JP2585211B2 - 保護継電装置 - Google Patents
保護継電装置Info
- Publication number
- JP2585211B2 JP2585211B2 JP60235273A JP23527385A JP2585211B2 JP 2585211 B2 JP2585211 B2 JP 2585211B2 JP 60235273 A JP60235273 A JP 60235273A JP 23527385 A JP23527385 A JP 23527385A JP 2585211 B2 JP2585211 B2 JP 2585211B2
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- Japan
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- unit
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- set value
- selection
- processing unit
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイジタル値に基づき電力系統を保護する
保護継電装置に係り、特に整定値を表示する表示部を備
えた保護継電装置に関する。
保護継電装置に係り、特に整定値を表示する表示部を備
えた保護継電装置に関する。
電力系統は、その機能の重要性から高い信頼性が要求
される。自動監視機能の付加や、保護系統区間の変更、
多端子化に対する保守の省力化等からマイクロコンピユ
ータを採用したデイジタル保護継電装置が導入されてい
る。一般に全系統にわたつて同一時刻にサンプリングし
た電圧，電流値をマイクロ波回線などを通して互いに伝
送しあうことにより電流差動あるいは位相比較を行うデ
イジタル保護継電装置がある。例えば、搬送保護を行う
デイジタル保護継電装置を第３図の保護継電システムを
示すブロツク図を参照して説明する。
される。自動監視機能の付加や、保護系統区間の変更、
多端子化に対する保守の省力化等からマイクロコンピユ
ータを採用したデイジタル保護継電装置が導入されてい
る。一般に全系統にわたつて同一時刻にサンプリングし
た電圧，電流値をマイクロ波回線などを通して互いに伝
送しあうことにより電流差動あるいは位相比較を行うデ
イジタル保護継電装置がある。例えば、搬送保護を行う
デイジタル保護継電装置を第３図の保護継電システムを
示すブロツク図を参照して説明する。
電気所A,Bは、共に電気所内のしや断器1A,1Bを介して
被保護送電線２で接続されている。被保護送電線２のA,
B両端の電流は、変流器3A,3bによりデイジタル保護継電
器4A,4Bに取り込まれる。デイジタル保護継電器4A,4Bは
同様の構成であるので、Ａ端のデイジタル保護継電器4A
について説明する。変流器3Aからの電流情報をアナログ
・デイジタル変換部5A（以下、A/D変換部5Aとする）が
入力して、デイジタルデータIAに変換する。7Aは信号伝
送装置であり、このデイジタルデータIAをＢ端のデイジ
タル保護継電器4Bへ伝送し、かつ、Ｂ端側のデイジタル
データIBを受取る機能を有している。そして判定部8A
（第１の演算処理部）は前記A/D変換部5Aからのデイジ
タルデータIAと信号伝送装置7AからのＢ端のデイジタル
データIBとを入力してリレー演算を行い、被保護送電線
２区間に流入する事故電流の有無を判断するものであ
る。この判定部8Aは内部事故と判断するとしや断器1A,1
Bにトリツプ指令を出力する。
被保護送電線２で接続されている。被保護送電線２のA,
B両端の電流は、変流器3A,3bによりデイジタル保護継電
器4A,4Bに取り込まれる。デイジタル保護継電器4A,4Bは
同様の構成であるので、Ａ端のデイジタル保護継電器4A
について説明する。変流器3Aからの電流情報をアナログ
・デイジタル変換部5A（以下、A/D変換部5Aとする）が
入力して、デイジタルデータIAに変換する。7Aは信号伝
送装置であり、このデイジタルデータIAをＢ端のデイジ
タル保護継電器4Bへ伝送し、かつ、Ｂ端側のデイジタル
データIBを受取る機能を有している。そして判定部8A
（第１の演算処理部）は前記A/D変換部5Aからのデイジ
タルデータIAと信号伝送装置7AからのＢ端のデイジタル
データIBとを入力してリレー演算を行い、被保護送電線
２区間に流入する事故電流の有無を判断するものであ
る。この判定部8Aは内部事故と判断するとしや断器1A,1
Bにトリツプ指令を出力する。
デイジタル保護継電器4Aに入力する整定値は、その動
作判定に重要な要因であり整定誤りがあつてはならな
い。このため、整定時には整定値表示部で整定値を表示
し、作業者が目視によつて確認できるようにしてある。
しかしながら、この表示部は、整定値のみを表示するも
のであり、デイジタル保護継電器4Aの点検時など被保護
送電線２の電気情報を把握するためには別途準備した計
測器をその都度接続する付加作業を行うという問題点が
あつた。
作判定に重要な要因であり整定誤りがあつてはならな
い。このため、整定時には整定値表示部で整定値を表示
し、作業者が目視によつて確認できるようにしてある。
しかしながら、この表示部は、整定値のみを表示するも
のであり、デイジタル保護継電器4Aの点検時など被保護
送電線２の電気情報を把握するためには別途準備した計
測器をその都度接続する付加作業を行うという問題点が
あつた。
したがつて、本発明はこのような点を鑑みてなされた
もので、簡単な回路構成の追加で、被保護送電線２の電
気情報をも表示できる保護継電装置を提供することを目
的とする。
