JP2964305B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP2964305B2
JP2964305B2 JP7061514A JP6151495A JP2964305B2 JP 2964305 B2 JP2964305 B2 JP 2964305B2 JP 7061514 A JP7061514 A JP 7061514A JP 6151495 A JP6151495 A JP 6151495A JP 2964305 B2 JP2964305 B2 JP 2964305B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D37/00Broaching machines or broaching devices
    • B23D37/005Broaching machines or broaching devices for cylindrical workpieces, e.g. crankshafts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T409/00Gear cutting, milling, or planing
    • Y10T409/40Broaching
    • Y10T409/404375Broaching with plural cutters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T409/4077Cutter support or guide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T82/00Turning
    • Y10T82/19Lathe for crank or crank pin

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Milling Processes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転対称の工作物を工
作するための工作機械に関し、さらに詳しくは回転ブロ
ーチ削り、旋削/回転ブローチ削りあるいは旋削を行う
ためのツーリング可能な工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばクランク軸及びカム軸のように、
軸方向及び半径方向に相互に変位した回転対称の金属面
を有する構成部材は、工作機械において回転ブローチ削
り、旋削/回転ブローチ削りまたは旋削もしくはこれら
工作方法の個々の工程の混合によって切削加工される。
【0003】ここで回転ブローチ削りとは、高速回転す
る工作物の工作すべき回転面に沿って、円形の輪郭また
はその一部を形成するように湾曲されたブローチ工具を
低速で案内することをいう。この工作の間に、旋削にお
けるように、通常はディスク状あるいはリング状の回転
ブローチ削り工具ユニットを停止させ、その周面領域に
配置された刃のうち唯一の刃のみを回転する工作物に向
かって移動させる混合的な方法は、旋削/回転ブローチ
削りと称されている。
【0004】この工作に使用される機械は構造が旋盤に
似ており、その場合に少なくとも1つ、しかし通常は2
つのそれぞれX及びZ方向に移動可能な刃物台が設けら
れている。
【0005】ここでさらに、2つの異なる機械の種類並
びに対応する加工方法の間の相違を区別しておかなけれ
ばならない。
【0006】まず一方では、各刃物台は通常はディスク
状の回転ブローチ削り工具ユニットを有している。回転
ブローチ削り工具ユニットを回転軸を中心に旋回させる
などして、この回転ブローチ削り工具ユニットをX及び
Z方向に工作物に接するように移動させることにより、
回転ブローチ削り工具ユニットの種々の刃が順次荒削り
及び仕上げ削りのために使用されて、軸受面加工、側面
加工やオイルカラー形成などがなされる。
【0007】この過程において、2つの刃物台のうち、
一方だけしか工作物に使用できないか、両方を同時に使
用できるかは、工具あるいは付設されている支持手段の
安定性次第である。
【0008】さて、乗用車用のクランク軸は通常少なく
とも4つのメイン軸受箇所を有するので、加工時間が比
較的長い。個々の刃が相当すり減ってきても、まだ寿命
に達していなければ、機械の制御を介して該当する刃物
台をXまたはZ方向にさらに移動させることによって、
該当する刃ないしは回転ブローチ削り工具ユニット全体
の寿命が尽きるまで、工具の摩耗を補償することができ
るという有利な点がある。
【0009】次に他方においては、いわゆるセット工具
を用いて工作が行われる。セット工具では、例えば加工
しようとするクランク軸のメイン軸受またはクランクピ
ン軸受の総数と同じ数の回転ブローチ削り工具ユニット
が、軸を共通にして中央の支持体ユニットを介してまと
められ、軸方向及び半径方向に相互に堅固に結合されて
いる。
【0010】このセット工具はその両端面を、2つの刃
物台のそれぞれによって、あるいはセット工具を包囲す
る唯一の刃物台によって収容され、かつ旋回される。
【0011】セット工具を旋回させる等によりセット工
