JP2581826Y2 - デルタシグマa/d変換回路 - Google Patents

デルタシグマa/d変換回路

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JP2581826Y2
JP2581826Y2 JP540992U JP540992U JP2581826Y2 JP 2581826 Y2 JP2581826 Y2 JP 2581826Y2 JP 540992 U JP540992 U JP 540992U JP 540992 U JP540992 U JP 540992U JP 2581826 Y2 JP2581826 Y2 JP 2581826Y2
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晋一 秋田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アナログ入力を粗密の
パルス信号に変換して出力するデルタシグマA/D変換
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のデルタシグマA/D変換回
路のブロック図を示す。1はアナログ信号が印加する入
力端子、2は引算器、3は引算器2の出力を積分する積
分器、4は積分器3の出力を量子化して時間軸に沿って
粗密に変化するパルス信号を出力する量子化器、5は量
子化器4の出力を1クロック(量子化器4の動作クロッ
ク)分だけ遅延して上記引算器に引算信号として入力さ
せる帰還回路、6はパルス信号出力端子である。
【0003】このA/D変換回路では、例えば入力端子
1にサイン波の入力信号Aを印加すると、引算器2の出
力側に図4に示す信号が現れる。Bが引算器2の出力信
号である。このように、入力信号Aの変化の少ない部分
(頂部や谷部)では引算器2の出力信号Bはパルス密度
が低く、変化の大きい部分(0付近)ではパルス密度が
高くなっている。そして、この信号を積分器3で積分し
た信号Cは、図5に示すようになり、これを量子化器4
で量子化すると、図6に示すように0Vを中心として+
1Vと−1Vの間を変化するパルス信号Dとなる。
【0004】このように、元のアナログ入力信号Aが、
その頂部や底部のように変化の少ない部分でパルス
度が低く、変化の大きな部分でパルス列密度が高くなる
ようなパルス信号Dに変換される。よって、ある時点
を基準点とし、それ以後に出力したパルス信号Dを
ナログ入力信号の立ち上がり/立ち下がりに応じてアッ
プ/ダウンカウントすることにより、当該カウント時点
での入力電圧値を知ることができる。例えば、入力信号
Aの0V点をカウント開始点とすれば、入力信号Aの最
大値でアップカウント値が最大となり、0Vで0カウン
トとなり、最小値でダウンカウント値が最大となる。
って、アップカウント値で正の電圧レベルを、ダウンカ
ウント値で負の電圧レベルを示すことができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このA/D
変換回路は、上記のように入力電圧の変化をパルス列の
粗密の信号に変換する方式のものであり、入力信号が変
化しない直流信号は、引算器2の出力が0となるので、
デジタル信号に変換することができなった。
【0006】本考案の目的は、直流信号がデジタル信号
に変換できるようにしたデルタシグマA/D変換回路を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために本考案は、引
算器、該引算器の出力を積分する積分器、該積分器の出
力を量子化して粗密のパルス信号を出力する量子化
器、及び該量子化器の出力を該量子化器の1クロック分
遅延して上記引算器に引算信号として入力させる帰還回
路を具備し、上記引算器の加算入力としてアナログ入力
信号を印加し、上記量子化器から上記アナログ入力信号
の変化の大きな部分では密のパルス列を、変化の小さな
部分では粗のパルス列を出力するデルタシグマA/D変
換回路において、上記引算器の入力側に、上記積分器の
時定数より大きな時定数の積分回路と、該積分回路の時
定数より長い周期でオンして入力電圧を該積分回路に印
加させその後オフしてこれを繰り返す第1のスイッチ
と、第1のスイッチがオフしている間に上記積分回路
をリセットする第2のスイッチとを設けて構成した。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。図
1はその一実施例のデルタシグマA/D変換回路のブロ
ック図である。この図1の回路は、前述した図3の回路
の入力端子1と引算器2との間にスイッチS1を直列接
続し、引算器2の入力側と接地との間に抵抗Rとコンデ
ンサCからなる積分回路7を接続し、更にこのコンデン
サCに電荷放電用のスイッチS2を接続したものであ
る。他は前述した図3と同じである。
【0009】この回路では、図2に示すように、スイッ
チS1を、積分回路7の時定数T1(=CR)よりも長
い時間T2だけオンしてコンデンサCに電荷を満充電
し、そのスイッチS1をオフした後に若干の時間T3だ
けスイッチS2をオンしてコンデンサCの電荷を放電
セットさせ、スイッチS1のオフの時間T4の経過後に
同様のことを繰り返す。なお、積分回路7は、入力する
直流信号を0Vからその直流信号の電圧値まで変化する
傾斜信号に波形変換させて、引算器2の出力が0となら
ないようにするためのもの、つまり出力端子6からパル
ス列が得られるよう傾斜させるためのものであり、その
時定数T1は、引算器2のパルス出力を積分する積分器
3の時定数よりも十分大きく、また量子化器4の動作ク
ロックの周期よりも十分大きい。また、スイッチS1の
オン時間T2は、入力信号がその電圧値まで完全に積分
されるようオンさせる必要があるので、前記時定数T1
よりも長くなるが、最大入力電圧のレベルに応じて設定
すればよい。
【0010】この結果、引算器2には積分回路7で徐々
に上昇し変化する電圧が入力するので、その積分変化電
圧をA/D変換できる。従って、スイッチS1のオン時
点を測定開始点とし時定数T1の経過後を測定終了時点
とすることにより、その間に量子化器4から得られたパ
ルスの数のカウント値から入力直流電圧を知ることがで
きる。このときの精度や変換速度は時定数T1、スイッ
チS1のオン継続時間T2、時間T3等の選定によって
適正値に設定できる。
【0011】
【考案の効果】以上から本考案によれば、直流電圧を、
0Vからその直流電圧の電圧値まで緩やかに変化する電
圧に変換して入力させることができるので、引算器の出
力が0となることはなく、直流電圧のレベルに応じた数
のパルス列を得ることができる。よって出力パルスをカ
ウンタ等で処理することにより、入力直流電圧のデジタ
ル値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例のデルタシグマA/D変換
回路の回路図である。
【図2】 同A/D変換回路の動作のタイミングチャー
トである。
【図3】 従来のデルタシグマA/D変換回路の回路図
である。
【図4】 同A/D変換回路の引算器の出力信号波形図
である。
【図5】 同A/D変換回路の積分器の出力信号波形図
である。
【図6】 同A/D変換回路の量子化器の出力信号波形
図である。
【符号の説明】
1:入力端子、2:引算器、3:積分器、4:量子化
器、5:帰還回路、6:出力端子、7:積分回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引算器、該引算器の出力を積分する積分
    器、該積分器の出力を量子化して粗密のパルス信号を
    出力する量子化器、及び該量子化器の出力を該量子化器
    1クロック分遅延して上記引算器に引算信号として入
    力させる帰還回路を具備し、上記引算器の加算入力とし
    てアナログ入力信号を印加し、上記量子化器から上記ア
    ナログ入力信号の変化の大きな部分では密のパルス列
    を、変化の小さな部分では粗のパルス列を出力するデル
    タシグマA/D変換回路において、 上記引算器の入力側に、上記積分器の時定数より大きな
    時定数の積分回路と、該積分回路の時定数より長い周期
    でオンして入力電圧を該積分回路に印加させその後オフ
    してこれを繰り返す第1のスイッチと、第1のスイッ
    チがオフしている間に上記積分回路をリセットする第2
    のスイッチとを設けたことを特徴とするルタシグマA/
    D変換回路。
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