JP2583826B2 - 錠片受け装置 - Google Patents

錠片受け装置

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JP2583826B2
JP2583826B2 JP6037787A JP3778794A JP2583826B2 JP 2583826 B2 JP2583826 B2 JP 2583826B2 JP 6037787 A JP6037787 A JP 6037787A JP 3778794 A JP3778794 A JP 3778794A JP 2583826 B2 JP2583826 B2 JP 2583826B2
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健 日向野
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Kawaguchi Giken Inc
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Kawaguchi Giken Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア枠に取り付けられ
て、ラッチボルトやデッドボルト等の錠片を係止する錠
片受け装置であって、受具を摺動させて進退させ錠片の
係止位置を調整することができる錠片受け装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、取付ボックスに受具を摺動可
能に収容すると共に、受具をばねによって一方向に付勢
して成る錠片受け装置は、実開昭62−166966
号、実開昭63−53475号、特開平4−21678
4号、実公平3−29495号等種々のものが提案され
ている。受具を付勢するばねは、実開昭62−1669
66号、実開昭63−53475号及び特開平4−21
6784号においてはコイルばねであり、実公平3−2
9495号においては板ばねである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の錠片受け装置
においては、受具を摺動させて調整する時、ばねの付勢
力が変化して小さくなっても受具を摺動させたり、使用
中に移動するのを防止したりするのに十分な力が作用し
なければならないと共に、調整時の操作性を考えると、
受具を摺動させる時の力は大きく変化しないことが望ま
しい。また、この機能をなるべく小さいスペースで実現
できるものが望ましい。つまり、小さいスペース内に収
まるばねで、受具が進退した前後で受具に作用する力の
差が小さいものが要望されている。
【0004】上記従来例においては、受具を付勢するの
にコイルばねあるいは板ばねを使用しているので、受具
を摺動させると、それを付勢しているばねの変形量は変
化し、ばねの付勢力もそれに比例して変化する。小さい
スペース内に収まるばねを使用すると、受具が進退した
前後で受具に作用する力の差が大きくなるという問題が
あり、逆に、受具が進退した前後で受具に作用する力の
差を小さくしようとすると、ストロークの大きなばねに
しなければならず、大きなスペースが必要となるという
問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、取付ボックスに受具を摺動可能に収容
すると共に、受具をばねによって一方向に付勢して成る
錠片受け装置において、ばねはジグザグばねを略円弧状
に曲げた形状と成し、取付ボックスと受具のいずれか一
方に、ばねの両端を拡開しないように配設すると共に、
他方に、ばねの略円弧状部を当接させて使用するように
して成るものである。
【0006】
【作用】線径0.8mmの線材で半径1.4mmの半円
と4.4mmの直線部の連続組み合わせのジグザグばね
を、弦の長さが29mmで高さが7.5mmになるよう
に円弧状に曲げたばねの円弧の頂部を平面で押圧した実
験の結果、押圧した変形量と押圧した平面にかかる荷重
の関係は図8に示すグラフのようになり、変形量3mm
から6mmまでの3mmの間で使用すると、変形量3m
mの時の荷重が170g、変形量6mmの時の荷重が2
30gとなり、その差は60gとなる。
【0007】一方、変形量6mmの時の荷重が230g
となるコイルばねでは、変形量と荷重の関係は図9に示
すグラフ(実線)のようになり、変形量3mmの時の荷
重は120gとなり、その差は110gとなる。また、
変形量3mmの時の荷重が170gとなるコイルばねで
は、変形量と荷重の関係は図10に示すグラフ(実線)
のようになり、変形量6mmの時の荷重は335gとな
り、その差は165gとなる。つまり、いずれの場合で
も、荷重の差は本発明のばねよりも大きくなる。
【0008】さらに、変形量の差が3mmで荷重がそれ
ぞれ230gと170gとなるコイルばねでは、変形量
と荷重の関係は図11に示すグラフ(実線)のようにな
り、その自然長が6+5.5=11.5mm以上とな
り、本発明のばねよりも大きくなる。
【0009】
【実施例】取付ボックス1は、中央に設けた箱状体の底
板7に円形の凹溝8を設け、箱状体の上下に鍔部9・9
を設けてそこに取付孔10・10を穿設してある。
【0010】受具2は、箱状体の底板中央に円形の操作
用孔11を設け、箱状体の一方側に耳縁部12を設けそ
の上面に突出する2条の摺動突条13・13を設けてあ
る。受具2の箱状体は、取付ボックス1の箱状体の中に
上下壁が接する状態で収容されるが、取付ボックス1よ
り幅は小さく形成され、受具2の箱状体の他方側の側壁
の外面と取付ボックス1の箱状体の側壁の内面との間
に、ばね6を介在させてある。ばね6は、ジグザグばね
を円弧状に曲げた形状と成したもので、その両端は取付
ボックス1の2つの角隅にそれぞれ当接させて配設し、
円弧の頂部は受具2の箱状体の側壁の外面に当接させて
ある。
【0011】表面板3は、略中央に矩形の開口部14を
設け、その一側には、摺動突条13・13と係合する案
内部15・15を、開口部14と連続するよう切り欠き
形成し、上下部には取付孔16・16を穿設してある。
【0012】回転体4は、凹溝8と遊嵌する大きさの円
形で、偏心した位置に円形孔状にギア部17を形成して
あり、それより小径の歯車5がそこに噛合している。歯
車5の中心部には、円柱状の操作部18を設けて、プラ
スドライバーの先端が係合する溝19を設けてある。図