具をX方向に、また場合によってはZ方向に移動させる
ためには、関与する2つの刃物台の対応する動きが同期
していなければならない。この種のセット工具によって
工作をきわめて高速に実施することができる。
【0012】しかしながら、セット工具の刃に生じた摩
耗の補償は、セット工具のすべての回転ブローチ削り工
具ユニットについて、共通にしか実施することができな
い。加えて、工作物が不安定だと、すべての加工箇所に
同時に刃を使用できないことがあった。
【0013】従って、種々の回転ブローチ削り工具ユニ
ット上において、同じ機能を有し、相互に対応する刃
は、同一の角度位置ではなく、相互にずれた角度位置に
配置しなければならない。これにより、常に所望の数の
刃のみを同時に工作物に使用することができる。しか
し、このようにすると、回転ブローチ削り工具ユニット
の使用可能な周面長さが、異なる個々の刃の必要な数に
対応し切れなくなくなってしまうことがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、上述の従来例の高い生産性と、上述の従来例のプロ
セス信頼性を向上させることができる個別の補正手段と
を兼備した工作機械及び工作方法を提供することにあ
る。特に、既存の機械を改装する場合には、刃物台当た
りそれぞれ少なくとも1つの付加的な回転ブローチ削り
工具ユニットを装備することが可能でなければならな
い。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に請求項1に記載の発明は、少なくとも2つの刃物台
(2、2’)を有し、回転ブローチ削り、旋削/回転ブ
ローチ削りあるいは旋削を行うための工作機械におい
て、前記刃物台(2、2’)は、Z方向に沿った旋回軸
を中心に旋回可能ないしは回動可能でZ方向に向けられ
た少なくとも1つの工具取付部をそれぞれ有し、前記工
具取付部はそれぞれ工具取付シャンク(4、4’)を含
み、前記シャンク(4、4’)は自由端を有し、前記シ
ャンク(4、4’)には周面領域に刃(6、26、
6’、26’)を備えた少なくとも2つの回転ブローチ
削り工具ユニット(5、5’、5a、5a’)が軸方向
(Z方向)に距離を空けて支持されており、前記刃物台
(2、2’)は少なくともZ方向及びZ方向と垂直なX
方向に相互に独立して移動可能であり、刃物台(2また
は2’)の相互に対応する刃(6、26または6’、2
6’)の旋回軸(3、3’)に関する角度位置が相互に
変位して配置されており、一方の回転ブローチ削り工具
ユニット(5または5’)の刃(6または6’)が作用
している場合に、同じ刃物台(2または2’)の他方の
回転ブローチ削り工具ユニット(5’または5)の刃で
あって、角度位置に関して隣接する刃(26、6または
26’、6’)は、工作箇所と接触しないように工作機
械を構成した。
【0016】請求項2に記載の発明は、同一の刃物台に
支持される回転ブローチ削り工具ユニット(5、5a)
の刃(6、26または6’、26’)の軸方向の距離が
相互に調節可能であるように請求項1に記載の工作機械
を構成した。
【0017】請求項3に記載の発明は、工作機械には、
X及びZ方向に相互に独立して移動可能な2つの刃物台
(2、2’)が設けられているように請求項1または2
に記載の工作機械を構成した。
【0018】請求項4に記載の発明は、工具取付部がそ
れぞれ他の刃物台(2’、2)方向に向けられているよ
うに請求項1、2または3に記載の工作機械を構成し
た。
【0019】請求項5に記載の発明は、それぞれの回転
ブローチ削り工具ユニット(5、5’、5a、5a’)
の旋回軸(3、3’)からの刃(6、6’、26、2
6’)の半径方向の距離が調節可能であるように請求項
1から4までのいずれか1項に記載の工作機械を構成し
た。
【0020】請求項6に記載の発明は、軸方向の距離
(10)が、少なくとも1つの回転ブローチ削り工具ユ
ニット(5’、5a)の位置を、工具取付シャンク
(4’)に対してZ方向へ変化させることによって調節
可能であるように請求項1から5までのいずれか1項に
記載の工作機械を構成した。
【0021】請求項7に記載の発明は、1つの回転ブロ
ーチ削り工具ユニット(5)がZ方向において工具取付
シャンク(4)と固定結合されており、かつ少なくとも
1つの他の回転ブローチ削り工具ユニット(5a)がZ
方向に固定の回転ブローチ削り工具ユニット(5)にZ
方向に調節可能に配置されているように請求項6に記載
の工作機械を構成した。
【0022】請求項8に記載の発明は、刃(6、26ま
たは6’、26’)の軸方向及び/または半径方向の距
離(10)が、工作機械(1)の運転中、ある刃(6、
26、6’、26’)が作用を外れてから次の刃(6、
26、6’、26’)が作用に入る間に、相互に対し
て、かつ回転ブローチ削り工具ユニット(5、5a)の
回転位置に従って調節可能であるように請求項1から7
までのいずれか1項に記載の工作機械を構成した。
【0023】請求項9に記載の発明は、工作機械(1)
に、工作機械(1)の刃物台(2、2’)またはベッド
(30)に関する刃(6、6’、26、26’)の軸方
向の位置を検出する自動測定装置(12)が設けられて
おり、かつ制御装置(29)が目標値と実測値との差と
して確定された補正値を計算し、自動的に刃(6、2