もので、簡単な回路構成の追加で、被保護送電線２の電
気情報をも表示できる保護継電装置を提供することを目
的とする。
本発明を第１図の保護継電装置の選択表示機構を示す
構成図を用いて説明する。
構成図を用いて説明する。
電力系統より変成器を介して入力される電気情報をデ
イジタルデータに変換するアナログ・デイジタル変換部
５と、この保護継電装置の動作判定に用いる整定値を保
持する整定部９とがある。このアナログ・デイジタル変
換部よりのデイジタルデータと整定部よりの整定値とを
入力して選択指令によりどちらか一方を選択出力する選
択部10と、選択部10の後段に第１の演算処理部（判定部
8A）とは別に設けられ、選択指令に応じ予め用意された
演算処理内容を切換え、選択部10から選択出力されるデ
ータを当該選択出力されたデータに応じて表示用に演算
処理する第２の演算処理部13と、第２の演算処理部13の
出力を入力し、この第２の演算処理部13の演算結果を表
示する表示部11とを具備する保護継電装置である。
イジタルデータに変換するアナログ・デイジタル変換部
５と、この保護継電装置の動作判定に用いる整定値を保
持する整定部９とがある。このアナログ・デイジタル変
換部よりのデイジタルデータと整定部よりの整定値とを
入力して選択指令によりどちらか一方を選択出力する選
択部10と、選択部10の後段に第１の演算処理部（判定部
8A）とは別に設けられ、選択指令に応じ予め用意された
演算処理内容を切換え、選択部10から選択出力されるデ
ータを当該選択出力されたデータに応じて表示用に演算
処理する第２の演算処理部13と、第２の演算処理部13の
出力を入力し、この第２の演算処理部13の演算結果を表
示する表示部11とを具備する保護継電装置である。
選択部はアナログ・デイジタル変換部により変換され
た電力系統の電気情報のデイジタルデータと、整定値と
を択一して出力する。第２の演算処理部は選択指令に応
じてプログラムを切換え、そのときの入力に応じて演算
処理し、その処理結果を表示部で表示している。
た電力系統の電気情報のデイジタルデータと、整定値と
を択一して出力する。第２の演算処理部は選択指令に応
じてプログラムを切換え、そのときの入力に応じて演算
処理し、その処理結果を表示部で表示している。
本発明の一実施例を第１図および第２図を用いて説明
する。第１図は保護継電装置の選択表示機構を示す構成
図である。
する。第１図は保護継電装置の選択表示機構を示す構成
図である。
電力系統より変成器を介して入力される電気情報たと
えば電流値をデイジタルデータに変換するアナログ・デ
イジタル変換部５と、このデイジタルデータの瞬時値と
して記憶するデータメモリ12と、保護継電装置の動作判
定に用いる整定値をデイジタル量で出力すると共に、こ
の整定値を保持する整定部９とがある。これらデータメ
モリ12と整定部９とからそれぞれデータと整定値を入力
して、例えば、切換スイツチ等からの選択指令によりど
ちらか一方を選択して出力する選択部10と、この選択部
10により選択される一方を入力して、デイジタルデータ
が入力される場合は、瞬時値を実効値に変換し被保護送
電線での電流値に演算処理を行い、整定値が入力される
場合は、２進データを10進データに変換するなど、選択
部10からの選択出力に応じて予め用意された演算処理を
行う判定部8A（第１の演算処理部）とは別置きの第２の
演算処理部13と、この演算処理部13の出力を表示する表
示部11とを具備して成る保護継電装置である。
えば電流値をデイジタルデータに変換するアナログ・デ
イジタル変換部５と、このデイジタルデータの瞬時値と
して記憶するデータメモリ12と、保護継電装置の動作判
定に用いる整定値をデイジタル量で出力すると共に、こ
の整定値を保持する整定部９とがある。これらデータメ
モリ12と整定部９とからそれぞれデータと整定値を入力
して、例えば、切換スイツチ等からの選択指令によりど
ちらか一方を選択して出力する選択部10と、この選択部
10により選択される一方を入力して、デイジタルデータ
が入力される場合は、瞬時値を実効値に変換し被保護送
電線での電流値に演算処理を行い、整定値が入力される
場合は、２進データを10進データに変換するなど、選択
部10からの選択出力に応じて予め用意された演算処理を
行う判定部8A（第１の演算処理部）とは別置きの第２の
演算処理部13と、この演算処理部13の出力を表示する表
示部11とを具備して成る保護継電装置である。
この保護継電装置の作用を第２図の選択表示機構を示
すフローチヤートを用いて説明する。データメモリ12に
記憶されるデイジタルデータと整定部９に保持される整
定値とは常時選択部10に入力されている。この選択部10
の表示選択切換えは、切換スイツチを「常時」側か「整
定時」側かのいずれかを所望の側に切換えることで行な
われる。デイジタルデータの方を選択する場合は、この
選択に合わせた瞬時値のデイジタルデータを実効値に変
換する演算処理を実行して、表示部11により表示され
る。
すフローチヤートを用いて説明する。データメモリ12に
記憶されるデイジタルデータと整定部９に保持される整
定値とは常時選択部10に入力されている。この選択部10
の表示選択切換えは、切換スイツチを「常時」側か「整
定時」側かのいずれかを所望の側に切換えることで行な
われる。デイジタルデータの方を選択する場合は、この
選択に合わせた瞬時値のデイジタルデータを実効値に変
換する演算処理を実行して、表示部11により表示され
る。
整定値を選択する場合は、この選択に合わせた２進デ
ータを10進データに変換する演算処理を実行して、表示
部11により表示される。
ータを10進データに変換する演算処理を実行して、表示
部11により表示される。
