JP2584239Y2 - 電気動力計装置 - Google Patents
電気動力計装置Info
- Publication number
- JP2584239Y2 JP2584239Y2 JP1990400015U JP40001590U JP2584239Y2 JP 2584239 Y2 JP2584239 Y2 JP 2584239Y2 JP 1990400015 U JP1990400015 U JP 1990400015U JP 40001590 U JP40001590 U JP 40001590U JP 2584239 Y2 JP2584239 Y2 JP 2584239Y2
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- Japan
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- exhaust
- housing
- electric dynamometer
- cooling air
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関等を対象とす
る電気動力計装置の排気冷却風ダクトに関する。
る電気動力計装置の排気冷却風ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関等の性能試験をするた
め、図2及び図3に例示する如き交流電気動力計1が用
いられている。この交流電気動力計1は、その主軸2の
両端部にそれぞれ連結軸3を介してエンジン4,5(供
試体)を直結し、試験を行うものである。
め、図2及び図3に例示する如き交流電気動力計1が用
いられている。この交流電気動力計1は、その主軸2の
両端部にそれぞれ連結軸3を介してエンジン4,5(供
試体)を直結し、試験を行うものである。
【0003】交流電気動力計1は、ハウジング6内に装
着した回転子7,固定子8等が使用中発熱するので、こ
れを空冷するようにしている。このため、冷却風をハウ
ジング6に設けた冷却風入口9から取り入れ、図3に矢
印で示す如く主軸2の軸線方向に沿って通風させる。
着した回転子7,固定子8等が使用中発熱するので、こ
れを空冷するようにしている。このため、冷却風をハウ
ジング6に設けた冷却風入口9から取り入れ、図3に矢
印で示す如く主軸2の軸線方向に沿って通風させる。
【0004】このように通風させた冷却風は、いったん
ハウジング6内に設置した吸音板10に当った後、主軸
2の軸線方向に向けて開口する排気口11から大気中に
排気される。すなわち、この交流電気動力計1は、その
ハウジング6内の冷却風の流れ、及び冷却風の排気方向
を、主軸2の軸線方向にすることによって、交流電気動
力計1の揺動バランスの精度を保障するように構成して
いた。
ハウジング6内に設置した吸音板10に当った後、主軸
2の軸線方向に向けて開口する排気口11から大気中に
排気される。すなわち、この交流電気動力計1は、その
ハウジング6内の冷却風の流れ、及び冷却風の排気方向
を、主軸2の軸線方向にすることによって、交流電気動
力計1の揺動バランスの精度を保障するように構成して
いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のような従来の電
気動力計装置では、図2に示すようにエンジン5の性能
試験中、交流電気動力計1を冷却した温風排気が直接試
験中のエンジン5に当たってしまう。このため、エンジ
ン5が温風排気の熱の影響を受け、性能試験結果に悪影
響を及ぼすという問題があった。
気動力計装置では、図2に示すようにエンジン5の性能
試験中、交流電気動力計1を冷却した温風排気が直接試
験中のエンジン5に当たってしまう。このため、エンジ
ン5が温風排気の熱の影響を受け、性能試験結果に悪影
響を及ぼすという問題があった。
【0006】また、交流電気動力計1の排気部内に設置
する、機器の騒音を押さえるための吸音板は、製造組付
けが困難で消音効果も低いという問題があった。
する、機器の騒音を押さえるための吸音板は、製造組付
けが困難で消音効果も低いという問題があった。
【0007】本考案は、上述の点に鑑み、電気動力計を
冷却した温風排気が、直接試験中のエンジンに当たらな
いようにするとともに、製造組付けが容易で消音効果の
高い消音手段を設置した電気動力計装置を新たに提供す
ることを目的とする。
冷却した温風排気が、直接試験中のエンジンに当たらな
いようにするとともに、製造組付けが容易で消音効果の
高い消音手段を設置した電気動力計装置を新たに提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の電気動力計装置
は、排気ダクトを動力計のハウジングにある排気口部分
を覆うように設け、排気口から出た排気の流れ方向を大
きく曲げるような通風路を、排気ダクトとハウジングと
の間に設け、排気ダクトの排気口部を、この動力計で試
験すべきエンジン等以外の方向に向けて構成したことを
特徴とする。
は、排気ダクトを動力計のハウジングにある排気口部分
を覆うように設け、排気口から出た排気の流れ方向を大
きく曲げるような通風路を、排気ダクトとハウジングと
の間に設け、排気ダクトの排気口部を、この動力計で試
験すべきエンジン等以外の方向に向けて構成したことを
特徴とする。
【0009】
【作用】上述のように構成することにより、電気動力計
