JP2582016Y2 - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

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JP2582016Y2
JP2582016Y2 JP1992022039U JP2203992U JP2582016Y2 JP 2582016 Y2 JP2582016 Y2 JP 2582016Y2 JP 1992022039 U JP1992022039 U JP 1992022039U JP 2203992 U JP2203992 U JP 2203992U JP 2582016 Y2 JP2582016 Y2 JP 2582016Y2
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deflection
magnetic field
cathode ray
ray tube
lead wire
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昌広 横田
孝文 古賀
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、陰極線管装置に係り、
特に偏向ヨークから発生する漏洩磁界を軽減するように
構成された陰極線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、陰極線管装置、特に偏向ヨー
クから漏洩する磁界の人体に及ぼす影響が問題とされて
おり、この漏洩磁界を軽減した陰極線管装置の要求が高
まっている。
【0003】陰極線管装置からの漏洩磁界を抑制する手
段として、従来より偏向ヨーク全体を金属板で覆う方法
もあるが、この場合、スクリーン前面に金属板を配置す
ることができないため、漏洩磁界軽減効果が不十分であ
り、漏洩磁界を所望のレベルまで減少させることは難し
く、かつ、装置が大型化する問題がある。
【0004】現在では、上記問題点を鑑みて、漏洩磁界
補償用の補助コイルを偏向ヨーク上に取り付け、これに
偏向電流等を通電して漏洩磁界を軽減する方法が一般的
に使用されており、このような補助コイルの構造に関し
多くの提案がなされている。例えば、特開昭62-64024号
公報には、図6に示すように、偏向主コイル1に接続さ
れた略サドル形状の補助コイル2により漏洩磁界を補償
する方法が示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の補助コイルの発
生する補償磁界による漏洩磁界対策では、補償磁界を発
生するために余分なエネルギーが必要となり、このエネ
ルギーは漏洩磁界が大きいほど増大する。また、一般的
に、漏洩磁界を補償磁界で補償した後の残る対策後の漏
洩磁界は、未対策時の漏洩磁界が大きいほど増大する。
【0006】本考案は、上記問題に鑑み、漏洩磁界未対
策の偏向ヨークの漏洩磁界をできるだけ小さくし、漏洩
磁界対策にかかる負担を軽減すること、あるいは漏洩磁
界補償用として専用の補助コイルを設けることなく漏洩
磁界を許容レベル以下とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、少なくとも電子銃から放出された電子ビ
ームを偏向走査する磁界を発生する偏向主コイルを有す
る偏向ヨークを具備する陰極線管装置において、偏向回
路からの偏向電流を前記偏向主コイルに導くための第1
および第2のリード線を有し、この第1および第2のリ
ード線を、前記偏向ヨークのスクリーン側端部とファン
ネル側端部間のリード線引き回しの範囲において偏向ヨ
ークに近接して略ループを形成するように配置し、この
略ループの面に垂直な軸が管軸に対し所定の角度を有し
ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】陰極線管装置の偏向ヨークに含まれる偏向主コ
イルの漏洩磁界の分布は偏向ヨーク近傍においては複雑
であるが、数10cm離れた場所では単純な磁気双極子が
作る磁界にほぼ等しくなる。このとき、偏向主コイルに
等価な磁気双極子は、偏向ヨークのやや前方スクリーン
側に位置し、偏向主コイルが作る偏向主磁束方向と逆方
向の極性を有するものである。
【0009】本考案では、陰極線管の偏向ヨークの偏向
主コイルに偏向回路からの偏向電流を導くための第1お
よび第2のリード線により略ループを形成し、このリー
ド線によるループ面は、管軸に直交する平面とは平行で
なく所定の角度を有するようにする。このようにする
と、ループが発生する磁束は管軸に対し傾斜した成分を
