JP2581695Y2 - 車両用カップホルダ装置 - Google Patents

車両用カップホルダ装置

Info

Publication number
JP2581695Y2
JP2581695Y2 JP8399992U JP8399992U JP2581695Y2 JP 2581695 Y2 JP2581695 Y2 JP 2581695Y2 JP 8399992 U JP8399992 U JP 8399992U JP 8399992 U JP8399992 U JP 8399992U JP 2581695 Y2 JP2581695 Y2 JP 2581695Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup holder
case
cup
guide pin
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8399992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0642395U (ja
Inventor
良雄 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc, Fuji Jukogyo KK filed Critical Nifco Inc
Priority to JP8399992U priority Critical patent/JP2581695Y2/ja
Publication of JPH0642395U publication Critical patent/JPH0642395U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581695Y2 publication Critical patent/JP2581695Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、缶入り飲料等を倒れな
いように保持すべく車室内に装備される車両用カップホ
ルダ装置に関し、詳しくは、オーディオ機器やエアコン
装置の操作部と共に車両のインストルメントパネルのセ
ンタ部に設置される場合に好適な車両用カップホルダ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のインストルメントパネルの
センタ部には、オーディオ機器やエアコン装置の操作部
と共にカップホルダ装置が標準装備される傾向にある。
このカップホルダ装置として従来一般的なものは、実開
昭61−161134号公報にも見られるようなスライ
ド式のものである。これは、缶入り飲料等の容器を挿入
するカップ保持孔や挿入された容器の底を支持する支持
具などを備えたカップホルダを、ケースから手前に引出
して使用状態とし、ケース内に押込んで格納できるよう
にスライド式に構成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記公報に
記載の従来のカップホルダ装置は、オーディオ機器やエ
アコン装置の操作部と共に車両のインストルメントパネ
ルのセンタ部に設置された場合に以下のような問題を有
する。即ち、前記従来のカップホルダ装置は、カップホ
ルダが単にケース内を前後にスライドするだけであるか
ら、カップホルダを手前に引出してそのカップ保持孔内
に缶入り飲料等の容器を保持した使用状態では、容器や
カップホルダ自体がオーディオ機器やエアコン装置の操
作部の前面側に位置し、これらが邪魔になってオーディ
オ機器やエアコン装置を的確に操作できなくなるという
問題がある。
【0004】そこで本考案は、オーディオ機器やエアコ
ン装置の操作部と共にインストルメントパネルのセンタ
部に設置された場合であっても、オーディオ機器やエア
コン装置の操作を邪魔することなく使用することができ
る車両用カップホルダ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため本考案
は、ケースから引出して使用され、不使用時にはケース
内に押込まれて格納されるスライド式のカップホルダを
備えた車両用カップホルダ装置において、上記カップホ
ルダはカップ保持孔を有する手前側部分より後部を幅狭
に形成し、かつこの幅狭部分の下面にガイドピンを突設
すると共に、このカップホルダの後端部を左右方向にの
み移動自在に連結して上記ケース内をカップホルダと共
に前後方向に摺動自在なスライダを設け、上記ケースに
はカップホルダのガイドピンを案内してカップホルダを
引出した使用状態ではカップホルダを左右方向一側に移
動させるガイド溝を設けたことを手段としている。
【0006】また、このような手段に加えて、上記ガイ
ドピンは、常時下方に付勢され、レバー操作により上方
に移動してケースのガイド溝との係合が解除されるよう
に設けたことを手段としている。
【0007】
【作用】このような手段を採用した車両用カップホルダ
装置は、カップホルダをスライダと共にケースから手前
に引き出すと、カップホルダ側のガイドピンがケース側
のガイド溝に案内されることで、カップホルダはスライ
ダに沿って左右方向一側に移動する。このため、カップ
保持孔を有するカップホルダの手前側部分はケースの前
方より左右方向一側方にそれた位置をとり、使用状態に
おいて、カップ保持孔内に保持された缶入り飲料等の容
器は、ケースの前方より左右方向一側方にそれた位置に
保持される。従って、オーディオ機器やエアコン装置の
操作部と共にインストルメントパネルのセンタ部に設置
された場合であっても、オーディオ機器やエアコン装置
の操作を邪魔することがない。
【0008】また、ガイドピンをレバー操作により上方
に移動してケースのガイド溝との係合が解除されるよう
に設けた場合には、レバー操作によりカップホルダおよ
びスライダをケースから抜き出すことができ、容易に清
掃することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。車両の車室内を示す図5におい
て、インストルメントパネル1のセンタ部には、エアコ
ン装置の吹出し口2、エアコン装置の操作部3、オーデ
