JP2583628Y2 - 分割軸受の軸受座金 - Google Patents

分割軸受の軸受座金

Info

Publication number
JP2583628Y2
JP2583628Y2 JP1991092125U JP9212591U JP2583628Y2 JP 2583628 Y2 JP2583628 Y2 JP 2583628Y2 JP 1991092125 U JP1991092125 U JP 1991092125U JP 9212591 U JP9212591 U JP 9212591U JP 2583628 Y2 JP2583628 Y2 JP 2583628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
bearing washer
washer
cap
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991092125U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0534316U (ja
Inventor
孝 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1991092125U priority Critical patent/JP2583628Y2/ja
Publication of JPH0534316U publication Critical patent/JPH0534316U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583628Y2 publication Critical patent/JP2583628Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/04Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/08Attachment of brasses, bushes or linings to the bearing housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/02Crankshaft bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用および船舶用
のエンジンやその他産業用の内燃機関のクランク軸のよ
うな摺接面を有する軸をスラスト支持する軸受座金に係
り、特に、表裏の逆組付けを防止するに好適な分割軸受
の軸受座金に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、エンジンのクランク
軸22にはシャフト23と摺接面24が形成される。シ
ャフト23を枢支するための軸受メタル25は、2つ割
りされた軸受部(図略)とベアリングキャップ11aの
軸受メタル受け部15に嵌着しシャフト23を枢支す
る。一方、前記軸受部とベアリングキャップ11aの両
側面には半円弧状溝14が形成される。軸受座金は上方
側の軸受座金3a(以下、上方軸受座金3aという)と
下方側の軸受座金2a(以下、下方軸受座金2aとい
う)からなり、ほぼ同一形状の半割り部材から形成され
る。図10に示すように、上方軸受座金3aと下方軸受
座金2aは軸受部26およびベアリングキャップ11a
の両側面の半円弧状溝14,14に装着され、クランク
軸22の摺接面24,24に当接係合してクランク軸2
2をスラスト支持するものである。一方、図11に示す
ように、下方軸受座金2a(上方軸受座金3aも同じで
あり、以下、下方軸受座金2aについてのみ説明する)
は芯金面16と軸受面17とを重ね合わせたものからな
り、軸受面17が摺接面24に当接係合する。なお、軸
受面17には油溝10が形成される。下方軸受座金2a
は、前記したように表裏で材質は相異するが左右対称形
である。そのため、逆組付けが可能であり、逆組付けに
よりクランク軸22の摺接面24に下方軸受座金2aの
芯金面16が当接する場合が生ずる。しかるに、芯金面
16には軸受機能がなく、かつ油溝10も形成されてい
ないため、逆組付けのまま下方軸受座金2aを使用する
と異常摩耗や焼付けを生ずる場合がある。図12,図1
3は、従来の逆組付け防止手段を示す。図12に示す上
方軸受座金3bと下方軸受座金2bでは、その左右の接
合部に同一方向に傾斜する非対称の合わせ面18,19
が形成される。それにより、例えば、上方軸受座金3b
を逆組付けした場合には上方軸受座金3bと下方軸受座
金2bの合わせ面18,19が干渉し、それ等を装着す
ることが出来ない。そのため逆組付けが確認される。ま
た、図13に示す上方軸受座金3cおよび下方軸受座金
2cは、その接合部位に半径方向に伸延する突出鍔2
0,21を形成し、左右の突出長を寸法a,bに示すよ
うに相異させたものである。なお、この場合、軸受部お
よびベアリングキャップには突出鍔20,21の嵌まり