もつようになり、偏向主コイルの発生する偏向主磁束と
同方向の成分をもつようになる。これにより、リード線
によるループが発生する偏向主磁束方向の磁束は、偏向
主コイルの漏洩磁界を補償し、漏洩磁界を軽減する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】陰極線管装置の全体構成は従来と同様であ
るので詳細な説明は省略し、要部のみを説明する。図1
および図2は、本考案の一実施例を示す図であり、図1
は陰極線管装置の全体構成を示す平面図、図2は図1に
おける要部である偏向ヨークを別の角度から見た図であ
る。陰極線管装置の陰極線管10の構成は従来と同様であ
り、ファンネル部分に偏向ヨーク20が装着されている。
偏向ヨーク20の水平偏向主コイル(図示せず)の巻線の
両端がネック側セパレータ21付近の第1および第2の端
子22a,22bに接続されている。そして、この第1およ
び第2の端子22a,22bには第1および第2のリード線
23a,23bが接続されている。この第1および第2の端
子22a,22bが形成された部分が接続部となっている。
第1および第2のリード線23a,23bは、偏向ヨークの
磁芯24を挟むように開いてスクリーン側セパレータ25下
部のリード線保持機構26にて束ねられている。このよう
に、第1および第2のリード線23a,23bが接続部から
拡開しリード線保持機構により束ねられることによりル
ープ27を形成している。第1および第2のリード線23
a,23bによるループ27が形成される平面は、図示のよ
うに、端子とリード線が束ねられる点との管軸方向位置
が異なりループ面は傾斜している。次に、本発明の作用
について説明する。
【0012】一般に、偏向ヨークの水平偏向主コイルと
垂直偏向主コイルは、それぞれ異なる周波数、方向の漏
洩磁界を形成しているが、いずれも図3に示すような漏
洩磁界分布を有する。つまり、偏向主コイル30の漏洩磁
界は偏向ヨーク近傍においては複雑であるが、数10cm
離れた場所では図示のように単純な磁気双極子31が作る
磁界にほぼ等しくなる。このとき、偏向主コイル30に等
価な磁気双極子31は、偏向ヨークのやや前方に位置し、
偏向主コイル30が作る偏向主磁束方向32と逆方向の極性
を有するものである。
【0013】従来の陰極線管装置において、偏向ヨーク
と偏向回路を接続するリード線は、リード線束の固定
や、作業能率向上、あるいはリード線より発生する不要
磁界、不要インダクタンスの軽減の目的から、水平偏向
主コイルあるいは垂直偏向主コイルの高電圧側端子およ
び低電圧側端子より引き出されてすぐに束ねられるか、
または図4に示すように、高電圧側リード線40aと低電
圧側リード線40bを端子41a,41bよりセパレータの溝
等に沿って管軸に垂直な平面上に引き回して適当な点で
束ねるものであった。本考案者らがこのリード線につい
て注目したところ、リード線の発生する磁界も漏洩磁界
に影響していることがわかった。
【0014】この水平偏向のリード線が発生する磁界に
ついて図4を用いて説明する。図4では、偏向ヨーク上
部に配置された水平偏向主コイル端子より引き出されて
いる高電圧側リード線40aと低電圧側リード線40bは、
ネック側セパレータに沿って管軸に垂直な平面上を互い
に開いて引き回され、セパレータの下側にある適当な点
で束ねられている。このとき、リード線により形成され
るループが発生する磁束42は、水平偏向主コイルの主偏
向磁束43に対し直交し、束ねられた領域44では高電圧側
と低電圧側のリード線40a,40bが発生する磁界が互い
にキャンセルし不要磁界は発生しない。
【0015】このリード線ループ磁束は漏洩磁界を増大
させるが、実際には、水平偏向主コイル端子から水平偏
向主コイルに至る引き回し線でループを形成し、これに
よる磁界である程度キャンセルすることができる。ま
た、不要磁界を発生させないためには、リード線、およ
び端子から偏向コイルに至る引き回し線でループを形成
しないことが最適である。
【0016】本考案においては、図2に示すように、偏
向ヨーク20のネック側上部に配置された水平偏向主コイ
ル端子から引き出される第1および第2のリード線23
a,23bは、偏向ヨークの磁芯24を挟むように開きスク
リーン側セパレータ25下部で束ねられているため、リー
ド線ループが形成する平面は管軸に直交する面に対し傾
斜する。従って、リード線ループが発生する磁束28も図
示のように傾斜し、水平偏向主磁束29と同方向の成分を
有することになる。リード線ループが偏向主磁束と同方
向の成分をもつことは、偏向ヨークに等価な磁気双極子
の発生磁束と逆向きの成分をもつことになり、これによ
