JP2582218Y2 - ブローチ工具調整装置 - Google Patents

ブローチ工具調整装置

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JP2582218Y2
JP2582218Y2 JP7821192U JP7821192U JP2582218Y2 JP 2582218 Y2 JP2582218 Y2 JP 2582218Y2 JP 7821192 U JP7821192 U JP 7821192U JP 7821192 U JP7821192 U JP 7821192U JP 2582218 Y2 JP2582218 Y2 JP 2582218Y2
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JP7821192U
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正則 狭間
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はクランクシャフトやカ
ムシャフトのような剛性の低いワークを加工するブロー
チ工具の調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来内燃機関などに使用されるクランク
シャフトやカムシャフトは、軸方向に複数のジャーナル
を有しており、これらジャーナル部は従来では、マルチ
カッタなどを使用して加工している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしマルチカッタに
よりこれらジャーナル部を加工した場合、加工位置によ
ってワークの剛性が異なることから、同一径のマルチカ
ッタを使用しても、加工部の仕上がり径が異なるなど精
度の高い加工ができない。このため従来では加工後の測
定データを基に工具の刃具を調整して、加工精度の向上
を図っているが、各工具の刃具を調整するのに多く時間
を要すると共に、この間機械は停止しているため、機械
の稼働率が下がって生産性の低下を招ねく不具合があっ
た。この考案は上記不具合を改善するためになされたも
ので、機械に装着する前に予め刃具の調整を可能にした
ブローチ工具の調整装置を提供して、機械の稼働率の向
上を図ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために駆動機構により回転自在な主軸に取付けら
れたディスクに外径方向基準パッドと幅方向基準パッド
が各ジャーナル毎に取付けられたマスタと、調整すべき
刃具が取付けられた工具をそれぞれ着脱自在に取付ける
と共に、上記ディスクの近傍に、該ディスクを上記駆動
機構によりマスタ及び工具を交互に測定する外径方向測
定用ダイヤルゲージと、幅方向測定用ダイヤルゲージを
それぞれ設けたものである。
【0005】
【作 用】上記構成によりマスタを使用して工具の調
整が短時間で精度よく行えるようになる。
【0006】
【実 施 例】この考案の一実施例を図面を参照して詳
述する。図1はブローチ工具調整装置の正面図、図2は
同左側面図、図3は同右側面図、図4は同上面図を示
す。これら図において1は調整装置の本体で、基台1a
を有しており、この基台1aに軸受け2を介して主軸3
が回転自在に支承されている。上記主軸3の一端には扇
状をなすディスク4のカナメ部分が固着されていると共
に、主軸3の他端部は駆動機構5に接続されている。上
記駆動機構5は軸部6aが上記主軸3に接続されたウオ
ームホイール6と、このウオームホイール6に噛合され
たウオーム7より構成されていて、ウオーム7の軸7a
に取付けられたハンドル8を手で回転することにより、
上記主軸3を介してディスク4が正逆回転できるように
なっている。
【0007】また上記ディスク4の外周部には調整する
際基準となるマスタ10と、刃具を調整する工具11が
セグメント単位で着脱自在に取付けられている。上記マ
スタ10は工具11のセグメント11aと同一形状のセ
グメント10aを有していて、加工するワーク12のジ
ャーナルJ〜J毎に2個の外径方向基準パッド10
bと、2個の幅方向基準パッド10cがセグメント10
aの外周方向に間隔を存して取付けられるようになって
いる。なお図では7個のジャーナルJ〜Jにも対
応できるようになっている。これら基準パッド10b,
10cのうち外径方向基準パッド10bは図5の(イ)
に示すようにシムカラー10dにより径方向に調整でき
るようになっており、幅方向基準パッド10cは調整ね
じ10eによりクサビ10fを介して径方向へ移動自在
な基準パッド10cとセグメント10aの間にシム10
gを介在させることにより、幅方向の調整ができるよう
になっている。
【0008】一方基台1aの上部にはゲージ取付け台1
4が設けられている。このゲージ取付け台14のゲージ
取付け部14aは主軸3に取付けられたマスタ10の上
方へオーバハングされていて、このゲージ取付け部14
aに設けられた上下方向へ細長い一対の長孔14bに幅
方向測定用ダイヤルゲージ15が、そして横方向に細長
い長孔14cに外径方向測定用ダイヤルゲージ16が長
孔14b,14cに沿って移動調整自在に取付けられて
いる。
【0009】次に作用を説明すると、クランクシャフト
やカムシャフトなどのワーク18には例えば5個のジャ
ーナルJ1 〜J5 を有していて、これらジャーナルJ1
〜J5 を加工する工具11は図6に示すように円周方向
に例えば6分割されたセグメント11aを有している。
これらセグメンと11aの外周部には、第1セグメント
111 から順に荒仕上げ、中仕上げ、仕上げ用の刃具1
1b,11cが取付けられていて、工具11を矢印A方
向へ回転させることにより、工具11の1回転でワーク
