JP2584121Y2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JP2584121Y2
JP2584121Y2 JP955893U JP955893U JP2584121Y2 JP 2584121 Y2 JP2584121 Y2 JP 2584121Y2 JP 955893 U JP955893 U JP 955893U JP 955893 U JP955893 U JP 955893U JP 2584121 Y2 JP2584121 Y2 JP 2584121Y2
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housing
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はジョイントコネクタに関
し、特に、自動車のワイヤハーネスに適用され、パネル
や壁面などに固着係止できる防水型のジョイントコネク
タに関する。
【0002】
【従来技術】従来より、電線と電線とを接続させる防水
機能を備えたコネクタ構造として、例えば意匠登録7788
45号公報に開示されている、電気コネクタ用ハウジング
からなるものが知られている。図5は、この電気コネク
タ用ハウジングを示しており、コネクタは、図示しない
雌型端子をハウジング本体の内部に収容すると共に、該
ハウジング本体に外嵌される防水パッキン25を覆って
外被カバー22が二重の外壁構造に設けられた雄型コネ
クタハウジング20と、該雄型コネクタハウジング20
のハウジング本体と前記外被カバー22との間に嵌入さ
れる雌型コネクタハウジング30とから構成され、両コ
ネクタハウジング20,30を嵌合させた際に前記防水
パッキン25がハウジング同士を密着させて端子接続部
を水密構造にしている。なお、各コネクタハウジング2
0,30には、それぞれ端子の後抜けを二重に阻止する
ためのロック板26が固着されている。
【0003】一方、コネクタには、例えば自動車のワイ
ヤハーネスの分岐回路として適用され、幹線より引き出
した枝線の端末と、該枝線端末に接続すべき多数の電線
との接続に使用するタイプのジョイントコネクタがあ
り、このジョイントコネクタに於いても、図6乃至図9
に示すような防水構造を有したものが知られている。な
お、図6はこのジョイントコネクタの分解斜視図、図7
は、図6のジョイントコネクタハウジングの正面図、図
8は図7のB−B断面図、図9は図7のA−A断面図で
ある。このジョイントコネクタは、先の図5に示した電
線と電線とを接続するタイプのコネクタと同様、防水パ
ッキン25がハウジング本体21に外嵌されると共に、
外被カバー22が前記防水パッキン25を覆ってハウジ
ング本体21の外面側に形成されてなる雄型コネクタハ
ウジング20と、前記雄型コネクタハウジング20の各
端子間を分岐接続する分岐端子41(図7乃至図9参
照)を、前記雄型コネクタハウジング20に向けて突出
状態に収容し、前記雄型コネクタハウジング20のハウ
ジング本体21と前記外被カバー22との間に嵌入され
るジョイントコネクタハウジング40とからなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】処で、上記各コネクタ
は一般に、コネクタ接続された状態でパネルなどに固着
できるようにも構成されており、例えば上記のジョイン
トコネクタに於いても、ジョイントコネクタハウジング
40の外壁面に、パネル等に設けられたブラケット55
を挿入できるスルーロック42が形成されている。前記
スルーロック42は、更に詳述すると、図9から明らか
なように前記ジョイントコネクタハウジング40の分岐
端子41を保護して前記雄型コネクタハウジング20内
に挿入されるフード部43から延設したハウジング部位
44に設けられている。すなわち、係る防水構造のジョ
イントコネクタは、前記フード部43が、前記雄型コネ
クタハウジング20の外被カバー22内へ挿入されて露
出しないため、前記ハウジング部位44が前記スルーロ
ック42を形成するためだけに延設されて、コネクタ前
後方向に長尺化されていた。
【0005】なお、係る防水型のジョイントコネクタで
は、ジョイントコネクタハウジングは、上記スルーロッ
クを雄型コネクタハウジングの外被カバーに形成するこ
とにより、ハウジング部位を省略した短縮構造にするこ
ともできるが、このような構造に於いては、一旦嵌合状
態に設けられたコネクタ結合を解除する際、フード部が
雄型コネクタハウジング内に埋入される構成のため、該
雄型コネクタハウジングから引き抜くための把持部が形
成されなくなり、望ましくない。本考案の目的は、上記
事情に基づいてなされたものであり、全長を短縮構造に
してコンパクト化すると共に、従来通りの防水効果を得
られるジョイントコネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案の目的
