JPH05228725A - 切刃チップ補正装置 - Google Patents

切刃チップ補正装置

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JPH05228725A
JPH05228725A JP6148792A JP6148792A JPH05228725A JP H05228725 A JPH05228725 A JP H05228725A JP 6148792 A JP6148792 A JP 6148792A JP 6148792 A JP6148792 A JP 6148792A JP H05228725 A JPH05228725 A JP H05228725A
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JP
Japan
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tip
broach
cutting edge
nut runner
turning
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Application number
JP6148792A
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English (en)
Inventor
Seiji Watanabe
政治 渡邉
Yukio Hoshino
幸雄 星野
Shinji Nakano
伸二 中野
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、旋削ブローチにおいて、駆動装置全
体を移動させるスライドユニットなどを使用することな
く、ブローチの外周面から自動的に切刃チップのせり出
し量の補正を可能とし、補正精度を向上並びに調整時間
を短縮した切刃チップ補正装置を提供する。 【構成】旋削ブローチの旋回半径方向に弾性変形可能な
切刃チップ取付部10bを設け、この切刃チップ取付部
10b上に切刃チップ3を取付け、この切刃チップ3の
刃先せり出し量を調整する調整ボルト13と、この調整
ボルトの回転により前記切刃チップ3を旋削ブローチの
旋回半径方向に変位する手段とからなるブローチと、前
記ブローチの割り出し停止位置で前記調整ボルト13の
軸線と同軸線方向に進退移動可能に設置され前記調整ボ
ルト13に係合可能なナットランナ16と、前記切刃チ
ップ3の変位量を検出するチップせり出し量センサ24
と、前記ナットランナ16の回転角センサ23と、前記
チップせり出し量センサ24及び前記回転角センサ23
の検出信号に基づき前記ナットランナ16を制御するコ
ントローラ32を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクシャフトの円
筒部(ピン、ジャーナル)等を旋削するブローチのチッ
プ補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の旋削ブローチは図7及び図8で示
すように、複数の扇形形状をしたセグメントによって構
成されている。このセグメント1の外周面に切刃チップ
3を有するロケータ2を工作物の半径方向に変位可能
に、かつ締付ねじ4によって締め緩め可能に取り付け、
このロケータ2の内周端とセグメント1との間に、セグ
メント1の回転方向に対して直交する軸線方向に進退変
位可能にクサビ5を嵌装し、セグメント1とクサビ5と
にセグメント1の回転方向に対して直交する軸線方向に
調整ねじ6を螺合させ、この調整ねじ6を操作すること
によりクサビ5によってロケータ2を工作物の半径方向
に変位して切刃チップ3のせり出し量を調整する構造で
ある。(例えば特公平2−243216号参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の旋削ブロー
チにおいて、切刃チップ3のせり出し量の調整には、手
作業で締付ねじ4を緩めて調整ねじ6を操作し、切刃チ
ップ3の調整後に締付ねじ4を締め付ける多数の操作を
必要としているため、チップ調整に時間がかかる。ま
た、締付ねじ4並びに調整ねじ6の何れもゼグメント1
の回転方向に対して直交する軸線方向であり、これらは
ブローチの側面から操作する必要がある。従って、クラ
ンクシャフトの各ピン、ジャーナル部を同時に旋削加工
する場合には、同軸上に多数のブローチを加工個所に対
応して並列するが、このような場合には各ブローチ間に
手を差し込んで操作しなければならず作業が困難であ
る。
【0004】また、ブローチを取付けた軸の駆動装置全
