JPH04113532U - 施肥,播種機 - Google Patents

施肥,播種機

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JPH04113532U
JPH04113532U JP814892U JP814892U JPH04113532U JP H04113532 U JPH04113532 U JP H04113532U JP 814892 U JP814892 U JP 814892U JP 814892 U JP814892 U JP 814892U JP H04113532 U JPH04113532 U JP H04113532U
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JP
Japan
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gutter
fertilizer
hose
groove
seeds
Prior art date
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Pending
Application number
JP814892U
Other languages
English (en)
Inventor
節生 武野
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒状肥料,種子の通流経路に詰りが生じた場
合にはこれを検出することを可能とした施肥,播種機を
提供する。 【構成】 ホッパから排出された粒状肥料,種子を通流
させるホース4に、この粒状肥料,種子を圃場の溝に案
内し、平面視で後側が開放されたコ字状をなす樋部2が
連結してあり、該樋部の前方には前記溝を形成する作溝
体1を備え、前記樋部2を一方の電極とし、樋部と絶縁
されて、樋部での作溝体後方位置と前記ホースの出口と
の間に他方の電極5を設け、これらの電極間に粒状肥
料,種子,泥土等が付着することによる電極間電圧の変
化を検出すべくなしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホッパ内の粒状肥料,種子を圃面に放出する施肥,播種機に関する 。
【0002】
【従来技術】
例えば、施肥機においては、機体走行に伴って圃面上に溝を形成し、この溝内 にホッパ内の粒状肥料を繰出し装置により施肥ホース内へ投入し、該ホース内に 設けられた排出ばね杆に沿わせて落下させ、圃面に形成された溝内に放出する構 成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
施肥ホースの下端放出口は圃面に近接しているため、該放出口には泥等が詰り 、施肥が圃面に放出されない虞があった。 本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、粒状肥料,種子の通流経路 に詰りが生じた場合にはこれを検出することを可能とした施肥,播種機の提供を 本考案は目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る施肥,播種機は、ホッパに収容された粒状肥料,種子を圃場に放 出する施肥,播種機において、ホッパから排出された粒状肥料,種子を通流させ るホースに、この粒状肥料,種子を圃場の溝に案内し、平面視で後側が開放され たコ字状をなす樋部が連結してあり、該樋部の前方には前記溝を形成する作溝体 を備え、前記樋部を一方の電極とし、樋部と絶縁されて、樋部での作溝体後方位 置と前記ホースの出口との間に他方の電極を設け、これらの電極間に粒状肥料, 種子,泥土等が付着することによる電極間電圧の変化を検出すべくなしてあるこ とを特徴とする。
【0005】
【作用】
溝に臨む樋部は後方が開放されているので、一旦泥土等が付着してもとれ易く 詰りが生じ難い。そして粒状肥料等が付着してしまった場合は、前記電極間電圧 が低下して付着を検出することができる。
【0006】
【実施例】
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて詳述する。図1は、乗用田植機 の植付部に側条施肥機を取付けた状態の左側面図である。図においてAは走行機 体であり、その後部の3点リンク機構7に植付け部Bを装着している。植付部B は、フロート6上に苗載台8を設置し、走行機体Aからの動力が伝動ケース9内 の伝動機構を介して植付爪10に伝達される。植付部の後部には側条施肥機11が装 着されている。
【0007】 図2は側条施肥機の左側面図である。側条施肥機11は、伝動ケース9の上面に 立設されている図示しない支柱の上端部に横設された支持フレーム19に各条毎の ロールケース21の前部を夫々取付けて植付部Bに装着している。 ロールケース21の上側にはホッパ20が設けられており、またロールケース21の 下側には、施肥ホース4が取付けられている。施肥ホース4の下端部には樋部2 が形成されており、その前側に作溝体1が設けられている。
【0008】 図3は、ロールケース21の側断面図である。ロールケース21の上部には、植付 爪10の駆動軸28が左右方向に貫通しており、該植付爪駆動軸28の回転がベベルギ ヤを介して上下方向に延設されたロール駆動軸29に伝達されている。ロール駆動 軸29の下部には繰出しロール23が装着されており、該繰出しロール23はロールケ ース21に係止されたロール上蓋22及びロール下蓋24にて挟まれていて、繰出しロ ール23はロール上蓋22及び下蓋24に摺接しつつ回転する。
【0009】 ロール上蓋22の後部には開口25が開設されており、またロール下蓋24の前部に も開口27が開設されている。繰出しロール26の周縁には適幅離隔させて貫通孔26 が多数形成されており、ロール上蓋22の開口25より落入した粒状肥料は、回転す る繰出ロール23の貫通孔26内に嵌入し、繰出しロール23の回転に伴って 180度移 動されて、ロール下蓋24の前部における開口27より施肥ホース4内に落入される 。 ロール下蓋24の下面中央には、排出ばね杆3の上端部が取付けられており、該 排出ばね杆3は施肥ホース4内に位置し、施肥ホース4の下端放出口から樋部2 内に延設されて、その下部にまで達している。
