JPH0638362A - 母線保護装置 - Google Patents
母線保護装置Info
- Publication number
- JPH0638362A JPH0638362A JP19398592A JP19398592A JPH0638362A JP H0638362 A JPH0638362 A JP H0638362A JP 19398592 A JP19398592 A JP 19398592A JP 19398592 A JP19398592 A JP 19398592A JP H0638362 A JPH0638362 A JP H0638362A
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- Japan
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- busbar
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 系統条件によっては保護しなくてもよい箇所
での事故は動作せず、閉成中のしゃ断器のみトリップで
きるようにして母線保護能力を向上させる。 【構成】 母線に接続された複数の変流器の出力電流を
各回線電流データET1t〜ETnt として差動演算回路に
取り込むと共に、各しゃ断器の開閉条件を取り込む(ス
テップ50,51)。そして各回線電流データをもとに
差動演算し(同52)、その差動量振幅値EDを求めて
(同53)、この振幅値EDとタップ値定数K0 をレベ
ル判定し、その処理を所定回数行い(同54,55)、
差動演算の動作出力を送出する。さらに、しゃ断器が閉
成されている回線のみトリップ指令信号を送出しそれら
を制御する。これにより、しゃ断器と変流器間の事故に
よる不要応動がなくなり、しゃ断器のからたたき等がな
くなり、高精度の母線保護装置を実現できる。
での事故は動作せず、閉成中のしゃ断器のみトリップで
きるようにして母線保護能力を向上させる。 【構成】 母線に接続された複数の変流器の出力電流を
各回線電流データET1t〜ETnt として差動演算回路に
取り込むと共に、各しゃ断器の開閉条件を取り込む(ス
テップ50,51)。そして各回線電流データをもとに
差動演算し(同52)、その差動量振幅値EDを求めて
(同53)、この振幅値EDとタップ値定数K0 をレベ
ル判定し、その処理を所定回数行い(同54,55)、
差動演算の動作出力を送出する。さらに、しゃ断器が閉
成されている回線のみトリップ指令信号を送出しそれら
を制御する。これにより、しゃ断器と変流器間の事故に
よる不要応動がなくなり、しゃ断器のからたたき等がな
くなり、高精度の母線保護装置を実現できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の母線を保護す
る母線保護装置に関し、特に保護すべき母線にそれぞれ
接続されるしゃ断器のうち閉成中のしゃ断器のみトリッ
プすることにより母線保護能力を向上させた母線保護装
置に関するものである。
る母線保護装置に関し、特に保護すべき母線にそれぞれ
接続されるしゃ断器のうち閉成中のしゃ断器のみトリッ
プすることにより母線保護能力を向上させた母線保護装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的な単母線を保護する母線保
護装置の一例を示す接続図である。同図において、1〜
4は変流器、5〜8はしゃ断器、9〜12は送電線、1
3は母線、14は母線保護継電器であり、15,16は
母線内部事故、17はA端電源側、18はB端負荷側、
19はC端負荷側、20はD端電源側をそれぞれ表わ
す。また21は母線変成器、22は故障検出継電器であ
り、その一般的なトリップ回路の一例を図4に示す。
護装置の一例を示す接続図である。同図において、1〜
4は変流器、5〜8はしゃ断器、9〜12は送電線、1
3は母線、14は母線保護継電器であり、15,16は
母線内部事故、17はA端電源側、18はB端負荷側、
19はC端負荷側、20はD端電源側をそれぞれ表わ
す。また21は母線変成器、22は故障検出継電器であ
り、その一般的なトリップ回路の一例を図4に示す。
【0003】このトリップ回路は、図4に示すように、
母線保護継電器(B87)14と、故障検出継電器(F
D)22と、AND回路23とから構成され、このAN
D回路23の出力を各しゃ断器(CB1〜CBn)5〜8
のトリップ指令信号Cb1〜Cbnとして送出するものとな
っている。
母線保護継電器(B87)14と、故障検出継電器(F
