JP2585308B2 - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

Info

Publication number
JP2585308B2
JP2585308B2 JP62267101A JP26710187A JP2585308B2 JP 2585308 B2 JP2585308 B2 JP 2585308B2 JP 62267101 A JP62267101 A JP 62267101A JP 26710187 A JP26710187 A JP 26710187A JP 2585308 B2 JP2585308 B2 JP 2585308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
modem
data
clock
clock source
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62267101A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01109842A (ja
Inventor
泰尚 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP62267101A priority Critical patent/JP2585308B2/ja
Publication of JPH01109842A publication Critical patent/JPH01109842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585308B2 publication Critical patent/JP2585308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段 作用 実施例 I.実施例と第1図との対応関係 II.実施例の構成 III.実施例の動作 (i)データ伝送のクロック源情報 (ii)データの折返し動作 (iii)データ折返し時のタイミング変更動作 (iv)モデムにおける詳細動作 (iv−1)回線側からのデータ折返し (iv−2)装置側からのデータ折返し IV.実施例のまとめ V.発明の変形態様 発明の効果 〔概 要〕 ネットワークの状態を調べるための折返し試験に、折
返し試験時のデータ伝送のクロック源の有無に関する情
報を用いた伝送装置に関し、 ネットワークの拡大に対応でき、折返し試験に要する
格納容量の増大を抑えつつ、折返し試験を効率良く行う
ことを目的とし、 クロック情報格納手段に、ネットワーク内の折返し試
験時のクロック源の有無に関する情報を格納し、その情
報に基づいてタイミング切替え手段が折返し試験時のデ
ータ伝送の同期タイミングの切替え指示を行ない、該切
替え指示に応答した折返し手段は前記切替え指示対応の
タイミングに同期してデータの折返しを行なうように構
成した。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、伝送装置に関し、特に、ネットワークの状
態を調べるための折返し試験に、折返し試験時のデータ
伝送のクロック源の有無に関する情報を用いた伝送装置
に関する。
〔従来の技術〕
同期式の伝送装置を用いて構築されるネットワークに
おいては、各伝送装置のデータ伝送のタイミングが同期
していなければならない。
そのため、以下の2つの条件を満足する必要がある。
データ伝送路上にデータ伝送のためのクロック源が1
つ存在する。
のクロック源に経路上の全ての伝送装置が同期する
ように、各伝送装置の接続,設定を行なう。
第6図は、ネットワークの例である。例えば、ホスト
コンピュータ611とデータ端末装置(以後DTEと称する)
661とが、モデム621,631,641,651を介して接続されてい
るものとする。ホストコンピュータ611からのデータ
は、モデム621で変調されてモデム631に送られ、更に、
モデム641,651を介してDTE661に送られる。
例えば、ホストコンピュータ611からDTE661へのデー
タ伝送路(ホストコンピュータ611からのデータ送信
路)においては、モデム621内のクロック源623に基づい
たデータ伝送を行なう。また、DTE661からホストコンピ
ュータ611へのデータ伝送路(ホストコンピュータ611へ
のデータ受信路)においては、モデム651内のクロック
源653に基づいたデータ伝送を行なう。
ところで、ネットワークにおいて障害が発生したとき
に、障害発生場所を検出するための方法に折返し試験が
ある。
例えば、第6図に示したネットワークにおいて、モデ
ム621からモデム631にデータを送り、モデム631でデー
タを折返してモデム621に送り返す。モデム621では、モ
デム631に送ったデータが正常に戻ってきたことによっ
て、モデム621とモデム631との間の回線(あるいはモデ
