JP2584329Y2 - 手掛け部材 - Google Patents

手掛け部材

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JP2584329Y2
JP2584329Y2 JP1993027432U JP2743293U JP2584329Y2 JP 2584329 Y2 JP2584329 Y2 JP 2584329Y2 JP 1993027432 U JP1993027432 U JP 1993027432U JP 2743293 U JP2743293 U JP 2743293U JP 2584329 Y2 JP2584329 Y2 JP 2584329Y2
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益三 福本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテレビ等の重く
大きなものを移動させるときに指を掛けて持ち上げるの
に使用する手掛け部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、据置形テレビを背面側より見た
外観斜視図である。このテレビ50では、室内での場所
を移動させるときに、指を掛けて持ち上げるのに使用す
るための手掛け部材51が図8に示すように筺体52の
左右両側にそれぞれ設けられている。
【0003】そして、筺体52で覆われるブラウン管5
3は、左右の手掛け部材51の間を通って筺体52内の
所定の位置にセットされる構造になっているが、この構
造では左右の手掛け部材51間の寸法L1が少なくとも
ブラウン管53の左右の幅寸法L2以上必要とする。
【0004】ところで、大画面化する傾向にある今日の
テレビでは、テレビ全体のコンパクト化を図るのに、筺
体52の前面寸法L3をブラウン管53の幅寸法L2に
より近づけるような方法が採られている。そこで、従来
では、寸法L1を変えずに寸法L3を小さくする方法と
して、手掛け部材51の奥行き寸法Dを小さくするよう
な手段が採られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造のテレビにおいて、筺体52の前面寸法L3
をブラウン管53の幅寸法L2により近づけるのに、手
掛け部材51の奥行き寸法Dを小さくする方法では、指
を掛ける部分が少なくなるので支えずらくなる。このた
め、大画面化されて重量も大きくなるような大形テレビ
等のようなものには寸法Dを余り小さくできないと言う
問題点があった。
【0006】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はコンパクトで大重量用としても使
用できる構造にした手掛け部材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、前面側に指を差し込むための開口が設けられ
て袋状に形成された手掛け部を有する手掛け部材におい
て、前記手掛け部を前後2つの前側及び後側半体で形成
するとともに、後側半体を前側半体に対して内部に格納
された状態から前側半体内より引き出された状態にスラ
イド自在に組み付け、その後側半体のスライドにより前
記手掛け部の前後方向の長さを調整可能に構成したもの
である。
【0008】
【作用】この構成によれば、手掛け部の突出が邪魔にな
る場合には、前側半体に対して後側半体をスライドさせ
て、後側半体を前側半体内に格納させるようにすると前
記手掛け部の前後方向の長さを短くすることができる。
これに対して、手掛け部として使用する場合は後側半体
を前側半体に対してスライドさせ、後側半体が前側半体
内より引き出された状態にすると、前記手掛け部の前後
方向の長さを大きくさせて手掛け部分の面積を掴み易い
ように大きく確保することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図2乃至図6は本考案に係る手掛け部
材の一実施例を示すもので、図2はその分解斜視図、図
3はその上面図、図4はその下面図、図5はその正面
図、図6は図5のA−A線断面図である。
【0010】図2乃至図6において、手掛け部材1は、
大きくは手掛け部2と蓋部3とで構成されている。
【0011】さらに詳述すると、蓋部3は樹脂製で、横
方向に細長く延ばされた板状に形成されている。また、
上端側には左右に分かれて一対の係止片4が、この上端
部分より後方に延ばされた状態にして形成されており、
さらに各係止片4の先端は上方へ略直角に折曲げられた
状態になっている。加えて、蓋部3の下端側における左
右両側には枢軸部5が相異なる方向に突出された状態に
して形成されている。
【0012】次に、手掛け部2は、共に樹脂材で形成さ
れた前側半体2Aと後側半体2Bで構成されている。
【0013】このうち、前側半体2Aは、上壁6と下壁
7と左右の側壁8とを有して前後面が開口された、蓋部
3の板状形状に略対応している断面角形の筒状に形成さ
れている。また、上壁6には、蓋部3の係止片4に対応
して係合孔9が形成されているとともに、左右の各側壁
8には、下壁7側に位置した部分に軸受孔10がそれぞ
れ左右対称な形で形成されている。さらに、下壁7に
は、先端が前側半体2Aの前面に沿って屈曲された状態
にして弾性舌状片11が一体に形成されている。加え
て、上壁6の内面には、左右に分かれて一対のガイド溝
12が前後方向に延ばされた状態にして形成されてお
り、またガイド溝12の後側は後面まで達せずに途中ま
でで止められている。
【0014】一方、後側半体2Bは、上壁13と下壁1
4と左右の側壁15と後壁16とを一体に有して前面が
開口された袋状に形成されており、外形は前側半体2A
内にスライド自在に配することができる状態にして、前
側半体2Aの内面形状に略対応して形成されている。ま
た、各側壁15には、前面より連続して略V字状に切り
込まれた切り欠き17が設けられている。さらに、上壁
13の外面には、ガイド溝12に対応して突起部18が
一体に形成されている。
【0015】次に、このように構成された手掛け部材1
の組立手順の一例を説明する。まず、前側半体2Aと後
側半体2Bを組み立てる。この組立では、後側半体2B
の上壁13を内側に押して撓ませた状態にして突起部1
8を逃がし、この状態で後側半体2Bを前側半体2A内
にスライド挿入させる。そして、突起部18がガイド溝
12と対応する位置まで挿入されると、突起部18がガ
