JP6230284B2 - 既設管更新工法 - Google Patents

既設管更新工法 Download PDF

Info

Publication number
JP6230284B2
JP6230284B2 JP2013124762A JP2013124762A JP6230284B2 JP 6230284 B2 JP6230284 B2 JP 6230284B2 JP 2013124762 A JP2013124762 A JP 2013124762A JP 2013124762 A JP2013124762 A JP 2013124762A JP 6230284 B2 JP6230284 B2 JP 6230284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
existing
shaft
auger
new
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013124762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015001061A (ja
Inventor
弘司 藤田
弘司 藤田
冨田 直岐
直岐 冨田
健吾 橋本
健吾 橋本
下保 哲二
哲二 下保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP2013124762A priority Critical patent/JP6230284B2/ja
Publication of JP2015001061A publication Critical patent/JP2015001061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6230284B2 publication Critical patent/JP6230284B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

この発明は、上水道等の流体輸送配管網におけるその既設管更新工法に関するものである。
上下水道、農業用水、工業用水等の流体輸送配管網の地中(地盤内)に埋設された既設管路の更新は、一般的には、地面を開削し、既設管を掘り起こして除去し、その後に、新設管路を埋め直す開削工法が採用される。
しかし、幹線道路に既設管路が埋設されていたり、近年の交通事情や都心部等での複雑な管路の構築がなされていたりすることにより、開削工法による既設管路の更新が困難となってきている。このため、既設管路をガイドとして掘削機をその既設管路の長さ方向に移動させ、その既設管路の外周面周りの地盤を掘削し、その掘削孔を介して、既設管路の既設管を引抜く(押し出す)とともに、新設管を挿通埋設し新設管路として更新する技術が開発されている。
その技術の一例は、まず、既設管路の更新する長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その両立坑内の前記既設管路の既設管を切断除去し、発進立坑において、掘削機を前記更新する既設管路の既設管一端部の外周に嵌め、その掘削機を、回転させながら押込管を介し既設管路をガイドとしてその長さ方向に移動させて、その既設管路の外周面周りの地盤を掘削し、掘削機が到達立坑に至ると、その押込管の後端及び前記既設管路の一端に新設管の一端を連結し、その新設管を継ぎ合わせつつ掘削孔内に順次圧入推進することによって、前記既設管路の既設管及び押込管を到達立坑に送り出すとともに掘削孔全長に亘って新設管を敷設して新設管路を構築する。
つぎに、発進立坑内において、上記更新された新設管路の一端を既に更新された新設管路又は更新不要の既設管路に接続するとともに、到達立坑内において、上記更新された新設管路の他端を既に更新された新設管路又は更新不要の既設管路に接続し、その後、前記発進立坑と到達立坑を埋め戻して既設管路を更新する(特許文献1特許請求の範囲、第1〜第3図)。
また、上記掘削機を、円環管状拡掘治具の前後面に水噴射ノズルを設けた構成とし、その拡掘治具の前面のノズルからの水噴射によって既設管路外周面周りの地盤を掘削するとともに、その掘削した土砂を同後面のノズルからの水噴射によって発進立坑に向かって送り出すようにした技術もある(特許文献2、請求項1、段落0008〜同0012、図1〜図6参照)。
一方、既設管をさや管とし、その既設管に新設管を挿入する、パイプインパイプ工法によって管路を更新する技術もある(特許文献3〜7参照)。この技術においても、既設管路の更新する長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その発進立坑から新設管を既設管路(既設管)に挿入して到達立坑に至らせている。