ム631内の動作)に異常がないことを確認する。同様に
して、モデム621からモデム641あるいはモデム651に対
してデータの折返しを行なって、回線の異常等を知るこ
とができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した折返し試験にあっては、伝送路の
クロック源の位置によって不都合が生じることがある。
例えば、モデム621からモデム651に対してデータの折
返しを行なう場合、モデム621からモデム651へのデータ
伝送はモデム621内のクロック源623に同期して行なわれ
る。しかし、モデム651からモデム621へのデータ伝送は
モデム651内のクロック源653に同期して行なわれる。従
って、折返し試験時のデータ伝送路(モデム621からモ
デム651へのデータ伝送路及びモデム651からモデム621
へのデータ伝送路)上にクロック源が2つ存在すること
になる。また、折返し試験の経路によっては、クロック
源が1つも存在しなくなることも考えられる。
上述の場合(クロック源が1つ以外になる場合)は、
データ伝送のタイミングが同期せずに、データの脱落あ
るいは重複が発生することになる。
そのため、折返し試験において、クロック源が2つ以
上になったり、クロック源が1つもなくなったりしたと
きに、クロック源を1つに変更するための手段を講じる
必要がある。
クロック源を1つに変更する手段としては、主に以下
にあげるものが考えられる。
折返し試験時に、保守要員が伝送装置(モデム)の設
定を折返し試験用に変更する。例えばモデム651におい
て、クロック源653に同期してデータの送信を行なって
いたものを、受信した信号から抽出したクロック信号に
同期してデータの送信を行なうように変更する。
各伝送装置内に限定された範囲の折返し試験時の経路
に関する情報を持たせ、折返し試験時に、該伝送装置に
おいて該範囲内の設定変更を行なう。
各伝送装置にネットワークを構成する全伝送装置に関
する情報を持たせ、折返し試験時に、該情報に応じて各
伝送装置において設定を変更する。
しかしながら、においては保守要員の手間がかかる
ため、試験を効率良く行なうことができない。におい
てはネットワークの規模が大きくなると対応しきれなく
なる。においては各伝送装置に格納する情報が大きな
るため大きなメモリ等が必要であり、かつ該情報を処理
するために処理能力を高める必要が生じてくる。従っ
て、何れの方法においても実用的ではなく、折返し試験
を効率良く行なうことができる方法が望まれていた。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもの
であり、ネットワークの拡大に対応でき、折返し試験に
要する格納容量の増大を抑えつつ、折返し試験を効率良
く行い得る伝送装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は、本発明の伝送装置の原理ブロック図を示
す。
図において、ネットワークの状態を調べるために折返
し試験を行なう伝送装置に、クロック情報格納手段111
と、タイミング切替え手段121と、折返し手段131とを備
える。
前記クロック情報格納手段111は、折返し試験時のデ
ータ伝送のクロック源の有無に関する情報を格納する。
前記タイミング切替え手段121は、前記クロック情報
格納手段111に格納された情報に基づいて、データ伝送
の同期タイミングの切替え指示を、回線を介して接続さ
れた装置に対して行なう。
前記折返し手段131は、前記タイミング切替え手段121
で切り替えたタイミングに同期して、折返し試験時のデ
ータの折返しを行なう。
本発明の伝送装置は、クロック情報格納手段111に格
納されたクロック源の有無に関する情報に基づいて折返
しデータの同期タイミングを切り替えて折返し試験を行
なうように構成されている。
〔作 用〕
前記クロック情報格納手段111には、ネットワーク内
の折返し試験時のクロック源の有無に関する情報が格納
されている。この情報に基づいて、前記タイミング切替
え手段121は、折返し試験時のデータ伝送の同期タイミ
ングの切替え指示を行なう。
前記折返し手段131は、前記タイミング切替え手段121
で切り替えたタイミングに同期してデータの折返しを行
なう。
従って、ネットワークの拡大に対応でき、折返し試験
に要する格納容量の増大を押えつつ、折返し試験を効率
良く行なうのに役立つ。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
第2図は、本発明の伝送装置のタイミング切替え方式
を適用したネットワークの構成を示す。また、第3図は
第2図のネットワークに使用したモデムの詳細構成を示
す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、本発明の実施例と第1図との対応関係を示し
ておく。
クロック情報格納手段111は、クロック情報格納部311
に相当する。
タイミング切替え手段121は、主制御部321,クロック