体を工作物の半径方向に前後するスライドユニットに設
置し、前進端位置を変えることにより所定の加工寸法を
設定するブローチ盤の場合では、チップのセッチングエ
ラーにより1個所のみ加工径を調整したとき、前進端位
置を変えると正常な加工個所の加工径も変わってしまう
不都合がある。
【0005】本発明の目的は、駆動装置全体を移動させ
るスライドユニットなどを使用することなく、ブローチ
の外周面から自動的に切刃チップを高精度に補正可能と
した切刃チップ補正装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の特徴とする構成は、旋削ブローチの旋回半径方向
に変位可能な切刃チップ取付部と、この切刃チップ取付
部上に取付けられた切刃チップと、この切刃チップの刃
先せり出し量を調整する調整ボルトと、この調整ボルト
の回転により前記切刃チップ取付部を変位させ前記切刃
チップを旋削ブローチの旋回半径方向に変位する手段と
からなるブローチと、前記ブローチの割り出し停止位置
で前記調整ボルトの軸線と同軸線方向に進退移動可能に
設置され前記調整ボルトに係合可能なナットランナと、
前記切刃チップの変位量を検出するチップせり出し量セ
ンサと、前記ナットランナの回転角センサと、前記チッ
プせり出し量センサ及び前記回転角センサの検出信号に
基づき前記ナットランナを制御するコントローラとを備
えたものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、定位置に割り出し停止した
ブローチの外周面に対しナットランナを前進移動して調
整ボルトに係合し、チップせり出し量センサの値に基づ
いてナットランナによって調整ボルトを正転又は逆転さ
せ、この調整量を回転角センサで検出することにより、
切刃チップのせり出し量をブローチの外周面からの操作
により自動的に補正可能とする。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、70は旋削ブローチを構成するセグ
メントである。このセグメント70の構成について図2
及び図3により説明する。セグメント70は図略のセグ
メント支持軸に締付ボルト11により取付けられるセグ
メント取付部10aと切刃チップ取付部10bとによっ
て構成されている。前記切刃チップ取付部10bには、
切刃チップ3を備えたロケータ2が工作物の半径方向に
変位可能に、かつ締付ねじ4によって締め緩め可能に取
り付けられている。このロケータ2の内周端と切刃チッ
プ取付部10bとの間に、旋削ブローチの回転方向に対
して直交する軸線方向に進退変位可能にクサビ5が嵌装
され、切刃チップ取付部10bとクサビ5とに旋削ブロ
ーチの旋回方向に対して直交する軸線方向に調整ねじ6
が螺合されている。
【0009】上記構成では従来と同様に調整ねじ6でク
サビ5を進退変位操作することによりロケータ2を介し
て切刃チップ3のせり出し量の補正が可能であるが、本
発明では、ブローチ70の外周面から切刃チップ3のせ
り出し量の補正を可能にしている。
【0010】その機構の一例としては、図2及び図3で
示すように、切刃チップ取付部10bの板面に切欠12
を形成して切刃チップ取付部10b自体を旋削ブローチ
の旋回半径方向に弾性変形可能とし、この切欠12を形
成した部位のセグメント取付部10aに固定スリーブ1
5aを半径方向に軸線を向けて固設し、この固定スリー
ブ15a内に可動スリーブ15bを半径方向に摺動可能
に嵌装して、その一端を切刃チップ取付部10bに当接
し、この固定スリーブ15aに設けたねじ穴14に螺合
する小ピッチねじ13bと可動スリーブ15bに螺合す
る前記小ピッチねじ13bよりピッチの大きい大ピッチ
ねじ13aとの差動ねじを備えた調整ボルト13を旋削
ブローチの旋回半径方向と同軸線方向で軸線方向は拘束
され回転のみ許容して挿通し、この調整ボルト13の頭
部をセグメント70の外周面に露呈した構造である。
【0011】従って、前記調整ボルト13をセグメント
70の外周面から正転又は逆転することにより、固定ス
リーブ15aに対して可動スリーブ15bが切刃チップ
取付部10bの半径方向に伸縮移動し、伸び移動では切
欠12により切刃チップ取付部10bは外径方向に変形
してチップ3をせり出し、また、収縮移動ではセグメン
ト1の弾性復元力により内周方向に弾性変形して切刃チ
ップ3を引き込み調整する。
【0012】上記構成のセグメント70は図4及び図5
で示すように、ワーク回転主軸台36を有するブローチ
盤25のブローチ回転支持軸38に工作物Wの加工個所
に応じて単体若しくは複数個並列して支持される。