ィオ機器の操作部4、小物入れ5、タバコの吸殻入れ6
が配置され、上記エアコン装置の操作部3とオーディオ
機器の操作部4との間にカップホルダ装置7が配置され
ている。
【0010】前記カップホルダ装置7は、図1ないし図
3に示すように、インストルメントパネル1のセンタ部
にねじ止め固定されるケース8と、このケース8内を前
後方向に摺動自在なスライダ9と、このスライダ9に後
端部が左右方向にのみ移動自在に連結されてスライダ9
と共にケース8内を前後方向に摺動自在なスライド式の
カップホルダ10とを主体に構成されている。
【0011】前記ケース8は、手前側の前面および上面
が開放された概略長方形の浅い箱状のものであり、その
前部にはインストルメントパネル1のセンタ部に対する
ねじ止め用のフランジ8a,8aが形成され、また左右
の側壁部8b,8bの内面および底部8cの上面には前
後方向に延びるスライド溝8d,8d,8d,8dが形
成されている。
【0012】またスライダ9は、前面および上面が開放
された左右に細長く延びる箱状であり、その左右の側壁
部9a,9aの外面および底部9bの下面には、前記ケ
ース8の各スライド溝8dに沿って摺動自在な短い突条
9c,9c,9c,9cが形成されている。そしてこの
スライダ9の後壁部9dには左右方向に延びるスライド
溝9eが形成されると共に、左右の側壁部9a,9a間
にはガイドバー11が架設されている。
【0013】ここでカップホルダ10は、平面視におい
て概略長方形をなすのが従来一般的であるが、本実施例
においては、左後部の角を大きく切欠いて後半部の幅寸
法を略半分程度の幅狭に形成してある。そしてこの幅狭
部分10aの後部が前記ガイドバー11に摺動自在に嵌
合し、かつ幅狭部分10aの後端面に形成した突条10
bが前記スライダ9のスライド溝9eに摺動自在に案内
されることで、カップホルダ10はスライダ9に対して
左右方向に移動自在となっており、ケース8に対しては
その底部8c上面に沿って前後方向に移動自在となって
いる。
【0014】また、カップホルダ10の幅狭部分10a
には貫通孔10cを有する凹部10dが形成され、上記
貫通孔10cにはガイドピン12が嵌合している。この
ガイドピン12は細径のネック部12aが上記凹部10
d内に枢支されたレバー13の一端部のフォーク部13
aに係合しており、レバー13の他端部がコイルスプリ
ング14により上方に付勢されることでガイドピン12
は常時下方に付勢されている。
【0015】一方、常時下方に付勢されてカップホルダ
10の下面側に突出するガイドピン12を案内するよう
に、ケース8の底部8c上面にはガイド溝8eが形成さ
れている。このガイド溝8eは、ケース8の左後部の角
部付近を中心とした概略円弧状に形成されており、カッ
プホルダ10がケース8内に押込まれた格納状態におい
てその後端部に位置するガイドピン12を、カップホル
ダ10の引出しに応じて漸次左側に案内し、その前端部
でガイドピン12を係止するようになっている。
【0016】なお、前記カップホルダ10の前半部に
は、従来と同様に2つのカップ保持孔10e,10eが
左右に並べて形成され、またカップホルダ10の前端部
には指掛け用のハンドル部10fが形成されている。そ
してカップホルダ10の下面側には、上記カップ保持孔
10e,10eに挿通された缶入り飲料等の容器の底を
支持する底支持プレート15が揺動自在に連結されてい
る。この底支持プレート15は、カップホルダ10の引
出し時に自重で下方揺動してカップ保持孔10e,10
eの下方に位置し、カップホルダ10の押込み時にはケ
ース8の底部8c前端との係合で上方に揺動してカップ
ホルダ10と共にケース8内に格納されるようになって
いる。
【0017】つぎに、このように構成された本考案の一
実施例につき、その作用を説明する。まず、カップホル
ダ装置7を使用する場合は、カップホルダ10の前端部
のハンドル部10fを手前に引く。するとカップホルダ
10はスライダ9と共にケース8内を前方に摺動して引
き出される。その際、カップホルダ10側のガイドピン
12がケース8側の円弧状のガイド溝8eに案内される
ことで、カップホルダ10はスライダ9に沿って漸次ケ
ース8の左側に移動する。そしてガイドピン12がガイ
ド溝8eの前端部に係止されることでカップホルダ10
は停止し、この状態で底支持プレート15は自重により
下方に揺動してカップ保持孔10e,10eの下方に位
置する。そこで、カップ保持孔10e,10eに缶入り
飲料等の容器を挿入すると、容器は底支持プレート15
に底が支持されて倒れないように保持される。
【0018】図4はこのようなカップホルダ装置7の使
用状態を示しており、カップホルダ10の前端部および
そのカップ保持孔10e,10eに保持された容器C
は、インストルメントパネル1のセンタ部に配置された
エアコン装置の操作部3やオーディオ機器の操作部4の
前方より左側の側方にそれて位置している。従って、オ
ーディオ機器やエアコン装置の操作を邪魔することがな
い。
【0019】カップホルダ10をケース8内に格納する
場合には、容器Cを取除いた状態でカップホルダ10の
ハンドル部10fを後方へ押込む。すると、ガイドピン
12がガイド溝8eに案内されることで、カップホルダ
10はスライダ9に沿って右側に移動しつつケース8内
に格納される。
【0020】また、清掃作業のためにカップホルダ10
をケース8から抜出したい場合には、カップホルダ10
の凹部10d内のレバー13をコイルスプリング14に
抗して押し操作する。そうすることで、ガイドピン12
は上方に引上げられてガイド溝8eとの係合が解除され
るから、カップホルダ10はスライダ9と共にケース8
から抜出すことができる。
【0021】なお、前記実施例におけるスライダ9は、
相互に平行な2本のガイドバーによりカップホルダ10
を左右方向に案内する構造としてもよい。
【0022】また、前記実施例ではカップホルダ10を
その引出し操作に応じて漸次左側に移動するように構成
したが、カップホルダ10の平面形状およびガイド溝8
eの屈曲形状を前記実施例とは左右対称に形成してカッ
プホルダ10がその引出し操作に応じて漸次右側に移動
するように構成してもよい。
