JP2008042599A - 受信装置 - Google Patents

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勲 方田
Shinichi Murakami
真一 村上
Takatoshi Shirosugi
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Abstract

【課題】出力階層の切り替えを低減し、かつ、音声信号の雑音も低減することが可能な車載用地上デジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】伝送路復調部3は、地上デジタル放送電波に含まれる信号に復調、エラー訂正処理を施し、多重分離部4へ出力すると共に、信号品質値9を検出して、制御部10へ出力する。映像切替部7は、制御部10の制御下で、映像信号13または映像信号14の何れか一方の信号を選択し、映像表示部11に出力する。音声切替部8は、制御部10の制御下で、音声信号15又は音声信号16の何れか一方の信号を選択し、音声出力部12に出力する。制御部10は、伝送路復調部3からの信号品質値9に基づき、映像表示部11や音声出力部12へ出力するのに最適な階層を判定し、判定結果に応じた映像切替信号17を映像切替部7へ、音声切替信号18を音声切替部8へそれぞれ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地上デジタル放送を受信するための装置に関する。
従来、車載用の装置において、受信品質が良好な時には固定端末向けの高画質のコンテンツ信号を、受信品質が不十分な時には移動体端末向けの低画質のコンテンツ信号をそれぞれ出力することにより、高画質な映像と広い受信エリアを確保することを目的とした装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記提案に係る装置は、固定端末向けの放送信号を含む階層(以下、「弱階層」という)と、移動体端末向けの放送信号を含む階層(以下、「強階層」という)とを多重化し、同一チャネルに同時に放送することができる階層伝送と呼ばれる伝送方式(例えば、非特許文献1参照)を利用した、地上デジタル放送を受信できるようになっている。
特開2005−223549号公報 地上デジタル放送運用規定(ARIB TR−B14)
ところで、上記装置で上記地上デジタル放送を受信する場合、自動車等の移動に伴って上記地上デジタル放送を受信する位置が絶えず変わるので、上記地上デジタル放送の受信状態は変動する。そのため、上記装置では、受信した上記地上デジタル放送の放送信号のS/N比に基づいて受信状態が良好か否かを判定する処理と、上記判定結果に応じて出力する階層を上記強階層と上記弱階層とから選択する処理とが行われると共に、該選択した階層のコンテンツ信号の出力が切替制御されるように構成されている。
しかし、上述したような階層切替制御では、受信した上記地上デジタル放送信号のS/N比が激しく変動する場合、上記強階層に含まれているコンテンツ信号と、上記弱階層に含まれているコンテンツ信号とを、頻繁に切り替えて出力している。そのため、受信した上記地上デジタル放送信号のS/N比が低いにも関わらず、弱階層の固定端末向けのコンテンツ信号を出力するようにしてしまうと、映像信号のみならず音声信号の雑音も発生し、利用者に不快感を与えてしまう。
従って、本発明の目的は、出力する階層の切り替えを低減し、かつ、上記音声信号の雑音も低減することが可能な車載用地上デジタル放送受信装置を提供することにある。
本発明に従う車載用地上デジタル放送受信装置は、制御手段が、選局された上記地上デジタル放送信号の品質を、上記地上デジタル放送信号に対して所定の信号処理を施すことにより検出する信号品質検出手段と、上記信号品質検出手段から出力されたトランスポートストリーム信号を、弱階層のトランスポートストリーム信号と、強階層のトランスポートストリーム信号とに分離する分離手段と、上記分離手段から出力される弱階層のトランスポートストリーム信号を、映像信号と音声信号とに復号化する弱階層復号化手段と、上記分離手段から出力される強階層のトランスポートストリーム信号を、映像信号と音声信号とに復号化する強階層復号化手段と、上記弱階層復号化手段から出力される映像信号、上記強階層復号化手段から出力される映像信号をそれぞれ入力して、何れか一方を選択的に出力する映像信号選択出力手段と、上記弱階層復号化手段から出力される音声信号、上記強階層復号化手段から出力される音声信号をそれぞれ入力して、何れか一方を選択的に出力する音声信号選択出力手段と、上記信号品質検出手段により検出される信号品質に基づき、上記映像信号選択出力手段の選択動作の動作時期と、上記音声信号選択出力手段の選択動作の動作時期とを個別に制御するようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記制御手段が、上記信号品質検出手段により検出される信号品質に基づき、上記映像信号選択出力手段の選択動作の動作時期と、上記音声信号選択出力手段の選択動作の動作時期とが異なるように、上記映像信号選択出力手段、上記音声信号選択出力手段を制御するようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記制御手段が、上記信号品質検出手段からの信号品質検出値に基づき、上記地上デジタル放送信号の受信環境に適した映像信号もしくは音声信号が得られるように、上記映像信号選択出力手段、もしくは上記音声信号選択出力手段を制御するようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記制御手段による上記映像信号選択出力手段、もしくは上記音声信号選択出力手段の制御は、上記信号品質検出手段からの信号品質検出値の、所定の信号品質閾値以上もしくは以下になった回数が、連続して所定の回数を上回った時に行うようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記所定の信号品質閾値は、少なくとも2つ設定するようにしている。
