JP2583664B2 - 農用結束装置 - Google Patents

農用結束装置

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JP2583664B2
JP2583664B2 JP2300317A JP30031790A JP2583664B2 JP 2583664 B2 JP2583664 B2 JP 2583664B2 JP 2300317 A JP2300317 A JP 2300317A JP 30031790 A JP30031790 A JP 30031790A JP 2583664 B2 JP2583664 B2 JP 2583664B2
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晴充 牧園
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンバインやバインダ等の農用結束装置に
関し、詳しくは、茎稈の集束空間を挟んで、その一側脇
に結節部、及び放出アームを配置すると共に、他側脇
に、前記結節部へ紐を供給するニードルを配置し、前記
集束空間の茎稈放出側に配設した集束圧感知具の作動に
基づいて前記ニードルを起動させて集束茎稈を結束した
後、その結束茎稈を放出アームによって放出すべく構成
した農用結束装置の紐通し構造に関する。
〔従来の技術〕
従来は、実開昭63−163127号公報に示される如く、ニ
ードル先端の紐通し孔に臨む状態で配設されたパイプ
に、エンジン燃焼ガス等の圧力気体を吹き込んで、その
噴射エネルギーを利用して、結束用紐をニードル先端の
紐通し孔に通すものがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来構造のものでは、結束を行う準備段階とし
て、前記ニードル先端の紐通し孔を通した後の紐の端部
を、ビルとホルダーとからなる結節部側の固定壁に係止
固定して、又は、手に保持した状態で、茎稈集束圧感知
具を手動で感知作動させて、一度、空打ち結束作動さ
せ、結束用紐の端部を結節用ホルダーに絡ませておく必
要があり、紐の端部を固定する作業が煩わしいという不
都合があった。
本発明は、ニードルに対する紐通し構造を工夫するこ
とによって、さらに、より一層の自動化を図り、上記欠
点を解消することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本発明の特徴構成は、前記ニ
ードル先端の紐通し孔を挟んで対向するように紐通し用
のガイドパイプを配設し、その前方側のガイドパイプを
固定ガイドパイプに構成し、後方側のガイドパイプをニ
ードルに対して遠近自在で、且つ、ニードル側に付勢さ
れた可動ガイドパイプに構成し、前記両ガイドパイプに
亘って、駆動装置により巻取り及び繰出し可能なワイヤ
をスライド自在に内装し、このワイヤの先端に前記固定
ガイドパイプに挿通可能で前記可動ガイドパイプの先端
に受止め支持される紐係止部を備え、さらに、前記ニー
ドルから可動ガイドパイプが一定距離離間した位置に至
った時点で前記ワイヤ駆動装置を停止させる手段を設け
て、前記ワイヤの巻取りに伴ってワイヤ先端の紐係止部
に係止した紐の端部をニードル先端の紐通し孔に通した
後、この紐の先端部をニードルから一定距離離間した位
置に位置保持可能に構成した点にあり、その作用、効果
は次の通りである。
〔作 用〕
第2図乃至第4図に示す如く、固定ガイドパイプ(25
a)から突出するワイヤ(27)先端の紐係止部(27a)
に、結束用紐(32)を係止して、駆動装置(28)として
のモータの作動によりワイヤ(27)を巻取ると、紐(3
2)がニードル(2)先端の紐通し孔(2a)に通された
後、ワイヤ(27)先端の紐係止部(27a)が可動ガイド
パイプ(25b)の先端に引っ掛かって、可動ガイドパイ
プ(25b)がニードル(2)から後退移動され、可動ガ
イドパイプ(25b)がニードル(2)から一定距離離れ
た位置に到ると、モータの停止スイッチ(33)を操作し
て、ワイヤ(27)のそれ以上の巻取りが阻止されて、紐
(32)の端部が固定保持される。その状態で茎稈集束圧
感知具(7)を手で作動させて結束装置を空打ち作動さ
せると、ニードル(2)の作動により紐(32)が結節部
(5)のホルダー(4)に係止されることとなる。
〔発明の効果〕
上記構成の結果、ニードル先端の紐通し孔に通された
結束用紐の端部を、結節部側の固定壁に係止固定する作
業の不要化を図ることができ、結束作業の準備が迅速、
容易に行える。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例をコンバインの脱穀装置後方に
配備された排ワラ結束装置の紐通し構造について説明す
る。
第1図に示す如く、結束装置(A)は、茎稈としての
