JP2584514Y2 - ブラジャー - Google Patents

ブラジャー

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JP2584514Y2
JP2584514Y2 JP1993062862U JP6286293U JP2584514Y2 JP 2584514 Y2 JP2584514 Y2 JP 2584514Y2 JP 1993062862 U JP1993062862 U JP 1993062862U JP 6286293 U JP6286293 U JP 6286293U JP 2584514 Y2 JP2584514 Y2 JP 2584514Y2
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JP
Japan
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breast
fabric
pad
bust
cup
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JP1993062862U
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English (en)
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JPH0733918U (ja
Inventor
章 高津
磋利 神崎
Original Assignee
株式会社 ダッチェス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は乳ガンにより乳房を切除
した女性が使用する義乳房としてのパッド装着用のブラ
ジャー及びバストパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来実公昭59−28009号公報にお
いて、乳ガンにより乳房を切除した女性が使用するブラ
ジャー、即ち義乳房を装着するポケットを有するブラジ
ャーが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のブラジャー
は手術による傷あとを完全に覆いかくすこを目的として
いるため、丈や巾を大きく形成してあるのみで、カップ
部周囲の生地はすべて同じ伸縮性をもった生地を用いて
形成されている。普通のブラジャーでは、カップ部のず
れは乳房の盛り上がりによって或る程度カバーされる
が、乳ガンで乳房が切除されている場合は、乳房の盛り
上がりが無いため、乳房によるブラジャーの支えが不足
することになり、ブラジャーがずれ動く問題があった
が、前記従来のブラジャーは何らこれに対する配慮がな
されていなかった。更に切除された乳房部分の皮膚は過
敏になっているが、前記従来のものは生地の縫目の折代
が内面に突出して縫製されていた。即ち、図6は従来に
ブラジャーを示し、乳房20を覆うブラジャーのバスト
カップ部21の生地は表地22と裏地23よりなり、各
縫目部A,B,C,Dは内面にテープ24を当てて縫製
しており、テープ24が人体側に来るように当てられて
いた。従ってこのテープ24が皮膚側に突出しているこ
とにより、過敏になっている皮膚を刺激する欠点があ
り、場合によっては皮膚が炎症を起こすなどの問題があ
った。本考案はカップ部のずれ防止を図り、また過敏と
なっている皮膚を刺激することのないブラジャー及びバ
ストパッドを提供し、前記従来の課題を解決しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、義乳
房としてのバストパッドの挿入用ポケットを左右カップ
の内面に形成した伸縮性生地よりなるブラジャーにおい
て、左右カップ部の内方上部及び左右上部を夫々幅広く
形成すると共に、該左右カップ部の夫々両側部から下方
部にわたる適当幅を上下方向に伸びの大きなU字状生地
を用いて形成し、該生地の下方部及び側方部を形成する
伸縮する本体生地を左右方向の伸びの大きな生地とな
し、ブラジャーの外周縁部及び前記カップ部、U字状生
地、本体生地等の夫々の接続縫着部の仕上折代が、ブラ
ジャーの表側に表れるようにして縫製し、かつ前記バス
トパッドの義乳房としてのパッド体と、該パッド体を挿
入するポケットを有し、該ポケットの周囲に、乳ガンの
手術により乳房部周囲の余分にえぐり取った部分を覆う
バスト基底部を形成してなるもので、これを課題解決の
ための手段とするものである。
【0005】
【作用】本考案のブラジャーを装着した場合、身体の動
きによりカップ部の位置が正常位置より一時的にずれて
も、左右カップ部の夫々両側部から下方部にわたる適当
巾を形成している上下方向に伸びの大きなU字状生地
は、身体の動きにつれてその方向に延びるものの、身体
の姿勢が元に戻ると、該U字状生地は元の状態に復元
し、ずれたカップ部は元の乳房部位置に戻る。これは前
記U字状生地の下方部及び側方部を形成する伸縮する本
体生地に、左右方向に伸びの大きな生地を用いたことに
より、本体生地の左右方向へ伸びる機能と、前記U字状
生地の上下方向へ伸びる機能が異なることによる相乗作
用によって生ずる効果により得られる。また縫着部の仕
上折代がブラジャーの表側に表れているため、内面は肌
当たりがよく、肌の過敏な部分にも柔らかく当たって、
皮膚を刺激するような欠点を防止できる。また左右カッ
プ部の内方上部及び左右上部を夫々幅広く形成したこと
により、乳房部周囲の大きなえぐり取り部を充分に覆う
ことができる。そしてこの大きくえぐり取られた乳房部
周囲は、義乳房としてのパッド体を挿入するポケットの
周囲に形成されたバストパッドのバスト基底部で完全に
カバーされるため、このブラジャーを着用すると手術に
よる不自然さは全く感じられないものとなる。
【0006】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1は本考案の実施例を示すブラジャーの斜視図、
図2は各縫着部の生地の配置を示す説明図、、図3及び
図4は図1のポケットに挿入する義乳房としてのバスト
パッド1を示す。また2はバストパッド1を挿入口2a
より挿入するポケット、3はブラジャーのカップ部、4
は伸縮性生地よりなる本体生地である。5,5は左右カ
ップ部3,3の夫々両側部から下方部にわたる適当巾に
設けられた矢印Xの如く上下方向に伸びの大きなU字状
生地である。また左右カップ部3,3の内方上部3a及
び左右上部3bを夫々幅広く形成すると共に、前記本体