上記とは別の実施形態では、上記所定の信号品質閾値が少なくとも2つ設定されており、上記制御手段による上記映像信号選択出力手段、もしくは上記音声信号選択出力手段の制御は、上記信号品質検出手段からの信号品質検出値の、所定の信号品質閾値以上もしくは以下になった回数が、連続して所定の回数を上回った時に行うようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記制御手段による上記音声信号選択出力手段の制御は、上記地上デジタル放送信号の受信環境に適した音声信号が得られるように、上記映像信号選択出力手段の制御より優先的に行うようにしている。
本発明に係る好適な実施形態では、上記信号品質検出値は、搬送波電力対雑音電力比である。
本発明に係る好適な実施形態では、上記信号品質検出値は、信号電力対雑音電力比である。
本発明に係る好適な実施形態では、上記信号品質検出値は、ビット誤り率である。
本発明に係る好適な実施形態では、上記信号品質検出値は、変調誤差比である。
本発明に係る好適な実施形態では、上記所定の信号処理は、上記地上デジタル放送信号に対して復調処理及び誤り訂正処理を施すことを含む。
本発明によれば、出力階層の切り替えを低減し、かつ、上記音声信号の雑音も低減することが可能な車載用地上デジタル受信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載用地上デジタル放送受信装置の構成を示す機能ブロック図である。
車載用地上デジタル放送受信装置100は、図1に示すように、アンテナ部1と、選局部2と、伝送路復調部3と、多重分離部4と、弱階層デコード部5と、強階層デコード部6と、映像切替部7と、音声切替部8と、制御部10と、映像表示部11と、音声出力部12と、を備える。
アンテナ部1は、複数の放送局からの符号化された、弱階層と強階層とで同一の内容が放送されるサイマル放送である地上デジタル放送を受信し、受信した地上デジタル放送電波を選局部2に出力する。
選局部2は、入力された上記地上デジタル放送電波から、所望のチャンネルの地上デジタル放送信号を選局し、伝送路復調部3に出力する。
伝送路復調部3は、選局部2から出力された上記地上デジタル放送電波に含まれている、多重化され、変調された信号(例えば、コンテンツ信号)を復調する。通常、上記地上デジタル放送の上記弱階層で伝送される放送信号は、伝送容量が高い信号(つまり、高画質な映像信号や高音質な音声信号等を伝送することができる信号)であり、その放送信号には、多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の変調が施されている。一方、上記強階層で伝送される放送信号は、通常、伝送容量が低い信号(つまり、低画質な映像信号や低音質な音声信号等を伝送することができる信号)であり、その放送信号には、QPSK(Quaternary Phase Shift KeyingまたはQuadrature Phase Shift Keying)等の変調が施されている。上記多値QAM変調は、伝送路における妨害に弱いという性質を持ち、上記QPSK変調は、伝送路における妨害に強いという性質をもつ。
また、伝送路復調部3は、上記地上デジタル放送電波を、車載用地上デジタル放送受信装置100で受信するまでの間に発生した、上記コンテンツ信号のエラーを訂正する。そして、エラー訂正が施された後の上記コンテンツ信号は、トランスポートストリーム(Transport Stream、以下、「TS」という)信号として、伝送路復調部3から多重分離部4へ出力される。これと共に、伝送路復調部3は、上記コンテンツ信号の信号品質に関する値(以下、「信号品質値」という)9を検出し、制御部10へ出力する。
信号品質値9は、受信した上記地上デジタル放送信号との同期状態や、搬送波電力対雑音電力比(CNR(Carrier to Noise Ratio))や、復調処理における信号電力対雑音電力比(SNR(Signal to Noise Ratio))や、誤り訂正処理でのビット誤り率や、AGC制御電圧、変調誤差比(MER(Modulation Error Ratio))などから算出される値である。本明細書中では、信号品質値9が大きい場合には受信状態が良好であるとし、信号品質値9が小さい場合には受信状態が劣悪であるとする。
多重分離部4は、伝送路復調部3から出力されたTS信号を、弱階層のTS信号と強階層のTS信号とに分離し、弱階層のTS信号は弱階層デコード部5に、強階層のTS信号は強階層デコード部6に、それぞれ出力する。
弱階層デコード部5は、多重分離部4から出力された弱階層のTS信号を、映像信号13と音声信号15にデコードする。また、強階層デコード部6は、多重分離部4から出力された強階層のTS信号を、映像信号14と音声信号16にデコードする。弱階層デコード部5でデコードされた映像信号13と、強階層デコード部6でデコードされた映像信号14は、映像切替部7に出力される。また、弱階層デコード部5でデコードされた音声信号15と、強階層デコード部6でデコードされた音声信号16は、音声切替部8に出力される。
映像切替部7は、後述する制御部10からの制御信号に応じて、映像信号13または映像信号14のいずれか一方の信号を選択し、該選択した信号を映像表示部11に出力する。また、音声切替部8は、制御部10からの制御信号に応じて、音声信号15または音声信号16のいずれか一方の信号を選択し、該選択した信号を音声出力部12に出力する。
制御部10は、伝送路復調部3から出力された信号品質値9に基づき、映像表示部11や音声出力部12へ出力するのに最適な階層を判定する。制御部10は、上記判定結果に応じた映像切替信号17を映像切替部7へ、音声切替信号18を音声切替部8へそれぞれ出力し、映像切替部7及び音声切替部8をそれぞれ制御する。