込む溝(図略)が形成される。以上の構造により、上方
軸受座金3cおよび下方軸受座金2cを逆組付けすると
前記軸受部およびベアリングキャップの前記溝と突出鍔
20,21が干渉し、逆組付けが確認される。
【0003】軸受座金と軸受部およびベアリングキャッ
プとの係止構造とその逆組付け防止に関する公知技術と
して、実開平1−106618号公報,実開昭57−3
129号公報および実開昭61−191521号公報が
上げられる。実開平1−106618号公報のエンジン
の軸受装置は、ベアリングキャップに断面が円弧状の係
止溝を形成し、該係止溝に、スラストメタルに突出形成
された係止部を係合させるものである。簡便な構造によ
りスラストメタルの廻り止めを確実に行う効果が上げら
れる。実開昭57−3129号公報のスラスト滑り軸受
のためのスラストパッドはスラストパッド(前記軸受座
金に相当するもの)に軸方向又は半径方向に突起する阻
止部材を設け、スラストパッドの内面側とラジアル軸受
(前記軸受メタルに相当するもの)の端面範囲のところ
の環状スペースに前記阻止部材を突出させることを特徴
としている。また、偏心した回動防止突起をスラストパ
ッドに突出形成し、軸受カバ(前記ベアリングキャップ
に相当するもの)の切欠きに係合させる構造が開示され
ている。また、後に説明する本考案の傾斜面と近似する
断面図が図中(本公報の第8図)に開示されている。以
上によりスラストパッドの表裏の逆組付けの防止とその
廻り止めが出来る。実開昭61−191521号公報の
クランクシャフト軸受装置はメインベアリングキャップ
(前記ベアリングキャップに相当するもの)に装着され
るロアスラストベアリング(前記下方軸受座金に相当す
るもの)の外周縁に、その中心を通る仮想の円弧等分割
線に対して偏位させて突片部を設けると共に、前記円弧
等分割線に対してアッパスラストベアリング(前記上方
軸受座金に相当するもの)と前記ロアスラストベアリン
グとの合わせ面を非対称に形成したものである。なお、
非対称の形状として傾斜,ステップ状の凹凸,円弧形状
の凹凸,V型形状の凹凸等が開示されている。以上の構
造によりロアスラストベアリングの表裏の逆組付けの防
止と廻り止めを図っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図12に示した上方軸
受座金3bおよび下方軸受座金2bの場合、例えば、そ
の一方側のみが逆組付けされた場合には合わせ面18,
19が互いに干渉するため逆組付けが発見される。しか
しながら、両方が逆組付けされた場合には合わせ面1
8,19が干渉しないため逆組付けが発見されない。一
方、図13に示す上方軸受座金3cおよび下方軸受座金
2cの場合には、その一方又は両方が逆組付けされると
突出鍔20,21が軸受部又はベアリングキャップ側の
溝に干渉するため逆組付けが容易に発見される。しかし
ながら、突出鍔20,21を有する上方軸受座金3cお
よび下方軸受座金2cは、突出鍔20,21が形成され
ていない通常の半円弧状の軸受座金に較べて材料コス
ト,製作コストが嵩むという問題点がある。更に、突出
鍔20,21の嵌まり込む前記溝を軸受部およびベアリ
ングキャップ側に形成するには特別の加工機が必要とな
り、設備費が嵩むと共に溝加工に多くの作業時間を必要
とする問題点がある。一方、実開平1−106618号
公報は前記したようにスラストメタルの廻り止めを防止
するためのもので表裏の逆組付けに対しては何等の技術
も開示されていない。実開昭57−3129号公報は逆
組付け防止を1つの目的としているものであるが、スラ
ストパッドに阻止部材を設け、阻止部材がクランク軸の
隅部(図9のシャフト23と摺接面24との交叉部)に
形成される丸味取り部に干渉することにより逆組付けを
防止する構造のものから形成される。そのため、スラス
トパッドに所定形状および所定寸法の阻止部材を形成す
る必要があり、成形コストが嵩むと共に阻止部材および
前記丸味取り部等の部品精度アップが必要でありコスト
高となる問題点がある。更に、偏心した回動防止突起に
対応する切欠きを軸受部又はベアリングキャップ側に偏
心加工する必要があり、加工コストが増大する問題点が
あり、その上更にその精度保持にも問題がある。実開昭
61−191521号公報の非対称の合わせ面ではアッ
パスラストベアリングおよびロアスラストベアリングの
うち一方のみを逆組付けした場合には逆組付けが発見さ
れるが、両方が逆組付けされた場合は発見出来ない。そ
のため、該公報ではロアスラストベアリングの外周縁に
偏位する突片部を設け逆組付けを防止するようにしてい
る。しかしながら、前記したように偏心した突片部の嵌
まり込む突片嵌合溝をメインベアリングキャップに偏心
して設けるためには特別な加工機が必要となり、加工コ
ストが増大するという問題点があり、更には突片嵌合溝
の精度確保に特別な注意が必要になる等の問題点があ
る。
【0005】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、比較的簡便で製作し易い構造のものから形成され、
