JP2584269Y2 - メッキ用ガラス原盤取付治具 - Google Patents

メッキ用ガラス原盤取付治具

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JP2584269Y2
JP2584269Y2 JP1992005523U JP552392U JP2584269Y2 JP 2584269 Y2 JP2584269 Y2 JP 2584269Y2 JP 1992005523 U JP1992005523 U JP 1992005523U JP 552392 U JP552392 U JP 552392U JP 2584269 Y2 JP2584269 Y2 JP 2584269Y2
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JP
Japan
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glass master
plating
support
mounting
disk
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JP1992005523U
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JPH0566058U (ja
Inventor
千利 大石
Original Assignee
東芝イーエムアイ株式会社
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Publication date
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ディスクの製造工程
において、記録済のレジストされたガラス原盤に、導電
性を持たせるため、真空蒸着装置の下部に設けられた銀
のターゲットの蒸発により、ガラス原盤の表面に銀メッ
キを施す真空蒸着装置において、ガラス原盤を取り付け
るメッキ用ガラス原盤取付治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のメッキ用ガラス原盤取付
治具は、図4に示すように、真空蒸着装置内に取り付け
られている取付け治具の複数本の支持アーム21の先端
に、中央部22aが凹んでいる円筒状のテフロン製の駒
22を取り付けておく。
【0003】そして、ケースに収容されて搬送されてい
るガラス原盤Aを手で取り出して、手で持ち上げなが
ら、駒22を外側に拡開して、その中央部22aの凹ん
でいる部分に、ガラス原盤Aの周縁を差し込んで支持さ
せていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このようなメッキ用ガ
ラス原盤取付治具においては、ガラス原盤Aのケースか
らの取り出し、治具へのセット等に際して、原盤Aに手
を触れるため、手の指紋等が原盤Aに付着し、真空蒸着
によるメッキに際して、この部分でのメッキの付着不良
を生じ、欠陥の原因となっていた。
【0005】又、真空蒸着装置内に取り付けらる治具
は、重量もかなりあり、これに重量のあるガラス原盤A
が取り付けられているので、運搬、真空蒸着装置への取
付けが困難で、手間を要する欠点があった。本考案は、
従来のメッキ用ガラス原盤取付治具における前述の問題
点を解消するため、この取付治具である治具をガラス原
盤上にセットして、治具への取付け可能とし、この治具
を手に持って真空蒸着装置への取付けを行えるようにし
てガラス原盤に手を触れる必要性を無くして、指紋がガ
ラス原盤に付着するのを防止すると共に、軽量化によっ
て真空蒸着装置への取付けを容易ならしめることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の目的を
達成するためのメッキ用ガラス原盤取付治具の手段に関
し、その手段は、ガラス原盤にメッキを施す真空蒸着装
置に取り付けられる取付け部を有する取付け具に設けら
れたガラス原盤を支持する円盤と、先端を内側に曲げて
支持部とした複数の支持具の何れかに、取付け具の中心
からの放射状のガイド溝を、他方に該ガイド溝内をスラ
イドする締結手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案のメッキ用ガラス原盤取付治具は、ガラ
ス原盤をケースから取り出すことなく、円盤に取り付け
られた支持具を、締結手段の緩めによって、外側に拡開
しておき、円盤をガラス原盤上に載置して支持具を中心
側に移動させ、先端の内側に曲げられた部分がガラス原
盤の下側に入り込むようにして、締結手段を締め付け、
取付け具にガラス原盤を支持させる。
【0008】かくして、ガラス原盤を支持した取付け具
を持ちあげれば、ガラス原盤に手を触れることなしにケ
ースからガラス原盤を取り出すことができ、この支持具
を持って真空蒸着装置に取付け、ガラス原盤に手を触れ
ることなく、真空蒸着装置にセットすることができるも
のである。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を、図1〜図3に
ついて、以下に説明する。図3は、本考案のメッキ用ガ