1の(A)及び図3に示すように、歯車5が、回転体4
の最も幅が大きい位置に接した状態で、歯車5の中心と
回転体4の中心が一致するようになっている。
【0013】本発明を組み立てるには、回転体4を取付
ボックス1の凹溝8の中に遊嵌して、回転体4の円形孔
状のギア部17に歯車5を噛合させ、その操作部18に
操作用孔11が嵌合するように受具2を収容し、受具2
と取付ボックス1の側板の間にばね6を挿入し、表面板
3を被せて、案内部15・15を摺動突条13・13に
係合させると共に、取付孔16・16を取付ボックス1
の取付孔10・10に対応させ、木ネジ等でドア枠に取
り付ける。なお、受具2の操作用孔11の周囲に裏面側
に突出する円筒状の突起部を設け、歯車5の操作部18
を円形の凹溝部として、受具2の突起部を歯車5の凹溝
部に嵌合してもよい。
【0014】組み立られた状態では、歯車5の操作部1
8が受具2の操作用孔11に嵌合していると共に、受具
2が取付ボックス1の箱状体の中に上下壁が接する状態
で収容されているので、受具2及び歯車5の操作部18
は、上下方向には動けず、一緒に横方向にのみ移動する
ようになっている。また、図5に示すように、受具2
は、ばね6によって常に左方向つまりドアの進入してく
る側に付勢されており、使用中に受具2ががたついた
り、移動したりするのを防止している。
【0015】調整するには、全体を取り付ける木ネジ等
を緩め、プラスドライバーを歯車5の溝19に係合させ
回転させて、受具2を摺動させ、再び木ネジ等を締め付
ければよい。図1の(A)、図3及び図5の(A)の状
態は受具2が最も右に寄った状態で、ばね6の変形量は
最大であり、回転体4の中心と歯車5の中心は一致して
いる。この状態から歯車5を左に回転させると、歯車5
と回転体4のギア部17は噛合位置を変えずに一緒に少
し回転し、その後、歯車5はギア部17の歯を送って噛
合位置を変えながら回転体4を左に回転させ、歯車5の
操作部18は回転しながら左に移動し、受具2も共に左
に移動して、図5の(B)の状態になる。この状態から
さらに歯車5を左に回転させると、歯車5はギア部17
の歯を送って噛合位置を変えながら回転体4を左に回転
させ、歯車5の操作部18は回転しながらさらに左に移
動し、受具2も共にさらに左に移動して、図5の(C)
に示すように、受具2が最も左に寄った状態となる。こ
の状態で、ばね6の変形量は最小となるが、受具2を左
方向に付勢する力は働いている。また、この状態から歯
車5はこれ以上左に回転できないようになっており、右
に回転させると、前期と逆の動きをして受具2は右に移
動していく。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、受具を付
勢しているばねは、小さいスペース内に収めることがで
きると共に、受具が進退した前後で受具に作用する力の
差を小さくすることができるので、常に受具を付勢する
力を十分に作用させることができ、かつ、装置をコンパ
クトに製作することができると共に、調整するために受
具を移動させる時、操作するのに必要な力が大きく変わ
ることがなく、調整時の操作性を良好にすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は受具が最も右に寄った状態の正面図、
(B)はその状態の縦断面図である。
【図2】図1(A)の状態の横断面図である。
【図3】取付ボックス、回転体及び歯車を組み立てた状
態の正面図であって、歯車が最も右に寄った状態を示し
ている。
【図4】全体の分解横断面図である。
【図5】取付ボックス、受具(断面)、回転体、歯車及
びばねを組み立てた状態の正面図であって、(A)は受
具が最も右に寄った状態、(B)は中間の状態、(C)
は最も左に寄った状態を示している。
【図6】(A)(B)(C)は、それぞれ図5の(A)
(B)(C)に対応する横断面図である。
【図7】ばねの斜視図である。
【図8】本発明のばねの一実施例の変形量と荷重の関係
を示すグラフである。
【図9】変形量6mmの時の荷重が230gとなるコイ
ルばねの変形量と荷重の関係を示すグラフである。
【図10】変形量3mmの時の荷重が170gとなるコ
イルばねの変形量と荷重の関係を示すグラフである。
【図11】変形量の差が3mmで荷重がそれぞれ230
gと170gとなるコイルばねの変形量と荷重の関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 取付ボックス 2 受具 6 ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付ボックスに受具を摺動可能に収容する
    と共に、受具をばねによって一方向に付勢して成る錠片
    受け装置において、ばねはジグザグばねを略円弧状に曲
    げた形状と成し、取付ボックスと受具のいずれか一方
    に、ばねの両端を拡開しないように配設すると共に、他
    方に、ばねの略円弧状部を当接させて使用することを特
    徴とする錠片受け装置。
JP6037787A 1994-02-10 1994-02-10 錠片受け装置 Expired - Lifetime JP2583826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6037787A JP2583826B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 錠片受け装置

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JP6037787A JP2583826B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 錠片受け装置

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JPH07224557A JPH07224557A (ja) 1995-08-22
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ID=12507207

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JPH07224557A (ja) 1995-08-22

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