JP2582747B2 - X字状の脚 - Google Patents

X字状の脚

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JP2582747B2
JP2582747B2 JP6113435A JP11343594A JP2582747B2 JP 2582747 B2 JP2582747 B2 JP 2582747B2 JP 6113435 A JP6113435 A JP 6113435A JP 11343594 A JP11343594 A JP 11343594A JP 2582747 B2 JP2582747 B2 JP 2582747B2
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毅 向達
毅 長谷川
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平坦なシート材等を支
えるX字状の脚に関する。
【0002】
【従来の技術】簡易式の折畳ベッドや椅子等には、X字
状の脚が使用される。この脚は、たとえば、実願昭53
−127112号(実開昭55−43466号)のマイ
クロフィルムに開示される如く、対の短尺中空棒の対向
端部を連結具に固定させ、さらに、長尺中空棒の略中央
部を連結具に枢着させてX字状とさせる構成を有す。格
納時は両棒を平行に近接させる。
【0003】このようなX字の脚は、たとえば、簡易式
の折畳ベッドの縦枠に、その先端を枢着させて利用され
る。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】前述した如き従来例
では、長尺中空棒を連結具への枢着点を中心に対の短尺
中空棒に接近又は該短尺棒から離反する方向に移動させ
ると、連結具の縁が長尺棒をこすったり、ひっかいた
り、ときには、長尺棒の動きを阻止したりする。それ故
に、本発明は、前述した従来技術の不具合を解消させる
ことを解決すべき課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、連結具の側縁を短尺と
長尺棒の側面から側外方へ離間させた構成を採用する。
【0006】より具体的には、本発明は、向い合う端部
を板状の第1の連結具で結合させた対の短尺中空棒と、
該第1の連結具に枢着される長尺中空棒とにより構成さ
れるX字状の脚において、連結具が両棒の側面に接する
中央部分と、一方の棒の他方の棒に対する相対的移動時
に第1の連結具と一方の棒との干渉を阻止する空間部を
連結具の側縁と棒の側面との間に作る側縁部とからなる
ことを特徴とするX字状の脚を提供する。
【0007】好ましくは、両棒の一方の端部に夫々固定
された板状の第2の連結具を備え、該各連結具が、X脚
を取付ける枠部材に回動自在に支持され、かつ各第2の
連結具が棒と枠部材との側面に接する中央部分と、棒の
枠部材に対する相対的移動時に第2の連結具と枠部材と
の干渉を阻止する空間部を第2の連結具の側縁と棒の側
面との間に作る側縁部とからなる。
【0008】
【作用】空間部の存在は、長尺棒の回動時、連結具の側
縁が長尺棒と干渉せず、長尺棒の動きを阻害したり、長
尺棒の側面を傷つけることはない。
【0009】
【実施例】本発明の一例を簡易折畳ベッドに適用した実
施例を以下に説明する。二本の中空の縦枠1、1′をT
字状の連結具2にその対向端を突き合せ状で、かつ、他
端をL字状の連結具5に縦枠側に当接状に位置するよう
に枢着させ、縦枠1、1′を離間させて平行に配す。こ
の対の縦枠に端脚3と中央脚4との先端を前記連結具
5、2を用いて枢着させる。この結果、図2に示す如く
縦枠1、1′は中央脚4に対し矢印A方向に約直角状内
で回動自在にし、又、端脚3が縦枠1、1′に対し矢印
B方向に約270°の角度回動自在となり、コンパクト
に折り畳み自在とさせる。
【0010】各脚3、4は、図3に示すように、二本の
中空短尺棒6、6′の向い合う端部の両側面にS字状の
脚連結具7を固定する。棒6、6′の間であって対の脚
連結具7間に上記中空長尺棒8を通し、この長尺棒8を
脚連結具7の中央に配した支軸の支点9に枢着する。X
字状に組まれた脚3、4の棒8、6′を、矢印C方向に
接近させると、棒8が支点9を中心に回動して、棒8と
棒6、6′とが平行状態となり得る。図3の状態では、
長尺棒8がこの棒8の太さ分位置をずらした棒6、6′
の対向端面に着座し、X字型を維持する。
【0011】図4〜図7に示すように、T字状連結具
2、L字状連結具5およびS字状連結具7は、その周辺
が縦枠1、1′、棒6、6′、8に対して、僅かに離間
した空間部26を有する形状となっている。この空間部
26の存在は、連結具2、5、7の縁が縦枠1、1′や
棒6、6′、8の表面と干渉せず、ベッドの折畳みや組
立を円滑にさせ、縦枠や棒を傷付けない。両縦枠1、
1′にシート材10の両縁を固定する。シート材10の
前後に中空の横枠11を通す袋状部を設ける。
【0012】図8を参照する。合成樹脂製、ダイカスト
製および鍛造製等のコーナブロック12は、90度(角
度)曲った枠の断面形と略同じエルボ状等のもので、そ
の一端には、横枠11の中空部と同形にして且つ中空部
に挿入される突部13を有す。突部13の下面に突片1
4を設け、突部13を横枠11の中空部に挿入した時こ
の突片14が横枠11の穴15に嵌合し、両者の結合を
確実にする。両者の結合を解除する時は、突片14を下
から押して穴15からの突片14の抜けを容易にする。
コーナブロック12の他端には下に開放された溝16が