イド溝12内にスライド自在に係合された状態になり、
このスライドで手掛け部2の前後方向の長さを調整する
ことができる袋状の手掛け部2が形成される。
【0016】次いで、前側半体2Aに蓋部3を組み付け
る。この蓋部3を前側半体2Aに取り付ける場合は、
側半体2Aの前面開口側より弾性舌状片11に蓋部3の
裏面側を押し付けて行き、弾性舌状片11を撓ませなが
ら係合孔9に係止片4を挿入させるとともに、蓋部3の
枢軸部を前側半体2Aの軸受孔10に回動自在に係合
させる。すると、これにより係合孔9の前側内面9aに
係止片4が当接して規制されるまで、蓋部3が弾性舌状
片11の撓み力で内側から外側に向かって押され、この
蓋部3で前面開口19を閉じた状態になる。
【0017】また、このようにして組み立てられた手掛
け部材1は、図6に示すように前側半体2Aの前面を例
えばテレビ等の筺体52の外面と一致させて固定して取
り付けられる。さらに、取り付けられた状態では、前面
開口19は蓋部3で閉じられる。
【0018】そして、この手掛け部材1が左右両側に例
えばテレビのブラウン管53等を取り付ける場合は、図
1中に実線で示すように各手掛け部材1の後側半体2B
を前側半体2A内にスライドさせて押し込んだ状態にす
る。すると、各手掛け部材1側において、前側半体2A
より突出していた後側半体2Bの突出寸法W1だけ前側
半体2A側に後退して、各手掛け部材1間の寸法がW2
からW(=W1+W2+W1)に広がり、各手掛け部材
1の間に寸法L2(但し、L2<W)の幅を有したブラ
ウン管53を通して所定の位置に配置することができ
る。
【0019】また、ブラウン管53を通過させた後は、
蓋部3を外側から指で押す。すると、図6中に一点鎖線
で示すように蓋部3が枢軸部5を支点にして内側へ回転
して倒れ、これに伴って後側半体2Bが蓋部3で後側に
押される。そして、ガイド溝12の後端12aに突起部
18が当接して規制されるまでスライドし、手掛け部2
の袋状部内の空間が後側に延ばされる。これにより、手
掛け部2内に指を大きく差し込んで掛けることができ、
この状態でしっかりと掴んで持ち上げて物品(本実施例
ではテレビ)を移動させることができる。
【0020】一方、移動作業が終ったら差し込んでいる
指を手掛け部2より引き出す。すると、係合孔9の前側
内面9aに係止片4が当接して規制されるまで、蓋部3
が弾性舌状片11の撓み力で内側から外側に向かって押
され、蓋部3が前面開口19を閉じた状態に復帰する。
しかし、後側半体2Bは戻らず、そのまま前側半体2A
の後側に大きく突出された状態におかれる。図6の実線
で示す状態は、この状態を示しているものである。そし
て、保守点検等で手掛け部材1の間を再びブラウン管5
3等を通したい場合は、筺体52の内側より後側半体2
Bを前側半体2A内に押すと、この後側半体2Bを前側
半体2A内にスライドさせて再び押し込んだ状態にする
ことができる。
【0021】したがって、この実施例の手掛け部材1に
よれば、手掛け部2の突出が邪魔になる場合には、前側
半体2Aに対して後側半体2Bをスライドさせ、後側半
体2Bが前側半体2A内に格納されるようにすると手掛
け部2の前後方向の長さを短くすることができ、また手
掛け部2として使用する場合は後側半体2Bを前側半体
2Aに対してスライドさせ、後側半体2Bが前側半体2
A内より引き出されるようにすると手掛け部2の前後方
向の長さを大きくさせて手掛け部2の面積を大きく確保
して掴み易くすることができる。
【0022】なお、上記実施例では、テレビの手掛け部
材に適用した場合について説明したが、これに限ること
なく広く一般の手掛け部材として使用できるものであ
る。
【0023】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る手掛
け部材によれば、手掛け部の突出が邪魔になる場合に
は、前側半体に対して後側半体をスライドさせて、後側
半体を前側半体内に格納させるようにすると前記手掛け
部の前後方向の長さを短くすることができ、また手掛け
部として使用する場合は後側半体を前側半体に対してス
ライドさせ、後側半体が前側半体内より引き出された状
態にすると、前記手掛け部の前後方向の長さを大きくさ
せて手掛け部分の面積を掴み易いように大きく確保する
ことができるので、実用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る手掛け部材を使用方法の一例を説
明するための概略断面図である。
【図2】本考案に係る手掛け部材の分解斜視図である。
【図3】本考案に係る手掛け部材の上面図である。
【図4】本考案に係る手掛け部材の下面図である。
【図5】本考案に係る手掛け部材の正面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】手掛け部材を設けた従来のテレビの一例を示す
斜視図である。
【図8】従来テレビの要部概略水平断面図である。
【符号の説明】
1 手掛け部材 2 手掛け部 2A 前側半体 2B 後側半体 3 蓋部 19 開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側に指を差し込むための開口が設け
    られて袋状に形成された手掛け部を有する手掛け部材に
    おいて、 前記手掛け部を前後2つの前側及び後側半体で形成する
    とともに、後側半体を前側半体に対して内部に格納され
    た状態から前側半体内より引き出された状態にスライド
    自在に組み付け、その後側半体のスライドにより前記手
    掛け部の前後方向の長さを調整可能にしたことを特徴と
    する手掛け部材。
JP1993027432U 1993-04-28 1993-04-28 手掛け部材 Expired - Lifetime JP2584329Y2 (ja)

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JPH073171U JPH073171U (ja) 1995-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4814164U (ja) * 1971-06-28 1973-02-16
JPS4868004U (ja) * 1971-12-03 1973-08-29

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