14のジャーナルJ1 〜J5 を仕上げ加工までできるよ
うになっている。そしてこの考案の調整装置は、加工精
度にもっとも影響を及ぼす仕上げ用セグメント116
取付けられた外径加工用刃具11bとR部及び幅加工用
刃具11c(何れも図7参照)について調整を行うもの
で、次にその方法を説明する。
【0010】まず工具11を使用してワーク14の各ジ
ャーナルJ〜Jを同時に加工し、所望の加工精度が
得られるまで、各刃具11b,11cを調整し、所望の
精度が得られたこれを主軸3に固着されたディスク4
に取付け、ハンドル8を回転して各刃具11b,11c
のチップ11d,11eを各ダイヤルゲージ15,16
に接触させ、この状態でダイヤルゲージ15,16を
「0」セットする。次に工具11を取外した後にマスタ
10を取付けて、マスタ10の各基準パッド10b,1
0cが「0」となるように調整し、これを全ジャーナル
〜Jについて行うことによりマスタ10の調整を
完了する。次に新たな工具11を使用してワーク14の
加工を行ったり、磨耗、欠損したチップ11d,11e
(図8参照)を交換した場合は、工具11をディスク4
に取付けた後、マスタ10の各基準パッド10b,10
cにより外径方向測定用ダイヤルゲージ15及びR部及
び幅方向測定用ダイヤルゲージ16を「0」セットす
る。そしてハンドル8を回転して工具11が各ダイヤル
ゲージ15,16に接触する位置へディスク4を回転さ
せ、この状態で各刃具1b,11cのチップ11d,1
1eを調整するもので、全てのジャーナルJ〜J
ついての工具11の調整が完了したら、工具11を機械
に取付けてワーク18の加工を行うものである。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、同一デ
ィスク上に取付けられたマスタを使用して工具の各刃具
が調整できることから、工具の調整が短時間で精度よく
行える。またワークを加工する機械に取付けない状態で
工具の調整が行えることから、予め調整作業を完了して
おくことにより、機械へ取付け後すぐに加工が開始でき
るため機械の稼働率が上って生産性が向上できると共
に、予めマスタのセグメントに多数の基準パッドが取付
けられるようにしておくことにより、ジャーナル数の多
いワークに対しても容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるブローチ工具調整装
置の一部切欠正面図である。
【図2】この考案の一実施例になるブローチ工具調整装
置の一部切欠左側面図である。
【図3】この考案の一実施例になるブローチ工具調整装
置の右側面図である。
【図4】この考案の一実施例になるブローチ工具調整装
置の上面図である。
【図5】(イ)この考案の一実施例になるブローチ工具
調整装置のマスタに設けられた基準ブロックの説明図で
ある。 (ロ)上記(イ)の矢印X方向からの矢視図である。
【図6】この考案の一実施例になるブローチ工具調整装
置により調整する工具の説明図である。
【図7】工具に設けられた刃具の説明図である。
【図8】刃具に設けられたチップの説明図である。
【符号の説明】
3…主軸、4…ディスク、5…駆動機構、10…マス
タ、10b…外径方向基準パッド、10c…軸方向基準
パッド、11…工具、11b,11c…刃具、15…外
径方向測定用ダイヤルゲージ、16…幅方向測定用ダイ
ヤルゲージ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構5により回転自在な主軸3に取
    付けられたディスク4に、外径方向基準パッド10bと
    幅方向基準パッド10cが各ジャーナルJ〜J毎に
    取付けられたマスタ10と、調整すべき刃具11b,1
    1cが取付けられた工具11をそれぞれ着脱自在に取付
    けると共に、上記ディスク4の近傍に、該ディスク4を
    上記駆動機構5により回転させることにより、マスタ1
    0及び工具11を交互に測定する外径方向測定用ダイヤ
    ルゲージ16と、幅方向測定用ダイヤルゲージ15をそ
    れぞれ設けてなるブロー工具調整装置。
JP7821192U 1992-11-13 1992-11-13 ブローチ工具調整装置 Expired - Lifetime JP2582218Y2 (ja)

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JP7821192U JP2582218Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ブローチ工具調整装置

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JP7821192U JP2582218Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ブローチ工具調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH0642019U JPH0642019U (ja) 1994-06-03
JP2582218Y2 true JP2582218Y2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=13655718

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JP7821192U Expired - Lifetime JP2582218Y2 (ja) 1992-11-13 1992-11-13 ブローチ工具調整装置

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