JP2581817Y2 - トイレにおける信号伝送装置 - Google Patents

トイレにおける信号伝送装置

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JP2581817Y2
JP2581817Y2 JP7638893U JP7638893U JP2581817Y2 JP 2581817 Y2 JP2581817 Y2 JP 2581817Y2 JP 7638893 U JP7638893 U JP 7638893U JP 7638893 U JP7638893 U JP 7638893U JP 2581817 Y2 JP2581817 Y2 JP 2581817Y2
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JP
Japan
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toilet
remote control
control device
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signal
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JP7638893U
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Inventor
直樹 谷本
伸浩 蛭澤
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株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トイレ本体の各機構を
遠隔して操作するリモコン装置と、該リモコン装置から
送られる操作信号によって駆動制御されるトイレ本体に
よって構成されるトイレにおける信号伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるシャワートイレにおいて
は、ビデ洗浄と肛門洗浄の切換機構や、水量調節及び温
風温度調節等を行う機構が設けられており、しかもこれ
ら各機構は便器本体の背部上面に設置された操作ボック
スに取り付けられた手元スイッチによって操作される他
に、例えばトイレ室壁面に設置した有線又は無線のリモ
コン装置や、トイレ室床面に設置した足元スイッチ等に
よって操作されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
のシャワートイレにおいて操作用スイッチとして用いら
れているものは、トイレ本体の各機構に対して開始、停
止の操作を指令する一方向送信であり、トイレ本体内の
各機構の状態が分かるようにはなっていない。このた
め、例えばトイレ本体が正常に動作しなくなったとき、
そのような異状が操作ミスによるものなのか、修理を頼
まなくても簡単に直すことができる程度の故障なのか、
または修理が必要な程の重要な機構の故障であるのか判
断できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る請求項1記
載のトイレ用リモコン装置は、トイレ本体の機構を操作
する操作信号を送る送信回路を備えたリモコン装置にお
いて、トイレ本体から送信される状態信号を受信する受
信回路と、該受信内容を表示する表示部を備えたもので
ある。
【0005】本考案に係る請求項2記載のトイレ用リモ
コン装置は、請求項1記載のトイレ用リモコン装置に供
給される電源に太陽電池を用いたものである。
【0006】本考案に係る請求項3記載のトイレ本体
は、リモコン装置から送られる操作信号によって駆動制
御される機構を有するトイレ本体において、該トイレ本
体の各機構の状態を検出する検出部と、該検出結果を前
記リモコン装置へ送信する送信回路とを備えたものであ
る。
【0007】本考案に係る請求項4記載のトイレシステ
ムは、請求項1記載のトイレ用リモコン装置と、請求項
3記載のトイレ本体とからシステムである。
【0008】本考案に係る請求項5記載のトイレシステ
ムは、請求項2記載のトイレ用リモコン装置と、請求項
3記載のトイレ本体とからシステムである。
【0009】
【作用】請求項1記載のトイレ用リモコン装置にあって
は、トイレ本体側のコントローラから送信されるトイレ
本体を駆動させる各機構の状態を示す信号を受信し、こ
れを表示するので、リモコン装置側においてトイレ本体
内の故障原因を判断することができる。
【0010】請求項2記載のトイレ用リモコン装置にあ