特開平03−72196号公報 特開平09−49586号公報 特開2006−57443号公報 特開2006−57830号公報 特開2006−57831号公報 特開2007−2969号公報 特開2007−2970号公報 特開2000−179272号公報 特開2003−286743号公報 特開2001−173367号公報 特開2003−287157号公報 特許第3756876号公報
上記パイプインパイプ工法による更新技術は、既設管路内に新設管を挿入するため、既設管と同径の新設管を挿入する(敷設する)更新をすることはできない。
一方、上記掘削機による更新技術は、既設管路の外周面周りの地盤を掘削するため、その掘削孔は既設管と同径又はそれより大径であって、既設管と同径以上の新設管を埋設し得る利点がある。
しかし、特許文献1記載の技術は、その掘削機が掘削した土砂を発進立坑に送り出す(排土)機能を有しないため、その掘削機を押し込む導管(同文献1の符号:B参照)はその外周の土砂を圧密しながら押し込まれることとなり、自ずとその推進距離が制限される。この制限されることは、発進立坑から到達立坑までの間隔を長くし得ないことであり、発進立坑及び到達立坑を多く構築する必要が生じ、更新管路を数多く分割して更新することとなる。このため、工事時間が長くなってその費用も高くなり、長距離の管路更新になればなるほど、分割数も多くなって費用も莫大となる。
また、特許文献2記載の技術は、泥水によって掘削土砂を発進立坑に向かって送り出すため、上記土砂の圧密の恐れはない。しかし、地盤の掘削を水噴射によっているため、その掘削効率が極めて悪いものとなっている。その掘削効率を向上させるには、水噴射圧を高くする必要があるが、大型及び高能力のポンプを使用することとなり、高コスト及び広い設置面積を必要とする等の問題が生じる。
この発明は、上記の実状に鑑み、工事時間の短縮と工事コストの低減を図ることを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、既設管路外周面の地盤切削は、掘削工具(ビット)を有するオーガによって行なうこととしたのである。
オーガは、特許文献8等で示されるように、掘削面に掘削刃(ビット、バイト)を有するとともに、その掘削軸の外周面に螺旋翼を有するものであって(同文献8図1等参照)、掘削刃でもって地盤を掘削するため、その掘削効率は高いものである。また、螺旋翼でもってその掘削した土砂を後方に送り出す機能を発揮するため、その螺旋翼をオーガ外周面の軸方向全長に亘って設ければ、掘削土砂もオーガの後側に送り出されて発進立坑に排出される。
この発明の構成としては、下記工程(1)〜(7)によって地盤内に埋設した既設管路を撤去して新設管路に入れ替える既設管更新工法の構成を採用することができる。

(1) 上記既設管路の更新する長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その両立坑内の前記既設管路の既設管を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑内において、外周面全長に亘って螺旋翼を有する中空(円環状)の掘削推進オーガを、上記更新する既設管路の既設管の一端外周に嵌める工程
(3) 上記オーガを回転して既設管路外周面周りの地盤を掘削するとともに、その掘削した土砂を上記螺旋翼によって上記発進立坑に送り出す工程
(4) 上記オーガを上記既設管路をガイドとして上記到達立坑に向かって移動させながら、上記工程(3)を連続して行なう工程
(5) 上記オーガが到達立坑に至ると、新設管の一端をそのオーガの後端に連結し(端を押し当るのみの場合も含む、以下同じ)、その新設管を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによって、前記既設管路の既設管及びオーガを到達立坑に送り出す(押出す)とともに新設管路を構築して、上記更新する長さの既設管路を新設管路に更新する工程
(6) 発進立坑内において、上記更新された新設管路の一端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続するとともに、到達立坑内において、上記更新された新設管路の他端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続する工程
(7)その後、前記発進立坑と到達立坑を埋め戻す工程
上記既設管路の更新工法は、新設管路を地盤に直接に接するように埋設するものであるが、将来の更新のし易さや耐圧の面及び耐震管路構造等にする面から、さや管(さや管路)に新設管を挿入して新設管路を構築する場合がある。この場合は、 下記(1)〜(4)、(5)’、(6)’、(6)、(7)からなる工程によって地盤内に埋設した既設管路を撤去して新設管路に入れ替える既設管更新工法を採用することができる。

