JP2583822B2 - コンクリート剥離用塗料および該塗料を塗装した型枠 - Google Patents

コンクリート剥離用塗料および該塗料を塗装した型枠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐光性、耐候性が良好
で、型枠とコンクリートとの剥離効果ならびに型枠の剥
離転用性の優れたポリウレタン系コンクリート剥離塗料
および該塗料を塗装したコンクリート型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンクリート型枠剥離剤として
は、鉱物油、動・植物油またはそれらのけん化物、高級
脂肪酸の金属石鹸、パラフィン等を溶解した鉱物油等の
油性剥離剤および該剥離剤に界面活性剤を添加して自己
乳化型にした水溶性剥離剤等があるが、油性の場合に
は、火災の危険、公害、作業環境面で問題があり、ま
た、水溶性の場合には塗布後、降雨等で剥離剤が流失
し、充分な剥離効果が得られないという欠点がある。こ
うした点を改良するために、ウレタン系のコンクリート
剥離塗料を用いる方法も開発されているが、ウレタン系
の塗料組成物は、形成された塗膜の耐光性が弱いため、
塗布後、陽光に長時間さらされると、劣化、剥離を生
じ、特に、コンクリート型枠合板の塗装に用いた時に
は、コンクリートの硬化遅延や、型枠の剥離不良の原因
となるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来から使
用されている上記型枠剥離剤の諸欠点を解決するために
なされたものである。すなわち、本発明は、型枠がコン
クリートから剥離しやすく、その転用回数が多いコンク
リート剥離塗料を得ることを目的とするとともに、該塗
料を塗装して耐候、耐光性の優れたコンクリート型枠を
得んとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決せんと鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明ポリウレタン系コンクリート
剥離塗料は、 アミンポリオール単独若しくはアミンポリオールとポ
リオキシアルキレンポリオールおよび/または、ひまし
油との混合ポリオールからなる平均水酸基価 160〜950
のポリオール成分を必須成分とするポリオールと、 ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを必須
成分とする有機ポリイソシアネートと、 前記のポリオール 100重量部に対して0.01〜20.0重
量部の量の、分子内にピペリジン環を含有するヒンダー
ドアミン系化合物とが配合されていることを特徴とする
ものである。
【0005】本発明は、更に、上記ポリウレタン系コン
クリート剥離塗料に、 沸点が 250℃以上の可塑剤を、前記のポリオール 1
00重量部に対して10〜300 重量部配合することにより、
型枠の剥離転用性をより向上させた剥離塗料を提供する
ものである。
【0006】本発明は、上記組成において、分子内にピ
ペリジン環を含有するヒンダードアミン系化合物に、紫
外線吸収剤および/または酸化防止剤を併用することに
より一層優れた効果が期待できる。また、本発明のポリ
ウレタン系コンクリート剥離塗料は、40℃のゲル化時間
が10分以内に調整されていることを特徴とする。
【0007】本発明は、上記ポリウレタン系コンクリー
ト剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴とするコ
ンクリート型枠に関するものである。
【0008】本発明のポリウレタン系コンクリート剥離
塗料(以下、単に剥離塗料という)に用いる有機イソシ
アネートとしては、反応性が高く、しかも蒸気圧が低
く、作業上取り扱いやすいポリメチレンポリフェニルポ
リイソシアネート(C−MDI)を必須成分とするが、
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレ
ンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソシア
ネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、水素添加TDI、水素添加MDI、水素添
加XDI、イソホロンジイソシアネート、もしくはそれ
らの変性物またはそれらの混合物が使用できる。
【0009】本発明に用いるのポリオール成分として
のアミンポリオールとしては、モノエタノールアミ、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノ
ールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンジテトラミン等の脂肪族ポリアミン、
トリレンジアミン、4,4′−ジフェニルメタンジアミ
ン、フェニレンジアミン等の芳香族ポリアミン等のアミ
ン類に酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレンな
どを単独又は混合付加させて得られたもの等が使用でき
る。また、本発明に用いるポリオール成分としてのポリ
オキシアルキレンポリオールには、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
サンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトールなどの多価アルコールに酸化エチ
レン、酸化プロピレン、酸化ブチレン等を単独又は混合
付加させたものがあり、前記アミンポリオール単独若し
くはポリオキシアルキレンポリオールとの混合ポリオー
ルとして使用できる。また、本発明に用いるひまし油と
しては、ポリウレタン原料として通常使用されるひまし
油ならばどれでも良く、単独または二種以上組合わせて
使用することができる。すなわち、リシノール酸を主体
とするトリグリセリドが50%以上で水酸基価が100〜200
の不乾性油単独のみならず、それを脱水、水素添加、
アルカリ加熱融解、熱分解等の変性処理した物若しくは
変性処理による生成物である硬化ひまし油、ウンデセン
酸、セバシン酸等にエステル化等の二次的変性を施した
物も含まれる。該ポリオール成分の水酸基価が 160未満
の場合、得られる剥離塗料の耐水性、耐アルカリ性が悪
く、水酸基価が 950を越えると、得られる剥離塗料の耐
衝撃性が悪く、型枠の剥離転用回数が少なくなる。
【0010】本発明においてポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネートを必須成分とするイソシアネート成
分と、アミンポリオール単独若しくはアミンポリオール
とポリオキシアルキレンポリオールおよび/または、ひ
まし油との混合ポリオールからなる平均水酸基価 160〜
950 のポリオール成分を必須成分とするポリオールとか
らなる組成物に、分子内にピペリジン環を含有するヒン
ダードアミン系化合物並びに、所望により紫外線吸収剤
および/または酸化防止剤を構成成分として配合する目
的は、主にコンクリート型枠剥離塗装合板(以下、コン
パネ塗装合板と略す)の塗膜の耐候性向上にある。
【0011】通常、コンクリートを打設する際、コンパ
ネ塗装合板を用いて型枠を一定の高さ、一定面積まで組
んでコンクリートを打設する。しかし、近年型枠作業工
が少なくなり、型枠を組んでからコンクリートを打設す
るまでに型枠を長期間放置するケースが多くなり、その
間に剥離剤としての塗膜が紫外線、風雨等にさらされて
変質し、剥離効果を示さなくなったり、また打設したコ
ンクリートの表面に硬化不良を発生させる場合がある。
ポリウレタン塗膜が長期間紫外線や風雨にさらされた後
に打設したコンクリートの硬化不良のメカニズムは解明
できていないが、特に、九州、四国、沖縄といった、日
本の南部に位置する地域において、夏期に工事が行われ
る時などには、設置された型枠に熱と強烈な紫外線がふ
りそそぐため、ポリウレタン塗膜のみでは、塗膜表面の
劣化を完全に防止することは出来ないのが実情である。
【0012】そこで、本発明者らは、前記ウレタン塗料
組成物に、分子内にピペリジン環を含有するヒンダード
アミン系化合物と、場合により紫外線吸収剤および/ま
たは酸化防止剤とを添加、混合すると、コンパネ塗装合
板の紫外線、降雨等に対する耐性が飛躍的に向上すると
ともに、打設コンクリートに悪影響を及ぼさないことを
見出した。
【0013】分子内にピペリジン環を含有するヒンダー
ドアミン系化合物は、無溶剤型ウレタン樹脂塗料に配合
すると、塗布後に形成されたウレタン樹脂塗料の塗膜の
物性保持と黄変防止の両面において、ポリウレタンの光
安定化効果を発揮する。そのため、該塗料組成物でコン
クリート型枠合板を塗装した場合にも、型枠施工後、コ
ンクリート注入まで夏期の炎天下に長期間放置されても
塗膜は劣化せず良好な塗膜特性を保持するが、このほか
コンクリートの硬化遅延や、型枠の剥離不良を生ぜしめ
ない。さらにヒンダードアミン系化合物は、ポリオール
と相溶性が良いので、無溶剤型ウレタン樹脂塗料に配合
しても分離することがなく塗膜のムラも生じないという
利点を有する。
【0014】本発明で使用する、分子内にピペリジン環
を含有するヒンダードアミン系化合物には、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル
オキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−
2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、8−アセチ
ル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−
1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4
−ジオン等があり、これらは、単独または二種以上を組
合わせて使用することができる。本発明において、該ヒ
ンダードアミン系化合物の配合割合は、前記ポリオール
100重量部に対して、0.01〜20.0重量部、好ましくは
0.2〜5.0 重量部である。0.01重量部以下では塗膜の光
安定化への効果が乏しく、20重量部以上にすると塗料組
成物の価格が高くなり、実用的でない。
【0015】さらに、本発明者らは、無溶剤型ウレタン
樹脂系の塗料組成物に該ヒンダードアミン系化合物を添
加し、同時に紫外線吸収剤および/または酸化防止剤を
併用すると、塗膜の光安定性と剥離塗料としての特性に
関して、相乗効果が得られることを見出した。その作用
機構は未だ明らかではないが、塗膜が直射日光にさらさ
れる際に、ポリウレタン樹脂塗料を劣化させる紫外線等
のうちヒンダードアミン系化合物で処理すべき分量をそ
れぞれ負担、軽減させるものと思われる。紫外線吸収剤
としては、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾト
リアゾール系、シアノアクリレート系の通常の紫外線吸
収剤が使用できる。酸化防止剤としては、フェノール
系、硫黄系、リン系の通常の酸化防止剤が使用できる。
【0016】本発明剥離塗料において可塑剤を配合す
ることによりコンクリートと型枠の剥離性をさらに優れ
たものとすることができる。沸点が 250℃以上の可塑剤
としては、例えば、ジメチルフタレート(DMP)、ジ
ブチルフタレート(DBP)、ジオクチルフタレート
(DOP)等のフタル酸エステル系、ジオクチルアジペ
ート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)
等の二塩基酸エステル、グリコールエステル系、脂肪酸
エステル系、トリクレジルホスフェート等のリン酸エス
テル系、塩化パラフィン系等、もしくはそれらの変性
物、またはそれらの混合物があげられる。
【0017】これら可塑剤は、前記ポリオール 100重量
部に対し10〜300 重量部、好ましくは20〜100 重量部の
割合で配合され、塗料の一方の成分であるポリオールに
配合される。可塑剤の配合量が前記ポリオール 100重量
部に対し10重量部未満の場合は、塗布した剥離塗料の塗
膜から可塑剤がブリードしにくく、コンクリートと剥離
塗料を塗布した型枠との剥離性の向上効果が充分でな
く、 300重量部以上の場合は、コンクリート剥離塗料か
ら可塑剤がブリードし、コンクリートと型枠との剥離が
簡単に出来るが、得られたコンクリートの表面が可塑剤
によって変色したり、硬化不良が発生する虞が生ずる。
本発明剥離塗料に、沸点が 250℃以上の可塑剤を上記所
定の範囲内量配合することにより、塗膜から可塑剤が徐
々にブリードし、コンクリートと型枠との剥離が簡単に
出来、ノロの付着も少なく、また、成形コンクリートの
表面が滑らかに仕上がる。塗膜から可塑剤が徐々にブリ
ードする現象は、ウレタン樹脂塗料組成物にヒンダード
アミン系化合物を添加することによって、また更に紫外
線吸収剤および/または酸化防止剤を併用することによ
って助長される。
【0018】本発明の剥離塗料は、40℃のゲル化時間が
10分以内に調整されるのが好ましい。ゲル化時間の調整
には触媒を用いてもよく、ポリオール成分またはイソシ
アネート成分を加温して調整しても良い。ゲル化時間が
10分より長くなると、塗料塗布後の養生に長時間を要
し、型枠の生産性が悪くなる。本発明には、前記必須成
分の他に通常使用されている溶剤、触媒、水分吸収剤、
無機充填剤、顔料、シリコーン等の添加が可能であり、
これらはポリオールに予め混合しておくと良い。
【0019】本発明の剥離塗料を得るには、ワンショッ
ト法またはプレポリマー法のいづれの方法によっても良
い。ワンショット法は、イソシアネート成分をB液、ポ
リオール成分をA液とし、使用時に所定量混合する方法
である。プレポリマー法は、あらかじめイソシアネート
成分とポリオール成分とで、末端イソシアネート基含有
ウレタンプレポリマーを合成しておき、これをB液と
し、ポリオール成分をA液とし、両者を使用時に所定量