ラス原盤取付治具において使用するケースを示すもの
で、薄い金属板で形成された短い中空円筒状のケース1
3の内周の複数箇所に、上部の内側が斜面12aに形成
されている支持駒12が固定されており、この斜面12
上にガラス原盤Aが載置されるもので、このケース1
3を持って搬送するものである。
【0010】又、本実施例においては、取付け具1の上
の取り付け部1cは、上面に孔1aが穿設されてい
て、この孔1aの側面にはL字状の溝1bが設けられて
おり、この取付け具1が取り付けられる真空蒸着装置の
取付け部は、円筒状の軸2の側面に突出させて、ピン2
aが設けられている。
【0011】このピン2aに溝1bの上面の開口してい
る部分を一致させて、軸2に孔1aを挿入後、ピン2a
がL字状の角部に到達した際に取付け部1を回動し、ピ
ン2aを溝1bのL字状の水平部分の終端に到達させれ
ば、取付け具1の荷重によって、軸2から落下しなくな
り、取付け具1は真空蒸着装置に取り付けられる。
【0012】この取付け具1には、複数本、例えば3本
の枝状アーム3が水平方向に取り付けられていて、その
先端の垂直部3aを介して、ガラス原盤Aの支持体であ
る円盤4が固定され、この円盤4にはガイドピン5が立
設されると共に、蝶ネジ6が螺合している。
【0013】先端を内側に向かって曲げられている曲折
部7aとした支持具7には、中心方向に向かう放射状の
ガイド孔7bが穿設されており、このガイド孔7bを円
盤4のガイドピン5、蝶ネジ6に嵌合することで、支持
具7は円盤4に対し、外方向、もしくは内方向に移動で
き、そして、その移動した位置で蝶ネジ6を締め付けれ
ば、支持具7は円盤4のその位置に固定できる。
【0014】そこで、予め蝶ネジ6を緩めて支持具7を
外側に拡開しておき、前述のケースの支持駒12の斜面
12aに支持されたガラス原盤Aとケース13との間に
形成されている空隙に、支持具7の先端を挿入するよう
にして、円盤4をガラス原盤Aの上に載置し、支持具7
を内側に移動させて、その曲折部7aをガラス原盤Aの
下部に入り込ませ、蝶ネジ6を締め付けて、支持具7を
円盤4に固定し、ガラス原盤Aに手を触れることなく支
持させることができる。
【0015】このようにして、ガラス原盤Aを支持させ
た取付け具1を例えば取付け部1cを把持することによ
り、ガラス原盤Aに手を触れることなく真空蒸着装置の
軸2に取付け、ガラス原盤Aに銀メッキを施すことで、
ガラス原盤Aに導電性を持たせることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案は叙上のように、予め締結手段を
緩めて支持具を外側に向かって拡開しておき、支持具が
取り付けられている円盤をガラス原盤の上に載置して支
持具を内側に向かって移動させ、その曲折部ガラス原
盤の下側に入り込むので、締結手段を締め付ければ、支
持具がその位置に固定され、円盤にガラス原盤を支持さ
せることができる。
【0017】従って、ガラス原盤をケースから手で取り
出す必要がなくなり、且つ取付け部を持って真空蒸着装
置に取り付けることもできるため、ガラス原盤に手を触
れる必要がなくなり、ガラス原盤についた指紋等で、ガ
ラス原盤に施されたメッキがダメージを受ける恐れがな
くなる。
【0018】しかも、この装置は絞り加工で形成するこ
とが可能であるため、持ち運びが容易となり、作業性が
向上するばかりでなく、ガラス原盤の裏面には円盤が接
触状態となっているので、メッキした銀がガラス原盤の
裏面に回り込むことがない等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の真空蒸着装置の取付け部を
含む斜面図である。
【図2】同上の支持具の斜面図である。
【図3】本考案に使用するガラス原盤のケースの斜面図
である。
【図4】従来のガラス原盤取付治具の側面図である。
【符号の説明】
1 取付け具 1c 取付け部 3 枝状アーム(固定手段) 4 円盤 5 ガイドピン 6 蝶ネジ 7 支持具 7a 曲折部 7b ガイド孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス原盤にメッキを施す真空蒸着装置
    に取り付けられる取付け部と、 前記ガラス原盤を支持する円盤と、 該円盤を前記取り付け部に固定する固定手段と、 前記円盤に取り付けられている、 先端を内側に曲げて支
    持部とした複数の支持具とを備え、 前記円盤と前記複数の支持具との何れか一方に、 取付け
    具の中心からの放射状のガイド溝を設け、他方に該ガイ
    ド溝内をスライドする締結手段を設けたことを特徴とす
    るメッキ用ガラス原盤取付治具。
JP1992005523U 1992-02-13 1992-02-13 メッキ用ガラス原盤取付治具 Expired - Lifetime JP2584269Y2 (ja)

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JPS6219251U (ja) * 1985-07-18 1987-02-05
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Effective date: 19980721