D)22と、AND回路23とから構成され、このAN
D回路23の出力を各しゃ断器(CB1〜CBn)5〜8
のトリップ指令信号Cb1〜Cbnとして送出するものとな
っている。
【0004】次に動作について説明する。今、各しゃ断
器5〜8の全てが閉路状態の時に、例えば母線13に内
部事故15が発生すると、母線変成器(PTと称する)
21を通して事故電圧を検出して故障検出継電器22は
動作する。また、変流器(CTと称する)1〜4は事故
電流を検出して母線保護継電器14に差動入力を供給す
る。その結果、母線保護継電器14は内部事故であると
判断して、この母線保護継電器14と故障検出継電器2
2のAND条件が一致し、そのAND回路23の出力信
号により各しゃ断器5〜8をトリップする。
器5〜8の全てが閉路状態の時に、例えば母線13に内
部事故15が発生すると、母線変成器(PTと称する)
21を通して事故電圧を検出して故障検出継電器22は
動作する。また、変流器(CTと称する)1〜4は事故
電流を検出して母線保護継電器14に差動入力を供給す
る。その結果、母線保護継電器14は内部事故であると
判断して、この母線保護継電器14と故障検出継電器2
2のAND条件が一致し、そのAND回路23の出力信
号により各しゃ断器5〜8をトリップする。
【0005】また、しゃ断器5と変流器1との間で母線
内部事故16が発生した場合、変流器1より母線側の事
故であるから、内部事故と判断して母線保護継電器14
は動作し、故障検出継電器22も動作するので、前述と
同様にAND条件で各しゃ断器5〜8をトリップする。
内部事故16が発生した場合、変流器1より母線側の事
故であるから、内部事故と判断して母線保護継電器14
は動作し、故障検出継電器22も動作するので、前述と
同様にAND条件で各しゃ断器5〜8をトリップする。
【0006】ところが、この場合にしゃ断器5が開放で
他のしゃ断器6〜8が閉成していたとすると、この場合
にも他端が電源側となっているので、変流器1は出力し
母線保護継電器14は動作してしまう。このとき故障検
出継電器22が動作していなければ、各しゃ断器5〜8
をトリップすることはない。
他のしゃ断器6〜8が閉成していたとすると、この場合
にも他端が電源側となっているので、変流器1は出力し
母線保護継電器14は動作してしまう。このとき故障検
出継電器22が動作していなければ、各しゃ断器5〜8
をトリップすることはない。
【0007】しかし、その時外部事故が発生していると
か、他端側で例えばA端電源側17とB端負荷側18が
つながっていると、故障検出継電器22は動作するので
各しゃ断器5〜8をトリップする。また、しゃ断器5,
6が開放で、他のしゃ断器7,8が閉成している系統で
母線13に内部事故15が発生すると、前述と同様に母
線保護継電器14と故障検出継電器22のAND条件
で、しゃ断器開放,閉成関係なしに全しゃ断器5〜8を
トリップする。
か、他端側で例えばA端電源側17とB端負荷側18が
つながっていると、故障検出継電器22は動作するので
各しゃ断器5〜8をトリップする。また、しゃ断器5,
6が開放で、他のしゃ断器7,8が閉成している系統で
母線13に内部事故15が発生すると、前述と同様に母
線保護継電器14と故障検出継電器22のAND条件
で、しゃ断器開放,閉成関係なしに全しゃ断器5〜8を
トリップする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の母線保護装置では、系統条件によっては保護しなく
てもよい箇所での事故でも全しゃ断器をトリップした
り、開放しているしゃ断器はトリップする必要がないの
にトリップ指令を出し、トリップするなどの問題点があ
った。
来の母線保護装置では、系統条件によっては保護しなく
てもよい箇所での事故でも全しゃ断器をトリップした
り、開放しているしゃ断器はトリップする必要がないの
にトリップ指令を出し、トリップするなどの問題点があ
った。
【0009】本発明は以上の点に鑑み、上記のような課
題を解決するためになされたもので、系統条件によって
は保護しなくてもよい箇所での事故は動作せず(正不動
作)、閉成しているしゃ断器のみトリップできるように
して母線保護能力を向上させた母線保護装置を得ること
を目的とする。
題を解決するためになされたもので、系統条件によって
は保護しなくてもよい箇所での事故は動作せず(正不動
作)、閉成しているしゃ断器のみトリップできるように
して母線保護能力を向上させた母線保護装置を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る母線保護装置は、全しゃ断器の開閉条件