混合する方法である。末端イソシアネート基含有ウレタ
ンプレポリマーは、イソシアネート成分とポリオール成
分とを均一に混合して、40〜150 ℃で10分〜10時間反応
させて得られる。この場合、(イソシアネート基の数/
ポリオールの活性水素基の数)で求められるインデック
ス(Ip)が小さい時、得られたウレタンプレポリマー
の粘度が高く、ゲル化する場合がある。従って、Ip
は、 1.5以上が望ましいが特に限定するものでない。本
発明の剥離塗料は、使用にあたりイソシアネート成分
(B液)とポリオール成分(A液)を混合するものであ
るが、使用に際してのイソシアネート成分とポリオール
成分との配合比は、イソシアネート基/ポリオール成分
中の水酸基の当量比で、0.70〜1.5 /1.0 、好ましくは
0.85〜1.25/1.0 が良い。
【0020】イソシアネート成分とポリオール成分とは
塗布時に所定量混合し、ハケ塗り、コテ塗り等の方法
や、ナイフコート、ロールコートまたは2液混合スプレ
ー機によるスプレー等、公知の方法により木製または鋼
製等の板状体の表面に塗布されて本発明の型枠が得られ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明の趣旨は、もとよりこれに限定されるものではな
い。なお、以下で部は重量部を示す。
【0022】実施例1 エチレンジアミンの酸化プロピレン付加物(水酸基価
524 )50部、ひまし油(水酸基価 155 )50部、ゼオラ
イト5部、ジブチルチンジラウレート0.05部、光安定剤
としてビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート 1.5部を混合してA液とした。B液
としてポリメチレンポリフェニルイソシアネート(NC
O 31%)をA液100部に対して56部添加混合して本発
明の剥離塗料を得た。この塗料を 200×200mm の型枠合
板に、 100g/m2 塗布し、65℃乾燥機で10分間放置し
て本発明のコンクリート型枠を得た。この型枠を数枚使
用して型枠を組み、これにポルトランドセメント 100
部、砂200部、砕石(10〜15mm) 300部および水50部か
らなる生コンクリートを流し込み、共に3日間養生し
た。養生後、硬化コンクリート面から型枠を該面に対し
て垂直方向に剥がすのに要する力(剥離荷重)を測定
し、同時に剥離後のコンクリートの付着状態も観察し
た。更に、転用回数試験、耐候性試験も行った。剥離塗
料の組成を表1に、各試験結果を表2に示す。
【0023】実施例2 エチレンジアミンの酸化プロピレン付加物(水酸基価
500 )70部、ポリプロピレングリコール(水酸基価 40
0 )30部、ジブチルフタレート70部、ジブチルチンジラ
ウレート0.05部、光安定剤として8−アセチル−3−ド
デシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−
トリアザスピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン3
部、酸化防止剤として 2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール1.0部、紫外線吸収剤として2−エチルヘキ
シル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート
1.0部を混合してA液とした。B液としてポリメチレン
ポリフェニルイソシアネート(NCO 31%)をA液10
0部に対して69部添加混合して本発明の剥離塗料を得
た。この塗料を 200×200mm の型枠合板に、 100g/m
2 塗布し、実施例1と同様にしてコンクリート型枠を得
た。この型枠を用いて、実施例1と同様の試験を行っ
た。各試験結果を表2に示す。
【0024】比較例1および2 実施例1と同様にして、表1に示す組成のA液、B液を
調整、配合後、塗布し、対照のコンクリート剥離塗料お
よび該塗料を塗装した型枠をつくり、実施例1と同様の
各試験を行った。結果を表2に示す。なお、剥離荷重に
ついては、通常50g/cm2 以下であれば脱型が容易であ
り、500g/cm2 以上になれば脱型が不可能となること
が確認されている。
【0025】 (※1)ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)セバケート (※2)8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9
−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4.
