JP2584326Y2 - 容器のイージーオープン式開口装置 - Google Patents

容器のイージーオープン式開口装置

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JP2584326Y2
JP2584326Y2 JP1992050534U JP5053492U JP2584326Y2 JP 2584326 Y2 JP2584326 Y2 JP 2584326Y2 JP 1992050534 U JP1992050534 U JP 1992050534U JP 5053492 U JP5053492 U JP 5053492U JP 2584326 Y2 JP2584326 Y2 JP 2584326Y2
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tab
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JP1992050534U
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JPH08113U (ja
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喜久真 下田
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喜久真 下田
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、容器のイージーオー
プン式開口装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のイージーオープン式の缶の開口装
置は、図7に示すように、缶蓋パネル1の上面に弱化線
2により区画された開口用部分3を缶蓋パネル1のほぼ
中心より缶蓋パネル縁方向に末広形状に設け、開口用引
張タブ(以下単にタブという)4の舌片5の先端を開口
用部分3の末広がり方向に向けて、舌片5を開口用部分
3の狭まった方の先端部にリベット7で固着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の上記缶を開口す
る場合には、タブ4の掴み用リング6を指先で掴み、舌
片5の先端を支点として、缶蓋パネル1にほぼ垂直にな
るように起こすと、必ず図7の(B)に示すようにリベ
ット7で舌片5に固着された開口用部分3の狭まった方
の先端部がリベット7に引かれ、前記先端部が弱化線2
において切断され、舌片5に固着したまま屈折して立ち
上がり、開口8ができる。タブ4を立てたまま更に引き
上げると、弱化線2において開口用部分3が末広がりに
切断持ち上げられて、遂には開口用部分3が全部切り離
されて弱化線2の形状の開口が形成される。
【0004】ところが、従来の上記缶の開口装置では、
タブ4は、開口用部分3の狭まった先端部にリベット7
で固着されているので、タブ4を立てた際には、開口用
部分3の先端部分が弱化線2により切断されてタブ4の
舌片5に密着して立ち上がる。この際弱化線2による開
口用部分3の先端部分の切断のための力の全部が、瞬間
的に、リベット7にかかる。従って弱化線2が充分深く
刻まれていないと、指先にタブ4の掴み用リング6が食
い込んで怪我をするおそれがあり、または、リベット7
の頭がタブ4の舌片5から抜けてしまって開口できなく
なるおそれがある。弱化線2が深く刻まれると開口用部
分3に僅かな外力が加わると弱化線2の一部が切断され
るおそれがある。
【0005】この考案は、従来の容器のイージーオープ
ン式開口装置の欠点を改良し、少しの力で、確実安全に
開口できる容器のイージーオープン式開口装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】缶の缶蓋パネルの開口用
部分の中心には弱化線を設けないで大部分を弱化線で区
画し、該弱化線に連続し、かつ、該弱化線で区画された
開口用部分の内方向に向かって、ほぼ平行の2条の短い
弱化線を穿設し、タブを引き上げ2条の短い弱化線を切
り、タブを手前に弱き長い弱化線に沿って開口用部分を
切断し少なくとも開口用部分が缶蓋パネルの上に折り畳
むことができタブを回動させることができ、該2条の短
い弱化線に挟まれた缶蓋パネルの開口用部分に少なくと
もリベットでタブの舌片を固着する。
【0007】前記開口装置において、開口用部分を区画
する弱化線を輪状または変形輪状とする。
【0008】前記開口装置において、開口用部分を区画
する弱化線を、U字状または変形U字状とする。
【0009】
【考案の実施の形態】以下図面に示す実施の形態につい
て説明する。図1に示すものは、缶蓋パネル1に弱化線
2により区画された開口用部分3の先端部に、弱化線2
に連続して開口用部分3の内方向に向かって2条のほぼ