6)の軸方向の距離(10)の補正を行い、必要ならば
対応する刃物台(2)のZ方向の移動を行うように請求
項1から8までのいずれか1項に記載の工作機械を構成
した。
【0024】請求項10に記載の発明は、工作機械
(1)に、工作機械(1)の刃物台(2、2’)または
ベッド(30)に対する刃(6、6’、26、26’)
の半径方向の位置を測定する自動測定装置(13)が設
けられており、かつ制御装置(29)が目標値と実測値
との差として確定された補正値を計算し、自動的にそれ
ぞれの刃(6、26)のX方向における半径方向の距離
(11)の補正を行うように請求項1から8までのいず
れか1項に記載の工作機械を構成した。
【0025】請求項11に記載の発明は、回転ブローチ
削り工具ユニット(5a、5a’)は、すでに設けられ
ている回転ブローチ削り工具ユニット(5、5’)を有
する刃物台(2、2’)に、刃物台(2、2’)からさ
らに離れた位置に後から装備することが可能であるよう
に請求項1から10までのいずれか1項に記載の工作機
械を構成した。
【0026】請求項12に記載の発明は、後から装備可
能な回転ブローチ削り工具ユニット(5a、5a’)
は、すでに設けられている回転ブローチ削り工具ユニッ
ト(5、5’)またはすでに設けられている工具取付シ
ャンク(4、4’)に、クイック締結装置によって精度
よく固定可能であるように請求項11に記載の工作機械
を構成した。
【0027】
【0028】請求項1に記載の発明は、回転ブローチ
削りユニットは、すでに設けられているすべての刃物台
(2、2’)一般に使用可能であり、工具取付シャンク
(4、4’)に関するいずれの軸方向の位置にも使用可
能であって、かつ相互に交換可能であるように請求項1
から1までのいずれか1項に記載の工作機械を構成し
た。
【0029】請求項1に記載の発明は、工具取付シャ
ンク(4、4’)の自由端部が、該当する刃物台(2、
2’)と堅固に結合されたブリッジ(18)によって支
持されているように請求項1から1までのいずれか1
項に記載の工作機械を構成した。
【0030】請求項1に記載の発明は、工作機械また
は回転ブローチ削り工具ユニット(5、5’)のために
設けられているメモリユニットは、個々の刃(6、
6’)の軸方向及び半径方向それぞれの最新に測定され
た補正値を、それぞれの回転ブローチ削り工具ユニット
(5、5a)が取り外された場合でも、永久的に記憶し
ているように請求項1から1までのいずれか1項に記
載の工作機械を構成した。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【作用】請求項1に記載の発明に係る工作機械によれ
ば、刃物台当り少なくとも2つの軸方向に距離を空けた
回転ブローチ削り工具ユニットを配置することによっ
て、個別の回転ブローチ削り工具ユニットに比較して生
産性が倍になるので、4つのメイン軸受と2つの刃物台
を有するクランク軸の場合にはセット工具と同一の加工
時間を得ることができる。
【0035】さらに、請求項2に記載の発明に係る工作
機械によれば、一方の工具ユニットの刃の軸方向の距離
が他方の工具ユニットの刃に対して調節可能であり、か
つそれが好ましくは機械の駆動の間に自動的に行われれ
ば、グループ内部で工作箇所の軸方向の距離が異なる工
作箇所グループを順次加工することができる。これは、
奇数のメイン軸受箇所を有するクランク軸の場合にしば
しば該当し、メイン軸受箇所No.1はメイン軸受箇所
No.2に対して、メイン軸受箇所No.3がメイン軸
受箇所No.4に対するのとは異なる軸方向距離を有す
ることに基づく。
【0036】しかしながら、タンデム工具、すなわち1
つの刃物台に設けられた2つの回転ブローチ削り工具ユ
ニットを用いれば、1つの作業工程でメイン軸受1プラ
ス2を同時に工作することができ、また次の作業工程で
メイン軸受3プラス4を同時に工作することができる。
【0037】その場合にダウン時間を短縮するために、
2つの回転ブローチ削り工具ユニットの軸方向すなわち
Z方向における相互の調節は、好ましくは自動制御可能
な適当な操作駆動装置等によって行われ、調節ボルトま
たは他の調節部材の手動操作によっては行わない。
【0038】さらに、刃物台の2つの回転ブローチ削り
工具ユニットそれぞれの刃の間の軸方向の距離を変更で
きることを利用して、回転ブローチ削り工具ユニットの
軸方向に作用する刃にすでに発生している摩耗を補償す
ることができる。
【0039】刃物台の種々の回転ブローチ削り工具ユニ
ットの刃の軸方向の距離の変更は、好ましくはそれぞれ
回転ブローチ削り工具ユニット全体の相対距離をZ方向
に変化させることによって行われる。
【0040】そのために、刃物台の一方の回転ブローチ
削り工具ユニットがそれを支持している工具取付シャン
クに対して軸方向に固定されており、かつ他方の回転ブ
ローチ削り工具ユニットが工具取付シャンクに、あるい
は軸方向に固定されている回転ブローチ削り工具ユニッ
トに直接に、軸方向に調節可能に締結されていれば充分
である。
【0041】この調節は、調節ボルト、スペーサディス
クあるいは類似の調節部材によって手動で軸方向に調節
可能にすることもできるが、通常は機械的な、あるいは
油圧または空気圧の駆動装置によるモータ駆動が望まし
