JP2582251B2 - 自動二輪車の導風装置 - Google Patents

自動二輪車の導風装置

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JP2582251B2
JP2582251B2 JP61291282A JP29128286A JP2582251B2 JP 2582251 B2 JP2582251 B2 JP 2582251B2 JP 61291282 A JP61291282 A JP 61291282A JP 29128286 A JP29128286 A JP 29128286A JP 2582251 B2 JP2582251 B2 JP 2582251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はフロントフォークの後方に燃料タンクを配
置し、燃料タンクの後方にシートを配置し、燃料タンク
の下方に空冷エンジンを搭載した通常の自動二輪車にお
いて、走行風をエンジンに向けて案内する導風装置に関
するものであり、左右両側に配置した導風板の走行風に
よる振動を防止し、その安定性を向上させることができ
るものである。
〔従来の技術〕
通常の自動二輪車においては、フロントフォーク、フ
ロントフェンダの後方位置に空冷エンジンが配置されて
おり、走行風の流れがフロントフォーク、フロントフェ
ンダによって遮られ、空冷エンジンに当たる冷却風量が
不足して、冷却不足を生じることがある。このために、
フロントフォークの車幅方向外側を流れる走行風を取り
込んでこれをエンジンの方へ導き、これによって積極的
に冷却を促進することが公知である。エンジンへ向けて
フロントフォークの外側を流れる走行風を取り込んでこ
れをエンジンの方へ導く、いわゆる導風装置は種々の機
構のものが公知であるが、車体を軽量化し、空気抵抗を
可及的に小さくするためにその導風板は可及的に軽量、
肉薄で、その形状、構造が可及的に単純であることが望
ましい。
そのようなものの一例として、実開昭58-89424号公報
に記載されたものがある。このものはフロントフォーク
の外側を流れる走行風を捕らえ、これを燃料タンクの下
方で前輪の後方に位置するエンジンまで導風板によって
導くものであるから、その導風経路が長く、したがっ
て、導風板の長さも長くならざるを得ない。上記のよう
に導風板は可及的に薄く、軽量であることが望まれ、ま
たこの導風板に作用する風圧は導風板を煽り、かつ激し
く振動させるので、これによって導風板が煽られ、激し
く振動することになる。これを防止するためには導風板
を車体構造材に直接、またはブラケットを介してねじ止
めして多数の点で固定すればよいが、機構の単純化、取
付け、取外し、作業の簡略化という他の面から要請に反
することになるので、実際的ではない。このために導風
板の振動防止、安定確保の観点から導風板の幅を可及的
に狭くしているのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記の問題の解消を目的とするものであり、
そのために燃料タンクによる導風板の支持構造を工夫す
ることをその課題とするものである。
〔課題解決のために講じた手段〕
上記課題解決のために講じた手段は次の(A)と
(B)とを前提として、次の要素(イ)乃至(ハ)によ
って構成されるものである。
(A) 燃料タンクの左右両側面の下部に沿ってそれぞ
れ導風板を配置したこと、 (B) 上記導風板の前側部が車幅方向に張出して風導
入部を形成し、当該風導入部から進行方向後方に延びて
燃料タンクの側面に当接した平坦部を有すること。
(イ) 上記導風板の内側前端部に設けた前側取付片を
車体フレームに取付けたこと、 (ロ) 導風板の後端部に設けた後側取付片を燃料タン
クの両側面後端に取付けたこと、 (ハ) 燃料タンクの側面のほぼ下半分を平坦な支持面
とし、導風板のそれぞれの端部の取付片が上記タンクの
平坦な支持面よりも車体内側にあるようにして該導風板
に予張力を与えることにより、導風板の上記平坦部のほ
ぼ全面を上記支持面に圧接させて、当該支持面によって
支持させたこと。