(1) 上記既設管路の更新する長さ隔てて発進立坑と到達立坑を構築し、その両立坑内の前記既設管路を切断除去する工程
(2) 上記発進立坑内において、外周面全長に亘って螺旋翼を有する中空の掘削推進オーガを、上記更新する既設管路の既設管の一端外周に嵌める工程
(3) 上記オーガを回転して既設管路外周面周りの地盤を掘削するとともに、その掘削した土砂を上記螺旋翼によって上記発進立坑に送り出す工程
(4)上記オーガを上記既設管路をガイドとして上記到達立坑に向かって移動させながら、上記工程(3)を連続して行なう工程
(5)’上記オーガが到達立坑に至ると、さや管の一端をそのオーガの後端に連結し、そのさや管を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによって、前記オーガ及び既設管路の既設管を到達立坑に送り出す工程
(6)’ 上記さや管が到達立坑に至ってさや管路が構築されると、そのさや管路内に新設管を継ぎ合わせつつ順次挿入推進して到達立坑に至らせ、さや管路の全長に亘って新設管を挿入して新設管路を構築して更新する工程
(6) 発進立坑内において、上記更新された新設管路の一端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続するとともに、到達立坑内において、上記更新された新設管路の他端を既に更新された新設管路又は既設管路に接続する工程
(7) その後、前記発進立坑と到達立坑を埋め戻す工程
上記の各構成において、上記「更新する長さ」は、この工法に係るオーガによる発進立坑から掘削推進し得る長さとする。このため、更新既設管路が長い場合は、そのオーガによって掘削推進し得る長さに分割して更新する。
また、オーガと既設管の送り出しは、一緒でも別々でも良いが一緒の方が効率的である。
さらに、新設管路と地盤(土山)の間隙に裏込め材を充填したり、さや管路と地盤の間隙に裏込め材を充填したりすることができる。
また、上記各(2)の工程において、上記更新する既設管路の(発進立坑又は到達立坑及び両者の)両端部周りに止水装置を設け、上記掘削推進オーガを前記両止水装置を通り抜け可能とするとともに、止水装置を介してオーガによる掘削孔に泥水を流入排出可能としたものとすることができる。
このようにすれば、オーガの掘削時、その掘削地盤に泥水が侵入して柔らかくなり、その掘削効率が向上するとともに、止水装置を通した泥水の流出によって掘削土砂が排出されるため、切削土砂の排出作用が円滑になる。このため、掘削効率も向上する。
この発明は、以上のように構成し、オーガによって掘削し、その掘削土砂を螺旋翼によって排出するようにしたので、一度に行える管路の更新範囲(距離)を十分に長くすることができるとともに、その掘削時間の短縮を図ることができる。このため、コスト削減のみならず、工事期間の短縮を図ることができ、道路下の工事においても、最小限の交通規制で済む。
この発明に係る既設管更新工法の一実施形態の作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断側面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は到達立坑H2における左側面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明用概略切断正面図 他の実施形態の作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は到達立坑H2における概略左側面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明用概略切断正面図 他の実施形態の作業説明用概略切断正面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明図であり、(a)は概略切断正面図、(b)は同切断拡大側面図 同作業説明用概略切断正面図 同作業説明用概略切断正面図
『実施形態1』
この発明に係る既設管更新工法の一実施形態を図1A〜図1Hに示し、この実施形態は、図1Aに示すように、幹線道路下に上水道の既設本管(既設管路)Aが埋設され、その一部(長さL)を新設管路Bに更新するものである。その更新する長さLは、この工法に係るオーガ10によって掘削推進し得る長さとする。図1Bに示すように、その更新する長さLの両端に発進立坑H1と到達立坑H2を構築する(上記工程(1))。この立坑H1、H2の構築時、その立坑内の既設管路Aをその長さ方向両端の一部(既設管aの一部)を残して切断除去する。