発生部323,変調部341,復調部351に相当する。
折返し手段131は、切替部331,切替部333に相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明
の実施例について説明する。
II.実施例の構成 第2図において、実施例のネットワークは、該ネット
ワーク全体の制御を行なうと共に該ネットワークで扱う
データの処理を行なうホストコンピュータ211と、4つ
のモデム221,231,241,251と、ホストコンピュータ211が
処理を行なうデータの入出力を行なうDTE261とを備えて
いる。DTE261は、ディスプレイ,キーボードを備えてお
り、該キーボードによってデータを入力すると共に、該
ディスプレイによってデータを表示することができる。
DTE261から入力されたデータはモデム251に送られ、
モデム251では該データの変調を行なってモデム241に送
信する。モデム241は、モデム251から送られてきた変調
信号を復調し、RS−232C等を介して復調データをモデム
231に送る。更に、モデム231では変調を、モデム221で
は復調を行なって、モデム221からホストコンピュータ2
11にデータを供給する。
また、モデム221は、ホストコンピュータ211からDTE2
61へのデータ送信の同期をとるためのクロック源223を
備えている。モデム251は、DTE261からホストコンピュ
ータ211へのデータ受信の同期をとるためのクロック源2
53を備えている。
第3図は、モデム251の詳細構成を示す。尚、モデム2
51以外の3つのモデム221,231,241についても、モデム2
51と同様の構成をしているものとし、構成の説明は省略
する。
図において、モデム251は、モデム251の全体の制御を
行なう主制御部321と、ディジタルデータを変調して送
信用のアナログ信号を得るための変調部341と、アナロ
グ信号を復調してディジタルデータを得るための復調部
351と、データの折返しを行なうための2つの切替部33
1,333と、モデム251の各構成部が動作を行なうための同
期クロック信号を発生するクロック発生部323と、モデ
ム251内部及び外部に存在するデータ伝送用のクロック
源に関する情報を格納するクロック情報格納部311とを
備えている。
ここで、データ伝送のクロック源がモデム251に存在
するときは、クロック発生部323で発生したクロック信
号に同期して、モデム251内の各構成部における動作が
行なわれると共に、該クロック信号(または該クロック
信号を分周して得られる伝送用クロック信号)に応じ
て、変調部341における変調(データ送信)動作が行な
われる。
また、データ伝送のクロック源がモデム251に存在し
ないときは、クロック発生部323が発生したクロック信
号に同期して、モデム251の各構成部における動作(例
えば主制御部321における制御動作)が行なわれる。
尚、このとき、変調部341における送信(変調)動作
は、DTE261から切替部331を介して変調部341に供給され
たデータに同期するか、あるいはモデム241から切替部3
33を介して復調部351に供給された信号から抽出した抽
出クロック信号353に同期して行なわれる。
DTE261側からモデム251に入力されるデータは、切替
部331を介して変調部341に供給される。変調部341によ
る変調信号は切替部333を介してモデム241側に送信され
る。
モデム241側からモデム251に入力される信号は、切替
部333を介して復調部351に供給される。復調部351から
の復調データは切替部331を介してDTE261側に送信され
る。また、復調部351では、切替部333から供給された信
号に基づいて、データ伝送の同期をとるためのデータ伝
送用クロック信号を抽出し、抽出クロック信号353とし
て主制御部321に供給する。
また、主制御部321には、クロック発生部323によって
発生したクロック信号と、クロック情報格納部311に格
納されているクロック源に関する情報と、切替部331を
介してDTE261側から送られてきた指示データと、切替部
333,復調部351を介してモデム241側から送られてきた指
示データとが導入される。
更に、主制御部321から変調部341へは変調部341にお
ける変調動作の同期をとるための同期信号343が、2つ
の切替部331,333へはそれぞれのへ切り替え指示が入力
される。
以後、各モデムの変調信号を出力する側を「回線
側」、復調信号を出力する側を「装置側」と称して説明
を行なう。
III.実施例の動作 次に、上述した本発明の伝送装置のタイミング切替え
方式における実施例の動作を説明する。
(i)データ伝送のクロック源情報 各モデムのクロック情報格納部(第3図のモデム251
においてはクロック情報格納部311)には、第2図に示
したネットワークのデータ伝送のクロック源に関する情
報(クロック源情報)を格納する。
クロック源情報は、あるモデムに着目し、該モデムの