逆組付け防止と廻り止めを確実に行うことが出来る分割
軸受の軸受座金を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、摺接面を有する軸を枢支する2つ割り
の軸受部およびベアリングキャップの両側面に形成され
る半円弧状溝の平坦面に着脱可能に当接して装着される
上方側および下方側の軸受座金の接合部に左右非対称の
合わせ面を形成する分割軸受の軸受座金において、前記
軸受部又はベアリングキャップの前記半円弧状溝の外周
に中心線に沿って前記外周から突出する係止溝を前記平
坦面と同一平面に沿って形成すると共に、前記軸受座金
に前記係止溝に係合する係止部を突出形成し、該係止部
の前記摺接面側に傾斜面を形成する分割軸受の軸受座金
を構成するものである。
【0007】
【作用】非対称の合わせ面の干渉により逆組付けが発見
されると共に、係止部の傾斜面により軸受座金が逆組付
けされた場合には軸受座金が装着時に傾斜して浮き上
り、逆組付けされていることが容易に発見される。ま
た、係止部は偏心加工されず、前記傾斜面の形成も容易
なため、加工コストが低減される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本実施例の軸受座金1の構成部材である上
方軸受座金3と下方軸受座金2を示す斜視図であり、図
2は図1のA−A線断面図である。上方軸受座金3と下
方軸受座金2とはほぼ同一形状の半割りの円弧状部材か
ら形成される。本実施例では下方軸受座金2に係止部4
が形成される。なお、一般にクランク軸22(図9)に
軸受座金1を装着するには前記軸受部側に予め上方軸受
座金3を装着した後、ベアリングキャップ11側(図
3)に下方軸受座金2を装着する順序で行われる。その
ため、係止部4が下方軸受座金2側に形成されることが
望ましい。上方軸受座金3と下方軸受座金2との左右の
接合部には左右非対称の合わせ面の一例として傾斜部
7,9および傾斜部6,8が形成される。上方軸受座金
3の傾斜部7はその外周側から中心側に向かって傾斜す
る傾斜面からなり、傾斜部9は中心側から外周側に向か
って傾斜する傾斜面から形成される。その傾斜角度は本
実施例では約30°である。一方、下方軸受座金2の傾
斜部6は傾斜部7と平行な傾斜面からなり、傾斜部8は
傾斜部9と平行な傾斜面からなる。以上により、傾斜部
7,6と傾斜部9,8は非対称の形状に形成される。下
方軸受座金2の中心線に沿う方向には係止部4が突出形
成される。また、係止部4には傾斜面5が形成される。
傾斜面5はクランク軸22の摺接面24(図9)と当接
係合する下方軸受座金2の軸受面12側に形成され、反
対面に向かって傾斜して形成される。また、上方軸受座
金3と下方軸受座金2の軸受面12側には油溝10が凹
設される。図3は下方軸受座金2が嵌まり込むベアリン
グキャップ11を示し、図4は図3のB−B線断面図で
ある。ベアリングキャップ11の両側面には下方軸受座
金2が嵌まり込む半円弧状溝14,14が形成されると
共に係止部4の係合する係止溝13,13が形成され
る。なお、半円弧状溝14と係止溝13とは面一の平坦
面を有するものからなる。
【0009】次に、本実施例の作用を説明する。図5は
上方軸受座金3と下方軸受座金2とが正しく装着された
場合を示す正面図である。この場合には、傾斜部7と傾
斜部6が平行に配置され、傾斜部9と傾斜部8も平行に
配置され、互いに干渉しない。また、係止部4は傾斜面
5を手前側に向けて係止溝13内に嵌着される。油溝1
0も手前側に向いている。一方、図6は上方軸受座金3
を誤って逆組付けした場合を示す。この場合には、傾斜
部9に傾斜部6が干渉し、傾斜部7に傾斜部8が干渉す
る。そのため、下方軸受座金2をベアリングキャップ1
1の半円弧状溝14内に装着することが出来ず逆組付け
が容易に発見される。また逆に、上方軸受座金3を正し
く組付け、下方軸受座金2を逆組付けした場合も互いに
干渉し、逆組付けが容易に発見される。一般に軸受座金
をベアリングキャップ11に装着する場合には、ベアリ
ングキャップ11を手28(図14)で把持し、軸受座
金をベアリングキャップ11の半円弧状溝14に嵌め込
む組み付け方法が行われる。特に、本発明に係る下方軸
受座金2をベアリングキャップ11に装着する場合は、
図14に示すように、ベアリングキャップ11を把持し
た手28の指27で下方軸受座金2の係止部4を抑え、
それをベアリングキャップ11の係止溝13に押し当て
ながら下方軸受座金2をベアリングキャップ11の半円
弧状溝14に嵌め込む組み付け方法が採用される。図7
は下方軸受座金2をベアリングキャップ11の半円弧状
溝14内に正しく装着した場合を示すものであり、下方
軸受座金2の傾斜面5と反対側の面(平坦面)がベアリ
ングキャップ11の係止溝13に当接する。従って、図
14に示したように指27によって係止部4を押圧して
も前記の平坦面が係止溝の当接面に全面接触し、下方軸
受座金2はベアリングキャップ11の軸線方向に直交す
る向きにセットされる。従って、図7に示すように、上
方軸受座金3と下方軸受座金2のスラスト方向の出っ張