平行の短い弱化線9、9を設け、この弱化線9、9の間
の開口用部分3aに、タブ4の舌片5をリベット7で固
定したものである。タブ4の方向は、図1ではその舌片
5の先端が開口用部分3の方向に向いている。
【0010】図2及び図3はタブ4を引き上げた状態を
示すものである。タブ4を引き上げると、必ず舌片5の
先端はリベット7を軸として回動するので弱化線9、9
が切れて開口用部分3aが必ず下方へ押し下げられる。
次いで開口用部分3aの部分はリベット7で舌片5と固
定しているので、タブ4を引き上げると弱化線9、9が
切れて、開口用部分3aが舌片5に固着したまま下方へ
押し下げられる。この状態で、タブ4の掴み用リング6
に指をかけてタブ4を手前に引くと、弱化線2に沿って
開口用部分3の先端部分から順次切断されて開口用部分
3とタブ4を缶蓋パネル1の上に折り畳むことができ
る。夕ブ4を引き上げた際に、開口用部分3の弱化線
9、9の間の開口用部分3aの部分だけがリベット7で
舌片5に固着されて下方へ押し下げられるので、リベッ
ト7にかかる力は比較的小さくてすみ、リベット7の頭
が抜けることはない。
【0011】図1、図2に示すものは、タブ4の先端方
向を弱化線2による開口用部分3の外方向にして取り付
けたものであって、図2、図3はタブ4を引き上げた状
態を示すものである。タブ4を引き上げると、必ず舌片
5の先端はリベット7を軸として回動するので必ず弱化
線9、9が切れて開口用部分3aが下方へ押し下げられ
る。次いで、開口用部分3aの部分はリベット7で固定
しているので、タブ4を引き上げると弱化線9、9が切
れ、開口用部分3aが舌片5に固着したまま下方へ押し
下げられる。この状態で、タブ4の掴み用リング6に指
をかけてタブ4を手前に引くと、弱化線2に沿って開口
用部分3の先端から順次切断されて、必ず中心部10か
ら開口用部分3は、折れ曲がるので開口用部分3とタブ
4を缶蓋パネル1の上に折り重ねることができる。
【0012】図1に示すものは、開口用部分3が缶蓋パ
ネル1の周縁にもっとも近接した付近の弱化線2に内方
向に向かってほぼ平行の2条の弱化線9、9を連設し、
その2条の弱化線9、9に挟まれた開口用部分3aにリ
ベット7でタブ4の舌片5を固着したものである。タブ
4の先端方向は開口用部分3の外方向に向いている。
【0013】図1に示す実施の形態においては、弱化線
2で囲まれた開口用部分3は、缶蓋パネル1の中心から
外れ偏った位置に設けられている。図1に示す輪状の開
口用部分3は、ひょうたん型その他変形の輪状でもよ
い。
【0014】図1に示す実施の形態のタブはこれ以外の
開口装置に用いることができる。この構造の開口装置
は、缶のパネル、容器の金属用蓋に用いることができ
る。
【0015】図4に示す実施の形態においてタブ4を引
き上げて弱化線9、9を切りタブ4を手前に引き弱化線
2に沿って開口用部分3を切断し、弱化線2を設けない
部分すなわち中心部10を折り曲げて手前にほぼ45度
缶蓋パネル1の上へ開口用部分3を倒した状態を示す。
ほぼ45度缶蓋パネル1の上へ開口用部分3を倒したま
まの状態で折り曲げることなくタブ4を180度回転さ
せて開口用部分3の上にタブ4を重ねることができる。
【0016】図5に示す実施の形態においてタブ4を引
き上げて弱化線9、9を切りタブ4を手前に引き弱化線
2に沿って開口用部分3を切断し、弱化線2を設けない
部分すなわち中心部10を折り曲げて缶蓋パネル1の上
へ開口用部分3を倒した状態を示す。開口用部分3は折
り曲げて倒してあるがそのままの状態で折り曲げること
なくタブ4を180度回転させて開口用部分3の上にタ
ブ4を重ねることができる。
【0017】図2に示す実施の形態においてタブ4を引
き上げて弱化線9、9に囲まれた短い弱化線9、9を切
った状態を示す。開口用部分3の中心部10に弱化線2
を設けないで弱化線をU字型または変形U字型とすれば
タブ4を引き上げて弱化線9、9を切りタブ4を手前に
引いて弱化線2に沿って開口用部分3を切断し、弱化線
2を設けていない部分すなわち中心部10を折り曲げて
缶蓋バネル1の上へ開口用部分3を倒すことができる。
図6に示す実施の形態においてタブ4を引き上げて弱化
線9、9を切りタブ4を手前に引き弱化線2に沿って開
口用部分3を切断し、弱化線2を設げない部分すなわち
中心部10を折り曲げて缶蓋パネル1の上へ開口用部分
3を倒した状態の上へタブ4を180度回転させて開口
用部分3の上にタブ4を重ねた状態を示示す。缶蓋パネ
ル1と開口用部分3の間にタブ4を挟むことができる。
缶蓋パネル1の上に開口用部分3が開口用部分3の上に
タブ4が畳まれているのでき切り離された開口用部分3
が散乱するような公害の防止に役立つ。
【0018】上記いずれの実施の形態においてもタブの
形状は図面に示すものに限定するものではなく、図面に
示すいずれかの形状、または、その他公知のタブの形状
のものを用いてもよい。
【0019】
