697768B2 (ja) * | 1985-04-23 | 1994-11-30 | 日本電信電話株式会社 | パケツト交換機における送信回線選択方式 |
JPS63284950A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Mitsubishi Electric Corp | パケット交換網中継回線迂回方式 |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP20783189A patent/JP2585435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0373640A (ja) | 1991-03-28 |
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