JP2581717Y2 - 通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具 - Google Patents
通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスタックに組まれた複数
の同一周波数を送受信する通信アンテナと通信機との連
結に用いる通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具に関す
るものである。
の同一周波数を送受信する通信アンテナと通信機との連
結に用いる通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の同軸ケ−ブル結合具には例えば
実公昭63−48966号公報記載の通信用アンテナの
結合具がある。このものは、本体の周辺に複数の引込口
と一つの接栓座を設けており、複数の通信アンテナに対
してそれぞれ一端を接続すべき複数の同軸ケ−ブルの他
端部は、その外部導体を引込口に、中心導体を接栓座の
中心導体にそれぞれ半田付けをし、通信機につながる同
軸ケ−ブルは、その自由端に設ける接栓によって接栓座
に着脱可能に取付けている。
実公昭63−48966号公報記載の通信用アンテナの
結合具がある。このものは、本体の周辺に複数の引込口
と一つの接栓座を設けており、複数の通信アンテナに対
してそれぞれ一端を接続すべき複数の同軸ケ−ブルの他
端部は、その外部導体を引込口に、中心導体を接栓座の
中心導体にそれぞれ半田付けをし、通信機につながる同
軸ケ−ブルは、その自由端に設ける接栓によって接栓座
に着脱可能に取付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、通信用アン
テナに接続すべき同軸ケ−ブルは、中心導体の先端を接
栓座の中心導体接続位置に位置決めしてから外部導体を
引込口に半田付けする構成ゆえ、取扱いが面倒で且つ時
間がかかる非能率な作業となる。また、このような取付
けでは引込口から中心導体接続用空間へ雨水が侵入する
ので、同軸ケ−ブルを本体に取付後自己融着テ−プ等に
よる煩雑な浸水防止処理が不可決となる。従って、同軸
ケ−ブルの中心導体先端を接栓座の中心導体位置に位置
決めしてから侵水防止処理を完了するまでの作業時間が
長くなり、しかも煩雑で非能率な作業となる不都合があ
った。さらに、本体に対する同軸ケ−ブルの着脱は半田
による接続では簡単に行えず、また、着脱を容易にする
ため、本体には接栓座を設け、同軸ケ−ブルには接栓を
設けることはコスト高となる。
テナに接続すべき同軸ケ−ブルは、中心導体の先端を接
栓座の中心導体接続位置に位置決めしてから外部導体を
引込口に半田付けする構成ゆえ、取扱いが面倒で且つ時
間がかかる非能率な作業となる。また、このような取付
けでは引込口から中心導体接続用空間へ雨水が侵入する
ので、同軸ケ−ブルを本体に取付後自己融着テ−プ等に
よる煩雑な浸水防止処理が不可決となる。従って、同軸
ケ−ブルの中心導体先端を接栓座の中心導体位置に位置
決めしてから侵水防止処理を完了するまでの作業時間が
長くなり、しかも煩雑で非能率な作業となる不都合があ
った。さらに、本体に対する同軸ケ−ブルの着脱は半田
による接続では簡単に行えず、また、着脱を容易にする
ため、本体には接栓座を設け、同軸ケ−ブルには接栓を
設けることはコスト高となる。
【0004】そこで本考案では同軸ケ−ブルの中心導体
接続位置への位置決め、同軸ケ−ブルの外部導体と結合
具本体との接続および中心導体接続用空所の水密性確保
に要する作業時間を大幅に短縮すると共に作業の能率化
を図り、さらに結合具本体に対して全ての同軸ケ−ブル
を容易に着脱でき、且つ結合具本体への同軸ケ−ブルの
取付けに接栓が不要となる通信用アンテナの同軸ケ−ブ
ル結合具を提供することを目的とする。
接続位置への位置決め、同軸ケ−ブルの外部導体と結合
具本体との接続および中心導体接続用空所の水密性確保
に要する作業時間を大幅に短縮すると共に作業の能率化
を図り、さらに結合具本体に対して全ての同軸ケ−ブル
を容易に着脱でき、且つ結合具本体への同軸ケ−ブルの
取付けに接栓が不要となる通信用アンテナの同軸ケ−ブ
ル結合具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案においては、複数の通信用アンテナに対してそれ
ぞれ一端を接続する複数の同軸ケ−ブルの各他端と、一