なお、更新既設管路Aが長い場合は、そのオーガ10によって掘削推進し得る長さに分割し、その分割した長さL毎に発進立坑H1及び到達立坑H2を構築する。このとき、隣接する更新部分の発進立坑H1と到達立坑H2は共用する(同一立坑とする)。
オーガ10は、図1C〜図1Eに示すように、鋼製円筒体(円管)11の一端面全周等間隔に掘削ビット(切削バイト)12を設け、その円筒体11の外周面全長に亘って延びる螺旋翼13を設けたものである。また、円筒体11の他端には円筒体11の外周面全長に亘って螺旋翼13を設けた連結体(掘削ビット12を有しない円筒体)14がトルク伝達継手(接続ユニット)15を介して接続可能となっており、その連結体14の他端にはさらに他の連結体14がトルク伝達継手15を介して接続可能となっている。このため、その連結体14を所要数接続することによって、上記更新長さLの全長に亘るオーガ10を得ることができる。
オーガ10の掘削ビット12の掘削径(掘削ビット12の外端軌跡円径)は螺旋翼13の外径よりも大きくなる(突出する)ように設定されている。なお、その掘削径は、新設管路B(新設管b)の径に応じて適宜に設定すれば良い。例えば、既設管aに対し一回り大きい(大径の)新設管bに更新したい場合は、その一回り大きい径より少し大径とする。
このオーガ10の回転手段(軸心周りの回転手段)は、従来周知の各種の態様が考えられる。例えば、円筒体11(連結体14)を軸心周りに回転自在に支持する軸受装置を発進立坑H1内に設置するとともに、その軸受装置に回転自在で円筒体11又は連結体14に嵌められる軸方向スライド可能な円環状ラックを設け、そのラックを駆動機で回転するピニオン等によって回転する等の構成を採用したり、杭回転圧入機械における杭回転圧入機構を採用したりする。また、オーガ10の押込みには、従来と同様に、ジャッキ等でもって押圧板16を介して行なう。押圧板16は伝達継手15で兼用できる。
このオーガ10によって既設管路Aの外周面周りの地盤Gを掘削するには、図1Cに示すように、発進立坑H1内において、そのオーガ10を、更新する既設管路A(既設管a)の一端外周に嵌め(上記工程(2))、そのオーガ10を圧入しつつ回転させて既設管路A外周面周りの地盤Gを掘削するとともに、その掘削した土砂を螺旋翼13によって発進立坑H1に向かって送り出す。この掘削土砂の送り出しによって、オーガ10の掘削ビット12はその掘削土砂の残留による密圧なく、地盤Gを円滑に掘削して到達立坑H2に向かって移動し(上記工程(3)、(4))、既設管aがその周りの土砂とともにオーガ10内に取り込まれていく。なお、オーガ10の既設管a一端外周への嵌め込みは、既設管aの端が立坑H1、H2側壁から出ていない場合には、その側壁に嵌め込みできるスペースを掘削して行なう。
この推進掘削作業において、オーガ10の最先の円筒体11の他端が地盤G内(既設管路Aの端)に至る前に、円筒体11の他端に連結体14を接続し、以後、その先行き連結体14に後続の連結体14を順々に接続して(継いで)、オーガ10が発進立坑H1から到達立坑H2に亘って至るようにする(図1Dの状態)。
オーガ10が到達立坑H2に至ると、既設管路Aは周囲の土砂と共にオーガ10内に内蔵されて地盤Gとは切り離された状態となる。このため、オーガ10と共に既設管路Aは移動可能となる。
この状態において、図1Eに示すように、そのオーガ10(最終段連結体14)の後端に新設管bの一端を連結し、その新設管bを継ぎ合わせつつ順次圧入推進する。そのオーガ10(連結体14)と新設管bの連結は、単に、押圧板16を介した態様でも良いが、推進管のように、挿し口にフランジ・リブを溶接し、そのフランジ・リブでオーガ10を押すようにすることができる。新設管bの口径は、既設管aと同口径としても良いが、大口径とし得る。押圧板16は新設管bとオーガ10との間の押圧面全域に亘る大きさとして、新設管bによる押圧がオーガ10に確実に伝達されるようにする(以下、同様)。このとき、オーガ10に回転を与えることができ、その回転力は到達立坑H2側から与えることができる。
この推進時、先行きの新設管bの他端(後端)が地盤G内に至る前に、その新設管bの他端に後続の新設管bを接続し、以後、先行きの新設管bに後続の新設管bを順々に接続(継いで)圧入し、オーガ10及び既設管aを到達立坑H2に送り出し(押出し)、上記更新する長さLの既設管路Aを新設管路Bに更新する(上記工程(5))。
到達立坑H2に送り出された各既設管a及びオーガ10の円筒体11(連結体14)は、 図1Fに示すように、その既設管a及び円筒体11(連結体14)毎に切り離して(解体して)撤去する。既設管aは、継手解体、管体の切断、破砕等によって破砕することができる。