【0013】図1において、16は前記ブローチ盤35
に支持されたブローチ70のチップ3を自動的に補正す
るナットランナである。このナットランナ16はサーボ
モータ21並びに減速器22によって正逆回転する回転
軸17と、この回転軸17の先端に設けたガイドスリー
ブ18によって回転軸17の軸線方向に進退移動可能に
案内され、かつスプリング20によって常に前進方向に
押圧付勢されたソケツト19と、前記回転軸17の回転
角を検出するロータリエンコーダ23と、セグメント7
0の切刃チップ3に接触する検出子25の変位量を測定
し、ブラケット26を介して取付けられたチップせり出
し量検出センサ24とから構成されている。前記ソケッ
ト19は調整ボルト13の頭部に係合するものである。
【0014】前記ナットランナ16は、固定の支持部材
27に形成したガイドレール28にガイド29を介して
前記ブローチ盤35に支持されたセグメント70の外周
面に対して進退作動用シリンダ30によって進退移動可
能に支持されている。前記支持部材27にはナットラン
ナ16の後退端検出用リミットスイッチ31aと前進端
検出用リミットスイッチ31bとが配設されている。
【0015】32はチップ補正装置のコントローラであ
り、中央処理装置32a、この中央処理装置32aに接
続されたチップ補正プログラムを記憶するメモリ32b
及び前記チップせり出し量検出センサ24のコントロー
ラ32cとから構成されている。また、中央処理装置3
2aにはブローチ盤制御装置33とオートローダ制御装
置34とが接続されている。
【0016】前記オートローダ制御装置34は図4及び
図5で示すように、ブローチ盤35のワーク回転主軸台
36に対してワークWを2つのチャック80a、80b
で自動的に搬入出するオートローダ37を制御するもの
である。このオートローダ37はブローチ盤35の上方
で主軸並びにこれと平行するブローチ回転支持軸38の
軸線と平行な方向で延在するガイドレール40に走行用
モータ41によってシフトする移動体39に設けられて
いる。
【0017】そこで、前記オートローダ37を備えたブ
ローチ盤35にあっては、前記ナットランナ16を前記
移動体39にオートローダ37と共に並設することが望
ましい。
【0018】次に本発明の動作を図6のフローチャート
に沿って説明する。補正を必要とするチップ3が存在す
るセグメント1を後退端に位置しているナットランナ1
6と対応するようセグメント70を回転割り出しする。
そして、ブローチ盤35からの補正指令(ステップ5
0)によってオートローダ37の移動体39によりナッ
トランナ16を所定のブローチ70の位置に移動し、こ
の移動完了を指令(ステップ51)する。また、ブロー
チが正しくセットされているか否かのブローチ盤の位相
状態を確認(ステップ52)する。
【0019】前記ブローチ盤の位相状態が正しい場合は
ナットランナ16が前進移動(ステップ53)する。こ
のナットランナ16の前進移動端を前進端検出用リミッ
トスイッチ31bによって確認する。前記ナットランナ
16の前進端でナットランナ16のソケット19がスプ
リング20によって軸線方向にフローティングして調整
ボルト13に係合し、また、チップせり出し量検出セン
サ24の検出子25がチップ3に接触して補正量を検出
(ステップ54)する。
【0020】次いでナットランナ16のサーボモータ2
1が作動して回転軸17をチップ補正量相当の回転角で
正転又は逆転(ステップ55)する。この回転軸17が
チップ補正量だけ回転したか否かをロータリエンコーダ
23によって検出(ステップ56)し、チップせり出し
量検出センサ24によりチップを確認(ステップ57)
して所望の量だけ補正されたか否かを検出(ステップ5
8)する。
【0021】チップ3が所望量補正されていればナット
ランナ16は後退移動(ステップ59)してナットラン
ナ16の後退端で後退端検出用リミットスイッチ31a
により確認し、補正終了信号を出力(ステップ60)し
て補正動作サイクルを完了する。
【0022】図例のようにセグメント70を複数個並列
している場合には、移動体39を移動してナットランナ
16を補正を要する所定のセグメント70の位置にシフ
トさせ前記の補正動作サイクルを繰り返し行う。また、
旋削ブローチをブローチ盤35に対して交換する場合に
は、旋削ブローチを吊り上げるため、移動体39を移動
してナットランナ16を旋削ブローチと干渉しない位置
に退避する。
【0023】本発明は、切刃チップ3のセッチングエラ
ーを補正することが可能である。これは、セグメント7
0の取り付け座面の弾性変形しない部分を基準面とし、
切刃チップ3の刃先までの寸法をチップせり出し量検出