5]デカン−2,4−ジオン (※3)2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール (※4)2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−
ジフェニルアクリレート
【0026】
【0027】 (※)ウエザーメーターの試験条件 サンシャインウエザーメーター(ガス試験機製)使用 水噴霧サイクル無し ブラックパネル温度80〜85℃ 機内温度63℃
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−203605(JP,A) 特開 平3−200881(JP,A) 特開 平3−199005(JP,A) 特開 平5−43835(JP,A) 特開 平3−203606(JP,A) 特開 昭49−104932(JP,A) 特開 昭50−92313(JP,A) 特開 平6−346022(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミンポリオール単独若しくはアミン
    ポリオールとポリオキシアルキレンポリオールおよび/
    または、ひまし油との混合ポリオールからなる平均水酸
    基価 160〜950 のポリオール成分を必須成分とするポリ
    オールと、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
    ートを必須成分とする有機ポリイソシアネートと、前
    記のポリオール 100重量部に対して0.01〜20.0重量部
    の、分子内にピペリジン環を含有するヒンダードアミン
    系化合物とが配合されていることを特徴とするポリウレ
    タン系コンクリート剥離塗料。
  2. 【請求項2】 アミンポリオール単独若しくはアミン
    ポリオールとポリオキシアルキレンポリオールおよび/
    または、ひまし油との混合ポリオールからなる平均水酸
    基価 160〜950 のポリオール成分を必須成分とするポリ
    オールと、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
    ートを必須成分とする有機ポリイソシアネートと、前
    記のポリオール 100重量部に対して0.01〜20.0重量部
    の量の、分子内にピペリジン環を含有するヒンダードア
    ミン系化合物と、同様に10〜300重量部の量の、沸点
    が 250℃以上の可塑剤とが配合されていることを特徴と
    するポリウレタン系コンクリート剥離塗料。
  3. 【請求項3】 分子内にピペリジン環を含有するヒンダ
    ードアミン系化合物に、その他の紫外線吸収剤および/
    または酸化防止剤を併用してなる請求項第1項記載のポ
    リウレタン系コンクリート剥離塗料。
  4. 【請求項4】 分子内にピペリジン環を含有するヒンダ
    ードアミン系化合物に、その他の紫外線吸収剤および/
    または酸化防止剤を併用してなる請求項第2項記載のポ
    リウレタン系コンクリート剥離塗料。
  5. 【請求項5】 40℃のゲル化時間が10分以内に調整され
    ていることを特徴とする請求項第1項ないし第4項のい
    づれか1項記載のポリウレタン系コンクリート剥離塗
    料。
  6. 【請求項6】 請求項第1項記載のポリウレタン系コン
    クリート剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴と
    するコンクリート型枠。
  7. 【請求項7】 請求項第2項記載のポリウレタン系コン
    クリート剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴と
    するコンクリート型枠。
  8. 【請求項8】 請求項第3項記載のポリウレタン系コン
    クリート剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴と
    するコンクリート型枠。
  9. 【請求項9】 請求項第4項記載のポリウレタン系コン
    クリート剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴と
    するコンクリート型枠。
  10. 【請求項10】 請求項第5項記載のポリウレタン系コ
    ンクリート剥離塗料を板状体に塗装してなることを特徴
    とするコンクリート型枠。
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