を取り込み、各回線電流データをしゃ断器閉の回線のみ
取り込んで差動演算して、しゃ断器の開閉条件によりト
リップ回路を制御することにより、しゃ断器閉の回線の
みトリップ指令を出力するようにしたものである。
め本発明に係る母線保護装置は、全しゃ断器の開閉条件
を取り込み、各回線電流データをしゃ断器閉の回線のみ
取り込んで差動演算して、しゃ断器の開閉条件によりト
リップ回路を制御することにより、しゃ断器閉の回線の
みトリップ指令を出力するようにしたものである。
【0011】
【作用】したがって、本発明における母線保護装置の保
護範囲は、しゃ断器の開,閉条件を保護継電器差動演算
回路に取り込むことにより母線事故の範囲を極限するこ
とができ、またしゃ断器の開閉条件をトリップ回路に挿
入することによって、母線に接続している回線のしゃ断
器のみトリップすることができるので、不要しゃ断器の
トリップをなくすことができる。
護範囲は、しゃ断器の開,閉条件を保護継電器差動演算
回路に取り込むことにより母線事故の範囲を極限するこ
とができ、またしゃ断器の開閉条件をトリップ回路に挿
入することによって、母線に接続している回線のしゃ断
器のみトリップすることができるので、不要しゃ断器の
トリップをなくすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明の一実施例による母線保護継電器の差
動要素演算フローを示すものであり、ここでは、上述し
た図3と同様に、単母線を保護する母線保護装置に適用
した場合について示す。この実施例は、母線13(図3
参照)に対し接続された複数(図示では4本)の送電線
9〜12にそれぞれ変流器1〜4,しゃ断器5〜8を設
け、これら変流器1〜4の出力電流を各送電線9〜12
の回線電流データET1t〜ETntとして母線保護継電器1
4の差動演算回路部に取り込むとともに、各しゃ断器
(CB)5〜8の開閉条件を取り込む(図1のステップ
50,51)。
る。図1は本発明の一実施例による母線保護継電器の差
動要素演算フローを示すものであり、ここでは、上述し
た図3と同様に、単母線を保護する母線保護装置に適用
した場合について示す。この実施例は、母線13(図3
参照)に対し接続された複数(図示では4本)の送電線
9〜12にそれぞれ変流器1〜4,しゃ断器5〜8を設
け、これら変流器1〜4の出力電流を各送電線9〜12
の回線電流データET1t〜ETntとして母線保護継電器1
4の差動演算回路部に取り込むとともに、各しゃ断器
(CB)5〜8の開閉条件を取り込む(図1のステップ
50,51)。
【0013】そして、それら回線電流データをもとに差
動演算し(ステップ52)、その差動量振幅値ED の絶
対値を求めて(ステップ53)、この振幅値EDとタッ
プ値定数K0とをレベル判定するとともにその処理を所
定回数行って(ステップ54,55)、差動演算の動作
出力を送出する。さらに、この動作出力は母線保護継電
器14の出力として図2に示すトリップ回路のAND回
路23に入力し、故障検出継電器22とのAND出力を
各々のAND回路241〜24nに送出する。
動演算し(ステップ52)、その差動量振幅値ED の絶
対値を求めて(ステップ53)、この振幅値EDとタッ
プ値定数K0とをレベル判定するとともにその処理を所
定回数行って(ステップ54,55)、差動演算の動作
出力を送出する。さらに、この動作出力は母線保護継電
器14の出力として図2に示すトリップ回路のAND回
路23に入力し、故障検出継電器22とのAND出力を
各々のAND回路241〜24nに送出する。
【0014】このとき各AND回路241〜24nの他方
の入力側には、該当する送電線9〜12の各しゃ断器
(CB1〜CBn)5〜8の開閉条件を設定するしゃ断器
条件設定部251〜25nの信号が入力されていて、これ
らAND回路241〜24nによってしゃ断器(CB1〜
CBn)5〜8が閉成されている回線のみトリップ指令
信号Cb1〜Cbnを送出してそれらを制御するものとなっ
ている。なお、図2は本実施例によるトリップ回路を示
すものであり、同図において図4と同一または相当部分
は同一符号を付記している。
の入力側には、該当する送電線9〜12の各しゃ断器
(CB1〜CBn)5〜8の開閉条件を設定するしゃ断器
条件設定部251〜25nの信号が入力されていて、これ
らAND回路241〜24nによってしゃ断器(CB1〜
CBn)5〜8が閉成されている回線のみトリップ指令
信号Cb1〜Cbnを送出してそれらを制御するものとなっ
ている。なお、図2は本実施例によるトリップ回路を示
すものであり、同図において図4と同一または相当部分