この既設管a及びオーガ10の到達立坑H2への送り出し時、図1Eに示すように、既設管路Aと地盤G内面(オーガ10による掘削孔T内面)の間に滑剤を混入した泥水wを注入して、地盤Gと既設管路A(既設管a)、オーガ10及び新設管bの間の摩擦を軽減することが好ましい。このとき、掘削孔Tの両端は止水装置(止水壁)Mを設けて止水することが好ましい。また、新設管bが呼び径800以上の大口径であれば、新設管路B内に作業者が入って作業をすることができるため、新設管bの任意の位置に注入口を形成し(形成しておき)、その注入口から泥水wを注入するようにすることもできる。注入口は、少なくとも最先の新設管bに形成することが好ましい。オーガ10の各円筒体11(連結体14)に注入口を設けることもできる。
止水装置Mは、特許文献4〜6に示す止水機構に類似するものであって、例えば、立坑H1、H2の側壁に水密に圧接されたり、同側壁の既設管周りに水密に嵌め込まれたりする円筒体と、その円筒体と側壁との水密を維持する弾性体等からなる止水部材と、円筒体の内面の同止水材とからなる。この止水装置Mには、新設管bが水密に挿通されるが、その水密は、全く、水漏れしない程度を言うのではなく、泥水wの注入に支障がない程度の水密を言う(以下同様)。
既設管路Aの新設管路Bへの更新が完了すれば、図1Gに示すように、発進立坑H1内において、更新された新設管路Bの一端を更新の必要のない(長さL以外の)既設管路Aに接続するとともに、到達立坑H2内において、上記更新された新設管路Bの他端を同様に更新の必要のない(長さLの外の)既設管路Aに接続する。このとき、適宜に、短管等の接続管cを使用する。また、上記更新長さLが更新する必要のある既設管路Aの分割部分の場合は、更新された新設管路Bの一端との接続は、既に更新された新設管路Bとなる(上記工程(6))。
その後、図1Hに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
『実施形態2』
この発明に係る既設管更新工法の他の実施形態を図2B〜図2Hに示し、この実施形態は、上記実施形態において、オーガ10による既設管路A外周面周りの地盤Gの推進掘削時、その掘削個所に泥水wを送り込み、その掘削効率を上げると共に、掘削土砂の排出効率を上げ、さらに、オーガ10及び既設管路Aの押出し効率を上げるようにしたものである。
すなわち、図1Aに示した、幹線道路下に上水道の既設本管(既設管路)Aが埋設され、その一部(長さL)を新設管路Bに更新する際、図2Bに示すように、その更新する長さLの両端に発進立坑H1と到達立坑H2を構築する(上記工程(1))。その発進立坑H1及び到達立坑H2において、更新する既設管路Aの両端に止水装置Mを設置する。この止水装置Mは、上述と同様に、例えば、特許文献4〜6に示す止水機構に類似するものであって、円筒体と、その円筒体と側壁との水密を維持する弾性体等からなる止水部材と、円筒体の内面の同止水材とからなって、掘削孔T内には泥水wが流出入可能となっている。
この止水装置Mを設置した後、図2Cに示すように、発進立坑H1において、オーガ10を、その止水装置M内に水密に通過させて更新する既設管路A(既設管a)の一端外周に嵌める(上記工程(2))。このとき、止水材を取外してオーガ10(円筒体11)を止水装置Mに通した後、その止水材を嵌めて止水が確実になるようにし得る。
このオーガ10を既設管路Aに嵌めた後、そのオーガ10を圧入しつつ回転させて既設管路A外周面周りの地盤Gを掘削するとともに、その掘削した土砂を螺旋翼13によって発進立坑H1に向かって送り出す。この掘削土砂の送り出しによって、オーガ10の掘削ビット12はその掘削土砂の残留による密圧なく、地盤Gを円滑に掘削して到達立坑H2に向かって移動する(上記工程(3)、(4))。
このとき、止水装置Mには、地上の掘削土砂分離装置Nから滑剤を混入させた泥水wを送り込むと共に止水装置M内の泥水wを吸引し(泥水wが押し出され)、この泥水wの循環によって掘削土砂の地上への排出とその土砂の除去された泥水wの送り込みがなされる。
この泥水wの送り込み(注入)によって、泥水wがオーガ10による地盤Gの掘削個所(掘削孔T内)まで至ってその掘削地盤に侵入して柔らかくするため、その掘削効率が向上する。また、止水装置Mからの泥水wの流出(吸引)によって掘削土砂が排出されるため、切削土砂の排出作用が円滑になる。このとき、オーガ10の掘進とともにその泥水wの送り込み量を徐々に増加させて、それらの作用が円滑になされるようにする。
この泥水wの注入に伴う推進掘削作業において、同様に、オーガ10の最初の円筒体11の他端が地盤G内(既設管aの端)に至る前に、円筒体11の他端に連結体14を接続し、以後、先行きの連結体14に後続の連結体14を順々に接続して(継いで)、オーガ10が発進立坑H1から到達立坑H2に亘って至るようにする(図2Dの状態)。
