JP2585201C - - Google Patents

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JP2585201C
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fertilizer
gutter
groove
comparator
roll
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、ホッパ内の粒状肥料,種子を圃面に放出する施肥,播種機の警報装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】 例えば、施肥機においては、機体走行に伴って圃面上に溝を形成し、この溝内
にホッパ内の粒状肥料を繰出し装置により施肥ホース内へ投入し、該ホース内に
設けられた排出ばね杆に沿わせて落下させ、圃面に形成された溝内に放出する構
成となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 施肥ホースの下端放出口は圃面に近接しているため、該放出口には泥等が詰り
、施肥が圃面に放出されない虞があった。本発明は斯かる事情に鑑みてなされた
ものであり、粒状肥料,種子の通流経路に詰りが生じた場合にはこれを検出する
ことを可能とした警報装置の提供を本発明は目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明に係る警報装置は、粒状肥料,種子を圃場に放出する施肥,播種機にお
いて、粒状肥料,種子を落入すべき溝を作成する作溝体の後側に設けられ、前記
溝へ落入すべき粒状肥料,種子を案内し、平面視で後方が開放されたコ字状をな
し、一方の電極として用いられる樋部と、該樋部にこれと絶縁体にて樋部面から
間隔を隔てて取付けられた他方の電極と、これらの間に粒状肥料,種子又は泥土
が付着することによる電極間電圧の変化を検出する検出回路とを具備すると共に
、該検出回路に、比較器と該比較器の基準値を変更可能な可変抵抗を設けたこと
を特徴とする。 【0005】 【作用】 本発明にあっては樋部である一方の電極と、これに取り付けられた他方の電極
との電極間に粒状肥料,種子又は泥土が付着すると、両者はある抵抗値をもって
接続されることになり、電極間電圧が低下し、その付着が検出回路にて検出され
る。これらの付着は樋部における詰りの発生,又はその前駆段階であり、この電
圧低下を検出することで詰りの検出が可能となる。 【0006】 【実施例】 以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する。図1は、乗用田植機
の植付部に側条施肥機を取付けた状態の左側面図である。図においてAは走行機
体であり、その後部の3点リンク機構7に植付け部Bを装着している。植付部B
は、フロート6上に苗載台8を設置し、走行機体Aからの動力が伝動ケース9内
の伝動機構を介して植付爪10に伝達される。植付部の後部には側条施肥機11が装
着されている。 【0007】 図2は側条施肥機の左側面図である。側条施肥機11は、伝動ケース9の上面に
立設されている図示しない支柱の上端部に横設された支持フレーム19に各条毎の
ロールケース21の前部を夫々取付けて植付部Bに装着している。 ロールケース21の上側にはホッパ20が設けられており、またロールケース21の 下側には、施肥ホース4が取付けられている。施肥ホース4の下端部には樋部2
が形成されており、その前側に作溝体1が設けられている。 【0008】 図3は、ロールケース21の側断面図である。ロールケース21の上部には、植付
爪10の駆動軸28が左右方向に貫通しており、該植付爪駆動軸28の回転がベベルギ
ヤを介して上下方向に延設されたロール駆動軸29に伝達されている。ロール駆動
軸29の下部には繰出しロール23が装着されており、該繰出しロール23はロールケ
ース21に係止されたロール上蓋22及びロール下蓋24にて挟まれていて、繰出しロ
ール23はロール上蓋22及び下蓋24に摺接しつつ回転する。 【0009】 ロール上蓋22の後部には開口25が開設されており、またロール下蓋24の前部に
も開口27が開設されている。繰出しロール26の周縁には適幅離隔させて貫通孔26
が多数形成されており、ロール上蓋22の開口25より落入した粒状肥料は、回転す
る繰出ロール23の貫通孔26内に嵌入し、繰出しロール23の回転に伴って 180度移
動されて、ロール下蓋24の前部における開口27より施肥ホース4内に落入される
。 ロール下蓋24の下面中央には、排出ばね杆3の上端部が取付けられており、該
排出ばね杆3は施肥ホース4内に位置し、施肥ホース4の下端放出口から樋部2
内に延設されて、その下部にまで達している。 【0010】 図4は、施肥ホース4の下端部の側断面図、第5図は作溝体1及び樋部2の平
面図である。施肥ホース4の下端部には略鉛直となり、後部が開放された平面視
コ字状をした金属製で一方の電極としての機能を持つ樋部2が連設されており、
施肥ホース4を貫通した排出ばね杆3の下部は樋部2内下部に位置して、施肥ホ
ース4内に落入した粒状肥料は排出ばね杆3にて案内されて樋部2の下端放出口
から溝内へ落下される。樋部2の前側には作溝体1が取付けられており、走行機
体の前進に伴って作溝体1は圃面に溝を形成する。 【0011】 樋部2の右側面の後部上側には、基端部を絶縁体5aで樋部2から絶縁され、他