装置側,該モデム内部,該モデムの回線側にデータ伝送
用のクロック源が存在するか否かを示す情報である。
クロック源有りを“1"、クロック源無しを“0"とすれ
ば、クロック源情報は3ビットデータで表せることとな
る。従って、クロック源情報“×××”は、(装置側の
クロック源の有無),(モデム内部のクロック源の有
無),(回線側のクロック源の有無)を表していること
になる。
第2図に示したネットワークでは、モデム221とモデ
ム251にクロック源が存在する。従って、モデム251のク
ロック情報格納部311には、クロック源情報として“01
1"が、モデム241(のクロック情報格納部)にはクロッ
ク源情報として“101"が、モデム231にはクロック源情
報として“101"が、モデム221にはクロック情報として
“011"が格納されている。
第2図の各モデムの下部には、各モデムのクロック情
報格納部に格納されたクロック源情報を示す。
(ii)データの折返し動作 第4図は、折返し試験時のデータ折返しについての説
明である。
「ループ1」から「ループ4」で表すデータ折返し動
作を以下(〜)に説明する。
「ループ1」:装置側から送られてきたデータを、該
当モデムにおける処理(変調,復調)を行なわずに、装
置側に送り返すデータ折返し動作を示す。
第3図に示したモデム251においては、DTE261からモ
デム251に送られてきたデータが切替部331に入力され、
切替部331からDTE261にデータを送り返す動作が「ルー
プ1」に相当する。
「ループ2」:回線側から送られてきたデータ(モデ
ムの場合は変調信号)を、該当モデムにおける処理を行
なってから、回線側に送り返すデータ折返し動作を示
す。
モデム251においては、モデム241からモデム251に送
られてきた信号が切替部333,復調部351(該信号の復調
を行なう)を介して切替部331に入力される。切替部331
では、データの折返しを行ない、変調部341(変調を行
なう),切替部333を介してモデム241にデータを送り返
す。変調信号を復調部351で復調して、切替部331で該復
調信号を折返し、変調部341で変調して変調信号を送り
返す動作が「ループ2」に相当する。
「ループ3」:装置側から送られてきた信号を、該当
モデムにおける処理を行なってから、装置側に送り返す
データ折返し動作を示す。
「ループ2」とは反対に、DTE261から送られてきたデ
ータを変調部341で変調して、切替部333で該変調信号を
折返し、復調部351で復調したデータをDTE261に送り返
す動作が「ループ3」に相当する。
「ループ4」:回線側から送られてきた信号を、該当
モデムにおける処理を行なわずに、回線側に送り返すデ
ータ折返し動作を示す。
モデム241からモデム251に送られてきた信号が切替部
333に入力され、切替部333からモデム241に信号を送り
返す動作が「ループ4」に相当する。
(iii)データ折返し時のタイミング変更動作 第5図は、データ折返しを行なうモデムにおけるデー
タ伝送タイミングの変更動作、あるいは当該モデムから
他のモデムに対するタイミング変更指示動作を示してい
る。
データの折返しが「ループ1」あるいは「ループ4」
である場合は、モデム内の変調部からの送信タイミング
を変更することができない(変調部を介さないため)の
で、回線側あるいは装置側に隣接した装置(モデム,DTE
261あるいはホストコンピュータ211)のデータ送信タイ
ミング変更指示を当該装置に送り、当該装置においてデ
ータ送信タイミングの変更を行なうようにする。
着目しているモデム(データの折返しを行なうモデ
ム)内のクロック源情報とデータの折返し動作とを対応
づけて、タイミング変更動作を説明する。
尚、以下に示したクロック源の組み合わせ以外(クロ
ック源情報“000",“110",“クロック情報格納手段11
1")については、ネットワークのシステム構成上、通常
ありえないので説明は省略する。
クロック源情報“001": 回線側のみにクロック源が存在するので、「ループ
1」及び「ループ3」に関してタイミング変更を行な
う。
「ループ1」の場合は、装置側にデータ伝送のクロッ
ク源が存在しないので、折返し試験時のデータ伝送路上
にクロック源が1つも存在しないことになる。そのた
め、着目モデムから装置側にタイミング変更指示を送
り、装置側の隣接装置内にデータ伝送のクロック源を発
生させる(隣接装置では、クロック発生部で発生したク
ロック信号に同期したデータ伝送を行なうように設定を
変更する。) 「ループ3」の場合は、着目モデム内にデータ伝送の
クロック源を発生させる。例えば、着目モデムの構成を
モデム251と同じであるものとすれば、主制御部321は、
クロック発生部323から供給されているクロック信号に
応じたデータ伝送用の同期信号343を変調部341に送り、
変調部341におけるデータ送信動作を行なう。
クロック源情報“010": 着目モデムのみにクロック源が存在するので、「ルー
プ1」及び「ループ4」に関してタイミング変更を行な