オーガ10が到達立坑H2に至ると、図2Eに示すように、新設管bを止水装置Mに水密に通してその一端をオーガ10(最終段連結体14)の後端に連結し、同様に、その新設管bを継ぎ合わせつつ順次圧入推進する。このとき、先行きの新設管bの他端(後端)が地盤G内に至る前に、その新設管bの他端につぎの(後続の)新設管bを接続し、以後、その先行き新設管bに後続の新設管bを順々に接続(継いで)圧入し、オーガ10及び既設管aを到達立坑H2に送り出し、上記更新する長さLの既設管路Aを新設管路Bに更新する(上記工程(5))。
このとき、既設管路A(既設管a)の外周面及び新設管路B(新設管b)の外周面周りには泥水wが入り込んでいるため、それらの管a、bには浮力が働き、それらの長さ方向の移動も円滑である。到達立坑H2の止水装置Mから掘削孔に泥水wを送り込むようにすることもできる(図2E参照)。
なお、同様に、図2Fに示すように、到達立坑H2において、各既設管a及びオーガ10の円筒体11(連結体14)毎に切り離して(解体して)撤去する。この最後のオーガ10(連結体14)及び既設管aが到達立坑H2に至って止水装置Mから抜け出れば、同図に示すように、その止水装置Mを取り外す。
この既設管路Aの新設管路Bへの更新が完了すれば、同様に、図2Gに示すように、発進立坑H1内において、更新された新設管路Bの一端を更新の必要のない(長さL以外の)既設管路Aに接続するとともに、到達立坑H2内において、上記更新された新設管路Bの他端を同様に更新の必要のない(長さL以外の)既設管路Aに接続する。このとき、上記更新長さLが更新する必要のある既設管路Aの分割部分の場合は、更新された新設管路Bの一端との接続は、既に更新された新設管路Bとなる(上記工程(6))。
その後、図2Hに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
『実施形態3』
この発明に係る既設管更新工法のさらに他の実施形態を図3E〜図3Hに示し、この実施形態は、将来の更新のし易さや耐圧又は耐震管路とする等の面から、更新時、ヒューム管又は鋼管等からなるさや管路Dに新設管bを挿入して新設管路Bを構築する場合がある。この場合は、実施形態1又は同2における工程(1)〜(4)までは同じ作用によってオーガ10を到達立坑H2に至らせる。
このオーガ10が到達立坑H2に至った後、図1E〜図1F又は図2E〜図2Fにおいて、図3Eに示すように、新設管bに代えてさや管dを、直接に又は止水装置Mに水密に通してその一端をオーガ10(最終段連結体14)の後端に連結し、同様に、そのさや管dを継ぎ合わせつつ順次圧入推進する。このとき、最初のさや管dの他端(後端)が地盤G内に至る前に、先行きのさや管dの他端に後続のさや管dを接続し、以後、その先行きさや管dに後続のさや管dを順々に接続(継いで)圧入し、オーガ10及び既設管aを到達立坑H2に送り出し、上記更新する長さLの既設管路Aをさや管路Dに更新する(上記工程(5)’、図3E参照)。また、同様に、図3F−1に示すように、到達立坑H2において、各既設管a及びオーガ10の円筒体11(連結体14)毎に切り離して(解体して)撤去し、止水装置Mを設けた場合は、最後のオーガ10(連結体14)及び既設管aが到達立坑H2に至って止水装置Mから抜け出れば、止水装置Mを取り外す。
このさや管dが発進立坑H1から到達立坑H2に至ってさや管路Dが構築されれば、図3F−2に示すように、そのさや管路D内に新設管bを継ぎ合わせつつ順次推進して発進立坑H1から到達立坑H2に至らせてさや管路D内に新設管路Bを構築する(上記工程(6)’)。
このとき、新設管bがPII形管のようなパイプインパイプ工法の管であればその工法によってさや管路D内に挿入する(特許文献3〜7、9、10参照)。また、新設管bが一般埋設用のダクタイル鉄管の場合は、サドルバンド、キャスタ等を取付けて挿入し(特許文献11参照)、そのとき、S形管等のように継手伸縮代を有する耐震管の場合は、そのサドルバンド31、キャスタ32に加えて、樹脂発泡体のような推進力伝達部材33を継手毎に取付け、継手伸縮代を確保したまま挿入して耐震管路とすることができる(特許文献12参照)。
新設管bのさや管D内への挿入(配設)が完了すれば、同様に、図3Gに示すように、発進立坑H1内において、更新された新設管路Bの一端を更新の必要のない(長さLの外の)既設管路Aに接続するとともに、到達立坑H2内において、上記更新された新設管路Bの他端を同様に更新の必要のない(長さLの外の)既設管路Aに接続する。このとき、上記更新長さLが更新する必要のある既設管路Aの分割部分の場合は、更新された新設管路Bの一端は、既に更新された新設管路Bとの接続となる(上記工程(6))。
その後、図3Hに示すように、発進立坑H1と到達立坑H2を埋め戻して更新作業を終了する(上記工程(7))。
