JP2582208B2 - ルーパー - Google Patents

ルーパー

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JP2582208B2
JP2582208B2 JP4221433A JP22143392A JP2582208B2 JP 2582208 B2 JP2582208 B2 JP 2582208B2 JP 4221433 A JP4221433 A JP 4221433A JP 22143392 A JP22143392 A JP 22143392A JP 2582208 B2 JP2582208 B2 JP 2582208B2
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功 今井
則男 清野
裕二 三田井
賢一 安田
智明 森
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延材の張力制御を行
うためのルーパー張力計を有するルーパーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】連続熱間圧延機の仕上げラインにおける
ロールスタンド間の圧延材(ストリップ)の張力を制御
するための装置として、ルーパーのロールに荷重計を設
けたもの(例えば特公昭58−26542号公報)が知
られている。しかしながらこのような荷重検出装置は、
ルーパーロールと荷重計との位置関係を測定可能な状態
に維持するための板バネなどが必要であるので、それら
の部材の熱変形の影響で検出値の精度が低下するおそれ
があった。このような事態を防ぐために、ルーパーロー
ルをレバーアーム及びトーションバーにより支持して、
トーションバーのねじり荷重を測定することにより、圧
延材の張力を検出する構成が提案されている。
【0003】図3に示すように、従来この種のルーパー
張力計は、ルーパーロール1の軸箱2をレバーアーム3
及びトーションバー4を介して支持体5に取り付け、ル
ーパーロール1に加えられる力をレバーアーム3による
トーションバー4の軸心回りの揺動に変換するようにな
っている。そしてトーションバー4のねじり荷重をゲー
ジ6により測定し、この測定値をアンプ7にて増幅して
コントローラ8に入力させ、圧延材9の張力Tを検出す
ると共にその制御を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでルーパーロー
ル1に加えられる力(張力Tの下方への分力t)は、通
常の移送時にはそれ程大きくないが、圧延材9が、上方
に大きく弛んでから水平な状態に戻るときなど、ルーパ
ーロール1に激突するような場合は、このルーパーロー
ル1には大きな力(オーバーロード)がかかる。すなわ
ちルーパーロール1の過度な揺動により、ロードセルと
してのトーションバー4が破壊してしまうという問題が
あった。
【0005】このような衝撃力は実際の制御に係わる張
力Tとは無関係であり、計測する必要がないが、大きな
力に耐えるようなトーションバー4にすると、感度が著
しく低下し、検出精度が悪化してしまう。
【0006】そこで本発明は、上記事情に鑑み、ルーパ
ーロールへの過大な力による破損を防止でき、しかも張
力検出精度を悪化させることがないルーパーを提供すべ
く創案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ルーパーロー
ルをレバーアーム及びトーションバーにより揺動可能に
支持して、ルーパーロールに加わる力をトーションバー
へのねじり荷重を測定することにより検出するルーパー
において、トーションバーを支持する支持体に、揺動部
分から所定の間隔を隔てて位置された揺動制限部材を設
けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、揺動制限部材は、ルーパー
ロールに大きな衝撃力等が加わってトーションバーの軸
回りに所定量以上に揺動したときに、その軸箱等に当接
することでトーションバーが過度に変形することを阻
む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1及び図2は、本発明に係わるルーパー
の一実施例を示したものである。このルーパーは、従来
同様に、ルーパーロール11をレバーアーム12及びト
ーションバー13により揺動可能に支持して、ルーパー
ロール11に加わる力をトーションバー13へのねじり
荷重を測定することにより検出するようになっており、
トーションバー13を支持する支持体14に、本発明の
特長となる揺動制限部材15が設けられて構成されてい
る。
【0011】レバーアーム12は、一端がルーパーロー
ル11の軸端16を回転自在に支持する軸箱17に取り
付けられ、他端がトーションバー13の一方の軸端部に
取り付けられている。トーションバー13は中央部が若
干括れた形状で成り、通常の圧延材移送の張力の範囲
で、適宜なねじれ変形が生ずる程度の強度を以て形成さ