図2は、本発明の一実施形態に係る車載用地上デジタル放送受信装置の制御部の内部構成を示す機能ブロック図である。
制御部10は、図2に示すように、比較部101と、閾値設定部102と、映像切替判定部103と、音声切替判定部104と、を備える。
閾値設定部102には、出力階層を切り替える基準となる、映像用閾値105と音声用閾値106が予め設定されており、設定されている映像用閾値105と音声用閾値106は、比較部101に出力される。
比較部101は、閾値設定部102より出力された映像用閾値105と、信号品質値9とを、予め設定された一定時間毎に比較し、その比較結果に応じた映像比較信号107を映像切替判定部103に出力する。映像切替判定部103は、比較部101から出力された映像比較信号107に基づき、映像切替部7を制御するための映像切替信号17を映像切替部7へ出力する。上記と同様に、比較部101は、閾値設定部102より出力された音声用閾値106と、信号品質値9とを、予め設定された一定時間毎に比較し、その比較結果に応じた音声比較信号108を音声切替判定部104に出力する。音声切替判定部104は、比較部101から出力された音声比較信号108に基づき、音声切替部8を制御するための音声切替信号18を出力する。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図である。
図3(A)は、伝送路復調部3から出力された信号品質値9の時間の推移に伴う変化(横軸)と、閾値設定部102によって予め設定されている映像用閾値105及び音声用閾値106(縦軸)を示す図である。
図3(B)は、制御部10が、映像切替部7を制御するための映像切替信号17を出力するタイミングを示す図である。図3(B)は、制御部10が、弱階層で伝送される映像信号を選択するように映像切替部7を制御する時には、Highレベル(以下、「Hレベル」という)の映像切替信号17を出力し、一方、強階層で伝送される映像信号を選択するように映像切替部7を制御する時には、Lowレベル(以下、「Lレベル」という)の映像切替信号17を出力することを示している。
図3(C)は、制御部10が、音声切替部8を制御するための音声切替信号18を出力するタイミングを示す図である。図3(C)は、制御部10が、弱階層で伝送される音声信号を選択するように音声切替部8を制御する時には、Hレベルの音声切替信号18を出力し、一方、強階層で伝送される音声信号を選択するように音声切替部8を制御する時には、Lレベルの音声切替信号18を出力することを示している。
まず、出力する映像信号を切り替える出力階層切替制御について説明する。
制御部10は、映像切替判定部103より、例えば、Hレベルの映像切替信号17が出力されている場合、つまり、映像切替部7において、弱階層の映像信号13が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、映像用閾値105よりも小さい信号品質値9が3個以上となった時点で、Lレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、強階層の映像信号14を選択し、映像表示部11へ出力する。図3の例では、時刻「t9」から「t13」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が映像用閾値105より小さいので、時刻「t13」の時点でLレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、強階層の映像信号14を選択し、映像表示部11へ出力する。
また、制御部10は、映像切替判定部103より、例えば、Lレベルの映像切替信号17が出力されている場合、つまり、映像切替部7において、強階層の映像信号14が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、映像用閾値105よりも大きい信号品質値9が3個以上となった時点で、Hレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、弱階層の映像信号13を選択し、映像表示部11へ出力する。図3の例では、時刻「t17」から「t21」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が映像用閾値105より大きいので、時刻「t21」の時点でHレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、弱階層の映像信号13を選択し、映像表示部11へ出力する。
次に、出力する音声信号を切り替える出力階層切替制御について説明する。
制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Hレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、弱階層の音声信号15が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、音声用閾値106よりも小さい信号品質値9が3個以上となった時点で、Lレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力する。図3の例では、時刻「t6」から「t10」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が音声用閾値106より小さいので、時刻「t10」の時点でLレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力する。