は、雌型端子をハウジング本体の内部に有すると共に該
ハウジング本体の外周面に嵌着した防水パッキンを覆う
外被カバーが設けられた雄型コネクタハウジングと、前
記雌型端子と接続する分岐端子を突出させて前記雄型コ
ネクタハウジングと嵌合するジョイントコネクタハウジ
ングとからなるジョイントコネクタに於いて、前記ジョ
イントコネクタハウジングは前記雄型コネクタハウジン
グのハウジング本体と外被カバーとの間に挿入されるフ
ード部と、該フード部に沿って形成されコネクタ嵌合時
に前記外被カバーの外面側に位置する隔壁とを有し、か
つ該隔壁の外面にパネル等に形成されるブラケットを挿
入して該パネルに固着できるスルーロックが設けられて
いることを特徴とするジョイントコネクタにより達成さ
れる。
【0007】
【作用】スルーロックは、コネクタ嵌合時に雄型コネク
タハウジングの外被カバーを受容しかつ、該外被カバー
と重なり合う隔壁の外面側に設けられているので、ジョ
イントコネクタハウジングから従前のハウジング部位を
省略することにより、該ジョイントコネクタハウジング
を短縮化できる。また、ジョイントコネクタハウジング
はブラケットを介してパネルに固着されるので、或いは
隔壁が設けられているので、コネクタ結合の解除が、雄
型コネクタハウジングを把持して行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案によるジョイントコネクタの実
施例を、図面を参照しながら説明する。図1乃至図3は
本考案の一実施例を図示しており、図1は本考案のジョ
イントコネクタを構成するジョイントコネクタハウジン
グの斜視図を、図2は図1のC−C断面図を、図3はコ
ネクタ嵌合状態における斜視図をそれぞれ示している。
なお、この実施例では、ジョイントコネクタハウジング
と嵌合される雄型コネクタハウジングは、先の図6に示
した従来例と略同一構造に設けられており、ここでは同
一符合を用いて該雄型コネクタハウジングの説明は省略
する。
【0009】図に於いて、ジョイントコネクタハウジン
グ10は、端子収容室1を形成すると共に、雄型コネク
タハウジング20内に挿入されるフード部2と、該フー
ド部2に連設されかつ前記フード部2の外面側に配置さ
れる隔壁3とを備えて構成されている。前記端子収容室
1には、複数個の分岐端子4が挿入係止されると共に、
雄型コネクタハウジング20との嵌合時、或いは離脱時
に、前記分岐端子4のこじれを防止するためのリブ5が
突出されている。前記隔壁3は、前記端子収容室1に連
成されると共に、該端子収容室1を形成するハウジング
部の略半分の領域に対応し、かつ該隔壁3と前記端子収
容室1との間に間隙6を有して設けられおり、前記間隙
6は、コネクタ嵌合時、雄型コネクタハウジング20の
外被カバー22が受容できる間隔に構成されている。
【0010】前記隔壁3の外面には、パネル等に形成さ
れたブラケット55を挿入してジョイントコネクタ50
(共に、図3参照)を固着できるスルーロック7が設け
られている。前記スルーロック7は、コネクタ前後方向
に延設された対構造のリブ片8,8と、該リブ片8,8
間に懸け渡した横断片9に連設されるブラケット固着用
の弾性係止片11とからなる。前記リブ片8,8は、前
記ブラケット55を案内しかつ保持できる断面L字形状
に設けられ、かつ前記隔壁3面より突設されている。ま
た前記弾性係止片11は、図2に於いて明らかなよう
に、基部が前記横断片9と一体化した片持状に支持され
ており、その自由端に、ブラケット55に形成された係
合孔56と係合する突起12を有して構成されている。
なお、前記端子収容室1には、従来と同一構造からな
り、雄型コネクタハウジング20を結合状態にする係止
ロック13が、前記弾性係止片11と対向する側の外面
に設けられている。
【0011】上記構成のジョイントコネクタハウジング
10は、また、図2から明らかなように部分的に厚肉形
状に形成した端子収容室1の底部1aに、分岐端子4を
挿入係止して構成される。そして、前記ジョイントコネ
クタハウジング10は、図3に示すように外被カバー2
2が設けられかつ雌型端子を収容した雄型コネクタハウ
ジング20と嵌合される。その結果、前記分岐端子4は
前記雌型端子と接続され、雌型端子と接続した多数電線
27のうちの特定電線間に於いて分岐接続を実現する。
また、各コネクタハウジング10,20は、互いに嵌合
することによって、ジョイントコネクタハウジング10
のフード部2(図1参照)が、雄型ハウジング20のハ
ウジング本体21および防水パッキン25の外周面上に
嵌着されると共に、前記雄型ハウジング20の外被カバ
ー22が前記ジョイントコネクタハウジング10の端子
収容室1と隔壁3との間の間隙6内に挿入される。そし
て、ジョイントコネクタハウジング10は係止ロック1
3が雄型コネクタハウジング20の係合部23(図6参
照)に係止されて固定状態に結合される。
【0012】このようにして嵌合されたジョイントコネ
クタ50は、前記スルーロック7にブラケット55を挿