内部の機器騒音が温風排気を伝わってハウジング外に出
た際、排気ダクトの通風路の大きく曲った端板部分に当
たるなどして効率良く消音される。また、排気ダクトに
導かれた温風排気が、エンジン以外の方向に向けられた
排気口部から排出されるので、温風排気が直接試験中の
エンジン等に当たって試験結果に悪影響を与えることを
防止できる。
内部の機器騒音が温風排気を伝わってハウジング外に出
た際、排気ダクトの通風路の大きく曲った端板部分に当
たるなどして効率良く消音される。また、排気ダクトに
導かれた温風排気が、エンジン以外の方向に向けられた
排気口部から排出されるので、温風排気が直接試験中の
エンジン等に当たって試験結果に悪影響を与えることを
防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の電気動力計装置の一実施例を
図1によって説明する。なお、この図1において、前述
した図2及び図3に示す従来例に対応する部分には同一
符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
図1によって説明する。なお、この図1において、前述
した図2及び図3に示す従来例に対応する部分には同一
符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
【0011】図1は本例装置の全体側面図であり、図で
1は交流電気動力計、2は主軸、6はハウジングであ
る。ハウジング6の上部には、冷却ファン12を設置す
る。この冷却ファン12は吸気口13から吸入した冷却
用の空気を、ハウジング6の上側面に設けた冷却風入口
9からハウジング6内部へ強制送気するように構成して
ある。動力計1のハウジング6には、排気口11を設け
る。なお、ハウジング6内には、従来設置していた吸音
板は取り付けない。
1は交流電気動力計、2は主軸、6はハウジングであ
る。ハウジング6の上部には、冷却ファン12を設置す
る。この冷却ファン12は吸気口13から吸入した冷却
用の空気を、ハウジング6の上側面に設けた冷却風入口
9からハウジング6内部へ強制送気するように構成して
ある。動力計1のハウジング6には、排気口11を設け
る。なお、ハウジング6内には、従来設置していた吸音
板は取り付けない。
【0012】ハウジング6の排気口11の外部には、排
気口11部分を覆うような状態に、排気ダクト14を設
置する。排気ダクト14は、図示するように、排気ダク
ト14の内側面とハウジング6の外側面との間に、排気
口11から排出された冷却後の排気をほぼ主軸2の軸線
に沿った逆方向に折り反すようにする通風路を構成する
ものである。排気ダクト14には、動力計1の中央部に
向けて排気を出す排気口部15を設ける。なお、排気口
部15は、排気を動力計1に接続して試験するエンジン
(供試体)に当たらないいずれかの方向に排出するため
のものであるので、この条件に適合するよう排気口部1
5を任意の方向に向けて構成できるものである。
気口11部分を覆うような状態に、排気ダクト14を設
置する。排気ダクト14は、図示するように、排気ダク
ト14の内側面とハウジング6の外側面との間に、排気
口11から排出された冷却後の排気をほぼ主軸2の軸線
に沿った逆方向に折り反すようにする通風路を構成する
ものである。排気ダクト14には、動力計1の中央部に
向けて排気を出す排気口部15を設ける。なお、排気口
部15は、排気を動力計1に接続して試験するエンジン
(供試体)に当たらないいずれかの方向に排出するため
のものであるので、この条件に適合するよう排気口部1
5を任意の方向に向けて構成できるものである。
【0013】次に、上述のように構成した本例装置の空
冷動作を説明する。
冷動作を説明する。
【0014】交流電気動力計1を用いてエンジンの試験
をする際には、冷却ファン12が動作し、吸気口13か
ら吸入した冷却用の空気を冷却風入口9からハウジング
6内に強制送気する。このハウジング6内に送気した冷
却風は、主軸2の軸線方向に沿って通風させ、排気口1
1から排出することによって交流電気動力計1の揺動バ
ランスの精度を保障しながら、内部を冷却するようにす
るものである。
をする際には、冷却ファン12が動作し、吸気口13か
ら吸入した冷却用の空気を冷却風入口9からハウジング
6内に強制送気する。このハウジング6内に送気した冷
却風は、主軸2の軸線方向に沿って通風させ、排気口1
1から排出することによって交流電気動力計1の揺動バ
ランスの精度を保障しながら、内部を冷却するようにす
るものである。
【0015】排気口11から排出された温風排気は、排
気ダクト14の端板部に当たり、ほぼ主軸2の軸線に沿
った逆方向に折り反すように流れ、排気口部15から排
出する。排気口部15から出た温風排気は、排気口部1
5がエンジンの方向以外の方向である動力計中央部に向
いているため、エンジンに直接当たることはない。
気ダクト14の端板部に当たり、ほぼ主軸2の軸線に沿
った逆方向に折り反すように流れ、排気口部15から排
出する。排気口部15から出た温風排気は、排気口部1
5がエンジンの方向以外の方向である動力計中央部に向
いているため、エンジンに直接当たることはない。
【0016】また、交流電気動力計1の機器の騒音は、
ハウジング6の内部から排気口11を通じ、温風排気を
伝わって外部に漏れるが、排気ダクト14の端板部に温
風排気が当たって折り反すようにする通風過程で効率良