また、制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Lレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、強階層の音声信号16が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、音声用閾値106よりも大きい信号品質値9が3個以上となった時点で、Hレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、音声出力部12へ出力する。図3の例では、時刻「t18」から「t22」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が音声用閾値106より大きいので、時刻「t22」の時点でHレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、音声出力部12へ出力する。
以上のように、本実施形態では、映像信号13及び14と、音声信号15及び16との、それぞれについて、信号品質値9に対する映像用閾値105及び音声用閾値106を設定し、かつ、映像用閾値105よりも音声用閾値106を大きくとることにより、音声信号15及び16の出力階層切替を、映像信号と比べ、よりノイズ等の少ないタイミングで切り替えることができる。つまり、映像については、比較的高画質な映像を可能な限り出力するようにし、音声については、ノイズの少ない階層の音声を優先的に出力することができる。また、本実施形態では、連続した信号品質値9を複数個用いて出力階層の切り替えを判定するため、突出して劣化の大きい信号品質値9や、逆に、突出して良好な信号品質値9が取得されたとしても、これにより即座に出力階層の切り替えが発生することはなく、出力階層の頻繁な切り替えを低減することができる。
なお、出力階層の選択に使用した信号品質値9のサンプル数、および切替条件に関する数値は一例として示すものであって、本発明は、これらの数値によって限定されるものではない。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図である。本実施形態においても、全体の構成は図1および図2に示す構成と同様である。なお、図4において、図3で示したものと同一物については同一符号を付して、それらの詳細な説明については省略する。
図4(A)は、伝送路復調部3から出力された信号品質値9の時間の推移に伴う変化(横軸)と、閾値設定部102によって予め設定されている第一の映像用閾値109及び第二の映像用閾値110(縦軸)を示す図である。
図4(B)と図4(C)は、図3と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図4(D)は、伝送路復調部3から出力された信号品質値9の時間の推移に伴う変化(横軸)と、閾値設定部102によって予め設定されている第一の音声用閾値111及び第二の音声用閾値112(縦軸)を示す図である。
まず、図4(A)及び(B)を参照して、出力する映像信号を切り替える出力階層切替制御について説明する。
制御部10は、映像切替判定部103より、例えば、Hレベルの映像切替信号17が出力されている場合、つまり、映像切替部7において、弱階層の映像信号13が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、第二の映像用閾値110よりも小さい信号品質値9が3個以上となった時点で、Lレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、強階層の映像信号14を選択し、映像表示部11へ出力する。図4の例では、時刻「t9」から「t13」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が第二の映像用閾値110よりも小さいので、時刻「t13」の時点でLレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、強階層の映像信号14を選択し、映像表示部11へ出力する。
また、制御部10は、映像切替判定部103より、例えば、Lレベルの映像切替信号17が出力されている場合、つまり、映像切替部7において、強階層の映像信号14が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、第一の映像用閾値109よりも大きい信号品質値9が3個以上となった時点で、Hレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、弱階層の映像信号13を選択し、映像表示部11へ出力する。図4の例では、時刻「t18」から「t22」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が第一の映像用閾値109より大きいので、時刻「t22」の時点でHレベルの映像切替信号17を出力し、映像切替部7において、弱階層の映像信号13を選択し、映像表示部11へ出力する。
次に、図4(C)及び(D)を参照して、出力する音声信号を切り替える出力階層切替制御について説明する。
制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Hレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、弱階層の音声信号15が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、第二の音声用閾値112よりも小さい信号品質値9が3個以上となった時点で、Lレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力する。図4の例では、時刻「t6」から「t10」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が第二の音声用閾値112よりも小さいので、時刻「t10」の時点でLレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力する。