は同一符号を付記している。
【0015】次に動作を図1〜図3を参照して説明す
る。本実施例の保護継電装置において、今、各しゃ断器
5〜8が全て閉状態で例えば母線13の内部箇所に事故
15,16が発生すると、前述した従来例と同様に、母
線保護継電器14が動作して各しゃ断器5〜8をトリッ
プする。
る。本実施例の保護継電装置において、今、各しゃ断器
5〜8が全て閉状態で例えば母線13の内部箇所に事故
15,16が発生すると、前述した従来例と同様に、母
線保護継電器14が動作して各しゃ断器5〜8をトリッ
プする。
【0016】そして、しゃ断器5が開放で、他のしゃ断
器6〜8が閉成している時に、母線内部事故15が発生
すると、母線保護継電器14の差動演算回路部は各送電
線10〜12の回線電流データを読み込み、送電線9の
回線電流データは読み込まず、それら送電線10〜12
の回線電流データをもとに差動演算する。この動作出力
は図2のトリップ回路のAND回路23に入力し故障検
出継電器22との条件が一致したときAND回路241
〜24nに出力することにより、このトリップ回路はそ
の差動演算をした動作出力と故障検出継電器22のAN
D条件で閉成しているしゃ断器6〜8をトリップし、開
放しているしゃ断器5はトリップしない。
器6〜8が閉成している時に、母線内部事故15が発生
すると、母線保護継電器14の差動演算回路部は各送電
線10〜12の回線電流データを読み込み、送電線9の
回線電流データは読み込まず、それら送電線10〜12
の回線電流データをもとに差動演算する。この動作出力
は図2のトリップ回路のAND回路23に入力し故障検
出継電器22との条件が一致したときAND回路241
〜24nに出力することにより、このトリップ回路はそ
の差動演算をした動作出力と故障検出継電器22のAN
D条件で閉成しているしゃ断器6〜8をトリップし、開
放しているしゃ断器5はトリップしない。
【0017】また、しゃ断器5が開放で、他のしゃ断器
6〜8が閉成している時に内部事故16が発生すると、
前述と同様に送電線9の回線電流データは読み込まず、
各送電線10〜12の回線電流データを読み込み、差動
演算をした動作出力は零となり、母線保護継電器14は
不動作、故障検出継電器22も不動作(他端側でつなが
っていれば動作となる)となり、しゃ断器5〜8はトリ
ップしない。このことは、他のしゃ断器6〜8が開放の
場合にも同様である。
6〜8が閉成している時に内部事故16が発生すると、
前述と同様に送電線9の回線電流データは読み込まず、
各送電線10〜12の回線電流データを読み込み、差動
演算をした動作出力は零となり、母線保護継電器14は
不動作、故障検出継電器22も不動作(他端側でつなが
っていれば動作となる)となり、しゃ断器5〜8はトリ
ップしない。このことは、他のしゃ断器6〜8が開放の
場合にも同様である。
【0018】このように本実施例の母線保護装置による
と、該当する送電線9〜12のしゃ断器5〜8が閉成,
開放であることを条件として差動要素演算し、その動作
出力を出すように構成したので、従来のようなしゃ断器
開放時に変流器としゃ断器間の事故で動作することなく
確実に検出することができる。また、しゃ断器の開閉条
件をトリップ回路に挿入した構成とすることにより、開
放しているしゃ断器にトリップ指令を出力することな
く、閉成しているしゃ断器にのみ確実にトリップ指令を
出力することができる。
と、該当する送電線9〜12のしゃ断器5〜8が閉成,
開放であることを条件として差動要素演算し、その動作
出力を出すように構成したので、従来のようなしゃ断器
開放時に変流器としゃ断器間の事故で動作することなく
確実に検出することができる。また、しゃ断器の開閉条
件をトリップ回路に挿入した構成とすることにより、開
放しているしゃ断器にトリップ指令を出力することな
く、閉成しているしゃ断器にのみ確実にトリップ指令を
出力することができる。
【0019】なお、上記実施例では母線保護装置の場合
について説明したが、他の継電器装置例えば変圧器保護
装置,搬送保護装置,発電機保護装置,表示線保護装置
などであってもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。また、本発明は、アナログ装置,ディジタル装置関
係なく適用することが可能である。
について説明したが、他の継電器装置例えば変圧器保護
装置,搬送保護装置,発電機保護装置,表示線保護装置
などであってもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。また、本発明は、アナログ装置,ディジタル装置関