入することにより、図示しないパネル等に固着係止でき
る。なお、ジョイントコネクタ50は、事前にパネル等
に取付られたジョイントコネクタハウジング10に対
し、雄型コネクタハウジング20を嵌合して端子接続さ
れることもある。何れにせよ、上記構成を採ることによ
り、ジョイントコネクタ50は、パネルに取付られた状
態に於いて、従来構造に観られた端子収容室より延設さ
れたハウジング部位(図9の符号44参照)を省略して
コンパクト化される。
【0013】図4は本考案の他の実施例を示しており、
ジョイントコネクタハウジング60の背面側より見た斜
視図を示してある。この実施例では、ジョイントコネク
タハウジング60は、先の図1乃至図3に示した実施例
と、その隔壁形状のみが相違している。すなわち、隔壁
61は、ジョイントコネクタハウジング60のフード部
62に連設されかつ、コネクタ嵌合時に雄型コネクタハ
ウジング20の外被カバー22(共に、図6を参照)を
受容可能にすると共に、ジョイントコネクタハウジング
60を略平坦面にする背面63を有して構成されてい
る。なお、スルーロック形状を含む他の構成要件は、先
の実施例と同様に設けられている。前記隔壁61が上記
のように構成されることにより、ジョイントコネクタハ
ウジング60は、多数個を袋詰めして出荷した場合、一
つのコネクタハウジングの背面部が他のコネクタハウジ
ングの端子収容室内に入り込んだり、引っ掛かったりし
て絡み合うことがない。このような理由により、分岐端
子はアライメントを狂わすこじれの発生が防止されるば
かりか、ジョイントコネクタハウジング60は袋詰めに
よる輸送費の削減が図れる。
【0014】
【考案の効果】以上記載したとおり、本考案のジョイン
トコネクタによれば、パネル等に固着させるためのスル
ーロックは、ジョイントコネクタハウジングの端子接続
部に対応して設けた隔壁の外面に形成されているので、
従来構造の端子収容室から延設されたハウジング部位を
省略してコンパクト化できる。また、ジョイントコネク
タハウジングの背面部が略平坦に構成されることによ
り、多数個を袋詰めした際、コネクタ同士の絡み合いを
阻止して、分岐端子のアライメントの狂いを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に適用するジョイントコネク
タハウジングの斜視図である。
【図2】図1のC−C線に沿った断面図である。
【図3】ジョイントコネクタの嵌合状態での斜視図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例に適用するジョイントコネ
クタハウジングの斜視図である。
【図5】従来の、防水構造を有したコネクタの分解斜視
図である。
【図6】従来の防水構造を有したジョイントコネクタの
分解斜視図である。
【図7】図6のジョイントコネクタの正面図である。
【図8】図7のジョイントコネクタのB−B断面図であ
る。
【図9】図7のジョイントコネクタのA−A断面図であ
る。
【符号の説明】
1 端子収容室 2,62 フード部 3,61 隔壁 4 分岐端子 6 間隙 7 スルーロック 10,60 ジョイントコネクタハウジング 20 雄型コネクタハウジング 21 ハウジング本体 22 外被カバー 25 防水パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/73 H01R 31/08 H01R 13/46 304

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型端子をハウジング本体の内部に有す
    ると共に該ハウジング本体の外周面に嵌着した防水パッ
    キンを覆う外被カバーが設けられた雄型コネクタハウジ
    ングと、前記雌型端子と接続する分岐端子を突出させて
    前記雄型コネクタハウジングと嵌合するジョイントコネ
    クタハウジングとからなるジョイントコネクタに於い
    て、前記ジョイントコネクタハウジングは前記雄型コネ
    クタハウジングのハウジング本体と外被カバーとの間に
    挿入されるフード部と、該フード部に沿って形成されコ
    ネクタ嵌合時に前記外被カバーの外面側に位置する隔壁
    とを有し、かつ前記隔壁の外面にパネル等に形成される
    ブラケットを挿入して該パネルに固着できるスルーロッ
    クが設けられていることを特徴とするジョイントコネク
    タ。
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5327100B2 (ja) * 2010-03-03 2013-10-30 住友電装株式会社 ジョイントコネクタ
JP5764023B2 (ja) * 2011-09-27 2015-08-12 矢崎総業株式会社 コネクタ

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