上記各実施形態1〜3において、新設管b又はさや管dによるオーガ10の押込み時、既設管路A(既設管a)も同時に押圧するようにすることができる。一方、新設管b又はさや管dの押込み時、既設管aのみを押圧して押出し、その後、オーガ10を押圧押出しし得るようにし得る。このとき、オーガ10は掘削時と同一方向に回転させて到達立坑H2側に押出しても良いが、逆回転させながら発進立坑H1側に引き抜くようにして撤去することもできる。
また、新設管路Bとの地盤Gとの間隙、さや管路Dと地盤Gとの間隙、新設管路Bとさや管路Dの間隙にエアモルタル等の裏込め材(グラウト材)gを充填することもできる。この裏込め材gの充填は、図1F、図2F、図3F−2(図3Gの前)に示す状態で行なう。このとき、新設管路Bの両端に止水装置Mが設置されている状態とすることができる。
また、この裏込め材gは、発進立坑H1又は到達立坑H2において、管路B、Dの端からそれらの間隙に打ち込む(注入する)ことが一般的である。しかし、新設管路Bが呼び径800以上の大口径であれば、新設管路B内に作業者が入って作業をすることができるため、新設管b又はさや管dの任意の位置に注入口を形成し(形成しておき)、その注入口から裏込め材を注入することもできる。
上記実施形態は、上水道の管路更新の場合であったが、この発明は、他の管路、例えば、下水道管路、農業用水管路、工業用水管路などの種々の管路の更新に採用できることは勿論である。
A 既設管路
a 既設管
B 新設管路
b 新設管
D さや管路
d さや管
G 地盤(地山)
H1 発進立坑
H2 到達立坑
M 止水装置
g 裏込め材
w 泥水
10 オーガ
11 オーガの円筒体
12 オーガの掘削ビット
13 オーガの螺旋翼
14 オーガの連結体

Claims (3)

  1. 下記(1)〜(4)、(5)’、(6)’(6)、(7)からなる工程によって地盤内に埋設した既設管路(A)を撤去して新設管路(B)に入れ替える既設管更新工法。
    (1) 上記既設管路(A)の更新する長さ(L)隔てて発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を構築し、その両立坑(H1、H2)内の前記既設管路(A)の既設管(a)を切断除去する工程
    (2) 上記発進立坑(H1)内において、外周面全長に亘って螺旋翼(13)を有する中空の掘削推進オーガ(10)を、上記更新する既設管路(A)の既設管(a)の一端外周に嵌める工程
    (3) 上記オーガ(10)を回転して既設管路(A)外周面周りの地盤(G)を掘削するとともに、その掘削した土砂を上記螺旋翼(13)によって上記発進立坑(H1)に送り出す工程
    (4) 上記オーガ(10)を上記既設管路(A)をガイドとして上記到達立坑(H2)に向かって移動させながら、上記工程(3)を連続して行なう工程
    (5)’上記オーガ(10)が到達立坑(H2)に至ると、新設のさや管(d)の一端をそのオーガ(10)の後端に連結し、そのさや管(d)を継ぎ合わせつつ順次圧入推進することによって、前記既設管路(A)の既設管(a)及びオーガ(10)を到達立坑(H2)に送り出す工程
    (6)’上記さや管(d)が到達立坑(H2)に至ってさや管路(D)が構築されると、そのさや管路(D)内に新設管(b)を継ぎ合わせつつ順次挿入推進して到達立坑(H2)に至らせ、さや管路(D)の全長に亘って新設管(b)を挿入して新設管路(B)を構築する工程
    (6) 発進立坑(H1)内において、上記新設管路(B)の一端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)に接続するとともに、到達立坑(H2)内において、上記更新された新設管路(B)の他端を既に更新された新設管路(B)又は既設管路(A)に接続する工程
    (7) その後、前記発進立坑(H1)と到達立坑(H2)を埋め戻す工程
  2. 請求項1において、さや管路(D)と地盤(G)の間隙に裏込め材(g)を充填することを特徴とする既設管更新工法。
  3. 上記(2)の工程において、上記更新する既設管(A)の両端部周りに止水装置(M)を設け、上記掘削推進オーガ(10)を前記両止水装置(M)を通り抜け可能とし、前記止水装置(M)を介して上記オーガ(10)による掘削孔(T)に泥水(w)を流入排出可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の既設管更新工法。
JP2013124762A 2013-06-13 2013-06-13 既設管更新工法 Active JP6230284B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124762A JP6230284B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 既設管更新工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013124762A JP6230284B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 既設管更新工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015001061A JP2015001061A (ja) 2015-01-05
