JP2582785Y2 - 衛星受信装置 - Google Patents

衛星受信装置

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JP2582785Y2
JP2582785Y2 JP1992009920U JP992092U JP2582785Y2 JP 2582785 Y2 JP2582785 Y2 JP 2582785Y2 JP 1992009920 U JP1992009920 U JP 1992009920U JP 992092 U JP992092 U JP 992092U JP 2582785 Y2 JP2582785 Y2 JP 2582785Y2
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switch
signal
audio
output
satellite
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JP1992009920U
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JPH0570086U (ja
Inventor
和久 粕加屋
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日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、放送衛星或いは通信
衛星電波がC/N劣化或いは無信号のときの音声出力状
態が随意選択できるようにした衛星受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の衛星受信装置のブロック図
を示す。放送衛星或いは通信衛星電波(以下、衛星電波
と称す)の中のPCMデジタル音声おいて、衛星電波の
C/N劣化があった場合、デジタルデ−タに誤りが発生
し、復調部における誤り訂正能力以上であると、デジタ
ルデ−タに誤りが音声ノイズとして表れる。この音声ノ
イズは、デジタル誤りであり、パルス的な耳障りなノイ
ズとして音声出力に混入していた。
【0003】この耳障りなノイズを排除するため、従来
はデジタル同期の同期外れ、デジタルデ−タの誤り状態
から、C/N劣化検出部5においてC/N劣化を判別
し、あるC/N以下と判断された場合に、音声出力を消
音することで耳障りなパルスノイズを排除していた。
【0004】図に示すように、衛星電波は、選局・復調
部1により、復調信号が得られ、映像処理部2で映像信
号を、音声は、復調信号から4相DPSK復調部3にお
いて音声副搬送波をデジタル信号に復調する。復調され
た音声信号は、PCMデコ−ダ・デジタル音声部4で誤
り訂正などの処理がされ、デジタルフィルタ(以下D
F)、DAコンバ−タ(以下DA)によりアナログ音声
信号に変換され、続く音声処理部6により、音声信号と
して外部に出力される。
【0005】音声出力は、C/N劣化検出部5により、
デジタル同期の同期外れ、デ−タ誤り状態を検出し、消
音制御信号により、PCMデコ−ダ・デジタル音声部4
の消音制御を行なうことにより耳障りなパルスノイズを
排除できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この従来の衛星受信装
置では、衛星電波のC/N劣化時、映像出力は、パルス
ノイズが発生し、画質劣化等が起こるが、音声は、映像
に比べ、デジタルのパルスノイズが発生するため、音声
出力を消音していた。このため、映像が出ているのに音
声が出ないことになり、視聴者が音声復調系の故障では
ないかと思い込みやすい等の課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、衛星電波を受信して選局復調して映像信
号と音声信号を出力する衛星受信装置において、音声信
号の復号過程で判明するC/N劣化の程度を検出するC
/N劣化検出部と、消音と減音とそれらの解除の3種類
の音声出力状態を外部から切り替え設定するスイッチ
と、該スイッチと前記C/N劣化検出部とに接続され、
前記C/Nが一定レベルを割り込んで劣化したときにだ
け、前記スイッチによる設定内容を有効として前記音声
出力状態を切り替え制御する制御手段とを具備すること
を特徴とするものである
【0008】
【作用】本考案は、衛星電波が無信号であったり或いは
C/N劣化したときにだけ音声 出力状態を切り替え設定
するスイッチの設定内容を有効とし、映像と音声の再生
形態についてもユーザ側の選択肢を増やすとともに、C
/N劣化時に音声系の故障を疑わせる無用の誤解を避け
るようにすることができる
【0009】
【実施例】次に本考案の一実施例について図1を参照し
て説明する。図1に示す衛星受信装置は、選局・復調部
1により復調信号を取出し、この復調信号は映像処理部
2と4相DPSK復調部3に送られる。映像処理部2は
復調信号から映像信号を取出し出力する。また、4相D
PSK復調部3に入力された復調信号は、4相DPSK
復調され、PCMデコ−ダ・デジタル音声部4でPCM
復調,デジタル音声処理を行なって音声処理部6に送
り、音声処理部6から音声出力される。PCMデコ−ダ
・デジタル音声部4では、デジタル同期検出、デジタル
デ−タ誤り検出が行なわれる。
【0010】衛星電波の無信号或いはC/N劣化の判別
は、PCMデコ−ダ・デジタル音声部4よりのデジタル
同期及びデジタルデ−タ誤り検出からC/N劣化検出部
5で検出する。
【0011】音声出力の状態設定は、スイッチSW1に
より、ユーザによって消音,減音及び解除の3つの状態
が選択される。マイコン7はこの3つのいずれの状態か
を判別し、夫々の状態に応じて信号b2,b3を音声制
御部8に出力する。
【0012】音声制御部8は、C/N劣化検出部5から
の信号b1とマイコン7からの信号b2,b3とに応じ
て音声制御信号b4,b5を出力する。この音声制御信
号b4,b5により、PCMデコ−ダ・デジタル音声部
4と音声処理部6を制御し、音声出力の消音,減音及び
解除を行なう。C/N劣化検出部5からの信号b1の論
理レベルは、通常受信時にはロウレベルであり、C/N
劣化時にはハイレベルをとる。すなわち、下記の通りで
ある。
【0013】C/N劣化時; b1=“H” 通常受信時 ; b1=“L”
【0014】また、マイコン7からの信号b2,b3の
各論理レベルは、消音と減音と解除の各設定に応じて下
記のレベルをとる。
【0015】消音設定時 ; b2=“L”,b3=“H” 減音設定時 ; b2=“H”,b3=“L” 解除設定時 ; b2=“L”,b3=“L”
【0016】音声制御部8がPCMデコ−ダ・デジタル
音声部4と音声処理部6出力する音声制御信号b4,b
5は、 b4=f(b1,b2,b3) b5=g(b1,b2,b3) のごとく、ビットb1,b2,b3の関数f又はgによ
り規定される。具体的には、b1=“L”である通常受
信時には、スイッチSW1の設定内容は無効とされるた
め、 b2=“L”,b3=“H”で解除 b2=“H”,b3=“L”で解除 b2=“L”,b3=“L”で解除 のごとく、スイッチSW1による設定内容の如何に拘わ
らず、すべてが解除設定と同義とみなされる。 一方、b
1=“H”すなわちC/N劣化時には、ここで初めてス
イッチSW1の設定内容が有効とされる。すなわち、 b2=“L”,b3=“H”で消音 b2=“H”,b3=“L”で減音 b2=“L”,b3=“L”で解除 とされる。 なお、消音時と減音時と解除時におけるビッ
トb4,b5の論理レベルは、下 記の通りに定めてあ
る。
【0017】消音時;b4=“H”,b5=“L”/“H” 減音時;b4=“L”,b5=“H” 解除時;b4=“L”,b5=“L”
【0018】このように、上記衛星受信装置は、音声信
号の復号過程で判明するC/N劣化の程度を検出するC
/N劣化検出部5と、消音と減音とそれらの解除の3種
類の音声出力状態を外部から切り替え設定するスイッチ
SW1とを音声制御部8に接続し、C/Nが一定レベル
を割り込んで劣化したときにだけ、スイッチSW1によ
る設定内容を有効として音声出力状態を切り替え制御す
る構成としたから、衛星電波が無信号であったり或いは
C/N劣化したときに、一律に消音出力を選択していた
従来の装置のように、映像出力が有りながら音声出力が
消失したことがそのままユーザに対して音声系の故障疑
念を抱かせるといったことはない。すなわち、ユーザが
スイッチSW1を介して設定した音声出力状態に従っ
て、消音か又は減音か又はそれらの解除が選択されるた
め、消音設定以外の減算設定或いは解除設定であれば、
映像出力と併せ音声出力がなされることで、ユーザに対
し音声系の故障疑念を抱かせるといった不都合を招くこ
とはない。一方また、衛星電波がC/N劣化なく受信で
きている間は、スイッチSW1による音声出力状態の設
定は無効とされるため、スイッチ操作の如何によって音
声出力が消音或いは減音されるといった不都合を排除
し、通常の受信が可能である。 なお、上記実施例におい
て、音声制御部8を設けずに、マイコン7に直接C/N
劣化検出部5からの信号b1を入力し、この信号b1と
スイッチSW1の選択状態とからマイコン7から直接信
号b4,b5を出力するようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
音声信号の復号過程で判明するC/N劣化の程度を検出
するC/N劣化検出部と、消音と減音とそれらの解除の
3種類の音声出力状態を外部から切り替え設定するスイ
ッチとを制御手段に接続し、C /Nが一定レベルを割り
込んで劣化したときにだけ、スイッチによる設定内容を
有効として音声出力状態を切り替え制御する構成とした
から、衛星電波が無信号であったり或いはC/N劣化し
たときに、一律に消音出力を選択していた従来の装置の
ように、映像出力が有りながら音声出力が消失したこと
がそのままユーザに対して音声系の故障疑念を抱かせる
といったことはなく、ユーザがスイッチを介して設定し
た音声出力状態に従って、消音か又は減音か又はそれら
の解除が選択されるため、消音設定以外の減算設定或い
は解除設定であれば、映像出力と併せ音声出力がなされ
ることで、ユーザに対し音声系の故障疑念を抱かせると
いった不都合を招くことはなく、一方また衛星電波がC
/N劣化なく受信できている間は、スイッチによる音声
出力状態の設定は無効とされるため、スイッチ操作の如
何によって音声出力が消音或いは減音されるといった不
都合を排除し、通常の受信が可能である等の優れた効果
を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衛星受信装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来の衛星受信装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 選局・復調部 2 映像処理部 3 4相DPSK復調部 4 PCMデコ−ダ・デジタル音声部 5 C/N劣化検出部 6 音声処理部 7 マイコン 8 音声制御部 SW1 スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星電波を受信して選局復調して映像信
    号と音声信号を出力する衛星受信装置において、音声信
    号の復号過程で判明するC/N劣化の程度を検出するC
    /N劣化検出部と、消音と減音とそれらの解除の3種類
    の音声出力状態を外部から切り替え設定するスイッチ
    と、該スイッチと前記C/N劣化検出部とに接続され、
    前記C/Nが一定レベルを割り込んで劣化したときにだ
    け、前記スイッチによる設定内容を有効として前記音声
    出力状態を切り替え制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする衛星受信装置。
JP1992009920U 1992-02-28 1992-02-28 衛星受信装置 Expired - Lifetime JP2582785Y2 (ja)

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JP1992009920U JP2582785Y2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 衛星受信装置

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JPH0570086U JPH0570086U (ja) 1993-09-21
JP2582785Y2 true JP2582785Y2 (ja) 1998-10-08

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