れている。またトーションバー13の他方の軸端部は、
圧延材9と略並行に設けられている支持体14の側面部
に取り付けられている。さらにトーションバー13の中
央部付近の表面には、そのねじり変形を計測するための
歪みゲージ(図示せず)が張り付けられている。
【0012】そして揺動制限部材15は、圧延材9から
の衝撃力を受けたときにルーパーロール11及び軸箱1
7を適宜支持できるような剛性を有して成形され、支持
体14のルーパーロール11側の端部に一体的に取り付
けられていると共に、揺動部分である軸箱17の下方に
延出されている。この延出端の上面には当接面18が形
成されており、軸箱17の下面部19と所定の間隔Sを
以て隔てられている。この間隔Sとしては、軸箱17が
揺動制限部材15に当接した状態でトーションバー13
が塑性変形に至らない弾性変形領域内となるように、例
えば1mm 以下に設定されている。またこの当接状態にあ
っては、圧延機(図示せず)の運転制御に係わる張力T
の測定範囲外となるように形成されている。
【0013】この他支持体14には、ルーパーロール1
1の側と反対側にシャフト20が取り付けられ、フレー
ム21に軸受ブラケット22を介して回動自在に支持さ
れている。そしてモーター23によりシャフト20が適
宜回動されることにより、圧延材9に対するルーパーと
しての機能を果たすようになっている。
【0014】次に本実施例の作用を説明する。
【0015】通常の圧延材9移送の際には、ルーパーロ
ール11に加えられる力により軸箱17及びレバーアー
ム12がトーションバー13の軸回りに揺動し、トーシ
ョンバー13のねじり変形を歪みゲージが測定すること
で圧延材9の張力Tが検出され、圧延材9の速度制御が
行われる。そして圧延材9からの大きな衝撃力が加わっ
たときは、ルーパーロール11は下方へ強く押される
が、その下側で揺動制限部材15が軸箱17に当接する
ことにより過度な揺動が阻まれ、トーションバー13が
測定範囲以上に変形することが防止される。
【0016】このように、支持体14に軸箱17の下方
に所定間隔Sを以て揺動制限部材15を取り付けたの
で、過大な衝撃力によりルーパーロール11が揺動して
トーションバー13及び歪みゲージが破損するのを防ぐ
ことができる。すなわち、トーションバー13の剛性を
過度に高める必要がなく、張力測定範囲に最適な高感度
のロードセルとして形成することができる。
【0017】また揺動制限部材15の当接面18の高さ
(厚み)を変えることで、軸箱17との間隔Sを調節で
き、圧延材9の張力T範囲等に応じて、トーションバー
の変形制限を容易に変更することができる。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0019】トーションバーを支持する支持体に、揺動
部分から所定の間隔を隔てて位置された揺動制限部材を
設けたので、トーションバーの破損を防止でき、しかも
張力検出精度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるルーパーの一実施例を示した側
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来のルーパー張力計を示した斜視図である。
【符号の説明】
11 ルーパーロール 12 レバーアーム 13 トーションバー 14 支持体 15 揺動制限部材 17 軸箱(揺動部分) S 所定の間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田井 裕二 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (72)発明者 安田 賢一 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (72)発明者 森 智明 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社 本社内 (56)参考文献 実開 昭55−66003(JP,U) 実公 昭61−23777(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーパーロールをレバーアーム及びトー
    ションバーにより揺動可能に支持して、上記ルーパーロ
    ールに加わる力を上記トーションバーへのねじり荷重を
    測定することにより検出するルーパーにおいて、上記ト
    ーションバーを支持する支持体に、揺動部分から所定の
    間隔を隔てて位置された揺動制限部材を設けたことを特
    徴とするルーパー。
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JP5454096B2 (ja) * 2009-11-19 2014-03-26 新日鐵住金株式会社 ルーパの調整方法及びルーパの点検方法、並びに、熱延鋼板の製造装置

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