JP6230284B2 true JP6230284B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=52295752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013124762A Active JP6230284B2 (ja) 2013-06-13 2013-06-13 既設管更新工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6230284B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927834B2 (ja) * 1978-09-11 1984-07-09 大阪瓦斯株式会社 既設導管の取換方法
JPS5950000B2 (ja) * 1980-08-14 1984-12-05 日本ケ−モ−工事株式会社 肉厚管体の置換式圧入工法
JPH0220798A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Hitachi Zosen Corp 老朽管渠リプレース工法
JPH0372196A (ja) * 1989-08-14 1991-03-27 Ichitaro Torii 老朽管入替え工法及び運行機
JP2602152B2 (ja) * 1992-07-27 1997-04-23 日本鋼管工事株式会社 さや管の内外空隙充填方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015001061A (ja) 2015-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6132672B2 (ja) 既設管更新工法
JP6230284B2 (ja) 既設管更新工法
JP4467477B2 (ja) 推進管の到達用エントランス、到達用エントランスの構造および到達用エントランスの止水工法
JP2007023545A (ja) 推進管の発進用エントランス、発進用エントランスの構造および発進用エントランスの止水工法
KR100679165B1 (ko) 시일드 공법의 세그먼트와 이것을 사용한 관로의 구축 공법
JP4214082B2 (ja) 推進工法用掘進装置および推進工法
JP2008266971A (ja) 管路更生工法およびこの更生工法に用いる更生管
JP7389698B2 (ja) 発進口の形成方法および発進口構造
JP3181242B2 (ja) 中押工法用設備
KR20120065872A (ko) 추진관 및 이를 사용하는 세미쉴드장치
JP3145345B2 (ja) 真空式下水管の敷設方法および真空式下水管用の複合管
US8684104B1 (en) Detachable pipe ramming head with efficient lubrication dispersal
KR102191503B1 (ko) 상부 및 하부 사각관을 이용한 비개착식 터널굴착공법
JP5161948B2 (ja) 推進工法
JP5149114B2 (ja) 長距離推進工法
JP2000303779A (ja) 小口径推進機,先導管の回収方法および先導管の投入方法
JP4410404B2 (ja) 推進装置
KR100805951B1 (ko) 이수 가압식 관로 추진공법의 배토블록
JP3789331B2 (ja) 推進工法及びそれに使用する管継手構造
KR20120017839A (ko) 이중 추진 유압잭을 사용한 유압식 지하터널구축장치 및 이를 이용한 공법
JP2001241291A (ja) 推進工法の滑材注入方法
JPH0868297A (ja) トンネル掘進用推進管の連結構造
JP5613807B1 (ja) 管路敷設方法、及び管路敷設方法に使用される保護管、閉塞部材
JP2011241614A (ja) 既設マンホールの耐震化方法
JP2012057406A (ja) パイプルーフ工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6230284

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150