っては、太陽電池を備えているので、蛍光灯等の光によ
ってリモコン装置を駆動することが可能となるので、電
池が不要となり、電池交換が不要となる。
【0011】請求項3記載のトイレ本体にあっては、ト
イレ本体内の各状態を検出して送信することができるの
で、トイレ本体内に異状状態が発生したときに外部表示
することが可能となる。
【0012】請求項4及び請求項5のトイレシステムに
あっては、トイレ本体内の異状状態をリモコン装置側に
おいて確認できるので、リモコン操作ミスかトイレ本体
内の故障かを判別できて的確な処理を取ることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本考案に係るトイレにおける信号伝送
装置の実施例について図面を参照して説明する。図1は
便器1の背面側に局部洗浄装置2を取り付けた、いわゆ
るシャワートイレを示す斜視図、図2はこの局部洗浄装
置2を遠隔操作するリモコン装置7の操作パネル11の
構成を例示する正面図である。図1において、局部洗浄
装置2は、洗浄ノズル3と、洗浄ノズル3に洗浄用温水
を供給する温水タンク4、温風乾燥装置5の各機能を備
え、これら各機能の駆動制御は壁面6に取り付けたコー
ドレスタイプのリモコン装置7により遠隔操作される。
局部洗浄装置2には、前記各機構の異状動作状態を検出
する検出部8が設けられている(図3参照)。例えば、
本例では、洗浄ノズル3の前進、進退の機構が異状にな
って所定の位置決めができなくなったのを検出する位置
センサ、温水タンク4に残存している湯量が一定以下に
なったのを検知するレベルセンサ、温水タンク4内のヒ
ータ断線及び温風用ヒータの断線を検出する検知センサ
回路、温風乾燥装置5の送風ブロアの回転異状を検知す
る回転センサ等である。
【0014】リモコン装置7は、送信回路22と受信回
路29とを備えた双方向性タイプの装置である(図3参
照)。ここで本例において、送信回路22から発信され
る操作信号は、洗浄ノズル3を待機位置と、所定の肛門
洗浄位置又はビデ洗浄位置までの間の前進、後退を指令
する信号と、温水タンク4内のヒータ通電量を調節して
温度調整する信号と、温風用のヒータを選択して温風乾
燥装置5から吹き出す温風温度を調節する信号であり、
一方、受信回路29から受信される信号は、局部洗浄装
置2の各機構が正常状態か異状状態かを示す信号であ
る。
【0015】リモコン装置7の表面10の下方部にあた
る操作パネル11は、タッチパネル構造となされ、停止
スイッチ部12の他に、肛門洗浄スイッチ部13、ビデ
洗浄スイッチ部14、温風乾燥スイッチ部15に区分さ
れている。肛門洗浄スイッチ部13、ビデ洗浄スイッチ
部14、温風乾燥スイッチ部15はそれぞれ、操作パネ
ル面11の左方から右方に向けて低温度から高温度へ複
数段階に選択切換できるようになっている。
【0016】一方、リモコン装置7の表面10の上方部
には、5つの異状表示灯16a〜16eが取り付けられ
ている。異状表示灯16aは、洗浄ノズル3の前進、進
退の機構が異状になって所定の位置決めができなくなっ
た時に赤色点灯する。異状表示灯16bは、温水タンク
4に残存している湯量が一定以下になった時に赤色点灯
する。異状表示灯16cは、温水タンク4内のヒータが
断線したときに赤色点灯する。異状表示灯16dは、温
風乾燥装置5の送風ブロアの回転異状を検知したときに
赤色点灯する。異状表示灯16eは、温風用ヒータが断
線したときに赤色点灯する。
【0017】図3は上記構成からなるトイレにおける信
号伝送装置における伝送回路の構成を示すブロック図で
ある。図3において、制御ボックス17は、局部洗浄装
置2側に取り付けた回路で、前記検出部8で検出される
信号をA/D変換部18において統一したデジタル信号
形態に変換し、メモリ19に記憶している。制御ボック
ス20は、リモコン装置7側に取り付けた回路で、この
制御ボックス20では、前記操作パネル11の各スイッ
チ部12〜15で操作された操作信号が制御回路21に
おいて統一されたデジタル信号形態に変換されたのち、
送信回路22へ送られ、ここから光変調されて局部洗浄
装置2側の制御ボックス17の受信回路23へ送られ
る。そして、ここで復調されたのちCPU24において
その操作内容を判別して、制御信号発生回路25におい
て洗浄ノズル3、温水タンク4、温風乾燥装置5等の各
機能を駆動制御する信号に変換され、所期の機構の作動
を行う。
【0018】また、制御ボックス20内には、6ボルト
の電圧を蓄電する蓄電池26が設けられ、この蓄電池2
6はリモコン装置7のケース本体の表面に設置した太陽
電池パネル27に接続されている。そして、トイレ使用