【0010】 図4は、施肥ホース4の下端部の側断面図、第5図は作溝体1及び樋部2の平 面図である。施肥ホース4の下端部には略鉛直となり、後部が開放された平面視 コ字状をした金属製の樋部2が連設されており、施肥ホース4を貫通した排出ば ね杆3の下部は樋部2内下部に位置して、施肥ホース4内に落入した粒状肥料は 排出ばね杆3にて案内されて樋部2の下端放出口から溝内へ落下される。樋部2 の前側には作溝体1が取付けられており、走行機体の前進に伴って作溝体1は圃 面に溝を形成する。
【0011】 樋部2の右側面の後部上側には、基端部を絶縁体5aで絶縁され、棒状をした金 属製の検出器5が、樋部2の中央部にその先端が位置するように略水平となって 配設されている。検出器5には所定の電圧が印加されており、また樋部2はボデ ィアースされている。 斯かる構成と同様の繰出しロール21、施肥ホース4等の繰出し機構が各条毎( 本実施例においては4条)に設けられている。
【0012】 図6は、本案装置の要部電気回路図である。各条毎に設けられた4つの検出器 5は一括され、抵抗12を介してバッテリの正極ラインに連なると共に比較器15の 一端に接続されている。また各検出器5を取付けた樋部2はボディアースに接続 されている。従っていずれかの検出器5と樋部2との間に、泥、肥料等が詰ると 、検出器5と樋部2との間はその抵抗を介して接続され、検出器5はボディアー スに連なることになり、比較器15の−入力電位は低下することになる。
【0013】 比較器15の+入力端子は、抵抗13と可変抵抗14との接続点に接続されており、 その+入力電位は可変抵抗14の抵抗値により定まり、該抵抗値を変更することに より+入力電位は変更される。比較器15は+入力電位が−入力電位よりも高い場 合にハイレベル信号を出力する。 比較器15の出力はスイッチトランジスタ16に与えられており、比較器15のハイ レベル出力によりスイッチトランジスタ16がオンして警報ランプ17が点灯される 。
【0014】 叙上の如く構成された施肥機による施肥作業は次のように行われる。走行機体 Aの走行に伴って、作溝体1は田面上に溝を形成する一方、ロール駆動軸29は走 行機体Aの動力が伝達されて回転駆動される。 従ってホッパ20からロールケース21内に落入した粒状肥料は、ロール上蓋22の 開口25より繰出しロール23の貫通孔26内に嵌入し、繰出しロール23の回転により 180度移動されてロール下蓋24の開口27より施肥ホース4内に落入され、排出ば ね杆3に案内されて施肥ホース4の下端放出部から樋部2を通って、作溝体1に て形成された溝内に放出落入される。
【0015】 而して、樋部2に泥,肥料等が付着すると、電圧が印加された検出器5と、ボ ディアースに接続された樋部2とは、泥,肥料等により短絡されることになり、 比較器15の−入力電位は低下して+入力電位よりも低くなり、比較器15の出力は ハイレベルとなって警報ランプ17が点灯される。これにより作業者は樋部2に詰 りが生じていることを知り、所要の処置を施すことになる。
【0016】
【考案の効果】
以上の如き本考案によれば、樋部は後方が開放されているのでホースから直接 溝内へ粒状肥料等を落入する場合に比し、詰りが生じ難い。つまり一旦粒状肥料 等が付着しても後側の開放部からとれ易いからである。 そしてこのような樋部を粒状肥料等の付着又は詰りの検出のための部品として いるので、構成が簡潔である。
【0017】 更に他方の電極は樋部における作溝体後方位置とホース出口との間、つまり作 溝体より上の位置に設けているので、この電極は溝より高い位置にあることにな り、泥土付着の可能性が低く、本来検出すべき粒状肥料,種子の付着又は詰りを 有効に検出することができる。
【0018】 なお前述の実施例では可変抵抗の設定値の変更により、比較器の基準値が変更 されるので、施肥,播種の条数、圃場条件、肥料の種類に応じた最適の基準値を 選択設定できる。例えば、条数が多い場合、圃場に水が多い場合、肥料が吸湿し 易くまた導電度が高い場合等検出器5〜樋部2間の抵抗低下要因が大である場合 には可変抵抗14の値を小さくして基準値を低く選定すればよい。
【0019】 さらに本実施例においては、検出回路が条数に関係なく1個でよく、また検出 レベルの変更も、1つの可変抵抗の設定変更でよいため、経済性,操作性に優れ た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側条施肥機を装着した田植機の左側面図であ
る。
【図2】側条施肥機の左側面図である。
【図3】図2の要部の拡大断面図である。
【図4】施肥ホース下部の断面図である。
【図5】施肥ホース下部の平面図である。
【図6】本案装置の要部電気回路図である。
【符号の説明】
A 走行機体 B 植付部 1 作溝体 2 樋部 3 排出ばね杆 4 施肥ホース 5 検出器 5a 絶縁体 11 側条施肥機 14 可変抵抗 15 比較器 17 警報ランプ 20 ホッパ 21 ロールケース 23 繰出しロール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパに収容された粒状肥料,種子を圃
    場に放出する施肥,播種機において、ホッパから排出さ
    れた粒状肥料,種子を通流させるホースに、この粒状肥
    料,種子を圃場の溝に案内し、平面視で後側が開放され
    たコ字状をなす樋部が連結してあり、該樋部の前方には
    前記溝を形成する作溝体を備え、前記樋部を一方の電極
    とし、樋部と絶縁されて、樋部での作溝体後方位置と前
    記ホースの出口との間に他方の電極を設け、これらの電
    極間に粒状肥料,種子,泥土等が付着することによる電
    極間電圧の変化を検出すべくなしてあることを特徴とす
    る施肥,播種機。
JP814892U 1992-01-27 1992-01-27 施肥,播種機 Pending JPH04113532U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048147A (ja) * 1990-04-24 1992-01-13 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動機の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048147A (ja) * 1990-04-24 1992-01-13 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動機の製造方法

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