形成される。溝16は、コーナブロック12の端面17
側と下面側に開放された「 字状部18とその奥の方形
部19とからなり、「 字状部18の水平部は半円状2
0となっている。方形部19は、「 字状部18より上
下横方向に大きい形となっている。縦枠1、1′の端部
に前記コーナブロック12と同材質のキャップコーナブ
ロック21を嵌合させる。キャップコーナブロック21
は、縦枠1、1′の中空部に入る本体22と、該本体2
2の端面から延出する突部23とからなり、突部23は
溝16の嵌る半円柱状等に合致し、突部23の長さは溝
16の「 字状部18の奥行に相当する。突部23にフ
ック部24を設ける。フック部24は、前記半円状で突
部23の半円状より大きく、その厚みは溝16の方形部
19の奥行寸法に対応し、突部23より巾広く作られ
る。キャップコーナブロック21は縦枠1、1′の穴2
5よりビスをねじ込むことで固定する。コーナブロック
12の溝16の「 字状部18をキャップコーナブロッ
クの突部23に、方形部19をフック部24に対向させ
て、コーナブロック12を下ろし、「 字状部18に突
部23を、方形部19にフック部24を嵌合させ、次い
で突部23を半円状20に嵌合させる。この状態では、
フック部24が方形部19に係止されるので、縦枠1、
1′の長手方向への双方のコーナブロックの抜けはない
し、又、突部23と半円状20の嵌合はコーナブロック
の上方への抜けを阻止する。縦枠1、1′と横枠11に
取付けられたコーナブロック12とキャップコーナブロ
ック21を本発明で例示したが、これに限定されない。
即ち、縦枠1、1′にキャップコーナブロック21を取
付け、且つ、横枠11にコーナブロック12を互いに置
換えた配設でもよい。さらに、枠とコーナブロックとの
取付けもその取付けに限定されない止着をされてもよ
い。又、コーナブロック12の方形部19、半円状20
とキャップコーナブロック21の突部23、フック部2
4のこれら形状は実施例に限定されないお互いの嵌込み
係止による結合が可能な形状の多角形、丸形、円状等に
置換えてもよい。
【0013】図3に示す組立使用時から、格納状態にす
るには、左右両縦枠1、1′を若干接近させて、キャッ
プコーナブロック21の突部23をコーナブロック12
の半円状20から溝16側へ移動させ、次いで、横枠1
1とコーナブロック12とを上方へ動かし、フック部2
4と突部23とを溝16から外す。この作業は、角部に
配設する各コーナブロック12を同時にキャップコーナ
ブロック21より外す作業となる。横枠11と縦枠1、
1′との結合関係を解除した後、少くとも一方の角部の
コーナブロック12、21を横枠11より外し、次い
で、シート材10より横枠11を抜き取る。横枠11を
抜き取ったベッドは、図2に示した矢印に従って折り畳
み格納する。使用時には、折り畳み手順とは逆手法で、
ベッドを作り、次いで、横枠11をシート材10の前後
に通し、縦枠1、1′、横枠11の両端にコーナブロッ
ク12、キャップコーナブロック21とを取付ける。次
いで、コーナブロック12の溝16をキャップコーナブ
ロック21の突部23とフック部24の上方に配し、コ
ーナブロック12を下げて、溝16に突部23とフック
部24を係止させて、縦枠、1、1′と横枠11とをコ
ーナブロック12、キャップコーナブロック21を介し
て結合させる。シート材10に人が乗ると、左右の縦枠
1、1′を接近させる方向にシート材10へ張力が作用
する。このため、突部23が半円状20に嵌合し、縦枠
1、1′の動きを阻止すると共に、コーナブロック12
とキャップコーナブロック21の抜け方向の動きを規制
する。
【0014】
【効果】本発明では、枠体に取着した連結具で、折畳み
の不回動とギズ防止ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の脚を取付けた折畳ベッドの平面
図である。
【図2】図1に示すベッドの側面図である。
【図3】脚を示す正面図である。
【図4】連結具を示す部分側面図である。
【図5】別の連結具を示す部分側面図である。
【図6】縦枠と連結具との間の空間部を示す図4のX−
Xよりみた断面図である。
【図7】連結具と両棒との間の空間部を示す図5のX−
Xよりみた断面図である。
【図8】コーナブロックの分解斜視図である。
【符号の説明】
2、5 連結具 6、6′ 短尺中空棒 7 連結具 8 長尺中空棒 9 支点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 向い合う端部を板状の第1の連結具で結
    合させた対の短尺中空棒と、該第1の連結具に枢着され
    る長尺中空棒とにより構成されるX字状の脚において、
    連結具が両棒の側面に接する中央部分と、一方の棒の他
    方の棒に対する相対的移動時に第1の連結具と一方の棒
    との干渉を阻止する空間部を連結具の側縁と棒の側面と
    の間に作る側縁部とからなることを特徴とするX字状の
    脚。
  2. 【請求項2】 両棒の一方の端部に夫々固定された板状
    の第2の連結具を備え、該各連結具が、X脚を取付ける
    枠部材に回動自在に支持され、かつ各第2の連結具が棒
    と枠部材との側面に接する中央部分と、 棒の枠部材に対する相対的移動時に第2の連結具と枠部
    材との干渉を阻止する空間部を第2の連結具の側縁と棒
    の側面との間に作る側縁部とからなることを特徴とする
    請求項1記載のX字状の脚。
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