い。
【0042】すでに発生している摩耗を補償するために
常に無段階の調節が可能でなければならないが、例えば
いわゆる無秩序な工作物順の場合に必要であるように、
軸方向の距離が異なる工作箇所しか工作できない場合に
は、2つの回転ブローチ削り工具ユニットの予め決定さ
れている所定の軸方向距離(例えば、調節範囲が予め設
けられていれば、2つの終端位置に空気圧で容易に到着
できる)への調節で充分である。
【0043】半径方向に作用する刃の場合のすでに発生
している摩耗の補正は、別に行われる。これは、通常こ
れらの刃は回転ブローチ削り工具ユニットの周面の全
体、少なくとも大部分にわたって延びているからであ
る。
【0044】この目的のためには、工作機械の駆動の間
に、個々の刃ないしは刃を支持している刃カセットを、
それぞれの回転ブローチ削り工具ユニットの旋回軸に関
して半径方向に調節すれば理論的には可能であるが、刃
の数が多いので構造的及び制御技術的に多大なコストを
必要とする。
【0045】従って、刃物台の種々の回転ブローチ削り
工具ユニットの刃をその回転角度位置に関して周面にわ
たって分配すると、より都合がよい。すなわち刃物台当
り唯一の刃、つまり刃物台当り唯一の回転ブローチ削り
工具ユニットのみが常に工作物に作用しており、この刃
物台の残りの回転ブローチ削り工具ユニットの回転角度
に関して先行ないしは後続の刃は工作物とすでに接触
し、またはまだ接触していないようにするのである。
【0046】そのため、必要な個々の刃間の角度間隔
は、回転ブローチ削り工具ユニットの有効直径と工作物
の工作すべき直径による。
【0047】それが決まっている場合、それぞれ現に作
用している唯一の刃について、刃物台全体を、この刃に
すでに発生している摩耗を半径方向に補償する補正値の
分だけX方向に移動させることができる。このようにし
て、刃物台、あるいは刃物台に対して移動可能な対応す
る回転ブローチ削り工具ユニットのみを移動させること
によって(Z方向)、それぞれ個々の刃についての軸方
向の補正も個別に実施することができる。しかしその場
合に、軸方向の補正については回転ブローチ削り工具ユ
ニット全体を軸方向に調節することによって補正が行わ
れるのが好ましい。それによって、同一の刃物台の複数
の刃すなわち同一の刃物台の複数の回転ブローチ削り工
具ユニットを同時に作用しつづけることができるからで
ある。
【0048】なお刃物台当り唯一の刃のみ作用させると
いう条件は、刃全体または刃グループについて維持する
必要はない。
【0049】例えば工作結果が大体において仕上げ削り
の結果ほど正確でなくてもよい荒削りについては、刃物
台の2つないしすべての回転ブローチ削り工具ユニット
を同時に工作物に作用させ、単位時間当り最大可能な在
庫処理を得るようにすれば充分である。
【0050】これとは逆に、上述と同じ刃物台であって
も、作用しているそれぞれ個々の刃について個別の補正
ができるように、仕上げ削り刃の角度位置を互いに変位
して配置することも可能である。
【0051】極端な場合には、刃を交換する毎に新しく
行うべき刃物台ないし1つまたは複数の回転ブローチ削
り工具ユニットのX及び/またはX方向の補正を迅速に
実施できるようにするために、この調節をモータ駆動で
実施するだけでなく、補正値の決定と設定をも自動で実
施することが必要である。
【0052】そのためには、特に仕上げ削り刃につい
て、クランプされた状態で、すなわち工作機械内におい
て、刃の作用する各方向(軸方向または半径方向)につ
いて個々の刃の自動工具測定を行う。その場合に、測定
接触子または他の適当な測定装置を用いて刃の刃物台に
対する相対位置が測定され、検出された目標値に対する
偏差が機械制御によって対応する補正値に換算され、該
当する刃が作用した時にその補正値を用いて刃物台また
はディスクを支持している該当する回転ブローチ削り工
具ユニットが移動される。
【0053】一方、大体においてより低い精度で調節す
ればよい荒削り刃は、従来通り機械の外部で回転ブロー
チ削り工具ユニット上で調節及び固定されて、ダウン時
間ができるだけ短縮されるようにしている。
【0054】同じ理由から、各刃の現在わかっている摩
耗が機械制御装置内に、またはそれぞれの工具に対応す
る移動可能なデータ媒体に格納されて準備されているの
が好ましい。このようにすれば、耐久時間の終了前にそ
れぞれの回転ブローチ削り工具ユニットを取り出して後
で改めて使用する場合に、この回転ブローチ削り工具ユ
ニットの全ての刃の現在の摩耗状態がわかっているの
で、新しく使用する場合にすべての刃を改めて摩耗測定
する必要がない。
【0055】刃物台に設けられた各回転ブローチ削り工
具ユニットについて、かつそれぞれ個々の刃について個
別に半径方向の補正を実施し、かつそれにもかかわらず
刃物台の複数の回転ブローチ削り工具ユニットを同時に
工作物に作用させて生産性を向上させるには、回転ブロ
ーチ削り工具ユニットをそれを支持しているシャンクに
対して、あるいはそれを支持している隣接の他の回転ブ
ローチ削り工具ユニットに対して偏心子または二重偏心
子を用いて半径方向に調節できるようにすれば可能であ
る。
【0056】この場合、偏心子を回動させ、または二重
偏心子の2つの部分を回動させることによって、偏心率