〔作用〕
左右の導風板は、その内側前端部に設けた前側取付片
を車体フレームに取付けると共に、導風板の後端部に設
けた後側取付片を燃料タンクの両側面後端に取付ける。
このとき、前側部から後方に延びる平坦部が燃料タンク
の側面の支持面に当接し、導風板の前後両端が車体の車
幅方向内方に引っ張られた状態(即ち、導風板に予張力
が与えられた状態)になるので、上記平坦部が弾性的に
撓み、その弾力によって平坦部中央のほぼ全面が燃料タ
ンクの側面の上記支持面に圧接されて支持されることに
なる。
したがって、導風板は、その後端が後側取付片によっ
て燃料タンクの側面後端に取付けられ、その前端が前側
取付片によって車体フレームに取付けられ、中央部が燃
料タンクの広い支持面によってしっかりと支えられる。
また、導風板の平坦部の弾性的な撓みによってこの平坦
部に応力を生じ、予張力を掛けた状態になる。したがっ
て、この予張力と両端の固定とにより、風圧に対する導
風板の抵抗力が大きくなり、導風板が風圧によって煽ら
れ、振動することが防止される。
〔実施例〕
次いで、図面を参照しつつ実施例を説明する。
車体フレーム1の先端に固着されたステアリングヘッ
ドパイプ2にフロントフォーク3が軸支され、このフロ
ントフォーク3に前輪4が懸架されている。ステアリン
グヘッドパイプ2に固着されたメインパイプ5およびダ
ウンチューブ6が後方に延びており、このメインパイプ
5とダウンチューブ6の間の空間に空冷式の内燃機関7
が搭載されている。メインパイプ5とダウンチューブ6
の前側は支持ステー8で連結され、この支持ステー8と
ステアリングヘッドパイプ2、メインパイプ5とダウン
チューブ6で囲まれた部分はこれらに溶接された支持板
9で補強されている。内燃機関7の上方位置には燃料タ
ンク10が配置されており、この燃料タンク10の中央部は
内方にへこみ、このへこみによってメインパイプ5を跨
いでいる。燃料タンク10の後方にはシート11があって、
シートレール12に固定されており、シート11の前側部11
aは燃料タンク10の後部10aに重なってこれを覆ってい
る。
燃料タンク10の側面に導風板13が配置されている。こ
の導風板13は内燃機関7の前側、すなわち進行方向前側
から燃料タンク10の側面に沿ってシート11の前側部11a
まで延びている。導風板13の前側はフロントフォーク3
よりも車幅方向外側へ張出した風導入部Aになってお
り、後側は風導入部Aから後方に延びた平坦部Bになっ
ている。
燃料タンクの側面のほぼ下半分は垂直に平坦な支持面
10bになっており、この支持面10bによって導風板13の上
記平坦部Bを支持する。
導風板13は側板部13aと、側板部の前端に一体乃至は
当該前端に固着された前板部13bとからなる合成樹脂製
の可撓性部材であって、上記前板部に設けた開口部14に
よって走行風の導入口を形成している。
側板部13aの後端部には後側取付片13cがあり、前板部
13b内側端部に前側取付片13dがあり、後側取付片13cを
燃料タンクの側面後端部に突設したフック状の係止部材
15に係止し、前側取付片13dをダウンチューブ6の位置
で支持板9の溶接された係止ピン16にグロメット17を介
して固定することによって、導風板が車体に組み付けら
れる。この取付状態で、前側取付片13dと後側取付片13c
による車体幅方向内方への引張力によって、導風板13の
側板部13aはその中央部が燃料タンク10の側面の上記支
持面10bに圧接して支持されるので、導風板13は両端と
中央との3点で支持される。導風板13はその中央部が燃
料タンク側面の広い支持面10bによって支持され、さら
に上記引張力による予張力を掛けられているので風圧に
よって導風板13を煽る力に対する導風板自体の強度が大
である。したがって、導風板は風圧に対して極めて安定
した状態で車体に取付けられることになる。
前記の風導入部Aの前側は箱型形状であり、この風導
入部を構成する側板部13aの前側は内燃機関7の上方を
囲むように車幅方向外側へフロントフォーク3よりも距
離L1だけ突出し、また進行方向前側には内燃機関7より
も距離L2だけ突出しているので、大量の走行風を前板部