り位置は同一となる。しかしながら、図15に示すよう
に、下方軸受座金2を逆向きに装着すると、係止部4の
傾斜面5が係止溝13と係合し、指27で係止部4を押
圧すると傾斜面5が係止溝13の平坦面と接触する。そ
のため、図15,図8に示すように、下方軸受座金2は
全体として傾斜し、上方軸受座金3よりスラスト方向に
出っ張る。そのため、下方軸受座金が逆向きに装着され
たことがわかる。以上により、上方軸受座金3と下方軸
受座金2のどちらか一方又は双方が逆組付けされてもす
べて発見され、逆組み付けが完全に防止される。勿論、
係止部4と係止溝13との係合により下方軸受座金2の
廻り止めもできる。
【0010】本実施例では、エンジンのクランク軸22
について説明したが、本考案は摺接面を備え、かつ分割
軸受を有するその他の軸にも適用される。また、本実施
例では合わせ面に傾斜部6,7,8,9を形成する場合
について説明したが、合わせ面は非対称であればその形
状は特に限定するものでない。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 (1)非対称の合わせ面と、傾斜面を有する係止部を形
成することにより軸受座金の逆組付けが完全に防止され
る。 (2)係止部は従来技術のように偏心して形成されず、
中心線上に形成されるため、係止部およびそれが嵌まり
込む係止溝の加工が簡単に出来、かつ加工精度を上げる
ことが出来る。それにより、設備費の低減および加工コ
ストの低減が図れる。 (3)合わせ面は左右非対称に形成されればよく、例え
ば、実施例のような傾斜部の場合には極めて簡単に、か
つ高精度に加工することが出来る。 (4)組付け作業時において、軸受座金の逆組付けを特
別にチェックする検査工程が不要になり、省力化が図れ
る。 (5)逆組付けのまま出荷されるものが皆無になるた
め、市場クレームが低減し、信頼性が向上する。 (6)既存の機種にも簡単に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施例の軸受座金の嵌着されるベアリングキ
ャップの正面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】同実施例の作用を説明するための軸受座金の正
面図である。
【図6】同実施例における逆組付け作用を説明するため
の軸受座金の正面図である。
【図7】同実施例の上方および下方軸受座金の双方が軸
受部側およびベアリングキャップ側に正しく装着された
状態を示す軸断面図である。
【図8】同実施例の上方軸受座金および下方軸受座金が
逆組付けされた状態を示す一部軸断面図である。
【図9】従来のクランク軸,ベアリングキャップ,軸受
座金,軸受メタル等の構造とそれ等の係合状態を説明す
るための斜視図である。
【図10】従来のクランク軸,軸受部,ベアリングキャ
ップ,軸受座金,軸受メタルの取付け状態を示す軸断面
図である。
【図11】従来の軸受座金の斜視図である。
【図12】従来の逆組付け防止型の軸受座金の正面図で
ある。
【図13】従来の他の逆組付け防止型の軸受座金の正面
図である。
【図14】本発明の下方軸受座金をベアリングキャップ
に組み付ける一般的方法を示す斜視図である。
【図15】図14に示す組み付け方法による下方軸受座
金の組み付け状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 軸受座金 2 下方側の軸受座金(下方軸受座金) 3 上方側の軸受座金(上方軸受座金) 4 係止部 5 傾斜面 6 傾斜部 7 傾斜部 8 傾斜部 9 傾斜部 10 油溝 11 ベアリングキャップ 12 軸受面 13 係止溝 14 半円弧状溝 15 軸受メタル受け部 16 芯金面 17 軸受面 22 クランク軸 23 シャフト 24 摺接面 25 軸受メタル 26 軸受部 27 指 28 手

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺接面を有する軸を枢支する2つ割りの
    軸受部およびベアリングキャップの両側面に形成される
    半円弧状溝の平坦面に着脱可能に当接して装着される上
    方側および下方側の軸受座金の接合部に左右非対称の合
    わせ面を形成する分割軸受の軸受座金において、前記軸
    受部又はベアリングキャップの前記半円弧状溝の外周に
    中心線に沿って前記外周から突出する係止溝を前記平坦
    面と同一平面に沿って形成すると共に、前記軸受座金に
    前記係止溝に係合する係止部を突出形成し、該係止部の
    前記摺接面側に傾斜面を形成することを特徴とする分割
    軸受の軸受座金。
JP1991092125U 1991-10-16 1991-10-16 分割軸受の軸受座金 Expired - Lifetime JP2583628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092125U JP2583628Y2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 分割軸受の軸受座金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092125U JP2583628Y2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 分割軸受の軸受座金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0534316U JPH0534316U (ja) 1993-05-07
JP2583628Y2 true JP2583628Y2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=14045712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991092125U Expired - Lifetime JP2583628Y2 (ja) 1991-10-16 1991-10-16 分割軸受の軸受座金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583628Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101305559B1 (ko) * 2011-11-04 2013-09-09 기아자동차주식회사 엔진블록의 스러스트 베어링 결합장치

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453460B1 (ko) * 2002-10-14 2004-10-15 주식회사 에스 피 지 모터
KR20040051718A (ko) * 2002-12-11 2004-06-19 현대자동차주식회사 스러스트 베어링캡의 구조
JP5159447B2 (ja) * 2008-06-10 2013-03-06 株式会社日立製作所 横軸型回転機
JP4766141B2 (ja) * 2009-03-31 2011-09-07 大豊工業株式会社 軸受装置
JP6383580B2 (ja) * 2014-06-16 2018-08-29 内山工業株式会社 ウォータジャケットスペーサ
DE102019209217A1 (de) * 2019-06-26 2020-12-31 BMTS Technology GmbH & Co. KG Ladeeinrichtung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5258352U (ja) * 1975-10-25 1977-04-27
JPS6099319U (ja) * 1983-12-14 1985-07-06 いすゞ自動車株式会社 スラスト軸受装置
JPS61191521U (ja) * 1985-05-22 1986-11-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101305559B1 (ko) * 2011-11-04 2013-09-09 기아자동차주식회사 엔진블록의 스러스트 베어링 결합장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0534316U (ja) 1993-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5213981B2 (ja) 内燃機関のクランク軸用軸受
JP3517350B2 (ja) モータ
US5727885A (en) Sliding bearing half shell
US20050146810A1 (en) Pivot assembly
US4133586A (en) Axial slide bearing
JP2583628Y2 (ja) 分割軸受の軸受座金
WO2010047213A1 (ja) 転がり軸受および回転軸支持構造
JPH0543310Y2 (ja)
JPH08284963A (ja) パッキン装置
JPS5851478Y2 (ja) オイルシ−ル
US7385326B2 (en) Motor plate
JPH0623773Y2 (ja) 分割型転がり軸受装置
JPH0227249Y2 (ja)
JPS5853489Y2 (ja) ミツプウソウチ
JPH0640378Y2 (ja) 密封装置
JP2013117298A (ja) リテーナープレート付き軸受ユニット
JP2021115579A (ja) 椀型プラグおよび椀型プラグの圧入方法
JPH06280866A (ja) 転がり軸受の取付け構造
JPH0447404Y2 (ja)
JPH04114117U (ja) 半割軸受
JPH0238102Y2 (ja)
JPH07119735A (ja) 半割軸受構造
JPH0122971Y2 (ja)
JPH0247266Y2 (ja)
JP2024000174A (ja) 等速自在継手及びその製造方法