JP2584806B2 - レジスト材料 - Google Patents

レジスト材料

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JP2584806B2
JP2584806B2 JP62320146A JP32014687A JP2584806B2 JP 2584806 B2 JP2584806 B2 JP 2584806B2 JP 62320146 A JP62320146 A JP 62320146A JP 32014687 A JP32014687 A JP 32014687A JP 2584806 B2 JP2584806 B2 JP 2584806B2
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裕子 中村
敏 武智
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/008Azides
    • G03F7/012Macromolecular azides; Macromolecular additives, e.g. binders
    • G03F7/0125Macromolecular azides; Macromolecular additives, e.g. binders characterised by the polymeric binder or the macromolecular additives other than the macromolecular azides

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレジスト材料に係り、特に高感度且つ耐ドラ
イエッチング性の優れたポジレジスト材料に関するもの
である。
〔従来の技術〕
IC,LSI等の半導体装置を高集積化するにはレジストパ
ターンの微細加工を行なうことが必須の要求であり、サ
ブミクロンオーダーの微細加工ができる電子ビーム、X
線、紫外線などの短波長高エネルギ線を使用したリソグ
ラフィ技術が実用化されるようになってきた。電子ビー
ムを利用した微細加工においても、レジスト材料はその
精度を左右する最も重要な要素である。
微細加工の精度を向上させるためには後工程において
良好な性質を有すべく、高感度でしかも耐ドライエッチ
ング性を有するレジスト材料が要求される。
本発明者らは先に高感度でしかも耐ドライエッチング
性の優れたポジレジスト材料としてα−メチルスチレン
・α−クロロアクリル酸メチル、 (l≧3,m<7,l+m=10,Mw≧3万)を開発した。しか
しながら、例えば約1.5μm以上に厚く該レジスト材料
を塗布すると現像時にクラックが入りやすいという問題
があった。
本発明は高感度で耐ドライエッチング性を有し、しか
も1.5μm以上の厚さに塗布しても現像時にクラック
(割れ)を生じない良好なレジスト材料を提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は本発明によればα−メチルスチレン・α
−クロロアクリル酸メチル共重合体高分子量ポリマー
に、 (l≧3,m<7,l+m=10,Mw≧3万)α−メチルスチレ
ン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体低分子量ポリ
マーを2ないし20重量%混合してなることを特徴とする
レジスト材料によって解決される。
本発明では高分子量が3万以上であり、前記低分子量
が5千以上3万未満である。この場合、ガラス転移温度
が高分子量ポリマーよりも40〜50℃低く、可塑化効果が
ある。
〔作 用〕
本発明によれば前記α−メチルスチレン・α−クロロ
アクリル酸メチル共重合体高分子量ポリマーに、該共重
合体高分子量ポリマーと同じ構造を有するα−メチルス
チレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体低分子量
ポリマーを2ないし20重量%混合させることによってパ
ターニング特性を変えずしかも低ガラス転移温で可塑化
効果があるため現像時のクラック発生の低減がはから
れ、1.5μm以上の厚膜に対しても強い現像条件で現像
することができ1.0μm膜厚時と同等な感度が得られる
ものである。
上記低分子量ポリマーが2重量%未満ではクラックが
発生し、20重量%を超えると、若干高感度化はするが解
像性が悪くなり耐熱性も低下する。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を従来のレジストを使用した比較
例と共に説明する。
実施例1 分子量(Mw)3万のα−メチルスチレン・α−クロロ
アクリル酸メチル共重合体(以下単に共重合体と記す)
に対し、分子量2万のα−メチルスチレン・α−クロロ
アクリル酸メチル共重合体を3重量%混合して、モノク
ロベンゼン溶液とした。基板上に該溶液を2.0μmの厚
さにスピンコート法により塗布した後、180℃の温度で2
0分間プリベークし、その後、20kVで電子ビーム(EB)
露光し、キシレンを用いて室温で約5分間浸漬(dip)
現像を行なった。その結果、感度D゜は17μC/cm2であ
り、0.8μmラインアンドスペース解像した。現像過程
においてレジスト材料にはクラックの発生はなかった、 実施例2 分子量3万の上記共重合体に対し、分子量2万のα−
メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体
を20重量%混合して、モノクロルベンゼン溶液とした。
基板上に該溶液を2.0μmの厚さにスピンコート法によ
り塗布した後、180℃の温度で20分間プリベークし、そ
の後、20kVで電子ビーム(EB)露光し、実施例1と同様
現像を行なった。その結果、感度D゜は15μC/cm2であ
り、0.8μmラインアンドスペース解像した。現像過程
においてレジスト材料には実施例1と同様クラックの発
生はなかった。
実施例3 分子量3万の上記共重合体に対し、分子量1万のα−
メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体