生地4は、U字状生地5の下方部及び側方部を形成する
もので、矢印Y方向の左右方向に伸びの大きな生地が用
いられている。6はブラジャーの外周縁部及びカップ部
3、U字状生地5、本体生地4の夫々の接続縫着部の仕
立折代で、該折代6はブラジャーの表側に表れるように
縫製されている。図2において7は表地、8は裏地、9
は縫目を覆うテープで、ポケット2は表地7と裏地8間
に形成される。また義乳房としてのバストパッド1は、
図3及び図4に示す如く義乳房としてのパッド体10
と、該パッド体10を挿入するポケット11を有し、該
ポケット11の周囲に、乳ガンの手術により乳房部12
の周囲を余分にえぐり取った部分13を覆うバスト基底
部14よりなる。なお、バストパッド1の材質は発泡ウ
レタン等で成形されている。またパッド体10とバスト
基底部14を一体に形成してもよい。
【0007】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案のブラジ
ャーによると、身体の動きによりカップ部の位置が正常
位置より一時的にずれても、左右カップ部の夫々両側部
から下方部にわたる適当巾を形成している上下方向に伸
びの大きなU字状生地は、身体の動きにつれてその方向
に延びるものの、身体の姿勢が元に戻ると、該U字状生
地は元の状態に復元し、ずれたカップ部は元の乳房部位
置に戻る。これは前記U字状生地の下方部及び側方部を
形成する伸縮する本体生地に、左右方向に伸びの大きな
生地を用いたことにより、本体生地の左右方向へ伸びる
機能と、前記U字状生地の上下方向へ伸びる機能が異な
ることによる相乗作用によって生ずる効果により得られ
る。また逢着部の仕上折代がブラジャーの表側に表れて
いて滑らかに形成されているため、内面は肌当りがよ
く、肌の過敏な部分にも柔らかく当たって、皮膚を刺激
するような欠点を防止できる。また左右カップ部の内方
上部及び左右上部を夫々幅広く形成したことにより、乳
房部周囲の大きなえぐり取り部を充分に覆うことができ
る。そしてこの大きくえぐり取られた乳房部周囲は、義
乳房としてのパッド体を挿入するポケットの周囲に形成
されたバストパッドのバスト基底部で完全にカバーされ
るため、このブラジャーを着用すると手術による不自然
さは全く感じられないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すブラジャーの斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例を示すブラジャーの縫目部分の
縫着例を示す説明図である。
【図3】本考案の1実施例を示すバストパッドの斜視図
である。
【図4】図3のバストパッドの側断面図である。
【図5】乳房部周囲の余分にえぐり取った部分を示す説
明図である。
【図6】従来のブラジャーの縫目部分の縫着例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 バストパッド 2 ポケット 2a 挿入口 3 カップ部 4 本体生地 5 U字状生地 6 仕立折代 7 表地 8 裏地 9 縫目を覆うテープ 10 パッド体 11 ポケット 12 乳房部 13 余分にえぐり取った部分
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−36521(JP,U) 実開 昭60−56703(JP,U) 実開 平4−106303(JP,U) 実開 昭49−120427(JP,U) 特公 昭40−21098(JP,B1) 実公 昭62−23763(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 義乳房としてのバストパッドの挿入用ポ
    ケットを左右カップの内面に形成した伸縮性生地よりな
    るブラジャーにおいて、左右カップ部の内方上部及び左
    右上部を夫々幅広く形成すると共に、該左右カップ部の
    夫々両側部から下方部にわたる適当幅を上下方向に伸び
    の大きなU字状生地を用いて形成し、該生地の下方部及
    び側方部を形成する伸縮する本体生地を左右方向の伸び
    の大きな生地となし、ブラジャーの外周縁部及び前記カ
    ップ部、U字状生地、本体生地等の夫々の接続縫着部の
    仕上折代が、ブラジャーの表側に表れるようにして縫製
    し、かつ前記バストパッドの義乳房としてのパッド体
    と、該パッド体を挿入するポケットを有し、該ポケット
    の周囲に、乳ガンの手術により乳房部周囲の余分にえぐ
    り取った部分を覆うバスト基底部を形成してなることを
    特徴とするブラジャー。
JP1993062862U 1993-11-24 1993-11-24 ブラジャー Expired - Lifetime JP2584514Y2 (ja)

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JP1993062862U JP2584514Y2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 ブラジャー

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JP1993062862U JP2584514Y2 (ja) 1993-11-24 1993-11-24 ブラジャー

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Publication Number Publication Date
JPH0733918U JPH0733918U (ja) 1995-06-23
JP2584514Y2 true JP2584514Y2 (ja) 1998-11-05

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ID=13212535

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JP2944991B1 (ja) * 1998-04-21 1999-09-06 株式会社ワコール カップ部を有する衣類
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JPH0733918U (ja) 1995-06-23

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