の大きさだけでなくその角度位置も調節されるので、隣
接する回転ブローチ削り工具ユニットの同じ角度位置に
配置された2つの等しい刃が同時に、しかし異なる補正
値をもって工作物に作用することができる。個々の刃の
角度位置についてはここでは触れない。
【0057】刃物台に2つの回転ブローチ削り工具ユニ
ットが設けられている場合には、一方はそれを支持して
いるシャンクに対して半径方向に調節できず、しかし他
方は調節可能である。半径方向に調節できない回転ブロ
ーチ削り工具ユニットの補正工程は刃物台全体の移動に
よって行われ、半径方向に調節可能な回転ブローチ削り
工具ユニットの補正工程は偏心子の調節によって行われ
る。
【0058】偏心子または二重偏心子の代わりに、同一
の結果をもたらす他の構造的な解決方法を使用すること
も可能である。
【0059】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しつつ以
下に説明する。
【0060】図1は、本発明に係る工作機械の原理を説
明する平面図である。ここで、工作すべきクランク軸7
(本実施例においては、そのうちのメイン軸受箇所21
から25が工作される)がテールストック31とスピン
ドルストック32間に挟持され、高速回転駆動される。
【0061】さらに、この工作機械1のベッド30(明
確に図示していない)上には、2つの刃物台2、2’が
それぞれ相互に独立してX方向とZ方向に移動可能に配
置されている。
【0062】各刃物台には、軸方向に間隔を空けて、2
つのほぼディスク状の回転ブローチ削り工具ユニット
5、5aが自由に突出して設けられている。刃物台2、
2’と回転ブローチ削り工具ユニット5、5aと回転ブ
ローチ削り工具ユニット5’、5a’とのそれぞれの間
の必要な軸方向の距離を形成するために、刃物台と工具
ユニットとは工具取付シャンク4、4’を介して相互に
結合されている。
【0063】図1に示す5つのメイン軸受箇所を有する
クランク軸においては、それぞれ安定性次第で同時に、
あるいは例えばまず刃物台2によってメイン軸受箇所2
1と22、そして刃物台2’によってメイン軸受箇所2
4と25のように順次工作が行われる。
【0064】メイン軸受箇所23は次に刃物台2、2’
のいずれかによって工作される。
【0065】しかし工作物との衝突の可能性が考慮され
なければならず、また、例えばメイン軸受箇所21はメ
イン軸受箇所22からの距離が反対側のメイン軸受箇所
23とは異なり、さらにまた工作される軸受箇所の距離
が異なる別のクランク軸も工作できるようにする必要が
あるので、それぞれ同じ刃物台のユニット5、5a及び
5’、5a’の刃6、26のそれぞれの間の軸方向の距
離10及び10’を変更できるようになっている。
【0066】そのため、図の右半分の刃物台2において
は、ディスク状のユニット5はシャンク4を介して刃物
台2に対して軸方向の距離を固定して配置されており、
刃物台2はユニット5を旋回軸3を中心に旋回する形
で、あるいは低速で回転する形で駆動することができ
る。
【0067】第2のユニット5aはシャンク4にではな
く、この刃物台2の第1のユニット5に結合されてお
り、その軸方向の距離は、少なくとも手動で調節ネジ2
8を回すことにより調節することができる。
【0068】刃物台2からユニット5aがあまり長く突
出している場合には、ユニット5aの刃物台2とは反対
側の自由端面側をブリッジ18によって補助的に支持す
ることができる。このブリッジは、工作物の反対側を通
って、刃物台の反対側部分に堅牢な構造で固着されてお
り、軸方向すなわちZ方向に長さ調節可能に構成されて
いる。
【0069】これに対して、左の刃物台2’の場合に
は、刃物台2’に隣接する回転ブローチ削り工具ユニッ
ト5’も離れた方のユニット5a’も、好ましくは連続
する工具固定シャンク4’に固定されている。
【0070】本実施例においては、2つのユニット5’
と5a’間の距離を軸方向に変化させるために、シャン
ク4’は2つの部材で、長さが変更可能に構成されてい
る。好ましくは旋回軸3’の中央に配置された調節駆動
装置20によって長さ変更可能である。調節駆動装置2
0はモータで駆動され、かつ自動的に作動可能であっ
て、その場合に設定値は工作機械の制御ユニットから供
給される。
【0071】同様に個々のユニット5’、5a’につい
ても、工具取付シャンク4の長さを変更することができ
るような長い部品を設けることができ、その場合には突
出している回転ブローチ削り工具ユニット5’、5a’
の自由端面側に取り付けられる。
【0072】重要なのは、付加的な工具ユニット5a、
5a’の固定がきわめて迅速に、好ましくは唯一の中央
のクイック締結装置17によって可能であって、それに
よって装着時間を短く抑えることができることである。
【0073】図1における回転ブローチ削り工具ユニッ
ト5a’の開いた部分図に示すように(視線方向:
Z)、このユニット5の周面領域には個々の刃26
a’、26b’…26z’が取り付けられている。これ
らの刃は直接または刃カセット16を用いてユニットに
調節されて固定されている。ここで、それぞれ個々の刃
の必要な数によっては、回転ブローチ削り工具ユニット
の必ずしも周面全体に刃を設ける必要はない。