また、制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Lレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、強階層の音声信号16が選択されている場合は、連続した5個の信号品質値9のうち、第一の音声用閾値111よりも大きい信号品質値9が3個以上となった時点で、Hレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、音声出力部12へ出力する。図4の例では、時刻「t19」から「t23」の時間帯で取得した5個の信号品質値のうち、3個が第一の音声用閾値111よりも大きいので、時刻「t23」の時点でHレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、音声出力部12へ出力する。
以上のように、本実施形態では、第一の音声用閾値109と第二の音声用閾値110に差を持たせることにより、弱階層から強階層への階層切り替え発生頻度を高め、強階層から弱階層への階層切り替え発生頻度を抑制することが可能となる。したがって、映像については、比較的高画質な映像を可能な限り出力するようにし、音声については、ノイズの少ない階層の音声を優先的に出力することができる。また、本実施形態では、連続した信号品質値9を複数個用いて出力階層の切り替えを判定するため、突出して劣化の大きい信号品質値9や、逆に、突出して良好な信号品質値9が取得されたとしても、これにより即座に出力階層の切り替えが発生することはなく、出力階層の頻繁な切り替えを低減することができる。
なお、出力階層の選択に使用した信号品質値9のサンプル数、および切替条件に関する数値は一例として示すものであって、本発明は、これらの数値によって限定されるものではない。
図5は、本発明の第二の実施形態の変形例であって、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図である。本実施形態においても、全体の構成は図1および図2に示す構成と同様である。なお、図5において、図3及び図4で示したものと同一物については同一符号を付して、それらの詳細な説明については省略する。
図5(A)と(B)及び(C)と(D)については、図4と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図5(A)及び(B)を参照して説明できる、出力する映像信号を切り替える出力階層切替制御については、図4で説明したものと同様の動作を行うので省略する。
次に、図5(C)及び(D)を参照して、出力する音声信号を切り替える出力階層切替制御について説明する。
制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Hレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、弱階層の音声信号15が選択されている場合は、信号品質値9が第二の音声用閾値112よりも小さくなった時点で、Lレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力させる。図5の例では、時刻「t4」の時点でLレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、強階層の音声信号16を選択し、音声出力部12へ出力する。
また、制御部10は、音声切替判定部104より、例えば、Lレベルの音声切替信号18が出力されている場合、つまり、音声切替部8において、強階層の音声信号16が選択されている場合は、第一の音声用閾値111よりも大きい信号品質値9が5個連続した時点で、Hレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、映像表示部11へ出力する。図5の例では、時刻「t22」から「t26」の時間帯で取得した信号品質値が5個連続で音声用閾値106より大きくなるので、時刻「t26」の時点でHレベルの音声切替信号18を出力し、音声切替部8において、弱階層の音声信号15を選択し、映像表示部11へ出力させる。
以上のように、本実施形態では、第一の音声用閾値111と第二の音声用閾値112に差を持たせることにより、弱階層から強階層への階層切り替え発生頻度を高め、強階層から弱階層への階層切り替え発生頻度を抑制することが可能となる。したがって、1つの閾値を用いた階層切り替えを行う場合に比べ、音声信号により雑音が少ないタイミングでの出力階層切替を行うことが可能となる。したがって、映像については、比較的高画質な映像を可能な限り出力するようにし、音声については、ノイズの少ない階層の音声を優先的に出力することができる。また、本実施形態では、連続した信号品質値9を複数個用いて出力階層の切り替えを判定するため、突出して劣化の大きい信号品質値9や、逆に、突出して良好な信号品質値9が取得されたとしても、これにより即座に出力階層の切り替えが発生することはなく、出力階層の頻繁な切り替えを低減することができる。
なお、出力階層の選択に使用した信号品質値9のサンプル数、および切替条件に関する数値は一例として示すものであって、本発明は、これらの数値によって限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る車載用地上デジタル放送受信装置の構成を示す機能ブロック図。 本発明の一実施形態に係る車載用地上デジタル放送受信装置の制御部の内部構成を示す機能ブロック図。 本発明の第一の実施形態に係る、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図。 本発明の第二の実施形態に係る、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図。 本発明の第二の実施形態の変形例であって、制御部が出力階層の切替制御を行うタイミングを示す図。