センサ24で測定し、設定したセッチング寸法との差を
補正することによって得られる。これにより、旋削ブロ
ーチを取付けた軸の駆動装置全体を工作物の半径方向に
前後するスライドユニット方式において、加工前に切刃
チップ3のセッチングエラーを除去することができる。
【0024】また、切刃チップ3の補正は、前記ナット
ランナ16による旋削ブローチの外周面からの自動補正
操作の他に、従来と同様にクサビ5によるブローチ側面
からの手操作も可能である。
【0025】上記の実施例では、ナットランナ16をオ
ートローダ37と並設した構成で説明したが、オートロ
ーダ37とは別個の独立した構成でも良い。また、上記
の実施例では、複数に分割したセグメント70が並列さ
れているため、切刃チップ3の調整をセグメント70の
半径方向から行うようにした方が都合が良いので、ナッ
トランナ16をセグメント70の半径方向に移動する構
成としているが、本発明はドーナツ状の単体の旋削ブロ
ーチにおいても適用が可能であり、この場合は、旋削ブ
ローチの軸線方向からでも調整が可能であるため、ナッ
トランナ16を旋削ブローチの軸線方向から接近させる
構成としても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によると、旋削ブロ
ーチの旋回半径方向に変位可能な切刃チップ取付部と、
この切刃チップ取付部上に取付けられた切刃チップと、
この切刃チップの刃先せり出し量を調整する調整ボルト
と、この調整ボルトの回転により前記切刃チップ取付部
を変位させ前記切刃チップを旋削ブローチの旋回半径方
向に変位する手段とからなるブローチと、前記ブローチ
の割り出し停止位置で前記調整ボルトの軸線と同軸線方
向に進退移動可能に設置され前記調整ボルトに係合可能
なナットランナと、前記切刃チップの変位量を検出する
チップせり出し量センサと、前記ナットランナの回転角
センサと、前記チップせり出し量センサ及び前記回転角
センサの検出信号に基づき前記ナットランナを制御する
コントローラとを備えた構成であるから、旋削ブローチ
の外周面から自動的に切刃チップのせり出し量の補正を
可能とし、調整ボルトで調整するだけで切刃チップの補
正位置がロックされるため、従来のように作業者による
ロケータの締付ねじの締め緩めを不要とし調整時間が短
縮できる。
【0027】また、前記ナットランナの進退移動端検出
センサと、前記チップの変位量を検出するチップせり出
し量センサと、前記ナットランナの回転角センサと、こ
れらの各センサの検出信号に基づきナットランナを制御
するコントローラとを備えた構成により、切刃チップの
自動補正精度を向上すると共に、加工前に切刃チップの
セッチングエラーの測定を可能とし、セッチングエラー
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部断面側面図
【図2】本発明の旋削ブローチ部の一実施例を示す要部
断面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】本発明をオートローダに並設した例を示す側面
【図5】図4のB矢視図
【図6】本発明の動作のフローチャート
【図7】従来のブローチの一部側面図
【図8】図6のC−C線断面図
【符号の説明】
2 ロケータ 3 切刃チップ 10a セグメント取付部 10b 切刃チップ取付部 13 調整ボルト 16 ナットランナ 23 ロータリエンコーダ 24 チップせり出し量センサ 32 コントローラ 70 セグメント
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の特徴とする構成は、旋削ブローチに配列された複
数の切刃チップの並び方向と直交する方向に弾性変形可
能な調整用切刃チップ取付部と、この調整用切刃チップ
取付部上に取付けられた調整用切刃チップと、この調整
切刃チップの刃先せり出し量を調整する調整ボルト
と、この調整ボルトの回転により前記調整用切刃チップ
取付部を変位させ前記調整用切刃チップを前記切刃チッ
プの並び方向と直交する方向に変位する手段とからなる
ブローチと、前記ブローチの割り出し停止位置で前記調
整ボルトの軸線と同軸線方向に進退移動可能に設置され
前記調整ボルトに係合可能なナットランナと、前記切刃
チップの変位量を検出するチップせり出し量センサと、
前記ナットランナの回転角センサと、前記チップせり出
し量センサ及び前記回転角センサの検出信号に基づき前
記ナットランナを制御するコントローラとを備えたもの
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】上記の構成により、定位置に割り出し停止した
