JP2582042Y2 - 電子機器用ケーシング - Google Patents

電子機器用ケーシング

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JP2582042Y2
JP2582042Y2 JP7022193U JP7022193U JP2582042Y2 JP 2582042 Y2 JP2582042 Y2 JP 2582042Y2 JP 7022193 U JP7022193 U JP 7022193U JP 7022193 U JP7022193 U JP 7022193U JP 2582042 Y2 JP2582042 Y2 JP 2582042Y2
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JP
Japan
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casing
panel
closing lid
electronic device
blind
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合 弘 落
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子機器用ケーシングに
係り、特に盲パネルと増設パネルとを兼用できる閉止蓋
をケーシングの取付開口に着脱可能に嵌着できるように
した電子機器用ケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器に対してオプション部品を増設
する場合、操作スイッチやインターフェース用ジャック
等を追加して設けることがある。この際、追装される操
作スイッチをケーシングの外側に突き出し、または追装
されるインターフェース用ジャックをケーシングの内側
に差し込むために、電子機器のケーシングに接続用の孔
を設け、さらに操作スイッチ等の適切な機能表示を表示
する必要が生じる。このような場合を考慮して、従来、
電子機器のケーシングには、前記インターフェース用の
ジャックの位置に合わせて予め接続用の孔が設けられ、
また操作スイッチが取付けられた場合に必要となる機能
表示を前記孔周辺に予め表示していた。
【0003】図9は従来の電子機器用ケーシングの側面
の一部を示したものであり、オプション機器を増設する
前に操作スイッチとインターフェース用ジャックの取付
位置が閉止片1および2で閉塞されている状態が示され
ている。この電子機器にオプション機器を実際に増設す
る際には、図10に示されているように、閉止片1およ
び2がケーシングから分離除去され、そのあとに生じた
部品孔に操作ダイヤル3およびジャック4が取付けられ
るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては、オプション機器を増設する前の図9に示
した状態において、閉止片1および2の周囲には切り取
りを容易にするためのスリット孔が存在しているため、
このスリットを通して塵埃がケーシング内に入りやす
く、また、外観デザインが良くなかった。また、予め表
示された機能表示は、オプション増設前は不要であるば
かりでなく、使用者に操作上の誤解を招く可能性があ
る。
【0005】そこで、本考案の目的は、電子機器にオプ
ション機器を増設する前においては不必要なスリット孔
および誤解を招く機能表示がなく、オプション機器を増
設する際には必要となる部品の取付孔を形成し、かつ適
切な機能表示を表示できる電子機器用ケーシングを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、本体ケーシングの取付開口を閉塞可能な
大きさを有する盲パネルと、この盲パネルと同形同大で
あって所要数の部品孔を設けた増設パネルとを直角に連
結して閉止蓋を構成し、この閉止蓋を本体ケーシングの
取付開口部に盲パネルと増設パネルのいずれか一方の側
が表となるように嵌着したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、盲パネルまたは増設パネルの
いずれかが表に出るようにして閉止蓋をケーシング本体
の取付開口に対して選択的に取付けることができ、オプ
ション機器の有無に応じて使い分けることができる。
【0008】
【実施例】以下本考案による電子機器用ケーシングの一
実施例を図1乃至図8を参照して説明する。
【0009】図1はオプション機器を増設可能にした状
態を示し、図2はオプション機器を増設する前の状態を
示している。全体を符号10で示した電子機器用ケーシ
ングは、上部ケーシング11と下部ケーシング12とか
らなり、上部ケーシング11の一部にはオプション機器
を取付けるための取付開口13が形成され、この取付開
口13は、後述するように閉止蓋14によって閉塞され
ている。
【0010】この閉止蓋14は、図3乃至図5に示され
ているように、盲パネル15と、この盲パネル15に対
して連結部16を介して直角に接続された同形同大の増
設パネル17とから成っている。
【0011】図3に示されたように、盲パネル15の左
辺と右辺と上辺の3辺には、前記取付開口13と嵌合可
能な凹段部18が形成されている。
【0012】また、前記連結部16の外側のコーナ部は
全長にわたって直角に切り欠かれ、受溝19とされてい
る。
【0013】一方、増設パネル17には、図5に示され
たように、パネル面上に調節ツマミのための部品孔20
および押ボタンスイッチのための部品孔21が設けら
れ、それぞれの部品孔20、21の上には機能を示すマ
ーク22、23がそれぞれ表記されている。また、増設
パネル17の左辺と右辺と上辺の3辺には、前記取付開
口13と嵌合可能な凹段部24が形成されている。
【0014】他方、前記下部ケーシング12の底面上に
は、図7から明らかなように、閉止蓋14の浮き上がり
を防止するための一対の固定爪25、26および挿入位
置を規制するストッパ爪27、28が設けられている。
また、下部ケーシング12の周壁12aの上面には、上
部ケーシング11と下部ケーシング12を嵌合する際の
位置決めの役割を果たす位置ガイド29、30が設けら
れている。この位置ガイド29、30の間には間隔が設
定され、この間隔の寸法は閉止蓋14の全長にほぼ一致
している。
【0015】本考案は上述したように構成されているか
ら、オプション機器を増設する必要がない場合には、図
8に示されたように、盲パネル15が側面に来るように
して、閉止蓋14を下部ケーシング12にセットし、こ
の状態から上部ケーシング11を被せ、取付開口13の
内周縁を盲パネル15の凹段部18と係合させる。
【0016】一方、これとは反対に、オプション機器を
増設する場合には、増設パネル17が側面に位置するよ
うに閉止蓋14を下部ケーシング12の所定位置にセッ
トし、上部ケーシング11を上方より被せる。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、盲パ
ネルと増設パネルとを一体化した閉止蓋を上部ケーシン
グの取付開口に、盲パネルと増設パネルとを必要に応じ
て切り換え使用できるようにしたから、電子機器にオプ
ション機器を増設する場合、増設前においては不必要な
孔または誤解を招く機能表示がケーシングに存在せず、
オプション機器を増設する際には必要となる部品の取付
孔を形成し、かつ適切な機能表示をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電子機器用ケーシングの一つの使
用状態を示した斜視図。
【図2】本考案による電子機器用ケーシングの他の使用
状態を示した斜視図。
【図3】本考案による閉止蓋を示した正面図。
【図4】同閉止蓋の側面図。
【図5】同閉止蓋の底面図。
【図6】閉止蓋を下カバーに取付けた状態を示した側断
面図。
【図7】下カバーの要部を示した斜視図。
【図8】盲パネルを表にして取付けた状態を示した斜視
図。
【図9】従来の電子機器用ケーシングの一部を示した斜
視図。
【図10】同ケーシングの使用状態を示した斜視図。
【符号の説明】
10 ケーシング 11 上部ケーシング 12 下部ケーシング 13 取付開口部 14 閉止蓋 15 盲パネル 17 増設パネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケーシングの取付開口を閉塞可能な大
    きさを有する盲パネルと、この盲パネルと同形同大であ
    って所要数の部品孔を設けた増設パネルとを直角に連結
    して閉止蓋を構成し、この閉止蓋を本体ケーシングの取
    付開口部に盲パネルと増設パネルのいずれか一方の側が
    表となるように嵌着したことを特徴とする電子機器用ケ
    ーシング。
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