JP2583204B2 - 既設埋設管の更新方法 - Google Patents

既設埋設管の更新方法

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JP2583204B2
JP2583204B2 JP6250226A JP25022694A JP2583204B2 JP 2583204 B2 JP2583204 B2 JP 2583204B2 JP 6250226 A JP6250226 A JP 6250226A JP 25022694 A JP25022694 A JP 25022694A JP 2583204 B2 JP2583204 B2 JP 2583204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の管路を生かした
まま、その内周面に既設埋設管内径と同じ大きさの新設
管を構築する、既設埋設管の更新方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、地中に埋設されている下水道管等に
おいては、下水による老朽化の進行から管路の置換えの
必要性が高まってきた。管路を新しいものに置き換える
方法としては、一般には開削工法が用いられていたが、
この工法では既設埋設管を撤去するためにはその既設管
を掘り起こす必要があるので、交通事情や生活環境保の
問題からも非開削による方法の要望が高まってきてい
る。最近の技術としては、既設埋設管に衝撃を加えなが
ら破砕し押し広げながら新しい管路を置き換えていく衝
撃式推進方法や既設埋設を通常の推進工法のように一端
から完全に破壊しながら推進して新しい管路を置き換え
ていく方法が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、老朽化
している既設埋設管の状況を見ると、鉄筋コンクリート
管が主であって、管の底部にコンクリート基礎や基礎杭
等が残っているものが多く見受けられる。このような条
件化では、衝撃式推進による破砕方法では不十分であ
る。また、一端から破砕しながら推進する方法では、基
礎コンクリートや基礎杭等が障害となって推進を非常に
困難としている。特にソケット管の場合、継手部の受口
部分の外径が他の部分の外径より大きくなっており、そ
の部分の破砕が出来なく、その破砕片を外側に残す状態
となり、道路下等では規制の上で問題となる。
【0004】下水管路の場合は、下水により管の内面よ
り劣化が始まることが多く、劣化状況は管の内面より数
ミリから数センチの範囲であり、外側コンクリート部は
健全な状態である。このため既設埋設管の更新のため
に、既設埋設管全体を撤去して新設管と置替えする方法
は、経済性や施工性から見て大規模となる問題がある。
【0005】そこで本発明は、前記した従来技術の問題
点である基礎コンクリートや基礎杭そしてソケット管の
受口等の影響を受けることなく、効率良く置換えできる
更新方法を提供するものである。
【0006】
【発明の構成】すなわち本発明の構成は、既設埋設管内
径よりやや大きめの環状切削手段により既設埋設管の内
壁面の一部分を切削する工程と、該環状切削手段を前方
に設置した駆動車で自走牽引または前方人孔や立坑より
牽引する工程と、上記環状切削手段の後方に連結した新
管キャッチ手段により新設管を牽引していく工程とを、
同時に進行させることを特徴とする既設埋設管の更新方
法に係わる。
【0007】環状切削手段としては、既設埋設管の内壁
面の一部分が切削出来れば良く、断面梯形の環状切削手
段の外周部分に切削具を装備すればよい。切削具として
は、やすり状にした超硬度鋼による切削やローラビット
等による破砕機構を用いることができる。
【0008】環状切削手段を牽引する方法としては、前
方に設置した駆動車により自走牽引する方法や前方の人
孔や立坑よりワイヤ等により牽引する方法が用いられ
る。駆動車による方法は、牽引力を得るために壁面の3
方向にキャタピラ等を圧接して牽引力を発生させる方法
が用いられる。
【0009】新設管としては、塩ビ管やPE管及び強化
プラスチック管等の薄肉管が用いられ、新設管の管厚に
応じて既設埋設管の切削が行われる。新管キャッチ手段
としては、前記環状切削手段の後方に連結して新設管内
面に嵌合させて牽引する方法が用いられる。
【0010】
【作用】本発明の既設埋設管の更新方法によれば、既設
管路の劣化の大きい内壁面のみを切削や破砕し、その破
砕部分に新設管を挿入するので、既設埋設管の健全な部
分を残したままの状態で新設管が更新されるので、新設
管は既設埋設管に防護された安全な状態となる。
【0011】また、前記したように既設埋設管の内壁面
のみを撤去する方法を採用したので、既設埋設管に基礎
コンクリートや基礎杭がある場合やソケット管のように
受口部が外側へ大きくなっていても、支障となることは
ない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細について図面を基に具体
的に説明する。第1図は、本発明の一実施例を説明する
平面図である。本発明の更新手段の構成は、既設埋設管
内径よりやや大きめの外径をもった環状切削手段1を設
ける。該環状切削手段1の外周部は、既設埋設管10の
一部を切削するためにやすり状の超硬度鋼を設けた切削
具12が装備されている。
【0013】本実施例においては、切削具12として超
硬度鋼のやすり状の機構について記載したが、環状切削
手段1の外周部に複数のローラビットを装備して既設埋
設管10の内壁面を切削する方法を用いることもでき
る。
【0014】環状切削手段1の中央部には回転軸4が設
置され、回転軸4の先端には歯車5が設けられ、前方の
駆動車2に搭載した駆動機3の回転軸に設けた歯車6と
連結して、環状切削手段1に回転力が伝達される。駆動
車2は、3方向にキャタピラを装備して、既設埋設管1
0の内壁面に圧接して環状切削手段1を牽引できる機構
となっている。また、駆動車2を用いる方法の他に、前
方の人孔や立坑よりワイヤ等で環状切削手段1を牽引す
る方法(図示省略)を用いることもできる。
【0015】環状切削手段1の後方には、回転軸に連結
して新管キャッチ手段7が設けられている。新管キャッ
チ手段7の外周部には、新設管9の内側に嵌合するよう
に嵌合リング8が設面されている。新設管9は、この新
管キャッチ手段7の嵌合リング8にキャッチされて、駆
動車2とともに前進していく。
【0016】第2図は、本実施例の環状切削手段1の正
面図である。環状切削手段1の切削具12により、既設
埋設管10の内壁面が切削されている状態を示してい
る。
【0017】次に、上記方法による既設埋設管10の更
新方法について説明する。立坑部の既設埋設管10内の
一端へ、駆動車2を設置するとともに環状切削手段1を
既設埋設管10の端面に当接する。環状切削手段1の後
方には新管キャッチ手段7によりキャッチされた新設管
9が設置されている。上記準備が完了すると、駆動車2
に搭載した駆動機3を駆動回転させて環状切削手段1に
回転を伝達させる。環状切削手段1の回転とともに駆動
車2も駆動され前進し、既設埋設管10の内壁面の一部
を、切削具12が切削していく。切削された既設埋設管
10の内面2には、順次新設管9が敷設されていく。
【0018】新設管9としては、既設埋設管10内面の
劣化部分のみを置換えるので、比較的薄肉の塩ビ管やP
E管及び強化プラスチック管等が用いられる。既設埋設
管10の敷設が完了した後、既設埋設管10と新設管9
の隙間に、両立坑から樹脂やモルタル等を注入して充填
することにより、既設埋設管10と新設管9が一体化さ
れた更新管となる。
【0019】
【発明の効果】本発明により、既設埋設管の劣化の大き
い内壁面のみを切削し、その切削部分に新設管を敷設
し、既設埋設管の健全な部分を残したままで更新できる
ので、非常に経済的であり、効率も良い。さらに新設管
の外部は、既設埋設管に覆われているので構造的にも安
全性や止水性が高い。
【0020】また、既設埋設管の継手部が大きくなった
ソケット管や基礎コンクリート及び基礎杭を施した埋設
管でも、既設埋設管内壁面の一部を切削するだけの方法
であるので何等影響を受けることがなく施工できる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の一実施例の全体を説明する平面図で
ある。
【第2図】本発明の一実施例である環状切削手段の正面
図である。
【符号の説明】
1 環状切削手段 2 駆動車 3 駆動機 4 環状切削手段の回転軸 5 環状切削手段側の歯車 6 駆動機側の歯車 7 新管キャッチ手段 8 嵌合リング 9 新設管 10 既設埋設管 11 既設埋設管の受口部 12 切削具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設された既設埋設管を更新する方
    法において、既設埋設管内径よりやや大きめの環状切削
    手段により既設埋設管の内壁面の一部分を切削する工程
    と、該環状切削手段を前方に設置した駆動車で自走牽引
    または前方人孔や立坑より牽引する工程と、上記環状切
    削手段の後方に連結した新管キャッチ手段により新設管
    を牽引していく工程とを、同時に進行させることを特徴
    とする既設埋設管の更新方法。
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