JP3227108B2 - 連続鋳造機におけるロール回転異常検出装置 - Google Patents

連続鋳造機におけるロール回転異常検出装置

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JP3227108B2 JP13199097A JP13199097A JP3227108B2 JP 3227108 B2 JP3227108 B2 JP 3227108B2 JP 13199097 A JP13199097 A JP 13199097A JP 13199097 A JP13199097 A JP 13199097A JP 3227108 B2 JP3227108 B2 JP 3227108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続鋳造機にお
けるロール回転異常検出装置に関し、特に鋳型下方のロ
ーラエプロン帯における非駆動ロールの回転不良を迅速
かつ簡便に検出することによって、連続鋳造設備のロー
ル保全を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造に際し、連鋳機のロール間隔設
定、ロール設置位置、スプレー状況およびロール回転等
に不具合が生じた場合には、鋳片不良が発生する。従っ
て、鋳造前に各種センサーを内蔵したダミーバーをロー
ラエプロン内で走行させることによって、それらをチェ
ックしている。
【0003】この内、特にロールの回転不良について
は、ロールを一本づつチェックする必要があることか
ら、長時間を要し、作業性の低下を招いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題を有利に解決するもので、迅速かつ簡便にロールの回
転異常を検出することができる連続鋳造機におけるロー
ル回転異常検出装置を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】連続鋳造機の非駆動ロー
ルは、必ず上下で対をなす構造になっており、またこれ
らのロール対が同時に回転不良となることはほとんどな
い。とすれば、ロール対のうち一方のロールが回転不良
となった場合に、上下のロール間で発生する摩擦力の差
を利用することによって、ロールの回転不良が検出でき
るものと考えられる。
【0006】そこで、発明者らは、上記の考えに立脚し
て、上下のロール間で発生する摩擦力の差を利用してロ
ールの回転異常を検出すべく、鋭意研究を重ねた結果、
この発明を完成させるに至ったのである。
【0007】すなわち、この発明は、連続鋳造機の鋳型
下方のローラエプロン帯における非駆動ロールの回転不
良を検出する装置であって、回転自在に設置された1個
または2個以上のスプロケットと、該スプロケットの周
りに緊密に装着され、その外周面がローラエプロン帯の
上下一対の非駆動ロールと密接するベルトをそなえ、該
スプロケットの少なくとも一つに対し、その一方のロー
ル端面から一定の押圧力を加えるトルクリミッタを設置
すると共に、他のロール端面側には、スプロケットの回
転を検知する回転検知器を配置し、回転不良時における
上下ロール対のロール接触物間の摩擦反力差を利用して
非駆動ロールの回転不良を検出することを特徴とする連
続鋳造機におけるロール回転異常検出装置である。
【0008】この発明においては、上記機構をダミーバ
ー内に内装することが特に好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、連続鋳造機の鋳型下方に
おけるローラエプロン帯を模式で示し、図中番号1は連
鋳機の鋳型、2は連鋳スラブ、そして3a,3b が上下で
対をなす非駆動ロールであり、4は駆動ロールである。
また図2(a), (b)には、この発明に従うロール回転異常
検出装置を模式で示す。図中番号5がスプロケットであ
り、この例では前後に2個配置されている。6はこれら
のスプロケット5,5の周りに緊密に装着されたベル
ト、7はスプロケット5の一方のロール端面に設置され
たトルクリミッタ、8は該スプロケット5の他方のロー
ル端面側に配置された回転検知器である。さらに、図3
には、この発明に従うロール回転異常検出装置をダミー
バー内に内装した場合を示す。
【0010】さて、図2,3に示したとおり、スプロケ
ット5,5の周囲にはベルト6が緊密に装着され、また
このベルト6は、その外周面がダミーバーの上下面から
突出して、ローラエプロン帯の非駆動ロール対3a,3b
に密接する仕組みになっている。従って、非駆動ロール
対3a,3b に回転異常がない正常時には、両ロールとも
スムーズに回転するので、上下ロール3a,3b からの摩
擦反力は同等となりスプロケット5はほとんど回転しな
い。しかしながら、どちらかのロールが不転状態の場合
には、当該ロールの反力が大きくなるため、上下のバラ