【考案の効果】弱化線9、9は、それに挟まれた部分に
タブをリベットで固定されているので、タブを引き上げ
た場合に、前記挟まれた部分のみが折れ曲がって下がる
ので、弱化線9、9がない場合に比べてタブを固着して
いるリベットにかかる力が小さく、リベットの頭がタブ
の舌片から抜けるおそれがなく、また、開口部分の開口
に力がそれ程必要としない。
【0020】本願考案に係る開口装置は、少しの力で容
易に確実に開口できる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る開口装置を設けた缶の平面図。
【図2】同、平面図。
【図3】同、断面図。
【図4】タブを引張って缶の上へほぼ45度折り曲げた
状態の缶の断面図。
【図5】タブを引張って缶の上へ倒した状態の缶の断面
図。
【図6】引張ったタブを更に開口用部分の上へ折り曲げ
て畳んだ状態の缶の断面図。
【図7】(A)は従来の開口装置を設けた缶の平面図。 (B)は従来の開口装置を設けた缶のタブを立てた状態
の要部斜視図。
【符号の説明】
1 缶蓋パネル 2 弱化線 3 開口用部分 4 タブ 5 舌片 6 掴み用リング 7 リベット 8 開口 9 弱化線 10 中心部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−240445(JP,A) 特開 昭50−987(JP,A) 実開 昭62−45223(JP,U) 実開 平2−120326(JP,U) 実開 昭60−142724(JP,U) 実開 昭59−99926(JP,U) 実開 平4−1134(JP,U) 実公 昭43−54758(JP,Y1) 実公 昭48−24467(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶蓋パネルの開口用部分の中心部には弱
    化線を設けないで大部分を弱化線で区画し、該弱化線に
    連続し、かつ、該弱化線で区画された開口用部分の内方
    向に向かって、ほぼ平行の2条の短い弱化線を穿設し、
    タブを引き上げ2条の短い弱化線を切りタブを手前に引
    き長い弱化線に沿って開口用部分を切断し少なくとも開
    口用部分が缶蓋パネルの上に折り畳むことができ、タブ
    が回動することができ該2条の短い弱化線に挟まれた缶
    蓋パネルの開口用部分に少なくともリベットでタブの舌
    片を固着してなる容器のイージーオープン式開口装置。
  2. 【請求項2】 開口用部分を区画する弱化線が輪状また
    は変形輪状をなすことを特徴とする請求項1に記載の容
    器のイージーオープン式開口装置。
  3. 【請求項3】 開口用部分を区画する弱化線が、U字状
    または変形U字状をなすことを特徴とする請求項1に記
    載の容器のイージーオープン式開口装置。
JP1992050534U 1991-07-29 1992-06-24 容器のイージーオープン式開口装置 Expired - Lifetime JP2584326Y2 (ja)

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JP1992050534U JP2584326Y2 (ja) 1991-07-29 1992-06-24 容器のイージーオープン式開口装置

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JP3-67166 1991-07-29
JP6716691 1991-07-29
JP1992050534U JP2584326Y2 (ja) 1991-07-29 1992-06-24 容器のイージーオープン式開口装置

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JPH08113U JPH08113U (ja) 1996-01-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474776U (ja) * 1971-02-05 1972-09-12
JPS60142724U (ja) * 1984-03-02 1985-09-21 東洋製罐株式会社 缶体容器の蓋体
JPH0245161Y2 (ja) * 1985-09-05 1990-11-29
JPH01240445A (ja) * 1987-11-04 1989-09-26 Nippon Steel Corp ノンベントタイプのフルイージーオープン缶蓋
JPH02120326U (ja) * 1989-03-13 1990-09-28

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JPH08113U (ja) 1996-01-23

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