方の電極として機能する棒状をした金属製の検出器5が、樋部2の中央部にその 先端が位置するように略水平となって配設されている。検出器5には所定の電圧
が印加されており、また樋部2はボディアースされている。 斯かる構成と同様の繰出しロール21、施肥ホース4等の繰出し機構が各条毎(
本実施例においては4条)に設けられている。 【0012】 図6は、本発明装置の要部電気回路図である。各条毎に設けられた4つの検出
器5は一括され、抵抗12を介してバッテリの正極ラインに連なると共に比較器15
の一端に接続されている。また各検出器5を取付けた樋部2はボディアースに接
続されている。従っていずれかの検出器5と樋部2との間に、泥、肥料等が詰る
と、検出器5と樋部2との間はその抵抗を介して接続され、検出器5はボディア
ースに連なることになり、比較器15の−入力電位は低下することになる。 【0013】 比較器15の+入力端子は、抵抗13と可変抵抗14との接続点に接続されており、
その+入力電位は可変抵抗14の抵抗値により定まり、該抵抗値を変更することに
より+入力電位は変更される。比較器15は+入力電位が−入力電位よりも高い場
合にハイレベル信号を出力する。 比較器15の出力はスイッチトランジスタ16に与えられており、比較器15のハイ
レベル出力によりスイッチトランジスタ16がオンして警報ランプ17が点灯される
。 【0014】 叙上の如く構成された施肥機による施肥作業は次のように行われる。走行機体
Aの走行に伴って、作溝体1は田面上に溝を形成する一方、ロール駆動軸29は走
行機体Aの動力が伝達されて回転駆動される。 従ってホッパ20からロールケース21内に落入した粒状肥料は、ロール上蓋22の
開口25より繰出しロール23の貫通孔26内に嵌入し、繰出しロール23の回転により
180 度移動されてロール下蓋24の開口27より施肥ホース4内に落入され、排出ば
ね杆3に案内されて施肥ホース4の下端放出部から樋部2を通って、作溝体1に
て形成された溝内に放出落入される。 【0015】 而して、樋部2に泥,肥料等が付着すると、電圧が印加された検出器5と、ボ ディアースに接続された樋部2とは、泥,肥料等により短絡されることになり、
比較器15の−入力電位は低下して+入力電位よりも低くなり、比較器15の出力は
ハイレベルとなって警報ランプ17が点灯される。これにより作業者は樋部2に詰
りが生じていることを知り、所要の処置を施すことになる。 このような実施例では可変抵抗の設定値の変更により、比較器の基準値が変更
されるので、施肥,播種の条数、圃場条件、肥料の種類に応じた最適の基準値を
選択設定できる。例えば、条数が多い場合、圃場に水が多い場合、肥料が吸湿し
易くまた導電度が高い場合等検出器5〜樋部2間の抵抗低下要因が大である場合
には可変抵抗14の値を小さくして基準値を低く選定すればよい。 また検出回路が条数に関係なく1個でよく、また検出レベルの変更も、1つの
可変抵抗の設定変更でよいため、経済性、操作性に優れた効果を奏する。 【0016】 【発明の効果】 以上の如き本発明によれば、樋部は後側が開放しているので詰りが生じ難い。
つまり一旦詰りが生じても、それがとれて開放されている部分から排出されるこ
ととなるからである。このような役目をする樋部を詰り検出又はその原因となる
粒状肥料,種子,泥土の付着検出のための一方の電極として使用し、また他方の
電極はこの樋部に絶縁体にて樋部面から間隔を隔てて取り付けてあるから部品が
少なくて済むことは勿論、詰りの発生を可動部なしに容易に捉えることができて
、耐久性が高い。更に少量の泥土等の付着はこれを詰りと誤認する不都合が解消
される。 又、検出回路に、比較器と該比較器の基準値を変更可能な可変抵抗を設けたた
め、施肥,播種の条数、圃場条件、肥料の種類に応じた最適の基準値を選択設定
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 側条施肥機を装着した田植機の左側面図である。 【図2】 側条施肥機の左側面図である。 【図3】 図2の要部の拡大断面図である。 【図4】 施肥ホース下部の断面図である。 【図5】 施肥ホース下部の平面図である。 【図6】 本発明装置の要部電気回路図である。 【符号の説明】 A 走行機体 B 植付部 1 作溝体 2 樋部 3 排出ばね杆 4 施肥ホース 5 検出器 5a 絶縁体 11 側条施肥機 14 可変抵抗 15 比較器 17 警報ランプ 20 ホッパ 21 ロールケース 23 繰出しロール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 粒状肥料,種子を圃場に放出する施肥,播種機において、粒状
    肥料,種子を落入すべき溝を作成する作溝体の後側に設けられ、前記溝へ落入す
    べき粒状肥料,種子を案内し、平面視で後方が開放されたコ字状をなし、一方の
    電極として用いられる樋部と、該樋部にこれと絶縁体にて樋部面から間隔を隔て
    て取付けられた他方の電極と、これらの間に粒状肥料,種子又は泥土が付着する
    ことによる電極間電圧の変化を検出する検出回路とを具備すると共に、該検出回
    路に、比較器と該比較器の基準値を変更可能な可変抵抗を設けたことを特徴とす
    る警報装置。

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