排ワラを集束空間(S)に掻込む常時駆動の掻込みパッ
カー(1)、結束作動時に排ワラに紐を巻き付けるニー
ドル(2)、巻き付けらた紐に結び目を形成するビル
(3)と、紐の先端を支持し、かつ、巻き付けらた紐を
切断するホルダー(4)とからなる結節部(5)、結束
された排ワラ束を後方に送り出す放出アーム(6)、集
束空間(S)の排ワラの集束圧の増大につれて、より大
きく後退揺動すると共に、この後退揺動量が所定量に達
することで該結束装置(A)を起動させる集束圧感知具
としての感知ドアー(7)で構成され、前記感知ドアー
(7)は第6図に示す一回転クラッチ(C)を入り操作
すべく該一回転クラッチ(C)と連係されている。
第6図に示すように、前記一回転クラッチ(C)は、
駆動軸(8)と一体的に常時駆動される突片(9)、該
一回転クラッチ(C)が入り操作された場合にのみ突片
(9)と係合する揺動構造のアーム(10)、該アーム
(10)と一体的に揺動する被係合部材(10a)、該被係
合部材(10a)を介して前記アーム(10)を突片(9)
との係合方向に付勢する入り付勢バネ(11)、被係合部
材(10a)と係合することでアーム(10)を非係合姿勢
に設定維持する係合片(12)で成り、アーム(10)、非
係合部材(10a)、入り付勢バネ(11)夫々は、前記駆
動軸(8)に対して遊転状態で外嵌するディスク状のカ
ム(13)に取付けられ、該一回転クラッチ(C)が回転
を開始すると共に、この回転力によって結束作動と放出
作動とが順次行われる。
同図に示すように、一回転クラッチ(C)を収めるケ
ーシング(14)に設けた支軸(15)に支持部材(16)が
揺動自在に取付けられ、この支持部材(16)に対して、
ピン(17)を介し揺動自在に操作部材(18)が取付けら
れ、該操作部材(18)に前記係合片(12)が取付けられ
ている。
又、支持部材(16)と操作部材(18)との間に、係合
片(12)を被係合部材(10a)の方向に向けて付勢する
バネ(19)が設けられると共に、前記カム(13)の外周
面に当接することで支持部材(16)の姿勢を決めるロー
ラ(20)が支持部材(16)に遊転状態で取付けられてい
る。
又、感知ドアー(7)は揺動軸(21)周りで後退揺動
自在に支持され、この揺動軸(21)に取付けた操作アー
ム(22)と前記操作部材(18)の突部(23)とが接当連
係され、感知ドアー(7)の後退揺動姿勢が所定姿勢に
達すると、係合片(12)と被係合部材(10a)との係合
を解除して、一回転クラッチ(C)が入り状態になるの
である。
同図に示すように、前記カム(13)の外周には第1凹
状部(13a)と第2凹状部(13b)とが形成され、カム
(13)とローラ(13)とが第6図に示す相対位置にある
状態で一回転クラッチ(C)が回転すると、ローラ(2
0)が第1凹状部(13a)に入り込んで、感知ドアー
(7)に作用するバネ(19)の荷重を低減し、結束作動
開始直後に、前記パッカー(1)によって集束空間
(S)に排ワラが送り込まれても、集束圧の上昇を抑制
し、次に、ローラ(20)が第2凹状部(13b)に入り込
む位相までカム(13)が回転すると、感知ドアー(7)
に作用するバネ(19)の荷重がさらに大きく低下し、感
知ドアー(7)は該感知ドアー(7)に設けた開放バネ
(24)の付勢力によって、後方に大きく揺動し、結束さ
れた排ワラの放出経路を開放するのである。そして、前
記ローラ(20)が第2凹状部(13b)に入り込んだタイ
ミングで前記放出アーム(6)が作動し、この作動が完
了すると一回転クラッチ(C)は回転を停止し、再び第
6図に示す姿勢に維持されるのである。
第7図に示す如く、アーム(10)と一体的に揺動する
被係合部材(10a)と、操作部材(18)に付設の係合片
(12)との係合を確実に行わせて、一回転クラッチ
(C)の停止を確実に行わせる為に、つまり、カム(1
3)の第2凹状部(13b)に落ち込んだローラ(20)がカ
ム(13)の外周面により戻される時、一旦、バネ(19)
が圧縮されて係合片(12)が係合側に移動させられる
為、その時の、バネ(19)の圧縮の反動で、前記係合片
(12)が係合解除側に戻され、一回転クラッチ(C)が
停止できなくなることを防止する為に、被係合部材(10
a)の先端と、係合片(12)の先端とに、夫々、段(10
b),(12a)を設けて係合を確実に行わせるようになっ
ている。
第2図乃至第5図に示す如く、ニードル(2)先端の
紐通し孔(2a)を挟んで前後に紐通し用のガイドパイプ
(25a),(25b)が配備され、前方側が固定のガイドパ
イプ(25a)で、後方側がニードル(2)に対して遠近
自在な可動ガイドパイプ(25b)からなり、前記可動ガ
イドパイプ(25b)はバネ(26)によってニードル
(2)側に付勢されている。
前記両ガイドパイプ(25a),(25b)の中に、先端に
可動ガイドパイプ(25a)よりも大径の紐係止部(27a)