以上のような構成により、整定値を変更する時は切換
スイツチで整定値の方を選択すれば、表示部11にわかり
易い10進データの整定値が表示されるので、整定作業時
これを確認することができることに加えて、点検時およ
び通常時は、切換スイツチでデイジタルデータの方を選
択すれば別の計測器を接続しなくとも被保護送電線２の
電流情報の実効値がわかる。
スイツチで整定値の方を選択すれば、表示部11にわかり
易い10進データの整定値が表示されるので、整定作業時
これを確認することができることに加えて、点検時およ
び通常時は、切換スイツチでデイジタルデータの方を選
択すれば別の計測器を接続しなくとも被保護送電線２の
電流情報の実効値がわかる。
以上の説明で電力系統の電気情報として電流値を用い
て説明したが、同様にして電圧値あるいは周波数などの
表示についても第２の演算処理部13の演算処理の内容を
換えれば実現可能であり、リレー演算を行う第１の演算
処理部に関係なく機能変更を行なるので、当該保護継電
装置の運用上からも、また信頼性からも大変有用であ
る。
て説明したが、同様にして電圧値あるいは周波数などの
表示についても第２の演算処理部13の演算処理の内容を
換えれば実現可能であり、リレー演算を行う第１の演算
処理部に関係なく機能変更を行なるので、当該保護継電
装置の運用上からも、また信頼性からも大変有用であ
る。
本発明は、各電気所に設置される保護継電装置に、こ
の保護継電装置の整定値を表示する表示部に選択指令に
より、電力系統の電気情報を表示させる選択部と第２の
演算処理部を具備させることにより、簡単な選択指令の
変更により、整定値または電気情報を選択表示すること
ができる保護継電装置を提供する。
の保護継電装置の整定値を表示する表示部に選択指令に
より、電力系統の電気情報を表示させる選択部と第２の
演算処理部を具備させることにより、簡単な選択指令の
変更により、整定値または電気情報を選択表示すること
ができる保護継電装置を提供する。
第１図は、保護継電装置の選択表示機構を示す構成図、
第２図は、選択表示機構を示すフローチヤート、第３図
は、保護継電システムを示すブロツク図である。 ５……アナログ・デイジタル変換部 ９……整定部 10……選択部 11……表示部 12……データメモリ 13……演算処理部
第２図は、選択表示機構を示すフローチヤート、第３図
は、保護継電システムを示すブロツク図である。 ５……アナログ・デイジタル変換部 ９……整定部 10……選択部 11……表示部 12……データメモリ 13……演算処理部
Claims (1)
- 【請求項１】電力系統から入力した電気情報をサンプリ
ングし、第１の演算処理部にて所定の整定値を用いてリ
レー演算を行い動作判定をする保護継電装置において、 電力系統より変成器を介して入力される電気情報をディ
ジタルデータに変換するアナログ・ディジタル変換部
と、 当該保護継電装置の動作判定に用いる整定値を保持する
整定部と、 前記ディジタルデータと前記整定値とを入力し、電気情
報側か整定値側かのいずれかを選択する選択指令に応じ
た側の入力を選択出力する選択部と、 前記選択部の後段に前記第１の演算処理部とは別置きに
設けられ、前記選択指令に応じ予め用意された演算処理
内容を切換え、前記選択部から選択出力されるデータを
当該選択出力されたデータに応じて表示用に演算処理す
る第２の演算処理部と、 前記第２の演算処理部の出力を入力し、この演算処理部
の演算結果を表示する表示部とを具備することを特徴と
する保護継電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60235273A JP2585211B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 保護継電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60235273A JP2585211B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 保護継電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6295921A JPS6295921A (ja) | 1987-05-02 |
| JP2585211B2 true JP2585211B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16983651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60235273A Expired - Lifetime JP2585211B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 保護継電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585211B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5914315A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | 三菱電機株式会社 | デイジタル保護継電器 |
-
1985
- 1985-10-23 JP JP60235273A patent/JP2585211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6295921A (ja) | 1987-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |