JP2581746Y2 - 転写式修正具 - Google Patents

転写式修正具

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JP2581746Y2
JP2581746Y2 JP9128692U JP9128692U JP2581746Y2 JP 2581746 Y2 JP2581746 Y2 JP 2581746Y2 JP 9128692 U JP9128692 U JP 9128692U JP 9128692 U JP9128692 U JP 9128692U JP 2581746 Y2 JP2581746 Y2 JP 2581746Y2
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修 伊田
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丸十化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、紙面に表記された文
字や線等の修正において、その修正部分に転写型修正テ
ープの修正塗料層を転着して上記の文字や線等を隠蔽消
去するのに用いられる転写式修正具に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、各種筆記具インキ、印
刷、タイプ印字、ワードプロセッサー印字、複写等によ
り紙面に表記された文字や線等の修正用として、粘着修
正テープや転写型修正テープが登場し、従来より汎用さ
れている白色塗料型の修正液のような乾燥時間を要さず
に迅速な修正を行え、且つ手や周辺を汚す恐れがないた
め、需要が増大しつつある。とりわけ後者の転写型修正
テープは、テープ基材上に設けた薄い修正塗料層のみを
紙面に転着することから、粘着性の紙テープ自体を貼着
する前者の粘着修正テープに比較し、外観や手触り等に
おいて修正部分と非修正部分との差が小さく、美麗な修
正を施せるという利点がある。
【0003】このような転写型修正テープを用いる修正
具として、転写後のテープ基材を自動的に巻き取る方式
のものが既に汎用されている。これは、一端に転写ヘッ
ドを設けたケース内に、繰出ギヤとこれに噛合するギヤ
を有する巻取リールとが架装され、繰出ギヤのボス部に
嵌装したテープリールから繰り出される転写型修正テー
プを転写ヘッドの剥離エッジを経由して折り返し、この
折り返し部を紙面に押し当てた状態で移動させることに
より、テープ基材上の修正塗料層を該紙面に連続的に転
着させると共に、この転写時の剥離エッジを折り返し移
動するテープの引張作用で繰出ギヤを回転させ、連動回
転する巻取リールにより転写後のテープ基材を自動的に
巻き取るようにしたものである。
【0004】この場合、当然に修正テープのテープリー
ルからの繰出量と巻取リールによる巻取量とが一致する
必要があるが、使用に伴って、テープリールの巻き径が
縮小し、修正テープの単位繰出長さ当たりのリール回転
量が増大する一方、巻取リールの巻き径は拡大し、その
単位回転量当たりの巻取量が増加していくことになるか
ら、繰出ギヤとテープリールとが一体回転する形では作
動不能となる。
【0005】このため、従来汎用の修正具では、繰出ギ
ヤより巻取リールの回転が速くなるように歯車比を設定
すると共に、テープリールのコアを内歯ギヤ状とし、繰
出ギヤのボス部には該コアの内歯に弾力的に噛合する爪
片を設け、テープリールと繰出ギヤの間に所定以上の負
荷がかかった際に両者間で回転ずれを生じるように構成
している。すなわち、この構成によれば、転写修正に伴
ってテープが繰り出される際、テープリールと共に繰出
ギヤが一体に回転しようとし、巻取リールも連動して更
に速く回転しようとするが、巻取リールはテープを繰出
量以上に巻き取りできないため、該巻取リール側からの
ブレーキ作用を生じ、繰出ギヤは上記コア部の内歯と爪
片との噛合位置がずれる形でテープリールに対して回転
遅れし、もってテープは両リール間で常に緊張状態を保
ったまま繰出量だけ自動的に巻き取られることになる。
【0006】しかるに、上記構成の修正具では、転写修
正中に、上述のようにテープリールのコア部の内歯と繰
出ギヤの爪片との噛合位置がずれてゆくため、キチキチ
キチ・・・という耳障りな断続音を発生して使用感が悪
い上、テープリール及び巻取リールが細かなピッチで速
度変化又は間欠作動を繰り返しつつ回転するので、滑ら
かに転写しにくく、紙面に被着した修正塗料層の表面が
波打ち状になり易いという難点があった。
【0007】そこで、上記コア部の内歯と爪片との噛合
に代えて、繰出ギヤのボス部とテープリールのコア内周
との間にOリングを介在させたり、コイルスプリングに
よって繰出ギヤとテープリールとを軸方向に弾接するこ
とにより、テープの繰り出し・巻き取りに伴う繰出ギヤ
とテープリールとの回転のずれを無段階的に生じさせる
ものが提案されている。これらは、何れも繰出ギヤとテ
ープリール間の摩擦力により、非転写時の両者の係止と
転写時のずれを伴う連動回転を可能にすることを意図し
ているが、摩擦力が小さ過ぎると、転写時にテープリー
ルのみが回転して巻き取り不能に陥ると共に、不使用時
の持ち運び等で振れ動いた際にテープリールが回って修
正テープの弛み出しを生じることになり、逆に摩擦力が
大き過ぎると、転写時にテープリールが回転しにくく、
転写部分でテープが紙面上を滑って修正塗料層の転写途
切れをきたすことになり、従って上記の摩擦力の設定が
極めて重要となる。
【0008】しかしながら、Oリングを用いた構造で
は、その圧縮変形に対する弾性復元力を利用するが、細
い線径で圧縮変形の可変量が小さいため、摩擦力の調整
が非常に困難であると共に、その介在部分には厳密な寸
法精度が要求され、繰出ギヤのボス部外周とテープリー
ルのコア内周との設定間隙に僅かな狂いがあっても作動
不良に陥るという問題があった。一方、コイルスプリン
グを用いる構造では、やはり圧縮に対する弾性反発力を
利用するが、形態的にばね力のばら付きが大きく、摩擦
力が設定範囲から外れることが多い上、軸方向に大きな
装填用空間を必要として修正具ケースが嵩高になり、ま
たケースの組み立てにおいて圧縮状態で装填するために
組み込み操作に困難をきたすという欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案は、上述の情況
に鑑み、転写後のテープ基材を自動的に巻き取る方式の
転写式修正具として、転写時に耳障りな音を発生せず使
用感がよいと共に、平滑な転写修正面が得られ、しかも
テープの繰り出し・巻き取りの円滑性及び安定性に優
れ、且つ一定した品質でコンパクトなものを提供するこ
とを目的としている。
【0010】すなわち、この考案の請求項1に係る転写
式修正具は、上記目的を達成する手段として、テープリ
ールより繰り出される転写型修正テープを転写ヘッドの
剥離エッジを介して紙面に押し当てることにより、該テ
ープの修正塗料層を紙面に転着させると共に、転写後の
テープ基材を巻取リールに巻き取る構成の転写式修正具
において、一端に上記転写ヘッドを設けたケース内に、
大径の繰出ギヤとこれに噛合する小径のギヤを備えた上
記巻取リールとが架装され、繰出ギヤのボス部に上記テ
ープリールが遊嵌されると共に、該テープリールと繰出
ギヤとが環状板ばねの軸方向の押圧力により相互に仮係
止されていることを特徴とする構成を採用したものであ
る。
【0011】また、この考案の請求項2は、上記請求項
1の転写式修正具において、繰出ギヤのボス部の先端側
に環状受け板が嵌装され、該環状受け板と繰出ギヤのギ
ヤ円板部との間に、テープリールと環状板ばねとが嵌装
されてなる構成を採用したものである。
【0012】更にこの考案の請求項3は、上記請求項1
又は2の転写式修正具において、環状板ばねが波ワッシ
ャ形である構成を採用したものである。
【0013】
【作用】この考案の転写式修正具では、繰出ギヤとその
ボス部に遊嵌されたテープリールとが環状板ばねの軸方
向の押圧力により相互に仮係止されているため、両者の
軸方向に対向する摺接面の摩擦力により、非転写時には
両者の係止状態が保持されると共に、転写時には繰出ギ
ヤに噛合した巻取リール側からのブレーキ作用により、
繰出ギヤが回転遅れする形でテープリールと連動回転す
る。しかして、テープリールと繰出ギヤとの回転のずれ
は摺接面相互の滑りにより無段階的に生じるので、耳障
りな音を発せず、滑らかな転写性が得られる。また環状
板ばねは形態的にばね力のばらつきが少なく、上記の摩
擦力の設定が容易であり、もって転写時のテープ送りを
軽くして、且つ不使用時に振り動かされてもテープの弛
み出しを生じない係止力を付与できる上、コイルスプリ
ングのような大きな装填用空間を必要とせず、修正具ケ
ースの嵩を低くできる。
【0014】繰出ギヤのボス部の先端側に環状受け板を
嵌装し、テープリールと環状板ばねを該環状受け板と繰
出ギヤのギヤ円板部との間に嵌装した構成では、テープ
リール及び環状板ばねとが共に繰出ギヤに保持されるか
ら、修正具の組み立てに当たり、これらを予め上記ボス
部に嵌装した一体物の形でケース内へ組み込むことがで
きる。
【0015】上記の環状板ばねとしては、皿ばねや波ワ
ッシャー形ばねを使用できる。しかして、特に後者の波
ワッシャー形ばねは、両側の対向面に対して波形の凸曲
面で接するので摺動抵抗が小さいことから、不使用時の
テープの弛み出しを避けるために押圧力を強く設定して
も、転写時のテープリールと繰出ギヤとの回転ずれを非
常に滑らかに行わせることができる。
【0016】
【実施例】図1〜図5はこの考案を適用したペン形の転
写式修正具を示す。図1において、1は硬質合成樹脂成
形物からなるケースであり、後部側のやや縦に偏平な長
箱状のリール収納部2と、前部側の略角筒状をなす長筒
部3とに分割構成され、長筒部3の前端の円形開口部3
aより転写ヘッド4が突出している。しかして、長筒部
3は、前部側が周面にセレーション5aを設けた略正四
角筒状の把持部5を構成すると共に、後部側は後端がリ
ール収納部2の長方形の前端外形と合致するように後方
へ向かって縦幅を増大する形状となっている。6はリー
ル収納部2の片側面に設けた弛み補正用の捻回部であ
る。
【0017】リール収納部2は本体2aとこれに嵌合す
る蓋体2bとに縦割り形に構成され、図2に示すよう
に、その前端面より前方へ突出する長い帯板状の支持片
7が本体2a側に一体に形成されており、この支持片7
の先端に転写ヘッド4が一体に設けられている。しかし
て、図3に示すように、支持片7は、その主面が横方向
に沿うように配置しており、前端寄りの左右両側に突設
した短い係止片7a,7aを、長筒部3の前端寄り内周
面の係止溝3b、3bに係合している。また転写ヘッド
4は、図3,図4に示すように、支持片7の延長上にあ
る板状部4aの先端がへら状の剥離エッジ4bを構成
し、板状部4aの左右両側にガイド部4c,4cを有し
ている。これらガイド部4c,4cは、外側面が剥離エ
ッジ4b側を頂きとする略円錐形の周側面をなす形に形
成され、板状部4aの厚み方向両側へ突出している。な
お、剥離エッジ4bのテープ引き出し側(下面側)には
エッジ方向に沿う隆起部4dが設けてある。
【0018】図2及び図5に示すように、リール収納部
2内では、本体2aの内面側に相前後して突設された筒
状支軸8,9に、大径の繰出ギヤ10とこれに噛合する
小径の巻取ギヤ11とがそれぞれ回転自在に嵌装されて
いる。上記の繰出ギヤ10は、ギヤ円板部10aの片側
へ突出するボス部10bを備え、該ボス部10bに波ワ
ッシャ形の環状板ばね12と転写型正テープ13のテー
プリール14とが遊嵌されると共に、該ボス部10aの
先端に環状受け板15が圧入嵌着されている。しかし
て、環状板ばね12は、図6及び図7に示すように3サ
イクルの波ワッシャ形であり、テープリール14のコア
14aの一方の端面とギア円板部10aの内側面との間
に圧縮状態で介在し、対向両面に対してそれぞれ三箇所
の波頂部12a・・で接しており、その弾性反発力にて
テープリール14を環状受け板15側へ押圧している。
【0019】テープリール14のコア14aはテープ1
3の幅よりも長く構成され、該テープ13が環状板ばね
12側の端面に一方の巻回側面が略面一になる形で嵌装
されている。また環状受け板15は、テープ13の他方
の巻回側面に近接して配置するテープずれ奉仕用のフラ
ンジ部15aを有すると共に、内側面に形成した環状凸
部15bにて上記コア14aの他方の端面と線接触して
いる。なお、ギヤ円板部10a及び環状受け板15の両
外側面は、リール収納部2の本体2a及び蓋板2bの両
内面に形成された環状凸部16a,16bとそれぞれ対
接している。17は蓋板2bの内面に突設された係合軸
であり、筒状支軸8に圧入嵌合されている。
【0020】巻取ギヤ11のボス部は、巻取リール18
としてテープリール14から導出した転写型修正テープ
13の始端を止着している。そして該巻取リール18の
径小の先端部18aは、ケース2の蓋板2bの内面側に
形成した環状突縁19に挿嵌して外部に露呈しており、
この端面に形成された円弧底の溝によって前記の捻回部
6を構成している。
【0021】図2に示すように、テープリール14から
繰り出された転写型修正テープ13は、リール収納部2
の前端面に設けた一方の窓部20aから長筒部3内を通
り、転写ヘッド4の剥離エッジ4bで折り返して、他方
の窓部20bよりリール収納部2内に戻り、巻取リール
18に巻き取られるように配設されている。この場合、
両リール14,18におけるテープ13の幅方向と剥離
エッジ4bの方向が一致しており、テープ13は捻じれ
のない状態にある。なお、転写型修正テープ13は、ポ
リエステル等のテープ基材上に修正塗料層が設けられた
ものであり、一般的な市販品を使用できる。
【0022】図4及び図5の仮想線で示す21は透孔2
1a付きのキャップであり、不使用時に長筒部3先端の
キャップ装着部3bに嵌着して転写ヘッド4を保護する
ようになされている。
【0023】上記構成の転写式修正具によって文字や線
等の修正を行うには、紙面の修正を要する始端位置に転
写ヘッド4の剥離ヘッド4bつまり転写型修正テープ1
3の折り返し部を押し付け、この押し付け状態のまま修
正具を引いて移動させればよい。この操作により、該テ
ープ13の表面側の修正塗料層がテープ基材から剥離す
ると同時に表面の粘着性により紙面に転着し、且つ上記
移動に伴う引張作用でテープリール14から該テープ1
3が繰り出され、この繰り出しによるテープリール14
の回転に連動して繰出ギヤ10が回転し、これに噛合す
る巻取リール18も回転して修正塗料層の剥離後のテー
プ基材を自動的に巻き取る。しかして、紙面に転着した
修正塗料層により文字や線等が隠蔽消去されるが、この
塗料層上には直ちに訂正文字や線等を書き込める。
【0024】ここで、繰出ギヤ10とテープリール14
が環状板ばね12による軸方向の押圧力によって相互に
圧接して仮係止されているので、上記の転写修正に伴っ
てテープ13が繰り出される際、繰出ギヤ10はテープ
リール14と一体に回転しようとし、巻取リール18も
連動して回転しようとする。しかるに、繰出ギヤ10の
回転に対して巻取ギヤ11は小径であるために増速回転
するが、巻取リール18はテープ13の繰出量以上に巻
き取りできないため、該巻取リール18側からのブレー
キ作用を生じる。従って、転写修正中の繰出ギヤ10
は、テープリール14に対し、環状板ばね12を介した
対向面相互、並びに環状受け板15との対向面相互で摺
動し、滑らかに無段階的に回転遅れする。しかして、テ
ープリール14より転写ヘッド4を経て巻取リール18
に至る繰出部分のテープ13は、増速回転しようとする
巻取リール18側からの引張作用により、常に緊張状態
を保持する。また、不使用時には、テープリール14は
環状板ばね12により繰出ギヤ10に係止されており、
修正具が運搬等で振り動かされてもテープ13の弛み出
しを生じる恐れはない。
【0025】なお、上記実施例では環状板ばねとして波
ワッシャー形のものを用いているが、これに代えて皿ば
ねを用いてもよい。図8はその一例を示すものであり、
この皿ばね22は、平坦リング部22aの内周側に、内
向き斜め上方に起立した複数の切り起こし片22b・・
・が等配形成されたものであり、これら切り起こし片2
2bの弾性によるばね力を発揮する。
【0026】また、実施例では環状板ばね12を繰出ギ
ヤ10のギヤ円板部10aとテープリール14との間に
介在させているが、言うまでもなく環状受け板15とテ
ープリール14との間に配置しても同じであると共に、
環状受け板15が繰出ギヤ10のボス部10bに一体化
されずに遊嵌されている場合でも同様のばね力による仮
係止作用を発揮できる。更にこの考案では、環状受け板
15を省略した構造において、実施例の如く環状板ばね
を繰出ギヤのギヤ円板部とテープリールの一方のコア端
面との間に配置し、該テープリールの他方のコア端面が
ケース内面と直接に摺接する構成、環状板ばねがケース
内面と対向するテープリールのコア端面との間に配置
し、該テープリールの他方のコア端面と繰出ギヤのギヤ
円板部とが直接に摺接する構成、環状板ばねがケース内
面と対向するギヤ円板部との間に配置し、テープリール
のコア端面と繰出ギヤのギヤ円板部とが直接に摺接する
構成、2個の環状板ばねを上記例示構成の配置位置にお
ける異なる2ヵ所に介在させる構成等も採用可能であ
る。
【0027】なお、この考案は、例示したベン形のもの
に限らず、ケースの形状や転写ヘッドの形状が異なる種
々の転写式修正具に適用できる。
【0028】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、テープリール
より繰り出される転写型修正テープを転写ヘッドの剥離
エッジを介して紙面に押し当てることにより、該テープ
の修正塗料層を紙面に転着させると共に、転写後のテー
プ基材を巻取リールに巻き取る構成の転写式修正具とし
て、転写時に耳障りな音を発生せず使用感がよいと共
に、平滑な転写修正面が得られ、しかもテープの繰り出
し・巻き取りの円滑性及び安定性に優れ、軽く滑らかに
転写修正できると共に、不使用時に振り動かされてもテ
ープの弛み出しを生じず、且つ一定した品質でケースの
嵩が低いコンパクトなものが提供される。
【0029】またこの考案の請求項2によれば、上記の
転写式修正具として、特に組立製作の容易なものが提供
される。
【0030】この考案の請求項3によれば、上記の転写
式修正具として、特に転写時の操作性に優れ、より軽く
滑らかに転写修正できると共に、不使用時のテープの弛
み出しをより強固に阻止できるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例に係る転写式修正具の斜
視図。
【図2】 同転写式修正具の縦断側面図。
【図3】 同転写式修正具の転写ヘッド側の横断平面
図。
【図4】 図3のIV−IV線の断面矢視図。
【図5】 同転写式修正具のテープ繰出・巻取機構部の
横断平面図。
【図6】 同転写式修正具に用いる波ワッシャ形の環状
板ばねの斜視図。
【図7】 同環状板ばねの側面図。
【図8】 同転写式修正具に用いる皿ばね形の環状板ば
ねの斜視図。
【符号の説明】 1 ケース 4 転写ヘッド 4b 剥離エッジ 8 筒型支軸 9 筒型支軸 10 繰出ギヤ 10a ギヤ円板部 10b ボス部 11 巻取ギヤ 12 波ワッシャ形の環状板ばね 13 転写型修正テープ 14 テープリール 14a コア部 15 環状受け板 18 巻取リール 22 皿ばね(環状板ばね)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−54469(JP,U) 実開 平4−46069(JP,U) 実開 昭60−167052(JP,U) 実公 平7−41732(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 35/07 B43L 19/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールより繰り出される転写型修
    正テープを転写ヘッドの剥離エッジを介して紙面に押し
    当てることにより、該テープの修正塗料層を紙面に転着
    させると共に、転写後のテープ基材を巻取リールに巻き
    取る構成の転写式修正具において、一端に上記転写ヘッ
    ドを設けたケース内に、大径の繰出ギヤとこれに噛合す
    る小径のギヤを備えた上記巻取リールとが架装され、繰
    出ギヤのボス部に上記テープリールが遊嵌されると共
    に、該テープリールと繰出ギヤとが環状板ばねの軸方向
    の押圧力により相互に仮係止されていることを特徴とす
    る転写式修正具。
  2. 【請求項2】 繰出ギヤのボス部の先端側に環状受け板
    が嵌装され、該環状受け板と繰出ギヤのギヤ円板部との
    間に、テープリールと環状板ばねとが嵌装されてなる請
    求項1記載の転写式修正具。
  3. 【請求項3】 環状板ばねが波ワッシャ形である請求項
    1又は2記載の転写式修正具。
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