符号の説明
1…アンテナ部、2…選局部、3…伝送路復調部、4…多重分離部、5…弱階層デコード部、6…強階層デコード部、7…映像切替部、8…音声切替部、9…信号品質値、10…制御部、11…映像表示部、12…音声出力部、13…弱階層映像信号、14…強階層映像信号、15…弱階層音声信号、16…強階層音声信号、17…映像切替信号、18…音声切替信号、101…比較部、102…閾値設定部、103…映像切替判定部、104…音声切替判定部、105…映像用閾値、106…音声用閾値、107…映像比較信号、108…音声比較信号、109…第一の映像用閾値、110…第二の映像用閾値、111…第一の音声用閾値、112…第二の音声用閾値。

Claims (12)

  1. 階層伝送される地上デジタル放送信号を、階層を自動的に切り替えて受信する車載用地上デジタル放送受信装置であって、
    選局された前記地上デジタル放送信号の品質を、前記地上デジタル放送信号に対して所定の信号処理を施すことにより検出する信号品質検出手段と、
    前記信号品質検出手段から出力されたトランスポートストリーム信号を、弱階層のトランスポートストリーム信号と、強階層のトランスポートストリーム信号とに分離する分離手段と、
    前記分離手段から出力される弱階層のトランスポートストリーム信号を、映像信号と音声信号とに復号化する弱階層復号化手段と、
    前記分離手段から出力される強階層のトランスポートストリーム信号を、映像信号と音声信号とに復号化する強階層復号化手段と、
    前記弱階層復号化手段から出力される映像信号、前記強階層復号化手段から出力される映像信号をそれぞれ入力して、何れか一方を選択的に出力する映像信号選択出力手段と、
    前記弱階層復号化手段から出力される音声信号、前記強階層復号化手段から出力される音声信号をそれぞれ入力して、何れか一方を選択的に出力する音声信号選択出力手段と、
    前記信号品質検出手段により検出される信号品質に基づき、前記映像信号選択出力手段の選択動作の動作時期と、前記音声信号選択出力手段の選択動作の動作時期とを個別に制御する制御手段と
    を備える車載用地上デジタル放送受信装置。
  2. 請求項1記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記制御手段が、前記信号品質検出手段により検出される信号品質に基づき、前記映像信号選択出力手段の選択動作の動作時期と、前記音声信号選択出力手段の選択動作の動作時期とが異なるように、前記映像信号選択出力手段、前記音声信号選択出力手段を制御するようにした車載用地上デジタル放送受信装置。
  3. 請求項1記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記制御手段が、前記信号品質検出手段からの信号品質検出値に基づき、前記地上デジタル放送信号の受信環境に適した映像信号もしくは音声信号が得られるように、前記映像信号選択出力手段、もしくは前記音声信号選択出力手段を制御するようにした車載用地上デジタル放送受信装置。
  4. 請求項2又は3記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記制御手段による前記映像信号選択出力手段、もしくは前記音声信号選択出力手段の制御は、前記信号品質検出手段からの信号品質検出値の、所定の信号品質閾値以上もしくは以下になった回数が、連続して所定の回数を上回った時に行う車載用地上デジタル放送受信装置。
  5. 請求項4記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記所定の信号品質閾値が少なくとも2つ設定されている車載用地上デジタル放送受信装置。
  6. 請求項4記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記所定の信号品質閾値が少なくとも2つ設定されており、
    前記制御手段による前記映像信号選択出力手段、もしくは前記音声信号選択出力手段の制御は、前記信号品質検出手段からの信号品質検出値の、所定の信号品質閾値以上もしくは以下になった回数が、連続して所定の回数を上回った時に行う車載用地上デジタル放送受信装置。
  7. 請求項6記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記制御手段による前記音声信号選択出力手段の制御は、前記地上デジタル放送信号の受信環境に適した音声信号が得られるように、前記映像信号選択出力手段の制御より優先的に行う車載用地上デジタル放送受信装置。
  8. 請求項3記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記信号品質検出値は、搬送波電力対雑音電力比である車載用地上デジタル放送受信装置。
  9. 請求項3記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記信号品質検出値は、信号電力対雑音電力比である車載用地上デジタル放送受信装置。
  10. 請求項3記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記信号品質検出値は、ビット誤り率である車載用地上デジタル放送受信装置。
  11. 請求項3記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記信号品質検出値は、変調誤差比である車載用地上デジタル放送受信装置。
  12. 請求項1記載の車載用地上デジタル放送受信装置において、
    前記所定の信号処理は、前記地上デジタル放送信号に対して復調処理及び誤り訂正処理を施すことを含む車載用地上デジタル放送受信装置。
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