り、リード線ループが発生する水平偏向主磁束方向の磁
束は、水平偏向主コイルの漏洩磁界を補償し、漏洩磁界
を軽減することができる。
【0017】さらに、本実施例では、リード線ループは
偏向ヨークの磁芯を囲む構造であることから、偏向磁界
への干渉抑制効果とリード線ループ磁束の増幅効果をも
たせることができる。
【0018】偏向磁界への干渉抑制効果は、リード線ル
ープ磁束がリング状の磁芯内部を優先的に通過するた
め、リング内部の偏向磁界分布を変化させず、つまり、
画像特性に影響がでないというものである。実施例にお
いては、コンバーゼンス変化は0.04mm以内であった。
【0019】磁束増幅作用は、リード線ループによる磁
芯を強化し、磁束を増大させるものである。実施例にお
いては、リード線を束ねる点をネック側セパレータ下部
よりスクリーン側セパレータ下部に移動したことによ
り、0.2 μHインダクタンスが増加し、漏洩磁界がMP
R漏洩磁界規格で定められた測定点において4〜12nT
減少した。
【0020】上記実施例は、偏向ヨークの磁芯を囲むよ
うにリード線のループが形成されているが、ループの形
状は上記実施例に限定されない。リード線によるループ
の発生する磁界が偏向主磁束方向の磁界成分を持つよう
にすればよく、そのためには、ループ面に垂直な軸が管
軸に対し所定の角度を有していれば良い。
【0021】図5は、本考案の他の実施例の要部を示す
図である。図中の番号は図1および図2に示すものと同
じものを示すものとする。本実施例では、図5に示すよ
うに、リード線を束ねる保持機構26をスクリーン側セパ
レータ25上部に設けている。この場合、リード線ループ
の形状を維持する必要があるが、図1の実施例とおおよ
そ同じ漏洩磁界軽減効果が得られる。
【0022】なお、上述の実施例は、リード線が端子に
接続された構造となっているが、偏向コイルの巻線の両
端を延長してリード線の代わりに使うようにすることも
可能である。
【0023】本考案は、従来の陰極線管装置の偏向ヨー
クにおいて、端子、リード線を束ねる位置、およびリー
ド線の引き回し構造を変化させるだけであり、従来の偏
向ヨークに対して作業性、信頼性を損なうものではな
い。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
漏洩磁界未対策の偏向ヨークの漏洩磁界をできるだけ小
さくし、漏洩磁界対策にかかる負担を軽減すること、あ
るいは漏洩磁界補償用として専用の補助コイルを設ける
ことなく漏洩磁界を許容レベル以下とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1における要部である偏向ヨークを別の角度
からみた平面図である。
【図3】陰極線管装置の偏向ヨークが発生する漏洩磁界
を示す模式図である。
【図4】従来の陰極線管装置の偏向ヨークにおけるリー
ド線の発生する磁界を説明する模式図である。
【図5】本考案の他の実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図6】従来の陰極線管装置における漏洩磁界対策の一
例を示す図である。
【符号の説明】
10…陰極線管 20…偏向ヨーク 23a,23b…第1および第2リード線 27…ループ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも電子銃から放出された電子ビー
    ムを偏向走査する磁界を発生する偏向主コイルを有する
    偏向ヨークを具備する陰極線管装置において、偏向回路
    からの偏向電流を前記偏向主コイルに導くための第1お
    よび第2のリード線を有し、この第1および第2のリー
    ド線を、前記偏向ヨークのスクリーン側端部とファンネ
    ル側端部間のリード線引き回しの範囲において偏向ヨー
    クに近接して略ループを形成するように配置し、この略
    ループの面に垂直な軸が管軸に対し所定の角度を有して
    いることを特徴とする陰極線管装置。
JP1992022039U 1992-04-09 1992-04-09 陰極線管装置 Expired - Lifetime JP2582016Y2 (ja)

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WO2000021281A1 (en) * 1998-10-07 2000-04-13 Furuno Electric Co., Ltd. Crt display device

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