を備え、且つ、駆動装置としての正逆転可能なモータ
(28)によって繰出し並びに巻き取り可能なワイヤ(2
7)が内装されている。
前記正逆転可能なモータ(28)は、手動スイッチ(2
9)の操作により正逆転可能で、モータ(28)の正逆転
駆動により、ワイヤ(27)先端の紐係止部(27a)が固
定ガイドパイプ(25a)から突出するように繰り出され
る。そして、その紐係止部(27a)に、第1図に示す如
く、紐ブレーキ(30)、紐たるみ取り杆(31)を経て来
た紐(32)の端部が係止されている。
前記ニードル(2)から前記可動ガイドパイプ(25
b)が一定距離離間する位置に、前記可動ガイドパイプ
(25b)に接当可能なモータ停止手段としての第1のモ
ータ停止スイッチ(33)を設けてあり、前記モータ(2
8)の逆転駆動により前記ワイヤ(27)を巻取ると、ワ
イヤ(27)先端の紐係止部(27a)に係止の紐(32)が
ニードル(2)先端の紐通し孔(2a)に通された後、紐
係止部(27a)が可動ガイドパイプ(25b)を後退移動さ
せ、そして、可動ガイドパイプ(25b)が第1のモータ
停止スイッチ(33)に接当すると、モータ(28)を停止
して紐(32)の端部がニードル(2)から一定距離離間
した位置に位置保持されるようになっている。
さらに、この位置保持位置よりも後方に、第2のモー
タ停止スイッチ(34)を設けてあり、感知ドアー(7)
を手動で操作して、結束装置(A)を空打ち作動させ
て、紐(32)を結節部(5)のホルダー(4)に係止さ
せた後、前記モータ(28)を、さらに、逆転させると、
可動ガイドパイプ(25b)の後退移動により、前記空打
ちによってビル(3)に挟持されている残存紐が除去さ
れ、第2のモータ停止スイッチ(34)に可動ガイドパイ
プ(25b)が接当するとモータ(28)が停止されるよう
になっている。
尚、農用結束装置は、バインダーの結束装置であって
もよい。
又、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る農用結束装置の実施例を示し、第1
図は排ワラ結束装置を示す側面図、第2図乃至第4図は
紐通しの説明図、第5図は要部の縦断側面図、第6図は
結束装置の一回転クラッチを示す断面図、第7図はその
要部の拡大図である。 (2)……ニードル、(2a)……紐通し孔、(5)……
結節部、(6)……放出アーム、(7)……集束圧感知
具、(25a)……固定ガイドパイプ、(25b)……可動ガ
イドパイプ、(27)……ワイヤ、(27a)……紐係止
部、(28)……ワイヤ駆動装置、(32)……紐、(33)
……停止手段、(S)……集束空間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】茎稈の集束空間(S)を挟んで、その一側
    脇に結節部(5)、及び放出アーム(6)を配置すると
    共に、他側脇に、前記結節部(5)へ紐(32)を供給す
    るニードル(2)を配置し、前記集束空間(S)の茎稈
    放出側に配設した集束圧感知具(7)の作動に基づいて
    前記ニードル(2)を起動させて集束茎稈を結束した
    後、その結果茎稈を放出アーム(6)によって放出すべ
    く構成した農用結束装置において、前記ニードル(2)
    先端の紐通し孔(2a)を挟んで対向するように紐通し用
    のガイドパイプ(25a),(25b)を配設し、その前方側
    のガイドパイプ(25a)を固定ガイドパイプに構成し、
    後方側のガイドパイプ(25b)をニードル(2)に対し
    て遠近自在で、且つ、ニードル側に付勢された可動ガイ
    ドパイプに構成し、前記両ガイドパイプ(25a),(25
    b)に亘って、駆動装置(28)により巻取り及び繰出し
    可能なワイヤ(27)をスライド自在に内装し、このワイ
    ヤ(27)の先端に前記固定ガイドパイプ(25a)に挿通
    可能で前記可動ガイドパイプ(25b)の先端に受止め支
    持される紐係止部(27a)を備え、さらに、前記ニード
    ル(2)から可動ガイドパイプ(25b)が一定距離離間
    した位置に至った時点で前記ワイヤ駆動装置(28)を停
    止させる手段(33)を設けて、前記ワイヤ(27)の巻取
    りに伴ってワイヤ(27)先端の紐係止部(27a)に係止
    した紐(32)の端部をニードル(2)先端の紐通し孔
    (2a)に通した後、この紐(32)の端部をニードル
    (2)から一定距離離間した位置に位置保持可能に構成
    してある農用結束装置。
JP2300317A 1990-11-05 1990-11-05 農用結束装置 Expired - Lifetime JP2583664B2 (ja)

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