う。
「ループ1」及び「ループ4」の場合は、共にデータ
伝送路上にクロック源が1つも存在しなくなってしまう
ので、着目モデムは隣接装置にタイミング変更指示を送
り、当該隣接装置ではデータ伝送のクロック源を発生さ
せる。
クロック源情報“011": 回線側及び着目モデムにクロック源が存在するので、
「ループ1」及び「ループ2」に関してタイミング変更
を行なう。
「ループ1」の場合は、装置側にデータ伝送のクロッ
ク源が存在しなくなるので、着目モデムから装置側にタ
イミング変更指示を送り、隣接装置にデータ伝送のクロ
ック源を発生させる。
「ループ2」の場合は、データ伝送路上にクロック源
が2つ存在することになるので、着目モデム内でのデー
タ送信動作を他のクロック源に同期するように変更す
る。例えば、着目モデムの構成をモデム251と同じであ
るものとすれば、主制御部321は、通常クロック発生部3
23から供給されたクロック信号に応じた同期信号343を
変調部341に送り、該同期信号343に同期した変調動作を
行なっていたものを、復調部351に入力された信号から
抽出した抽出クロック信号353に同期して変調部341にお
ける変調動作を行なうように変更する。
クロック源情報“100": 装置側のみにクロック源が存在するので、「ループ
2」及び「ループ4」に関してタイミング変更を行な
う。
「ループ2」及び「ループ4」の場合は、共にデータ
伝送路上にクロック源が1つも存在しなくなってしまう
ので、着目モデムは回線側の隣接装置にタイミング変更
指示を送り、当該隣接装置ではデータ伝送のクロック源
を発生させる。
クロック源情報“101": 装置側及び回線側にクロック源が存在するので、「ル
ープ1」から「ループ4」までの全てのループに関して
タイミング変更を行なう必要はない。
尚、第5図において、「M→S」は着目モデムあるい
は隣接する装置にクロック源を発生されるタイミング変
更を、「S→M」は着目モデムにおけるデータ送信を該
モデム内にあるクロック源に同期して行なっていたもの
を、該モデムの外部のクロック源に同期して行なうよう
にするタイミング変更を、「−」はタイミング変更なし
を表している。
「ループ1」乃至「ループ4」、並びに「M→S」及
び「S→M」は、折返し試験種類を指定する情報であ
る。
(iv)モデムにおける詳細動作 次に、モデム251におけるデータ折返しの具体例を説
明する。モデム251内のクロック情報格納部311には、ク
ロック源情報として“011"が格納されている。
(iv−1)回線側からのデータ折返し 最初に、「ループ2」におけるデータ折返し動作を考
える。データの送信元はモデム221とする(ホストコン
ピュータ211あるいはモデム231,241をデータの送信元と
した場合も同様のことがいえる)。
先ず、モデム221は、モデム251においてデータの折返
しを行なうための指示信号を送る。モデム221からの指
示信号は、クロック源223に同期し、モデム231,241を介
してモデム251に送られる。モデム251の内部では、切替
部333を介して受信した該指示信号を復調部351で復調
し、該復調データに基づいて主制御部321によるタイミ
ング変更動作が行なわれる。尚、モデム221からモデム2
51に送る指示信号には、モデム251におけるデータ折返
しが「ループ2」であるか「ループ4」であるかの指示
が含まれている。
モデム221から送られてきた指示信号を受け取ると、
主制御部321は、クロック情報格納部311に格納されたク
ロック源情報(“011")を読み出す。「ループ2」のデ
ータ折返し指示を受け取ると、主制御部321は、クロッ
ク源情報“011"と「ループ2」に対応した動作を行な
う。
上述の「(iii)データ折返し時のタイミング変更動
作」に示したように、クロック発生部323から出力され
るクロック信号から作成した同期信号343に同期して行
なっていた変調(送信)動作を、復調部351において抽
出した抽出クロック信号353から作成した同期信号343に
同期して行なう変調動作にタイミング変更する。
以後、折返し試験を実施して、モデム221からモデム2
51に試験データが送られてくると、該データは、切替部
333,復調部351を介して切替部331で折返され、更に、変
調部341,切替部333を介してモデム221に送り返される。
また、主制御部321は、「ループ4」のデータ折返し
指示を受け取ると、タイミング変更の必要がないので、
モデム251においてタイミング変更あるいはモデム251か
ら他の装置へのタイミング変更指示の送出を行なわず
に、モデム221から送られてきた試験データの折返しを
行なえばよい。
(iv−2)装置側からのデータの折返し 次に、「ループ1」におけるデータの折返し動作を考
える。データの送信元はDTE261とする。
先ず、DTE261はモデム251においてデータの折返しを
行なうための指示信号を送る。DTE261からの指示信号
は、モデム251内のクロック源253に同期してモデム251