を3重量%混合して、モノクロルベンゼン溶液とした。
基板上に該溶液を2.0μmの厚さにスピンコート法によ
り塗布した後、180℃の温度で20分間プリベークし、そ
の後、20kVで電子ビーム(EB)露光し、上記実施例と同
様に現像を行なった。その結果、感度D゜は17μC/cm2
であり、0.8μmラインアンドスペース解像した。現像
過程においてレジスト材料には上記実施例と同様にクラ
ックの発生はなかった。
実施例4 分子量3万の上記共重合体に対し、分子量5千のα−
メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体
を3重量%混合して、モノクロルベンゼン溶液とした。
基板上に該溶液を2.0μmの厚さにスピンコート法によ
り塗布した後、180℃の温度で20分間プリベークし、そ
の後、20kVで電子ビーム(EB)露光し、上記と同様に現
像を行なった。その結果、感度D゜は17μC/cm2であ
り、0.8μmラインアンドスペース解像した。現像過程
においてレジスト材料にはクラックの発生はなかった。
実施例5 分子量5.6万の上記共重合体に対し、分子量1万のα
−メチルスチレン・αクロロアクリル酸メチル共重合体
を10重量%混合してモノクロルベンゼン溶液とした。基
板上に該溶液を2.0μmの厚さにスピンコート法により
塗布した後、180℃、20分プリベークし、その後、20kV
で露光し、実施例1と同様に現像を行なった。その結
果、感度D゜は19μC/cm2であり、0.8μmラインアンド
スペース解像した。現像過程においてレジスト材料には
上記実施例と同様にクラックの発生はなかった。
実施例6 分子量8.7万の上記共重合体に対し、分子量5千のα
−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合
体を5重量%混合してモノクロルベンゼン溶液とした。
基板上に該溶液を2.0μm厚にスピンコート法により塗
布後、180℃、20分プリベークし、その後、20kVでEB露
光し、実施例1と同様に現像を行なった。感度D゜は28
μC/cm2であり、0.8μmラインアンドスペース解像し
た。現像過程においてレジスト材料には上記実施例と同
様にクラックの発生はなかった。
実施例7 分子量3万の上記共重合体に対し、分子量1万のα−
メチルスチレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体
を30重量%混合してモノクロルベンゼン溶液とした。基
板上に該溶液を1.5μm厚にスピンコートし、その後180
℃、20分プリベーク、そして20kVで(EB)露光し、実施
例1と同様に現像を行なった。その結果、感度D゜16μ
C/cm2であるが、0.9μmラインアンドスペースが解像限
界であった。またパターニング後140℃、20分ポストベ
ークを行なった結果、パターンだれが生じた。
実施例8 実施例1〜6の各々のレジスト材料を1.5μmの厚さ
にスピンコート法により基板に塗布し上記と同じ条件で
評価した結果、D゜は17μC/cm2、0.6μmラインアンド
スペース解像し、クラック発生もなかった。
比較例1 従来のレジスト材料である分子量3万のα−メチルス
チレン・α−クロロアクリル酸メチル共重合体をモノク
ロルベンゼン溶液として1.0μmの厚さにスピンコート
し180℃、20分プリベークした後、EB露光(20kV)し、
キシレン5分(室温)dip現像した。D゜17μC/cm2であ
り、また0.3μmラインアンドスペースが解像した。厚
さが1.0μmと薄いためクラック発生はなかった。
比較例2 前記レジスト材料を1.5μmの厚さにスピンコート、
前記同条件でプリベーク、EB露光、現像した。D゜17μ
C/cm2であり、0.6μmラインアンドスペース解像した
が、クラックが発生していた。またこの後140℃、20分
ポストベークしたがクラックは発生しているもののパタ
ーンだれを生じなかった。
比較例3 前記レジスト材料を2.0μmの厚さにスピンコート、
前記同条件でプリベークEB露光、現像した。D゜17μC/
cm2であり、0.8μmラインアンドスペースが解像した
が、クラックが多数発生していた。
比較例4 分子量5.6万の上記共重合体を2.0μm厚にスピンコー
ト、前記同条件でプリベーク、EB露光、現像した。感度
D゜30μC/cm2であり、0.8μmラインアンドスペースが
解像したが、クラックが多数発生した。
比較例5 分子量8.7万の上記共重合体を2.0μm厚にスピンコー
ト、前記同条件でプリベーク、EB露光、現像した。感度
D゜28μC/cm2であり、0.8μmラインアンドスペースが
解像したもののクラックが多数発生した。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば高分子量共重合体
と同種共重合体の低ガラス転移温度の低分子量ポリマー
を混合することによって1.5μm以上の厚膜に対しても
感度を落すことなく、しかもクラックなくパターニング
できる。これはIC工程上、スループット、歩留りを向上
させる。
また同系列共重合体混合は、相溶性もよく、パターニ
ング特性も類似なので解像性も落ちない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−41719(JP,A) 特開 昭62−79446(JP,A) 特開 昭60−257445(JP,A) 特公 平8−3636(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子量3万以上のα−メチルスチレン・α
    −クロロアクリル酸メチル共重合体に、分子量5千以上
    3万未満のα−メチルスチレン・α−クロロアクリル酸
    メチル共重合体を2〜20重量%混合してなることを特徴
    とするレジスト材料。
JP62320146A 1987-12-19 1987-12-19 レジスト材料 Expired - Lifetime JP2584806B2 (ja)

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