JP2584812B2 - 弾性袋型緩衝材 - Google Patents

弾性袋型緩衝材

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JP2584812B2 JP1464888A JP1464888A JP2584812B2 JP 2584812 B2 JP2584812 B2 JP 2584812B2 JP 1464888 A JP1464888 A JP 1464888A JP 1464888 A JP1464888 A JP 1464888A JP 2584812 B2 JP2584812 B2 JP 2584812B2
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宏 鈴木
義文 下田
滋夫 上田
幹康 田中
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SABO JISUBERI GIJUTSU SENTAA
SHIBATA KOGYO KK
YACHO ENJINIARINGU KK
Bridgestone Corp
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SABO JISUBERI GIJUTSU SENTAA
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、砂防ダムの袖部等の破壊を防ぐための弾性
袋型緩衝材に関する。
〔従来の技術〕
土石流の発生頻度の高い荒廃地に設置されている砂防
ダムは土石流の通過時において土石流の衝突によって損
傷を受け易い環境にある。特にコンクリート製の砂防ダ
ムの袖部は巨礫の衝突によるクラックの発生や破壊の事
例が多く、砂防ダムの機能や耐久性が著しく低下する。
そこで保護工法としては以下の様な工法がある。
砂防ダムの前面のコンクリートの厚さを増したり高
強度コンクリート層を設けて補強する。
コンクリート中に鉄筋や鉄骨を埋め込んで構造物の
剛性を増す。
砂防ダムの前面に砂の層を形成し、この砂のクッシ
ョンによって衝撃力を緩和させる。
以上の様な工法があるが、それぞれ以下に示す様な問
題点を有する。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に巨礫がコンクリート構造物に衝突した場合、そ
の衝撃力は衝突個所に集中的に作用することが確認され
ている。このため、上記、によると砂防ダム本体に
クラックが発生したり局部破壊がおこることになる。ま
た、では盛土による貯砂空間の減少によりダムの機能
が低下したり流水や雨により砂が流失して本来の機能を
果たさなくなる問題があり、さらに砂に巨礫の混入や砂
が固く締まって機能が低下して保護工としての機能を果
たさなくなる等の問題がある。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明は、砂防ダム壁面の所定箇所に、補強材を埋設
したゴムシートを縦長の袋を形成するようにたるませな
がら所定間隔に止着して連続して取り付けることにより
各々独立した袋を形成し、この袋内に砂や礫等の充填材
を充填させたことを特徴とする。
〔作 用〕
以上の構成によると、巨礫の衝突にたいしてその衝撃
力は袋内での充填材の圧縮変形および袋の伸びによって
吸収されることになり、長期にわたって安定した緩衝作
用が得られ、しかも取り付け工事が容易なものとなる。
〔実 施 例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は正面図、第2図は横断面図、第3図は縦断面
図、第4図は架台に外皮を固定した状態を示す部分拡大
断面図、第5図は緩衝構造を設けた状態の砂防ダムの斜
視図であり、図において、1は外皮であり、合成樹脂製
やスチールコード等の剛線材製の補強材を格子状もしく
は縞状に埋設したゴムシートである。
2は押さえ板であり、合成樹脂材もしくは鋼材による
帯状板であって所定間隔に係止穴があけてある。
3はアンカーボルトであり、横方向および縦方向にそ
れぞれ所定間隔にダムの壁面に突出させて設けてあり、
この縦方向の間隔は上記押さえ板2の係止穴の間隔に一
致させてある。また、横方向の間隔はダムの条件、例え
ばダムの大きさ、流出する土砂の量や礫の大きさ等によ
って決定される。
4は架台であり、例えば合成樹脂材や金属材によるア
ングル材であってアンカーボルト5等によってダムの壁
面に取り付けてあってその取り付け位置は水通し天端以
下として転石等が衝突しない位置とするとよい。
6は蓋体であり、例えば外皮1と同様のゴム材により
形成され、アンカーボルト7等によってダムの壁面に取
り付けられる。
以下にその組立を説明する。
外皮1をアンカーボルト3の横方向に所定量ふくらま
すことができるようにたるませ、そのふくらみに合わせ
た湾曲形状のフランジ8をこの外皮1の下端に取り付け
る。
次に、押さえ板2によってアンカーボルト3を介して
外皮1を所定間隔にふくらましながら壁面に取り付け、
フランジ8を架台4にボルト等によって固定して底部を
閉止状態にした各々独立した縦長の袋9を連続して形成
する。
このようにして外皮1を連続させてダムの壁面の所定
箇所に袋9を連続して配置する。
このようにして設置した袋9内に、砂10や礫もしくは
それ等の混合体等を充填させる。この際、現地の砂や礫
を用いることもでき作業性および経費等の種々の点で有
利である。
最後に袋9の開口を覆うように蓋体6を壁面に取り付
けて袋9内に雨水や異物等が入らないようにして完成す
る。
なお、上記の構成において袋9の底部は架台4によっ
て封止状態にする構造に限るものではなく、それぞれの
袋に底部を取り付けることによって架台を無くしてもよ
く、さらには袋の下部をコンクリート中に埋め込んで充
填物の流出を防ぐようにしてもよい。
また、袋は原則として上下方向に連続した構造がよい
が、中程で分割した構造としてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明した本発明によると、砂防ダム壁面の
所定箇所に、補強材を埋設したゴムシートを袋を形成す
るようにたるませながら所定間隔に止着して連続して取
り付け各々独立した袋を形成し、この袋内に砂や礫等の
充填材を充填させることにより、巨礫の衝突にたいして
その衝撃力は袋内での充填材の圧縮変形および袋の伸び
によって吸収されることになり、また、充填材の流出や
礫の混入、砂が固く締まる等による機能低下はなく、長
期にわたって安定した緩衝作用が得られる効果を有す
る。
また、袋材は耐腐食性、耐摩耗性に優れたゴム等の弾
性材料を使用するため経年変化による材質劣化が極めて
少ない特長がある。
さらに、外皮の壁面への取り付け間隔を適宜に設定す
ることにより、緩衝機能を任意に変えることができるこ
とになり、どのような箇所にでも施工することができる
効果を有する。
また、充填材の充填は外皮の壁面への取り付け完了後
に行うために施工が容易であるという効果を有する。
さらに、緩衝に必要なクッション厚があればよいため
に、従来の盛土工法のように砂防ダムの貯砂機能を阻害
することはない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図は横断面
図、第3図は縦断面図、第4図は架台に外皮を固定した
状態を示す部分拡大断面図、第5図は緩衝構造を設けた
状態の砂防ダムの斜視図である。 1……外皮、2……押さえ板 3……アンカーボルト、4……架台 6……蓋体、8……フランジ
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏 東京都新宿区市谷砂土原町3丁目4番地 財団法人砂防・地すべり技術センター 内 (72)発明者 下田 義文 東京都目黒区中目黒1丁目10番21号 八 千代エンジニヤリング株式会社内 (72)発明者 上田 滋夫 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1番地 株 式会社ブリヂストン内 (72)発明者 田中 幹康 兵庫県明石市魚住町中尾1058番地 シバ タ工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−288209(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂防ダム壁面の所定箇所に、補強材を埋設
    したゴムシートを縦長の袋を形成するようにたるませな
    がら所定間隔に順次止着して連続して取り付け、その各
    袋内に砂や礫等の充填材を充填させたことを特徴とする
    弾性袋型緩衝材。
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