係なく適用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各しゃ断
器の条件を保護継電器の差動演算回路に取り込み、しゃ
断器が閉成している回線電流のみ差動演算するようにし
たので、しゃ断器開放時の変流器としゃ断器の間の事故
等で全回線のしゃ断器をトリップし全停することなく、
系統構成にマッチした確実性の高い母線保護装置が得ら
れる。また、各しゃ断器の条件をトリップ回路に挿入し
たので、しゃ断器開放となっている回線にはトリップ指
令を出力することなく、系統構成にマッチした確実性の
高い母線保護装置が得られる。
器の条件を保護継電器の差動演算回路に取り込み、しゃ
断器が閉成している回線電流のみ差動演算するようにし
たので、しゃ断器開放時の変流器としゃ断器の間の事故
等で全回線のしゃ断器をトリップし全停することなく、
系統構成にマッチした確実性の高い母線保護装置が得ら
れる。また、各しゃ断器の条件をトリップ回路に挿入し
たので、しゃ断器開放となっている回線にはトリップ指
令を出力することなく、系統構成にマッチした確実性の
高い母線保護装置が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示す母線保護継電器の差動
要素演算フロー図である。
要素演算フロー図である。
【図2】本発明の一実施例によるトリップ回路部のシー
ケンスブロック図である。
ケンスブロック図である。
【図3】従来の単母線を保護する母線保護装置の一例を
示す接続図である。
示す接続図である。
【図4】同じく従来の母線保護装置のトリップ回路部の
シーケンスブロック図である。
シーケンスブロック図である。
1〜4 変流器 5〜8 しゃ断器 9〜12 送電線 13 母線 14 母線保護継電器 22 故障検出継電器 23 AND回路 241〜24n AND回路 251〜25n しゃ断器条件設定部
Claims (1)
- 【請求項1】 保護すべき母線に対し各々接続された複
数の送電線にそれぞれ設けられた複数のしゃ断器及び複
数の変流器と、これら各変流器の二次側に接続され、各
変流器の出力電流がしゃ断器が閉成されている回線電流
データのみを条件として差動演算する保護継電器と、し
ゃ断器が閉成されている回線のみトリップ指令を出力す
るトリップ回路部とからなる母線保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19398592A JPH0638362A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 母線保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19398592A JPH0638362A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 母線保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638362A true JPH0638362A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16317055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19398592A Pending JPH0638362A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 母線保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4810794A (en) * | 1986-02-06 | 1989-03-07 | Koei Chemical Co., Ltd. | Process for producing pyridine bases |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP19398592A patent/JPH0638362A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4810794A (en) * | 1986-02-06 | 1989-03-07 | Koei Chemical Co., Ltd. | Process for producing pyridine bases |
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