【0074】種々の工具ユニット上の個々の刃と種々の
刃物台との配置は、図2にさらに詳細に図示されてい
る。
【0075】さらに、図1の細部拡大図には、刃6、2
6等の位置を測定する測定装置が図示されている。測定
装置は工作機械1のベッド30に、通常は固定的に、ま
たは測定位置へ揺動可能に工作機械1のベッド30に取
り付けられている。測定装置は、軸方向の測定装置12
および/または半径方向の測定装置13によって刃26
の対応する切れ刃を検出することによって、工作機械1
上、すなわち刃物台2上の工具を測定する。
【0076】測定装置12、13が工作機械のベッド3
0の固定位置に配置されている場合には、刃26は刃物
台2によって測定装置12、13と接触するまでXおよ
びZ方向へ移動される(その場合、もちろんこれらの刃
26の旋回軸3に対する回転位置は一定に維持されなけ
ればならない)。
【0077】接触すると、刃物台2の位置座標が求めら
れ、それに基づいて刃26の切り刃の刃物台に対する相
対位置が得られ、これによって工作機械1のベッドに対
する絶対位置が得られる。
【0078】逆に、この目的のために、刃物台2を移動
させて刃26を一定の測定位置、例えばゼロ位置へ移動
させ、かつ測定装置12、13をベッド30に対して対
応する方向へ移動可能なように構成することもできる。
【0079】このようにして刃26の切断端縁の刃物台
2に対するXおよびZ方向それぞれの実際値をきわめて
正確に求めることができる。
【0080】該当する目標値との比較によって制御ユニ
ット29によって補正値が求められる。
【0081】刃物台に対して軸方向について固定した位
置に配置された回転ブローチ削り工具ユニット5の刃6
の軸方向の切り刃が摩耗しており、そのためにZ方向の
補正を行わなければならない場合には、補正は刃物台2
をZ方向へ移動させることによって行われる。
【0082】次に、同じ刃物台の回転ブローチ削り工具
ユニット5aの刃26の軸方向における補正がさらに必
要な場合には、必要な軸方向の距離10ないし10’が
再び得られるまで、このユニット5aは調節ネジ28を
介してユニット5に対してZ方向へ移動される。
【0083】しかしながら、刃物台2の種々の工具ユニ
ット5、5aにおいて実施すべき軸方向の補正は周面の
すべての刃について必ずしも同じ大きさである必要はな
い。各刃6a、6b、6cないし26aなどについてこ
の補正を個別に実施できるようにし、その場合に工作ス
テップに悪影響を与えることがないようにするために、
図2おいてよく示されているように、刃物台2の種々
の回転ブローチ削り工具ユニット5、5aの互いに対応
する刃6aないし26a、6bないし26b等は同一の
角度位置には配置されない。
【0084】図2の上部の展開図から明らかなように、
すべての刃6a、26a、6b、26b等の間に角度間
隔15が維持されており、この角度間隔15は刃物台2
それぞれの多くても1つの刃のみがクランク軸7に作用
できるような大きさである。
【0085】従って、旋削−回転ブローチ削りの間に工
具ユニットが旋回軸3、3’を中心にさらに低速で回転
させる場合には、通常は旋回動作を停止させることな
く、ある刃が作用を外れてから次の刃が作用に入る間
に、軸方向に移動可能に構成された刃物台2、あるいは
対応する回転ブローチ削り工具ユニット5aによって、
Xおよび/またはZ方向における適当な補正移動を行う
ことができる。
【0086】さらに、図2から明らかなように、本実施
例においては刃物台2によってまずメイン軸受箇所21
と22が1つの作業工程で加工され、次にメイン軸受箇
所23と24が同様にまた1つの作業工程で同一の刃物
台2によって加工される。
【0087】この全時間の間に、唯一の回転ブローチ削
り工具ユニット5’のみを有する刃物台2’によって、
明らかに幅広のメイン軸受箇所25が加工される。刃の
幅が等しければ、より多くの刃の数が必要になり、それ
に伴ってより長い加工時間が必要になるからである。
【0088】上述の測定装置12及び13による刃の測
定は、好ましくは、仕上げ工作工程で使用される仕上げ
刃のために推奨される。荒削り刃の位置は10分の1ミ
リメートルの精度で検出できればよいので、すでに発生
している摩耗を補正方法によって補償する必要はない。
【0089】これにより、少なくとも荒削りの場合の時
間をおいて繰り返される測定が省かれ、それによって工
作機械のダウンタイムが減少する。荒削り刃は工作機械
1の外部における別の工具装着場所で回転ブローチ削り
工具ユニット5、5a、5’、5a’に調節して固定す
ることができるからである。
【0090】さらに、主として工具摩耗の理由から、刃
6、26を半径方向に補正できることが望ましい。
【0091】このために個々の刃をそれを支持している
工具ユニット5、5a、5’に対して半径方向に調節す
ることは、構造的にコストがかかりすぎるので、2つの
異なる方法が使用される。
【0092】第1の方法の場合には、刃物台2、2’の
個々の刃間の角度間隔15を維持することによって、刃
物台当りそれぞれ唯一の刃のみが作用できることが担保
されるので、それぞれ次の刃の作用前にまた刃物台2、
2’の移動によってX方向の補正移動を順に行うことが
できる。
【0093】他の方法の場合には、唯一かつ同一の刃物