端を通信機に接続する同軸ケ−ブルの他端とを結合し
て、前記複数の通信用アンテナと前記通信機とを連結す
るようにした通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具にお
いて、前記同軸ケ−ブルの外部被覆体にはその他端から
突き出て露出した中心導体、外部導体より外部被覆体へ
向けて締付金具、水密材およびテ−パ面を水密材の反対
側にとった楔材の順で嵌める同軸ケ−ブル取付具を備
え、導電材料で形成され且つ内部に中心導体接続用空所
を有する結合具本体の周りには、同軸ケ−ブルの露出し
た中心導体を前記中心導体接続用空所に挿入し得る複数
の孔部を形成すると共に、各孔部に、楔材と水密材を案
内する孔部と、締付金具を螺合するねじ孔と、中心導体
の先端が前記中心導体接続用空所の中心導体接続位置に
あるとき楔材のテ−パ面とでこのテ−パ面に添わせた外
部導体を挟着するテ−パ孔を形成したことを特徴とする
ものである。
本考案においては、複数の通信用アンテナに対してそれ
ぞれ一端を接続する複数の同軸ケ−ブルの各他端と、一
端を通信機に接続する同軸ケ−ブルの他端とを結合し
て、前記複数の通信用アンテナと前記通信機とを連結す
るようにした通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具にお
いて、前記同軸ケ−ブルの外部被覆体にはその他端から
突き出て露出した中心導体、外部導体より外部被覆体へ
向けて締付金具、水密材およびテ−パ面を水密材の反対
側にとった楔材の順で嵌める同軸ケ−ブル取付具を備
え、導電材料で形成され且つ内部に中心導体接続用空所
を有する結合具本体の周りには、同軸ケ−ブルの露出し
た中心導体を前記中心導体接続用空所に挿入し得る複数
の孔部を形成すると共に、各孔部に、楔材と水密材を案
内する孔部と、締付金具を螺合するねじ孔と、中心導体
の先端が前記中心導体接続用空所の中心導体接続位置に
あるとき楔材のテ−パ面とでこのテ−パ面に添わせた外
部導体を挟着するテ−パ孔を形成したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作 用】同軸ケ−ブルの外部被覆体に、中心導体の露
出先端部より外部被覆体へ順次締付金具、水密材、テ−
パ面を水密材の反対側にとった楔材を嵌め、楔材のテ−
パ面に外部導体の露出先端部を添わせた同軸ケ−ブル
を、中心導体の露出先端部から結合具本体の孔部へ挿入
し、楔材のテ−パ面と結合具本体のテ−パ孔とで外部導
体を挟着するまで締付金具を締付ける。これにより、結
合具本体と外部導体との電気的接続が得られると同時
に、中心導体の露出先端は中心導体接続用空所の中心導
体接続位置に位置決めされ、また、楔材と締付金具とで
挟圧されて弾性変形した水密材が結合具本体の孔部と同
軸ケ−ブルの外部被覆体とに圧接し、結合具本体と外部
導体との接続箇所および中心導体接続用空所への雨水の
侵入を防ぐ。
出先端部より外部被覆体へ順次締付金具、水密材、テ−
パ面を水密材の反対側にとった楔材を嵌め、楔材のテ−
パ面に外部導体の露出先端部を添わせた同軸ケ−ブル
を、中心導体の露出先端部から結合具本体の孔部へ挿入
し、楔材のテ−パ面と結合具本体のテ−パ孔とで外部導
体を挟着するまで締付金具を締付ける。これにより、結
合具本体と外部導体との電気的接続が得られると同時
に、中心導体の露出先端は中心導体接続用空所の中心導
体接続位置に位置決めされ、また、楔材と締付金具とで
挟圧されて弾性変形した水密材が結合具本体の孔部と同
軸ケ−ブルの外部被覆体とに圧接し、結合具本体と外部
導体との接続箇所および中心導体接続用空所への雨水の
侵入を防ぐ。
【0007】結合具本体に固着された複数の同軸ケ−ブ
ルの中心導体は、先端同士を接続する。この接続には、
複数の中心導体挿入用通孔を形成した一体型または二つ
割りの中心導体接続片を用いて接続してもよい。
ルの中心導体は、先端同士を接続する。この接続には、
複数の中心導体挿入用通孔を形成した一体型または二つ
割りの中心導体接続片を用いて接続してもよい。
【0008】尚、結合具本体に締付金具で同軸ケ−ブル
を取付ける際、締付金具と水密材との間に座金を介在さ
せれば、締付金具をスム−ズに締付けできる。
を取付ける際、締付金具と水密材との間に座金を介在さ
せれば、締付金具をスム−ズに締付けできる。
【0009】
【実 施 例】本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1はアンテナマスト、2はUボルト
3、ナット4等によってアンテナマスト1に取付けられ
たクロスマウント、5はクロスマウント2に連結具6,
6でほぼ水平状に横設されたア−ムで、クロスマウント
2を中心にして左右両側にそれぞれ同一周波数を送受信
する通信用アンテナ7,7をア−ム5と直交状に横設し
ている。
る。図1において、1はアンテナマスト、2はUボルト
3、ナット4等によってアンテナマスト1に取付けられ
たクロスマウント、5はクロスマウント2に連結具6,
6でほぼ水平状に横設されたア−ムで、クロスマウント
2を中心にして左右両側にそれぞれ同一周波数を送受信
する通信用アンテナ7,7をア−ム5と直交状に横設し
ている。
【0010】8は2列スタック用の同軸ケ−ブル結合
具、10は4列スタック用の同軸ケ−ブル結合具であ
る。2列スタック用の同軸ケ−ブル結合具8の左右両突
出部11,11は同軸ケ−ブル12,12により通信用
アンテナ7,7の給電部(図示せず)に接続する。ア−
ム5の両端側に位置する同軸ケ−ブル結合具8,8(一
方の8は図示せず)の下向き突出部13,13は同軸ケ
−ブル14,14により4列スタック用の同軸ケ−ブル
結合具10の左右両突出部15,15に接続する。4列
スタック用の同軸ケ−ブル結合具10の下向き突出部1
6は同軸ケ−ブル17により通信機(図示せず)に接続
する。尚、同軸ケ−ブル12,12,14,14はア−
ム5に、同軸ケ−ブル17はアンテナポ−ル1にそれぞ
れビニ−ルテ−プ19で取付けている。
具、10は4列スタック用の同軸ケ−ブル結合具であ
る。2列スタック用の同軸ケ−ブル結合具8の左右両突
出部11,11は同軸ケ−ブル12,12により通信用
アンテナ7,7の給電部(図示せず)に接続する。ア−
ム5の両端側に位置する同軸ケ−ブル結合具8,8(一
方の8は図示せず)の下向き突出部13,13は同軸ケ
−ブル14,14により4列スタック用の同軸ケ−ブル
結合具10の左右両突出部15,15に接続する。4列
スタック用の同軸ケ−ブル結合具10の下向き突出部1
6は同軸ケ−ブル17により通信機(図示せず)に接続
する。尚、同軸ケ−ブル12,12,14,14はア−
ム5に、同軸ケ−ブル17はアンテナポ−ル1にそれぞ
れビニ−ルテ−プ19で取付けている。
【0011】前記実施例は、スタックに組まれた通信用
アンテナ7,7,7,7と一つの通信機とを7本の同軸
ケ−ブル12,12,14,12,12,14,17と
三つの同軸ケ−ブル結合具8,8,10とで連結したも
のであるが、スタックに組まれた2本の通信用アンテナ
7,7と一つの通信機とを3本の同軸ケ−ブル12,1
2,14と一つの同軸ケ−ブル結合具8とで連結する場
合には、同軸ケ−ブル結合具8の左右両突出部11,1
1は同軸ケ−ブル12,12により通信用アンテナ7,
7の給電部に接続し、同軸ケ−ブル結合具8の下向き突
出部13は同軸ケ−ブル14により通信機に接続するこ
とになる。
アンテナ7,7,7,7と一つの通信機とを7本の同軸
ケ−ブル12,12,14,12,12,14,17と
三つの同軸ケ−ブル結合具8,8,10とで連結したも
のであるが、スタックに組まれた2本の通信用アンテナ
7,7と一つの通信機とを3本の同軸ケ−ブル12,1
2,14と一つの同軸ケ−ブル結合具8とで連結する場
合には、同軸ケ−ブル結合具8の左右両突出部11,1
1は同軸ケ−ブル12,12により通信用アンテナ7,
7の給電部に接続し、同軸ケ−ブル結合具8の下向き突
出部13は同軸ケ−ブル14により通信機に接続するこ
とになる。
【0012】同軸ケ−ブル結合具8は、図3および図4
に示すように結合具本体21、結合具本体21に同軸ケ
−ブル12,12,14を着脱自在に取付ける同軸ケ−
ブル取付具22,22,22、結合具本体21の中心導
体接続用空所25で同軸ケ−ブル12,12,14の中
心導体23,23,23の露出先端部を接続する中心導
体接続片24および結合具本体21の中心導体接続用空
所25をカバ−するカバ−機構26で構成する。
に示すように結合具本体21、結合具本体21に同軸ケ
−ブル12,12,14を着脱自在に取付ける同軸ケ−
ブル取付具22,22,22、結合具本体21の中心導
体接続用空所25で同軸ケ−ブル12,12,14の中
心導体23,23,23の露出先端部を接続する中心導
体接続片24および結合具本体21の中心導体接続用空
所25をカバ−するカバ−機構26で構成する。
【0013】結合具本体21は導電材によってほぼT字
状に形成されており、3方に突き出る突出部11,1