ンスがくずれ、スプロケット5が回転するので、この回
転を回転検知器8で検知すれば、ロールの回転異常を極
めて簡単に検出することができるのである。
【0011】ここに、スプロケット5,5間をつなぎ、
実際に非駆動ロール対3a,3b と接触するベルト6は、
ゴム製とするのが好ましい。というのは、もともと回転
し難いロールを回すには、相当なトルクが必要であり、
ロールとベルト間の摩擦係数を高めるには、ゴムが有利
だからである。また、ロールギャップは、ローラエプロ
ンの上流から下流にかけて、数mm程度狭まっていくが、
かような間隔変動をゴムの弾性で吸収できる点からもゴ
ム製が好ましい。
【0012】さらに、スプロケット5の少なくとも一つ
には、その一方の端面側に回転検知器8を設置すると共
に、他の端面には、軸方向に一定の押圧力を加えるトル
クリミッタ7を配置する。というのは、上下ロール3a,
3b 間でロール回転抵抗は幾分異なるだけでなく、ダミ
ーバー自体の自重により接触荷重も異なるので、これら
の外乱による低いトルク差によっては、安易にスプロケ
ット5が回転しないようにするためである。
【0013】図4に、スプロケットの配置に関する種々
のバリエーションを示す。図4(a) は、スプロケットが
1本の場合、同図(b), (c)は3本の場合、同図(d), (e)
はそれぞれ4本、6本の場合であるが、いずれも上下ロ
ールの摩擦反力差を利用することが、この発明の特徴で
ある。
【0014】
【実施例】図3に示したような、この発明に従うロール
回転異常検出装置を内蔵したダミーバーを、ローラエプ
ロン内を走行させることによって、非駆動ロールの回転
状況について調査した結果、約20分で調査を終了するこ
とができ、従来のようにロールを一本一本チェックした
場合の時間:3時間に比べて、所要時間を1/9に短縮
することができた。
【0015】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、上下ロー
ルの摩擦反力差を利用して、1つのセンサで2つのロー
ルを検出することができ、従って迅速かつ簡便なロール
回転不良の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造機の鋳型下方におけるローラエプロン
帯を示した模式図である。
【図2】この発明に従うロール回転異常検出装置の好適
例を示した模式図である。
【図3】この発明に従うロール回転異常検出装置を内装
したダミーバーを示した図である。
【図4】スプロケットの配置に関する種々のバリエーシ
ョンを示した図である。
【符号の説明】 1 連鋳機の鋳型 2 連鋳スラブ 3 非駆動ロール 4 駆動ロール 5 スプロケット 6 ベルト 7 トルクリミッタ 8 回転検知器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−73452(JP,A) 特開 昭56−81415(JP,A) 特開 昭55−133856(JP,A) 特開 平8−257717(JP,A) 特開 平4−15510(JP,A) 実開 昭58−66069(JP,U) 実開 昭63−56949(JP,U) 実開 昭58−71454(JP,U) 実開 平4−104255(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/16 104

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造機の鋳型下方のローラエプロン
    帯における非駆動ロールの回転不良を検出する装置であ
    って、回転自在に設置された1個または2個以上のスプ
    ロケットと、該スプロケットの周りに緊密に装着され、
    その外周面がローラエプロン帯の上下一対の非駆動ロー
    ルと密接するベルトをそなえ、該スプロケットの少なく
    とも一つに対し、その一方のロール端面から一定の押圧
    力を加えるトルクリミッタを設置すると共に、他のロー
    ル端面側には、スプロケットの回転を検知する回転検知
    器を配置し、回転不良時における上下ロール対のロール
    接触物間の摩擦反力差を利用して非駆動ロールの回転不
    良を検出することを特徴とする連続鋳造機におけるロー
    ル回転異常検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記機構をダミーバ
    ー内に内装したことを特徴とする連続鋳造機におけるロ
    ール回転異常検出装置。
JP13199097A 1997-05-22 1997-05-22 連続鋳造機におけるロール回転異常検出装置 Expired - Fee Related JP3227108B2 (ja)

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