台2の2つまたは多数の工具ユニット5、5’の刃が同
時に作用する。従って、角度間隔15なしで、互いに対
応する刃6a、26aが同一の外表面線上に、すなわち
同じ角度位置に配置されなければならない。
【0094】Z方向から見た図3に示すように、本実施
例においては刃26を支持しているディスク5a全体を
刃物台2の旋回軸3に関して半径方向に調節することに
よって、刃26を半径方向にも調節することができるよ
うにしている。
【0095】そのために、リング状またはディスク状の
回転ブローチ削り工具ユニット5aは中央の工具固定シ
ャンク4(あるいは軸方向に変位した他のユニット5)
に直接取り付けられるのではなく、その間に同心に配置
された偏心子19を介して取り付けられている。工具ユ
ニット5aとシャンク4間の適当な回動防止手段33に
よって、この両構成部材間の相対的な回動が排除される
ので、半径方向に調節すべき刃26は、常に工具固定シ
ャンク4に関して同一の角度位置に留まる。
【0096】しかし偏心子19を最大180°回動させ
ることによって、回転ブローチ削り工具ユニット5a全
体はシャンク4に対して、そしてそれによって同一の刃
物台の隣接する回転ブローチ削り工具ユニットに対し
て、所定の限界内における相対移動が可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る工作機械に
よれば、刃物台当り少なくとも2つの軸方向に距離を空
けた回転ブローチ削り工具ユニットを配置することによ
って、個別の回転ブローチ削り工具ユニットに比較して
生産性が倍になるので、4つのメイン軸受と2つの刃物
台を有するクランク軸の場合にはセット工具と同一の加
工時間を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工作機械の一実施例の原理を示す
上面図である。
【図2】図1に示した実施例と同じ実施例における2つ
の刃物台の刃の配置を示す展開図である。
【図3】図1に示した実施例と同じ実施例における工具
固定シャンクに対して半径方向に調節できる回転ブロー
チ削り工具ユニットの断面図である。
【符号の説明】
2,2’ 刃物台 4,4’ シャンク 5,5a,5’,5a’ 回転ブローチ削り工具ユニッ
ト 6,26,6’,26’ 刃 7 クランク軸 10,10’ 軸方向の距離 21〜25 メイン軸受箇所
フロントページの続き (72)発明者 クルト ロール ドイツ連邦共和国、ゲッピンゲン ベツ ゲンリート 73035 ロイテベク 4番 地 (72)発明者 ロルフ ザントリウス ドイツ連邦共和国、ウーインゲン ナッ サハミューレ 73066 ゾネンライン 14番地 (72)発明者 マンフレド シュラー ドイツ連邦共和国、ゲッピンゲン ファ ウルンダウ 73035 レヒベルクホイザ ー シュトラーセ 41番地 (72)発明者 ヴォルフ ディートリッヒ フォス ドイツ連邦共和国、ボル 73087 エル レンクルンド 17/1番地 (56)参考文献 特開 昭63−105817(JP,A) 特開 昭63−105816(JP,A) 特開 平5−228725(JP,A) 米国特許4995160(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 37/14 B23D 43/06 B23C 3/06 B23Q 17/22

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの刃物台(2、2’)を
    有し、回転ブローチ削り、旋削/回転ブローチ削りある
    いは旋削を行うための工作機械において、 前記刃物台(2、2’)は、Z方向に沿った旋回軸を中
    心に旋回可能ないしは回動可能でZ方向に向けられた少
    なくとも1つの工具取付部をそれぞれ有し、前記工具取
    付部はそれぞれ工具取付シャンク(4、4’)を含み、
    前記シャンク(4、4’)は自由端を有し、前記シャン
    ク(4、4’)には周面領域に刃(6、26、6’、2
    6’)を備えた少なくとも2つの回転ブローチ削り工具
    ユニット(5、5’、5a、5a’)が軸方向(Z方
    向)に距離を空けて支持されており、前記刃物台(2、
    2’)は少なくともZ方向及びZ方向と垂直なX方向に
    相互に独立して移動可能であり、刃物台(2または2’)の相互に対応する刃(6、26
    または6’、26’)の旋回軸(3、3’)に関する角
    度位置が相互に変位して配置されており、一方の回転ブ
    ローチ削り工具ユニット(5または5’)の刃(6また
    は6’)が作用している場合に、同じ刃物台(2または
    2’)の他方の回転ブローチ削り工具ユニット(5’ま
    たは5)の刃であって、角度位置に関して隣接する刃
    (26、6または26’、6’)は、工作箇所と接触し
    ないことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 同一の刃物台に支持される回転ブローチ
    削り工具ユニット(5、5a)の刃(6、26または
    6’、26’)の軸方向の距離が相互に調節可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 工作機械には、Z方向及びX方向に相互