に送られる。モデム251の内部では、切替部331を介して
受信した該信号に基づいて、主制御部321によるタイミ
ング変更動作が行なわれる。尚、DTE261からモデム251
に送られてくる指示信号には、モデム251におけるデー
タの折返しが「ループ1」であるか「ループ3」である
かの指示が含まれている。
該指示信号を受け取ると主制御部321は、クロック情
報格納部311に格納されたクロック源情報を読み出す。
「ループ1」のデータ折返し指示を受け取ると、主制御
部321は、クロック源情報“011"と「ループ1」に対応
した動作を行なう。
上述の「(iii)データ折返し時のタイミング変更動
作」に示したように、DTE261から送られてきたデータを
切替部331を介して折返すと、データ伝送の経路上にク
ロック源が無くなってしまうので、主制御部321は、切
替部331を介してDTE261にデータ伝送のクロック源を発
生させる趣旨の指示を送る。
DTE261では、該指示を受けて、DTE261内のクロック発
生部から出力されるクロック信号に基づいたデータ伝送
のクロック源を発生させる。
また、主制御部321は、「ループ3」のデータ折返し
指示を受け取ると、タイミング変更の必要がないので、
DTE261から送られてきたデータを切替部331を介して送
り返せばよい。
IV.実施例のまとめ このように、クロック情報格納部311にデータ伝送に
関するクロック源情報として、装置側のクロック源の有
無,モデム内部のクロック源の有無,回線側のクロック
源の有無に関するデータを格納しておく。他のモデム,
ホストコンピュータ211あるいはDTE261からモデム251に
データの折返しを行なうための指示信号が送られてくる
と、主制御部321は、クロック情報格納部311から読み出
したクロック源情報と折返しループ(「ループ1」から
「ループ4」)とに応じて、モデム251におけるデータ
伝送のタイミング変更するか、あるいはモデム251に隣
接した装置(モデム241あるいはDTE261)にタイミング
変更の指示を送る。モデム241あるいはDTE261では、モ
デム251から送られてきたタイミング変更指示に応じて
タイミング変更を行なう。
従って、クロック情報格納部311に格納したクロック
源情報に応じてデータ伝送のタイミングを切り替えるこ
とにより、効率よい折返し試験が可能となる。
V.発明の変形態様 なお、上述した本発明の実施例にあっては、ネットワ
ークを構成する伝送装置としてモデムを考えたが、他の
伝送装置(DSU等)についても同様のことがいえる。例
えば、2つのモデム251,241をDSUに置き換えた場合、あ
るDSUから他のDSUに送信する送信部のタイミングについ
て変更動作を行なう。
また、実施例では、クロック源がモデム221及びモデ
ム251に存在する場合を考えたが、他の場合について
は、各モデムのクロック情報格納部に格納したクロック
源情報を変更するだけでよい。
更に、「I.実施例と第1図との対応関係」において、
本発明と実施例との対応関係を説明しておいたが、これ
に限られることはなく、本発明には各種の変形態様があ
ることは当業者であれば容易に推考できるであろう。
〔発明の効果〕
上述したように本発明によれば、クロック情報格納手
段に格納したネットワーク内の折返し試験時のデータ伝
送のクロック源の有無に関する情報に従って折返し試験
時の同期タイミングを切り替え、切り替えたタイミング
に同期して折返し試験時のデータの折返しを行なうの
で、ネットワークの拡大に対応でき、折返し試験に要す
る格納容量の増大を押えつつ、折返し試験を効率良く行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の伝送装置の原理ブロック図、 第2図は本発明の実施例におけるネットワークの構成
図、 第3図は本発明の伝送装置のタイミング切替え方式を適
用したモデムの構成図、 第4図は実施例の折返し試験におけるデータ折返しの説
明図、 第5図は実施例のモデムにおけるタイミング変更説明
図、 第6図はデータ伝送におけるクロック源の説明図であ
る。 図において、 111はクロック情報格納手段、 121はタイミング切替え手段、 131は折返し手段、 211はホストコンピュータ、 221,231,241,251はモデム、 223,253はクロック源、 261はDTE、 311はクロック情報格納部、 321は主制御部、 323はクロック発生部、 331,333は切替部、 341は変調部、 353は同期信号、 351は復調部、 353は抽出クロック信号である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークの状態を調べるために折返し
    試験を行なう伝送装置において、 折返し試験時のデータ伝送のクロック源の有無に関する
    情報を格納するクロック情報格納手段と、 該クロック情報格納手段に格納された情報に基づいて、
    データ伝送の同期タイミングの切替え指示を、回線を介