中又は昼間は、太陽電池パネル27に照射される光によ
って発電され、蓄電池26に蓄電することができ、夜間
には、この蓄電池26から電圧を供給することができ
る。このため、本例では従来乾電池を使っていたリモコ
ン装置7の電池交換をする必要がなくなる。一方、例え
ば制御回路21をマイクロコンピュータによって構成し
た場合、メモリの記憶内容の消失するおそれがなくな
る。また、図面では示していないが、リモコン装置7に
時計を表示させたものにおいては、電池の寿命により従
来必要であった時刻の再設定が不要となり便宜である。
【0019】ところで、前記検出部8によって異状動作
が検出され、その異状情報がメモリ19に記憶される
と、その異状情報は、前記操作パネル11の各スイッチ
部12〜15を操作したとき等の一定の時点においてC
PU24において送信準備され、送信回路28から光変
調されて送信される。この異状情報を示す信号は、リモ
コン装置7側の制御ボックス20における受信回路29
で受信され、制御回路21を介して該当する異状表示灯
16a〜16eを点灯させる。
【0020】このように、本例は上記した局部洗浄装置
2の制御ボックス17とリモコン装置7の制御ボックス
20とが双方向で伝送され、局部洗浄装置2の各機構の
異状をリモコン装置7に点灯する異状表示灯16a〜1
6eによって確認できるので、操作ミスによる故障か機
構の故障による故障かを簡単に判断することができるよ
うになる。例えば、温水タンク4では湯使用量が所定の
貯湯量を越えると、温度が低い湯がでるが、このように
操作パネル11によって選択操作した温度よりも低い温
度の湯が出た場合でも、温水タンク4の残存量か少ない
ことを示す異状表示灯16bが点灯していると、そのよ
うな異状の原因が使用者に確認することができるように
なる。
【0021】なお、上記した実施例は、局部洗浄装置2
を遠隔操作するリモコン装置7について示したが、勿論
弁蓋や便座の自動開閉用の制御ボックス等のリモコン装
置にも利用することができるので、局部洗浄装置2に限
るものではない。
【0022】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ト
イレに設けた機構を遠隔操作するリモコン装置において
これら機構の異状を確認できるので、故障が生じたとき
の原因判断が容易となり、故障に対して的確な処理をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトイレにおける信号伝送装置が用
いられるシャワートイレを示す斜視図である。
【図2】図1におけるリモコン装置を示す正面図である
【図3】本考案に係るトイレにおける信号伝送装置の実
施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…便器 2…局部洗浄装置 3…洗浄ノズル 4…温水タンク 5…温風乾燥装置 7…リモコン装置 11…操作パネル 16a〜16e…異状表示灯 17,20…制御ボックス 21…制御回路 24…CPU

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ本体の機構を操作する操作信号を
    送る送信回路を備えたリモコン装置において、トイレ本
    体から送信される状態信号を受信する受信回路と、該受
    信内容を表示する表示部を備えたことを特徴とするトイ
    レ用リモコン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトイレ用リモコン装置に
    供給される電源に太陽電池を用いたことを特徴とするト
    イレ用リモコン装置。
  3. 【請求項3】 リモコン装置から送られる操作信号によ
    って駆動制御される機構を有するトイレ本体において、
    該トイレ本体の各機構の状態を検出する検出部と、該検
    出結果を前記リモコン装置へ送信する送信回路とを備え
    たことを特徴とするトイレ本体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトイレ用リモコン装置
    と、請求項3記載のトイレ本体とからなることを特徴と
    するトイレシステム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のトイレ用リモコン装置
    と、請求項3記載のトイレ本体とからなることを特徴と
    するトイレシステム。
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