13bの開口部14から内燃機関7上方へ導くことができ
る。
自動二輪車が走行すると、走行風が導風板13の風導入
部Aに形成された開口部14から取り入れられて内燃機関
の上方に導かれると共に、燃料タンク10の側面の支持面
によって支持された側板部13aの平坦部Bによって内燃
機関の周囲に導入されるので、この走行風によって内燃
機関が十分に空冷される。導風板13の風導入部Aはフロ
ントフォーク3よりも車幅方向外側に距離L1だけ突出し
ているので、フロントフォークの外側を流れる走行風も
効率よく取り込まれる。
導風板は両端と中央の3点によって支持され、しか
も、その中央に対する燃料タンクの支持面10bによる支
持面積が広く、さらに導風板には3点支持による予張力
が掛けられるので、その支持が安定し、風圧による煽
り、振動に対する抵抗力が強いことは上記の通りである
が、さらに、燃料タンクの広い支持面に支持された中央
部が広い範囲でニーグリップ(搭乗者の両膝による押
え)されるので、風圧による導風板の煽り、振動は一層
抑制される。
〔発明の効果〕
前記の本発明の課題を解決した発明はまだ公知ではな
い。したがって、この新規な課題を解決して従来技術の
前記問題を完全に解消したことが本発明特有の効果であ
る。
すなわち、左右の導風板の前端をフロントフォークよ
りも車体幅方向に大きく張り出させて走行風をとらえ、
これを燃料タンクの下方に位置する空冷エンジンに導こ
うとするときは、捕らえられる空気流の流量が多いほ
ど、風圧による導風板に対する煽り、振動は大きくな
る。これを防止するためには、導風板の板厚を大きくし
て強度を高めるか、導風板に対する固着点を多くする外
はない。
しかし、本発明は、導風板の前端を車体に取付けると
共に、後端を燃料タンクの側面後端に後側取付片によっ
て取付け、中央部を燃料タンクの側面のほぼ半分を平坦
な支持面とし、この広い支持面によって導風板の側板部
の中央部を支持させ、導風板の両端の取付力によって導
風板の両端を車体幅方向内方に撓ませて導風板に予張力
を与え、また広い支持面に圧接させることによって、走
行風による煽り、振動に対する導風板自身の強度を高
め、また導風板に対する支持力を高めて、走行風による
導風板の煽り、振動を防止することができたものであ
る。
さらに燃料タンクの広い支持面に支持された中央部が
広い範囲でニーグリップされるので、風圧による導風板
の煽り、振動は一層抑制される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した自動二輪車の側面図、第2図
は第1図の正面図、第3図は第1図の要部拡大図、第4
図は第1図の一部を破断した平面図である。 3……フロントフォーク、5……メインパイプ、6……
ダウンチューブ、7……内燃機関、10……燃料タンク、
10b……支持面、11……シート、13……導風板、13a……
側板部、13b……前板部、13c……後側取付片、13d……
前側取付片、14……開口部、15……係止部材、16……係
止ピン、A……風導入部、B……平坦部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンクの左右両側面の下部に沿ってそ
    れぞれ導風板を配置し、上記導風板の前側部が車幅方向
    に張出して風導入部を形成し、当該風導入部から進行方
    向後方に延びて燃料タンクの側面に当接した平坦部を有
    する自動二輪車の導風装置において、 上記導風板の内側前端部に設けた前側取付片を車体フレ
    ームに取付けると共に、導風板の後端部に設けた後側取
    付片を燃料タンクの両側面後端に取付け、 燃料タンクの側面のほぼ下半分を平坦な支持面とし、導
    風板のそれぞれの端部の取付片が上記タンクの平坦な支
    持面よりも車体内側にあるようにして該導風板に予張力
    を与えることにより、導風板の上記平坦部のほぼ全面を
    上記支持面に圧接させて、当該支持面によって支持させ
    た自動二輪車の導風装置。
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