く消音される。
ハウジング6の内部から排気口11を通じ、温風排気を
伝わって外部に漏れるが、排気ダクト14の端板部に温
風排気が当たって折り反すようにする通風過程で効率良
く消音される。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の電気動力計
装置によれば、排気ダクトを動力計のハウジングにある
排気口部分を覆うように設け、排気口から出た排気の流
れ方向を大きく曲げるような通風路を、排気ダクトとハ
ウジングとの間に設け、排気ダクトの排気口部を、この
動力計で試験すべきエンジン等以外の方向に向けて構成
したので、電気動力計を冷却した温風排気が直接試験中
のエンジンに当たって試験結果に悪影響を与えるといっ
たことを防止できるという効果がある。
装置によれば、排気ダクトを動力計のハウジングにある
排気口部分を覆うように設け、排気口から出た排気の流
れ方向を大きく曲げるような通風路を、排気ダクトとハ
ウジングとの間に設け、排気ダクトの排気口部を、この
動力計で試験すべきエンジン等以外の方向に向けて構成
したので、電気動力計を冷却した温風排気が直接試験中
のエンジンに当たって試験結果に悪影響を与えるといっ
たことを防止できるという効果がある。
【0018】また、動力計の機器の騒音が排気ダクト内
の温風排気を伝わる際、排気ダクト内の大きく曲がった
通風路部分で効率良く消音できる。従って、ハウジング
内に吸音板を設置せずにすみ、機器の騒音に対する消音
手段の構造を簡素化でき、その製造組立てを容易にし、
廉価な装置を提供できるという効果がある。
の温風排気を伝わる際、排気ダクト内の大きく曲がった
通風路部分で効率良く消音できる。従って、ハウジング
内に吸音板を設置せずにすみ、機器の騒音に対する消音
手段の構造を簡素化でき、その製造組立てを容易にし、
廉価な装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気動力計装置の一実施例を示す側面
図。
図。
【図2】従来の電気動力計によるエンジンの試験状態を
例示する概略平面説明図。
例示する概略平面説明図。
【図3】従来の電気動力計の縦断側面図。
1…交流電気動力計 2…主軸 4,5…エンジン 6…ハウジング 9…冷却風入口 11…排気口 13…吸気口 14…排気ダクト 15…排気口部
Claims (1)
- 【請求項1】 電気動力計の主軸に連結軸を介して供試
体を連動連結し、電気動力計のハウジングの外部から内
部へ冷却風を導入する冷却風入口と、主軸に沿ってハウ
ジングの内部を流れた冷却風を供試体へ向かって放出す
る排気口とを設けた電気動力計装置において、 前記ハウジングの排気口を覆う排気ダクトを設け、前記
排気口からハウジングの外へ排出された冷却風を前記供
試体から離れた方向へ方向転換させて排気口部から大気
中へ排出するための通風路を、ハウジングと排気ダクト
との間に形成したこと を特徴とする電気動力計装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990400015U JP2584239Y2 (ja) | 1990-12-01 | 1990-12-01 | 電気動力計装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990400015U JP2584239Y2 (ja) | 1990-12-01 | 1990-12-01 | 電気動力計装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569657U JPH0569657U (ja) | 1993-09-21 |
JP2584239Y2 true JP2584239Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=18509933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990400015U Expired - Fee Related JP2584239Y2 (ja) | 1990-12-01 | 1990-12-01 | 電気動力計装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584239Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009022675A1 (de) * | 2009-05-26 | 2010-12-16 | Horiba Europe Gmbh | Prüfstand mit temperaturgesteuertem Kühlgebläse |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5612838U (ja) * | 1979-07-10 | 1981-02-03 | ||
JPS5788045U (ja) * | 1980-11-20 | 1982-05-31 |
-
1990
- 1990-12-01 JP JP1990400015U patent/JP2584239Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0569657U (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |