JP6132672B2 - 既設管更新工法 - Google Patents
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Description
しかし、幹線道路に既設管路が埋設されていたり、近年の交通事情や都心部等での複雑な管路の構築がなされていたりすることにより、開削工法による既設管路の更新が困難となってきている。このため、既設管路をガイドとして掘削機をその既設管の長さ方向に移動させ、その既設管路の外周面周りの地盤を掘削し、その掘削孔を介して、既設管路を引抜く(押し出す)とともに、新設管を挿通埋設して新設管路に更新する技術が開発されている。
一方、上記掘削機による更新技術は、既設管路の外周面周りの地盤を掘削するため、その掘削孔は既設管と同径又はそれより大径であって、既設管路と同径以上の新設管路を埋設し得る利点がある。
掘削工具による掘削は、水噴射による掘削に比べれば遙かに効率の高いものである。
つぎに、この発明は、その切削工具を有する掘進機を既設管路をガイドとして押込み、その押込みを推進力伝達部材で行なうこととしたのである。既設管路をガイドとすれば、掘進機が既設管路外周を確実に掘削するとともに、推進力伝達部材による推力(押圧力)も円滑に掘進機に伝達される。
さらに、この発明は、発進立坑から一の推進力伝達部材又は送水管を通してその掘削部位に水を送り込むようにしたのである。
掘削部に泥水が送り込まれれば、その泥水の侵入によって地盤が軟らかくなって掘削効率が向上するとともに、泥水の発進立坑への帰送によって掘削土砂が排出される。
記
(1) 既設管路の更新長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その両立坑内の前記既設管路の既設管を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑において、前面に掘削部を有する中空の掘進機を上記更新する既設管路の既設管の一端外周に嵌める工程
(3) 上記発進立坑において、複数の管状推進力伝達部材を順次継ぎ合わせつつその推進力伝達部材によって上記掘進機を上記既設管路をガイドとして上記到達立坑に向かって推進するとともに、掘進機により既設管路外周面周りの地盤を掘削推進しながら、前記発進立坑から前記一の推進力伝達部材又は送水管を通してその掘削部位に水を送り込んで掘削された土と混合して泥水とし、その泥水を他の推進力伝達部材又は排水管を通して発進立坑に送り戻す工程
(4) 上記工程(3)を連続して行なって上記掘進機が到達立坑に至ると、新設管の先端を上記既設管路の後端に連結し、その新設管を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによって新設管路を構築すると共に、前記既設管路の既設管を到達立坑に送り出し、上記更新長さの既設管路を新設管路に更新する工程
(5) 掘削孔内の推進力伝達部材、送排水管及び掘進機を発進立坑に引抜いて撤去する工程
(6) 発進立坑内において、上記更新された新設管路の一端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続するとともに、到達立坑内において、上記更新された新設管路の他端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続する工程
(7) その後、前記発進立坑と到達立坑を埋め戻す工程
記
(1) 上記既設管路の更新長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その両立抗内の前記既設管路の既設管を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑において、前面に掘削部を有する中空の掘進機を、上記更新する既設管路の既設管の一端外周に嵌める工程
(3) 上記発進立坑において、複数の管状推進力伝達部材を順次継ぎ合わせつつその推進力伝達部材によって上記掘進機を上記既設管路をガイドとして上記到達立坑に向かって推進するとともに、掘進機により既設管路外周面周りの地盤を掘削推進しながら、前記発進立坑から前記一の推進力伝達部材又は送水管を通してその掘削部位に水を送り込んで掘削された土と混合して泥水とし、その泥水を他の推進力伝達部材又は排水管を通して発進立坑に送り戻す工程
(4)’上記工程(3)を連続して行なって上記掘進機が到達立坑に至ると、さや管の先端を上記既設管路の後端に連結し、そのさや管を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによってさや管路を構築するとともに、前記既設管路の既設管を到達立坑に送り出し、上記更新長さの既設管路をさや管路に更新する工程
(5) 掘削孔内の推進力伝達部材、送排水管及び掘進機を発進立坑に引抜いて撤去する工程
(5)’ 上記推進力伝達部材、送排水管及び掘進機を撤去すれば、上記さや管路内に新設管を継ぎ合わせつつ順次挿入推進して到達立坑に至らせて新設管路を構築する工程
(6) 発進立坑内において、上記更新された新設管路の一端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続するとともに、到達立坑内において、上記更新された新設管路の他端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続する工程
(7) その後、前記発進立坑と到達立坑を埋め戻す工程
また、掘進機及び推進力伝達部材(送水管、排水管)と既設管路の送り出し(掘削孔からの撤去)は、一緒でも別々でも良いが一緒の方が効率的である。
さらに、新設管路と地盤(土山)の間隙に裏込め材を充填したり、さや管路と地盤の間隙に裏込め材を充填したりすることができる。
このようにすれば、止水装置によって泥水が掘削孔から漏れ出にくくなるため、泥水の有効利用が図られるとともに、掘削孔内に泥水が充満されるため、掘削効率が向上し、かつ掘削土砂の排出も円滑となる。
この掘進機においては、上記水(泥水)を送り込む推進力伝達部材又は送水管及び泥水を発進立坑に送り戻す推進力伝達部材又は排水管を前記ケーシング前面に開口するものとする。このようにすれば、ケーシング前面に泥水が給排され、掘削部に泥水が供給されて円滑な掘削が行なわれるとともに、掘削土砂が円滑に発進立坑に送り出される。
なお、上記(4)又は(4)’の工程において、上記新設管又はさや管による上記既設管の送り出し時、推進力伝達部材等も同時に送り出すようにし、上記(5)の工程を省略したものとすることができる。
この発明に係る既設管更新工法の一実施形態を図1A〜図1I及び図2に示し、この実施形態1は、図1Aに示すように、幹線道路下に上水道の既設本管(既設路)Aが埋設され、その一部(長さL)を新設管路Bに更新するものに係る。その更新する長さLは、この工法に係る掘進機10によって掘削推進し得る長さとする。図1Bに示すように、その更新する長さLの両端に発進立坑H1と到達立坑H2を構築する(上記工程(1))。この立坑H1、H2の構築時、その立坑内の既設管路Aの既設管aをその長さ方向両端の一部を残して切断除去する。
なお、更新する既設管路Aが長い場合は、その掘進機10によって掘削推進し得る長さに分割し、その分割した長さL毎に発進立坑H1及び到達立坑H2を構築する。このとき、隣接する更新部分の発進立坑H1と到達立坑H2は共用する(同一立坑とする)。
ケ−シング11は、左右に鋼管製推力伝達管15、上下に同鋼管製保護管16が一体に接続されて円弧状膨出部11’が形成され、その一方の保護管16に泥水流入管(送水管)17、他方の保護管16に泥水流出管(排水管)18が挿入されてケーシング(膨出部)の前面に開口して吐出口19及び吸入口19’となっている。膨出部(保護管16、推力伝達管15)11’の数は任意であり、その周方向の間隔も任意であるが、等間隔が好ましい。
推力伝達管15及び保護管16は、ケーシング11に一体のもの(最先のもの)を除き、相互に連結自在となって、推力伝達継手22を介して所要数が連結可能である。また、泥水流入管17、泥水流出管18及び配線24も保護管16毎に分割されて、その分割泥水流出管等は相互に連結自在となっている。その連結には、周知の継手やコンセントを使用する。
このとき、掘進機10(推力伝達管15、保護管16)の押込みには、従来と同様に、ジャッキ等でもって押圧板等を介して行ない、掘進機10は既設管路Aをガイドとして掘り進む。
このとき、保護管16は、掘進機10の上下位置を規制して鉛直上下方向の方向修正機能を発揮し、また、推力伝達機能及び後述の引抜き時におけるその引抜き力の伝達機能も発揮する。
この状態において、図1Fに示すように、既設管路A(既設管a)の一端に新設管bの一端を連結し(押し当て)、その新設管bを継ぎ合わせつつ順次圧入推進して新設管路Bを構築する。このとき、掘削孔T内の泥水wが押し出されて減少し、既設管a、新設管bの押込み(押出し)が困難となる場合、その減少を補う泥水wの新たな供給を行なう。その泥水wの供給は到達立坑H2側から行なうことができる。また、新設管路Bの先端部から送水管(泥水流入管17とは別の)を介して泥水wを注入することもできる。さらに、新設管bが呼び径800以上の大口径であれば、新設管路B内に作業者が入って作業をすることができるため、推進途中の任意の新設管bの管体に泥水注入口を設けて掘削孔T内に泥水wを送りこむようにすることもできる。
到達立坑H2に送り出された各既設管aは、図1Fに示すように、その既設管a毎に切り離して(解体して)撤去する。このとき、撤去する既設管aの外周面には土砂eが付着している。既設管aは、継手解体、管体の切断、破砕等によって破砕することができる。
その後、図1Iに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
この発明に係る既設管更新工法の他の実施形態を図3F〜図3Iに示し、この実施形態2は、将来の更新のし易さや耐圧又は耐震管路とする等の面から、更新時、ヒューム管又は鋼管等からなるさや管路Dに新設管bを挿入して新設管路とする場合がある。この場合は、実施形態1における工程(1)〜(4)までは同じ作用によって掘進機10を到達立坑H2に至らせる。
さらに、同様に、掘削孔T内の泥水wが押し出されて減少し、既設管a、さや管dの押込み(押出し)が困難となる場合、その減少を補う泥水wの新たな供給を行なう。このとき、到達立坑H2側からその泥水wの供給を行なうことができる。また、さや管路Dを構築するさや管dの先端部から送水管を介して泥水wを注入することもできる。さらに、さや管dが呼び径800以上の大口径であれば、さや管路D内に作業者が入って作業をすることができるため、推進途中の任意のさや管dの管体に泥水注入口を設けて掘削孔T内に泥水wを送りこむようにすることもできる。
その後、図3H−1に示すように、そのさや管D内に新設管bを継ぎ合わせつつ順次推進して発進立坑H1から到達立坑H2に至らせて新設管路Bを構築する(上記工程(5)’)。
このとき、新設管bがPII形管のようなパイプインパイプ工法の管であればその工法によってさや管路D内に新設管bを挿入する(特許文献3〜7、9、10参照)。また、新設管bが一般埋設用のダクタイル鉄管の場合は、サドルバンド、キャスタ等を取付けて挿入し(特許文献11参照)、そのとき、S形管等のように継手伸縮代を有する耐震管の場合は、そのサドルバンド31、キャスタ32に加えて、樹脂発泡体のような推進力伝達部材33を継手毎に取付け、継手伸縮代を確保したまま挿入して耐震管路とすることができる(特許文献9〜11参照)。
その後、図3Iに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
この発明に係る既設管更新工法の他の実施形態を図4F〜図4I及び図5に示し、この実施形態3は、掘進機10の構造を変更し、上記実施形態2において、図4F、同Gに示すように、さや管dによる既設管bの押出し時、推力伝達管15及び保護管16も同時に到達立坑H2側に押し出すようにしたものである。このため、既設管dの端面のみならず、周囲の推力伝達管15、保護管16の各端面に至るアタッチメント(押え板)30を介してさや管dを既設管a、推力伝達管15及び保護管16の端面に押し当て、以後、同様に、そのさや管dを継ぎ合わせつつ順次圧入推進する。このとき、発進立坑H1側の止水装置Mは、着脱自在の止水板35を外すことによってアタッチメント30の通過を許容する。
なお、この実施形態3では、図1D〜同図1Eに示す、推力伝達管15及び保護管16の接続態様が、図4F、同G、図5(A)、(d)、(e)に示すように、それらの管15、16と同径の推力伝達継手42によって行なわれている。このため、下記のように、この継手42も推力伝達管15及び保護管16と同様にケーシング11から押し出される。
このため、上記のように、さや管dが推進されると、アタッチメント30を介し、既設管aとともに、図5(e)に示すように、推力伝達管15及び保護管16もケーシング11から押し出され、図4Gに示すように、既設管a、推力伝達管15及び保護管16が到達立坑H2に順々に送り出されて、上記更新する長さLの既設管路Aをさや管路Dに更新する(上記工程(4)’、図4G参照)。また、同様に、図4Gに示すように、到達立坑H2において、各既設管a、各推力伝達管15及び各保護管16に切り離して(解体して)撤去する。この実施形態では、上記工程(5)が省略される。
その後、図4Iに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
また、この裏込め材は、発進立坑H1又は到達立坑H2において、管路B、Dの端からそれらの間隙に打ち込む(注入する)ことが一般的である。しかし、新設管bが呼び径800以上の大口径であれば、新設管路B内に作業者が入って作業をすることができるため、新設管路B又はさや管路Dの任意の位置に注入口を形成し(形成しておき)、その注入口から裏込め材を注入することもできる。
さらに、泥水流出管17、泥水流入管18は推力伝達管15、保護管16で兼用することもできる。
上記実施形態は、上水道の管路更新の場合であったが、この発明は、他の管路、例えば、下水道管路、農業用水管路、工業用水管路などの種々の管路の更新に採用できることは勿論である。
a 既設管
B 新設管路
b 新設管
D さや管路
d さや管
G 地盤
H1 発進立坑
H2 到達立坑
g 裏込め材
10 掘進機
11 掘進機のケーシング
12 同回転体
13 同掘削バイト(ビット)
14 電動機
15 推力伝達管
16 保護管
17 泥水流入管(送水管)
18 泥水流出管(排水菅)
30、31 アタッチメント(押え板)
Claims (6)
- 下記(1)〜(7)からなる工程によって地盤(G)内に埋設した既設管路(A)を撤去して新設管路(B)に入れ替える既設管更新工法。
(1) 上記既設管路(A)の更新長さ(L)隔てて発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を構築し、その両立坑(H1、H2)内の前記既設管路(A)の既設管(a)を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑(H1)内において、前面に掘削部(13)を有する中空の掘進機(10)を、上記更新する既設管路(A)の既設管(a)の一端外周に嵌める工程
(3) 上記発進立坑(H1)において、複数の管状推進力伝達部材(15、16)を順次継ぎ合わせつつその推進力伝達部材によって上記掘進機(10)を上記既設管路(A)をガイドとして上記到達立坑(H2)に向かって推進するとともに、掘進機(10)により既設管路(A)外周面周りの地盤(G)を掘削推進しながら、前記発進立坑(H1)から前記一の推進力伝達部材又は送水管(17)を通してその掘削部位に水(w)を送り込んで掘削された土と混合して泥水とし、その泥水(w)を他の推進力伝達部材又は排水管(18)を通して発進立坑(H1)に送り戻す工程
(4) 上記工程(3)を連続して行なって上記掘進機(10)が到達立坑(H2)に至ると、新設管(b)の先端を上記既設管路(A)の後端に連結し、その新設管(b)を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによって新設管路(B)を構築すると共に、前記既設管路(A)の既設管(a)を到達立坑(H2)に送り出し、上記更新長さ(L)の既設管路(A)を新設管路(B)に更新する工程
(5) 掘削孔T内の推進力伝達部材(15、16)、送排水管(17、18)及び掘進機(10)を発進立坑(H1)に引抜いて撤去する工程
(6) 発進立坑(H1)内において、上記更新された新設管路(B)の一端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)に接続するとともに、到達立坑(H2)内において、上記更新された新設管路(B)の他端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)と接続する工程
(7) その後、前記発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を埋め戻す工程 - 下記(1)〜(4)’、(5)、(5)’〜(7)からなる工程によって地盤(G)内に埋設した既設管路(A)を撤去して新設管路(B)に入れ替える既設管更新工法。
(1)上記既設管路(A)の更新長さ(L)隔てて発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を構築し、その両立坑(H1、H2)内の前記既設管路(A)の既設管(a)を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑(H1)内において、前面に掘削部(13)を有する中空の掘進機(10)を、上記更新する既設管路(A)の既設管(a)の一端部外周に嵌める工程
(3) 上記発進立坑(H1)において、複数の管状推進力伝達部材(15、16)を順次継ぎ合わせつつその推進力伝達部材によって上記掘進機(10)を上記既設管路(A)をガイドとして上記到達立坑(H2)に向かって推進するとともに、掘進機(10)により既設管路(A)外周面周りの地盤(G)を掘削推進しながら、前記発進立坑(H1)から前記一の推進力伝達部材又は送水管(17)を通してその掘削部位に水(w)を送り込んで掘削された土と混合して泥水とし、その泥水(w)を他の推進力伝達部材又は排水管(18)を通して発進立坑(H1)に送り戻す工程
(4)’上記工程(3)を連続して行なって上記掘進機(10)が到達立坑(H2)に至ると、さや管(d)の先端を上記更新する既設管路(A)の後端に連結し、そのさや管(d)を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによってさや管路(D)を構築すると共に、前記既設管路(A)の既設管(a)を到達立坑(H2)に送り出し、上記更新長さ(L)の既設管路(A)をさや管路(D)に更新する工程
(5) 掘削孔(T)内の推進力伝達部材(15)、送排水管(17)及び掘進機(10)を発進立坑(H1)に引抜いて撤去する工程
(5)’ 上記推進力伝達部材(15)、送排水管(17)及び掘進機(10)を撤去すれば、上記さや管路(D)内に新設管(b)を継ぎ合わせつつ順次挿入推進して到達立坑(H2)に至らせて新設管路(B)を構築する工程
(6) 発進立坑(H1)内において、上記更新された新設管路(B)の一端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)に接続するとともに、到達立坑(H2)内において、上記更新された新設管路(B)の他端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)に接続する工程
(7) その後、前記発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を埋め戻す工程 - 請求項1において上記新設管路(B)と地盤(G)の間隙に裏込め材(g)を充填する、又は請求項2において上記さや管路(D)と地盤(G)の間隙に裏込め材(g)を充填する既設管更新工法。
- 上記(2)の工程において、上記更新する既設管路(A)の両端部周りに止水装置(M)を設け、上記掘進機(10)を前記両止水装置(M)を通り抜け可能とし、前記止水装置(M)を介して上記掘進機(10)による掘削孔(T)に前記泥水(w)を流入排出可能としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の既設管更新工法。
- 上記掘進機(10)は、円環状ケーシング(11)と、そのケーシング(11)前面の回転板(12)と、その回転板(12)前面に設けた掘削バイト(13)と、ケーシング(11)内に設けた前記回転板回転用駆動機(14)とからなり、上記泥水(w)を送り込む推進力伝達部材(15、16)又は送水管(17)が及び泥水(w)を発進立坑(H1)に送り戻す推進力伝達部(15、16)又は排水管(18)を前記ケーシング(11)前面に開口(19、19’)したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の既設管更新工法。
- 上記(4)又は(4)’の工程において、上記新設管(b)又はさや管(d)による上記既設管路(A)の既設管(a)の送り出し時、掘削孔(T)内の推進力伝達部材(15)、送排水管(17、18)及び掘進機(10)も同時に送り出すようにし、上記(5)の工程を省略したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の既設管更新工法。
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