    に独立して移動可能な2つの刃物台(2、2’)が設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    工作機械。
  4. 【請求項4】 工具取付部がそれぞれ他の刃物台
    (2’、2)方向に向けられていることを特徴とする請
    求項1、2または3に記載の工作機械。
  5. 【請求項5】 それぞれの回転ブローチ削り工具ユニッ
    ト(5、5’、5a、5a’)の旋回軸(3、3’)か
    らの刃(6、6’、26、26’)の半径方向の距離が
    調節可能であることを特徴とする請求項1から4までの
    いずれか1項に記載の工作機械。
  6. 【請求項6】 軸方向の距離(10)が、少なくとも1
    つの回転ブローチ削り工具ユニット(5’、5a)の位
    置を、工具取付シャンク(4’)に対してZ方向へ変化
    させることによって調節可能であることを特徴とする請
    求項1から5までのいずれか1項に記載の工作機械。
  7. 【請求項7】 1つの回転ブローチ削り工具ユニット
    (5)がZ方向において工具取付シャンク(4)と固定
    結合されており、かつ少なくとも1つの他の回転ブロー
    チ削り工具ユニット(5a)がZ方向に固定の回転ブロ
    ーチ削り工具ユニット(5)にZ方向に調節可能に配置
    されていることを特徴とする請求項6に記載の工作機
    械。
  8. 【請求項8】 刃(6、26または6’、26’)の軸
    方向及び/または半径方向の距離(10)が、工作機械
    (1)の運転中、ある刃(6、26、6’、26’)が
    作用を外れてから次の刃(6、26、6’、26’)が
    作用に入る間に、相互に対して、かつ回転ブローチ削り
    工具ユニット(5、5a)の回転位置に従って調節可能
    であることを特徴とする請求項1から7までのいずれか
    1項に記載の工作機械。
  9. 【請求項9】 工作機械(1)に、工作機械(1)の刃
    物台(2、2’)またはベッド(30)に関する刃
    (6、6’、26、26’)の軸方向の位置を検出する
    自動測定装置(12)が設けられており、かつ制御装置
    (29)が目標値と実測値との差として確定された補正
    値を計算し、自動的に刃(6、26)の軸方向の距離
    (10)の補正を行い、必要ならば対応する刃物台
    (2)のZ方向の移動を行うことを特徴とする請求項1
    から8までのいずれか1項に記載の工作機械。
  10. 【請求項10】 工作機械(1)に、工作機械(1)の
    刃物台(2、2’)またはベッド(30)に対する刃
    (6、6’、26、26’)の半径方向の位置を測定す
    る自動測定装置(13)が設けられており、かつ制御装
    置(29)が目標値と実測値との差として確定された補
    正値を計算し、自動的にそれぞれの刃(6、26)のX
    方向における半径方向の距離(11)の補正を行うこと
    を特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載
    の工作機械。
  11. 【請求項11】 回転ブローチ削り工具ユニット(5
    a、5a’)は、すでに設けられている回転ブローチ削
    り工具ユニット(5、5’)を有する刃物台(2、
    2’)に、刃物台(2、2’)からさらに離れた位置に
    後から装備することが可能であることを特徴とする請求
    項1から10までのいずれか1項に記載の工作機械。
  12. 【請求項12】 後から装備可能な回転ブローチ削り工
    具ユニット(5a、5a’)は、すでに設けられている
    回転ブローチ削り工具ユニット(5、5’)またはすで
    に設けられている工具取付シャンク(4、4’)に、ク
    イック締結装置によって精度よく固定可能であることを
    特徴とする請求項11に記載の工作機械。
  13. 【請求項13】 回転ブローチ削りユニットは、すでに
    設けられているすべての刃物台(2、2’)一般に使用
    可能であり、かつ相互に交換可能であることを特徴とす
    る請求項1から1までのいずれか1項に記載の工作機
    械。
  14. 【請求項14】 工具取付シャンク(4、4’)の自由
    端部が、該当する刃物台(2、2’)と堅固に結合され
    たブリッジ(18)によって支持されていることを特徴
    とする請求項1から1までのいずれか1項に記載の工
    作機械。
  15. 【請求項15】 工作機械または回転ブローチ削り工具
    ユニット(5、5’)のために設けられているメモリユ
    ニットは、個々の刃(6、6’)の軸方向及び半径方向
    それぞれの最新に測定された補正値を、それぞれの回転
    ブローチ削り工具ユニット(5、5a)が取り外された
    場合でも、永久的に記憶していることを特徴とする請求
    項1から1までのいずれか1項に記載の工作機械。
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