1,13の軸線が交叉する箇所には円形の中心導体接続
用空所25を形成し、この中心導体接続用空所25はこ
れよりも大径のねじ孔41付き円形凹部42で外部に連
通し、さらに前記突出部11,11,13には同軸ケ−
ブル12,12,14の中心導体23,23,23の露
出した先端部を中心導体接続用空所25の中心導体接続
位置に挿入し得る孔部43,43,43を形成してい
る。
状に形成されており、3方に突き出る突出部11,1
1,13の軸線が交叉する箇所には円形の中心導体接続
用空所25を形成し、この中心導体接続用空所25はこ
れよりも大径のねじ孔41付き円形凹部42で外部に連
通し、さらに前記突出部11,11,13には同軸ケ−
ブル12,12,14の中心導体23,23,23の露
出した先端部を中心導体接続用空所25の中心導体接続
位置に挿入し得る孔部43,43,43を形成してい
る。
【0014】そして孔部43には、中心導体接続用空所
25において同軸ケ−ブル12(14)の中心導体23
の露出部先端が中心導体接続片24を介して他の同軸ケ
−ブルの中心導体23の露出部先端と接続する位置をと
るとき、後述の楔材34のテ−パ面35とでこれに添わ
せた外部導体29を挟着するテ−パ孔44、このテ−パ
孔44と連通して水密材例えばガスケット33と座金3
2を案内する孔部46および締付金具31を螺合するた
めのねじ孔47を形成している。
25において同軸ケ−ブル12(14)の中心導体23
の露出部先端が中心導体接続片24を介して他の同軸ケ
−ブルの中心導体23の露出部先端と接続する位置をと
るとき、後述の楔材34のテ−パ面35とでこれに添わ
せた外部導体29を挟着するテ−パ孔44、このテ−パ
孔44と連通して水密材例えばガスケット33と座金3
2を案内する孔部46および締付金具31を螺合するた
めのねじ孔47を形成している。
【0015】同軸ケ−ブル取付具22は、外周面の一端
部にテ−パ面35を形成した楔材34、ガスケット3
3、ガスケット33より若干小径の座金32および締付
金具31からなる。
部にテ−パ面35を形成した楔材34、ガスケット3
3、ガスケット33より若干小径の座金32および締付
金具31からなる。
【0016】カバ−機構26は、円形凹部42に嵌める
ガスケット48、座金49および凹部42のねじ孔41
に螺合する溝51付きカバ−50からなる。
ガスケット48、座金49および凹部42のねじ孔41
に螺合する溝51付きカバ−50からなる。
【0017】同軸ケ−ブル12(14)は、結合具本体
21に取付ける側の外部被覆材30、外部導体29およ
び絶縁材28を所定長切り取って中心導体23を露出さ
せ、さらに外部被覆体30を所定長切り取っておく。こ
の切り取り側の外部被覆体30に同軸ケ−ブル取付具2
2を構成する締付金具31、座金32、ガスケット3
3、テ−パ面35をガスケット33の反対側にとった楔
材34を順次挿入すると、外部導体29を外側へ折り返
して楔材34のテ−パ面35に添わせる。尚、同軸ケ−
ブル12,12,14の他端には、図2に示すように接
栓38,38,39を取付けておき、接栓38,38で
通信用アンテナ7,7の給電部に、接栓39で通信機に
接続する。
21に取付ける側の外部被覆材30、外部導体29およ
び絶縁材28を所定長切り取って中心導体23を露出さ
せ、さらに外部被覆体30を所定長切り取っておく。こ
の切り取り側の外部被覆体30に同軸ケ−ブル取付具2
2を構成する締付金具31、座金32、ガスケット3
3、テ−パ面35をガスケット33の反対側にとった楔
材34を順次挿入すると、外部導体29を外側へ折り返
して楔材34のテ−パ面35に添わせる。尚、同軸ケ−
ブル12,12,14の他端には、図2に示すように接
栓38,38,39を取付けておき、接栓38,38で
通信用アンテナ7,7の給電部に、接栓39で通信機に
接続する。
【0018】結合具本体21に同軸ケ−ブル12,1
2,14を取付けるには、同軸ケ−ブル12(14)
は、前述のように外部導体29を楔材34のテ−パ面3
5に添わせてから、中心導体23の露出先端部より孔部
43,46へ挿入し締付金具31をねじ孔47に螺合す
る。そして、楔材34のテ−パ面35と結合具本体21
のテ−パ孔44とで外部導体29を挟着するまで締付金
具31を締付けると、外部導体29と結合具本体21と
が電気的に接続され、同時に、中心導体23の露出先端
は中心導体接続用空所25の中心導体接続位置に位置決
めされ、またガスケット33は楔材34と座金32とで
挟圧されて外部被覆体30と孔部46に圧接し、雨水の
侵入を防ぐ。
2,14を取付けるには、同軸ケ−ブル12(14)
は、前述のように外部導体29を楔材34のテ−パ面3
5に添わせてから、中心導体23の露出先端部より孔部
43,46へ挿入し締付金具31をねじ孔47に螺合す
る。そして、楔材34のテ−パ面35と結合具本体21
のテ−パ孔44とで外部導体29を挟着するまで締付金
具31を締付けると、外部導体29と結合具本体21と
が電気的に接続され、同時に、中心導体23の露出先端
は中心導体接続用空所25の中心導体接続位置に位置決
めされ、またガスケット33は楔材34と座金32とで
挟圧されて外部被覆体30と孔部46に圧接し、雨水の
侵入を防ぐ。
【0019】中心導体接続用空所25内で次々に中心導
体接続位置に位置決めされた中心導体23の先端は、中
心導体接続片34が一体型ではそのT字状案内孔36に
順次挿入することにより、また、中心導体接続片34が
二つ割りでは両T字状案内溝に嵌め合わせた後ビス締め
で挟着することにより、同軸ケ−ブル12,12,14
の中心導体23,23,23を一体的に接続する。尚、
中心導体23,23,23を直接半田付けすることも可
能である。接続が終わると、孔部42にガスケット48
ついで座金49を嵌め、ねじ孔41に螺合したカバ−5
0を溝51に嵌めたねじ回しで締結して閉蓋し、雨水の
侵入を防ぐ。
体接続位置に位置決めされた中心導体23の先端は、中
心導体接続片34が一体型ではそのT字状案内孔36に
順次挿入することにより、また、中心導体接続片34が
二つ割りでは両T字状案内溝に嵌め合わせた後ビス締め
で挟着することにより、同軸ケ−ブル12,12,14
の中心導体23,23,23を一体的に接続する。尚、
中心導体23,23,23を直接半田付けすることも可
能である。接続が終わると、孔部42にガスケット48
ついで座金49を嵌め、ねじ孔41に螺合したカバ−5
0を溝51に嵌めたねじ回しで締結して閉蓋し、雨水の
侵入を防ぐ。
【0020】尚、図1に示す4列スタック用の同軸ケ−
ブル結合具10は、2列スタック用の同軸ケ−ブル結合
具8と同じ構成である。このため、先の記載において、
同軸ケ−ブル結合具8は同軸ケ−ブル結合具10と、同
軸ケ−ブル12,12,14は同軸ケ−ブル14,1
4,17と、結合具本体21は結合具本体53と、結合
具本体21の突出部11,11,13は結合具本体53
の突出部15,15,16と読み替える。
ブル結合具10は、2列スタック用の同軸ケ−ブル結合
具8と同じ構成である。このため、先の記載において、
同軸ケ−ブル結合具8は同軸ケ−ブル結合具10と、同
軸ケ−ブル12,12,14は同軸ケ−ブル14,1
4,17と、結合具本体21は結合具本体53と、結合
具本体21の突出部11,11,13は結合具本体53
の突出部15,15,16と読み替える。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、同
軸ケ−ブルを締付金具で結合具本体に固定した時点で同
軸ケ−ブルの外部導体と結合具本体との電気的接続、こ
の電気的接続箇所と中心導体接続用空所への雨水の侵入
防止および中心導体接続用空所における同軸ケ−ブルの
中心導体接続位置への位置決めが同時に得られるので、
これらの作業を容易に且つ速やかに完了できる優れた効
果を奏する。
軸ケ−ブルを締付金具で結合具本体に固定した時点で同
軸ケ−ブルの外部導体と結合具本体との電気的接続、こ
の電気的接続箇所と中心導体接続用空所への雨水の侵入
防止および中心導体接続用空所における同軸ケ−ブルの
中心導体接続位置への位置決めが同時に得られるので、
これらの作業を容易に且つ速やかに完了できる優れた効
果を奏する。
【0022】また、結合具本体に対して同軸ケ−ブルの
取付け取外しが容易に行えると共に、同軸ケ−ブルの外
部導体と結合具本体との半田付けが不要となり、また、
同軸ケ−ブルを結合具本体に取付けた後の浸水防止処理
も不要となる利点がある。さらに、結合具本体に対する
同軸ケ−ブルの取付けに接栓が不要となるので、コスト
低減に役立つ。
取付け取外しが容易に行えると共に、同軸ケ−ブルの外
部導体と結合具本体との半田付けが不要となり、また、
同軸ケ−ブルを結合具本体に取付けた後の浸水防止処理
も不要となる利点がある。さらに、結合具本体に対する
同軸ケ−ブルの取付けに接栓が不要となるので、コスト
低減に役立つ。
【0023】中心導体接続用空所において各同軸ケ−ブ