    して接続された装置に対して行なうタイミング切替え手
    段と、 該タイミング切替え手段で切り替えたタイミングに同期
    して、折返し試験時のデータの折返しを行なう折返し手
    段と、 を備えるように構成したことを特徴とする伝送装置。
  2. 【請求項2】第1項記載の伝送装置において、 前記タイミング切替え手段は、前記クロック情報格納手
    段に格納された情報に加えて、実行される折返し試験種
    類に応じて前記同期タイミングの切替え指示を行うこと
    を特徴とする伝送装置。
JP62267101A 1987-10-22 1987-10-22 伝送装置 Expired - Lifetime JP2585308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62267101A JP2585308B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62267101A JP2585308B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01109842A JPH01109842A (ja) 1989-04-26
JP2585308B2 true JP2585308B2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=17440070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62267101A Expired - Lifetime JP2585308B2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22 伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585308B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59212055A (ja) * 1983-05-18 1984-11-30 Nec Corp 回線アダプタ
JPS61222346A (ja) * 1985-03-19 1986-10-02 Fujitsu Ltd 同期式回線制御回路の試験方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01109842A (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6154859A (en) Abnormality monitor method and abnormality monitor system in a network
GB2194713A (en) Method of restoring transmission
US6253335B1 (en) Network abnormality recovery method and system
JPH04165846A (ja) 対局アラーム転送方法
JP2585308B2 (ja) 伝送装置
JP2728667B2 (ja) 伝送装置のタイミング切替え方式
RU2119261C1 (ru) Способ и устройство для обслуживания аппаратуры линейной группы, дистанционно удаленной от линейного блока
JPS6349946B2 (ja)
JPH08163162A (ja) ループ式データ伝送装置
KR100439148B1 (ko) 다중 시스템의 프레임 동기신호 출력 장치 및 방법
JP3031936B2 (ja) ローカルエリアネットワーク
JPH11284638A (ja) 通信システム
JPH0654915B2 (ja) 伝送路の修復方式
KR960009775A (ko) 국설교환기의 기준클럭선택 장치 및 그 제어방법
JPH05199212A (ja) クロック切替方式
JPS5813648Y2 (ja) デ−タ端局装置
JPH0486133A (ja) 二重化データリンクのスタンバイリンク同期検出方式
KR100260300B1 (ko) 디지탈데이터전송확인장치
JPS639331A (ja) 回線切替方式
JPH01126042A (ja) リング通信システムにおける伝送路監視方式
JPH0595305A (ja) 信号中継装置
KR960027483A (ko) CDMA 이동통신망에서의 E1 2048Kbps PCM 정합방식을 이용한 기지국과 기지국 제어장치간의 프로세서 데이타 통신처리를 위한 정합장치
KR20000021658A (ko) 클록 생성기 장치
KR19990079562A (ko) 동기식 광통신장치에 있어서 유도 클럭 제어방법 및 시스템
JPH0654914B2 (ja) 伝送路の修復方式