ブローチの外周面に対しナットランナを前進移動して調
整ボルトに係合し、チップせり出し量センサの値に基づ
いてナットランナによって調整ボルトを正転又は逆転さ
せ、この調整量を回転角センサで検出することにより、
調整用切刃チップのせり出し量をブローチの切刃チップ
の並び方向と直交する方向からの操作により自動的に補
正可能とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、70は旋削ブローチを構成するセグ
メントである。このセグメント70の構成について図2
及び図3により説明する。セグメント70は図略のセグ
メント支持軸に締付ボルト11により取付けられるセグ
メント取付部10aと切刃チップ取付部10b(調整用
切刃チップ取付部)とによって構成されている。前記切
刃チップ取付部10bには、切刃チップ3(調整用切刃
チップ)を備えたロケータ2が工作物の半径方向に変位
可能に、かつ締付ねじ4によって締め緩め可能に取り付
けられている。このロケータ2の内周端と切刃チップ取
付部10bとの間に、旋削ブローチの回転方向に対して
直交する軸線方向に進退変位可能にクサビ5が嵌装さ
れ、切刃チップ取付部10bとクサビ5とに旋削ブロー
チの旋回方向に対して直交する軸線方向に調整ねじ6が
螺合されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によると、旋削ブロ
ーチに配列された複数の切刃チップの並び方向と直交す
る方向に弾性変形可能な調整用切刃チップ取付部と、こ
調整用切刃チップ取付部上に取付けられた調整用切刃
チップと、この調整用切刃チップの刃先せり出し量を調
整する調整ボルトと、この調整ボルトの回転により前記
調整用切刃チップ取付部を変位させ前記調整用切刃チッ
プを前記切刃チップの並び方向と直交する方向に変位す
る手段とからなるブローチと、前記ブローチの割り出し
停止位置で前記調整ボルトの軸線と同軸線方向に進退移
動可能に設置され前記調整ボルトに係合可能なナットラ
ンナと、前記切刃チップの変位量を検出するチップせり
出し量センサと、前記ナットランナの回転角センサと、
前記チップせり出し量センサ及び前記回転角センサの検
出信号に基づき前記ナットランナを制御するコントロー
ラとを備えた構成であるから、旋削ブローチの切刃チッ
プの並び方向と直交する方向から自動的に調整用切刃チ
ップのせり出し量の補正を可能とし、調整ボルトで調整
するだけで調整用切刃チップの補正位置がロックされる
ため、従来のように作業者によるロケータの締付ねじの
締め緩めを不要とし調整時間が短縮できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋削ブローチの旋回半径方向に変位可能
    な切刃チップ取付部と、この切刃チップ取付部上に取付
    けられた切刃チップと、この切刃チップの刃先せり出し
    量を調整する調整ボルトと、この調整ボルトの回転によ
    り前記切刃チップ取付部を変位させ前記切刃チップを旋
    削ブローチの旋回半径方向に変位する手段とからなるブ
    ローチと、前記ブローチの割り出し停止位置で前記調整
    ボルトの軸線と同軸線方向に進退移動可能に設置され前
    記調整ボルトに係合可能なナットランナと、前記切刃チ
    ップの変位量を検出するチップせり出し量センサと、前
    記ナットランナの回転角センサと、前記チップせり出し
    量センサ及び前記回転角センサの検出信号に基づき前記
    ナットランナを制御するコントローラとを備えたことを
    特徴とする切刃チップ補正装置。
JP6148792A 1992-02-17 1992-02-17 切刃チップ補正装置 Pending JPH05228725A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276316A (ja) * 1994-02-25 1996-10-22 Boehringer Werkzeugmas Gmbh 工作機械及び工作方法
CN113021260A (zh) * 2021-03-18 2021-06-25 上汽大众汽车有限公司 一种车车拉刀块拆除螺栓的装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08276316A (ja) * 1994-02-25 1996-10-22 Boehringer Werkzeugmas Gmbh 工作機械及び工作方法
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