ルの中心導体の先端を中心導体接続片で半田付けなしに
接続しているので、中心導体相互の接続が容易となる。
ルの中心導体の先端を中心導体接続片で半田付けなしに
接続しているので、中心導体相互の接続が容易となる。
【図1】本考案をスタックに組まれた4本の通信アンテ
ナと通信機との連結に実施した一部切欠き正面図であ
る。
ナと通信機との連結に実施した一部切欠き正面図であ
る。
【図2】同軸ケ−ブル結合具に2本の通信アンテナ用同
軸ケ−ブルと通信機用同軸ケ−ブルを接続したものの正
面図である。
軸ケ−ブルと通信機用同軸ケ−ブルを接続したものの正
面図である。
【図3】同軸ケ−ブル結合具の一部切欠き横断面図であ
る。
る。
【図4】同軸ケ−ブル結合具の一部切欠き縦断面図であ
る。
る。
7 通信用アンテナ 8 同軸ケ−ブル結合具 10 同軸ケ−ブル結合具 12 同軸ケ−ブル 14 同軸ケ−ブル 21 結合具本体 22 同軸ケ−ブル取付具 23 中心導体 24 中心導体接続片 25 中心導体接続用空所 29 外部導体 30 外部被覆体 31 締付金具 32 座金 33 水密材 34 楔材 35 テ−パ面 43 孔部 44 テ−パ孔 46 孔部 47 ねじ孔 53 結合具本体
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の通信用アンテナに対してそれぞれ
一端を接続する複数の同軸ケ−ブルの各他端と、一端を
通信機に接続する同軸ケ−ブルの他端とを結合して、前
記複数の通信用アンテナと前記通信機とを連結するよう
にした通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具において、
前記同軸ケ−ブルの外部被覆体にはその他端から突き出
て露出した中心導体、外部導体より外部被覆体へ向けて
締付金具、水密材およびテ−パ面を水密材の反対側にと
った楔材の順で嵌める同軸ケ−ブル取付具を備え、導電
材料で形成され且つ内部に中心導体接続用空所を有する
結合具本体の周りには、同軸ケ−ブルの露出した中心導
体を前記中心導体接続用空所に挿入し得る複数の孔部を
形成すると共に、各孔部に、楔材と水密材を案内する孔
部と、締付金具を螺合するねじ孔と、中心導体の先端が
前記中心導体接続用空所の中心導体接続位置にあるとき
楔材のテ−パ面とでこのテ−パ面に添わせた外部導体を
挟着するテ−パ孔を形成したことを特徴とする通信用ア
ンテナの同軸ケ−ブル結合具。 - 【請求項2】 中心導体接続用空所において各同軸ケ−
ブルの中心導体の先端を一体的に接続する中心導体接続
片を備えた請求項1記載の通信用アンテナの同軸ケ−ブ
ル結合具。 - 【請求項3】 締付金具と水密材との間に座金を介在さ
せた請求項1または2記載の通信用アンテナの同軸ケ−
ブル結合具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3374493U JP2581717Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3374493U JP2581717Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071610U JPH071610U (ja) | 1995-01-10 |
JP2581717Y2 true JP2581717Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=12394930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3374493U Expired - Fee Related JP2581717Y2 (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 通信用アンテナの同軸ケ−ブル結合具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581717Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP3374493U patent/JP2581717Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071610U (ja) | 1995-01-10 |
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