【0023】さらに、カップホルダ10に対するガイド
ピン12の取付位置や、ケース8のガイド溝8eの屈曲
形状は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の
作用効果を奏する範囲で適宜変更できるものである。
【0024】
【考案の効果】以上説明したとおり本考案によれば、カ
ップホルダをスライダと共にケースから手前に引き出す
と、カップホルダ側のガイドピンがケース側のガイド溝
に案内されることで、カップホルダはスライダに沿って
左右方向一側に移動する。このため、カップ保持孔を有
するカップホルダの手前側部分はケースの前方より左右
方向一側方にそれた位置をとり、使用状態においてカッ
プ保持孔内に保持された缶入り飲料等の容器は、ケース
の前方より左右方向一側方にそれた位置に保持される。
従って、オーディオ機器やエアコン装置の操作部と共に
インストルメントパネルのセンタ部に設置された場合で
あっても、オーディオ機器やエアコン装置の操作を邪魔
することなく使用できる。
【0025】また、ガイドピンをレバー操作により上方
に移動してケースのガイド溝との係合が解除されるよう
に設けた場合には、レバー操作によりカップホルダおよ
びスライダをケースから抜き出すことができ、容易に清
掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による車両用カップホルダ装
置の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】一実施例の作用を説明する斜視図である。
【図5】一実施例が適用される車両のインストルメント
パネル部の斜視図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 エアコン装置の吹出し口 3 エアコン装置の操作部 4 オーディオ機器の操作部 5 小物入れ 6 吸殻入れ 7 カップホルダ装置 8 ケース 8a フランジ 8b 側壁部 8c 底部 8d スライド溝 8e ガイド溝 9 スライダ 9a 側壁部 9b 底部 9c 突条 9d 後壁部 9e スライド溝 10 カップホルダ 10a 幅狭部分 10b 突条 10c 貫通孔 10d 凹部 10e カップ保持孔 10f ハンドル部 11 ガイドバー 12 ガイドピン 12a ネック部 13 レバー 13a フォーク部 14 コイルスプリング 15 底支持プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/10

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースから引出して使用され、不使用時
    にはケース内に押込まれて格納されるスライド式のカッ
    プホルダを備えた車両用カップホルダ装置において、上
    記カップホルダはカップ保持孔を有する手前側部分より
    後部を幅狭に形成し、かつこの幅狭部分の下面にガイド
    ピンを突設すると共に、このカップホルダの後端部を左
    右方向にのみ移動自在に連結して上記ケース内をカップ
    ホルダと共に前後方向に摺動自在なスライダを設け、上
    記ケースにはカップホルダのガイドピンを案内してカッ
    プホルダを引出した使用状態ではカップホルダを左右方
    向一側に移動させるガイド溝を設けたことを特徴とする
    車両用カップホルダ装置。
  2. 【請求項2】 上記ガイドピンは、常時下方に付勢さ
    れ、レバー操作により上方に移動してケースのガイド溝
    との係合が解除されるように設けたことを特徴とする請
    求項1記載の車両用カップホルダ装置。
JP8399992U 1992-11-12 1992-11-12 車両用カップホルダ装置 Expired - Lifetime JP2581695Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8399992U JP2581695Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用カップホルダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8399992U JP2581695Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用カップホルダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0642395U JPH0642395U (ja) 1994-06-03
JP2581695Y2 true JP2581695Y2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=13818233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8399992U Expired - Lifetime JP2581695Y2 (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用カップホルダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581695Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0642395U (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6050200A (en) Lap desk with external trays and hinged top
US5257846A (en) Reversible-lid arrangement
JP5336247B2 (ja) 引出し装置
JPH06211079A (ja) 引き出しユニット
US20050167300A1 (en) Storage box
US10793083B1 (en) Item holding assembly for a vehicle
US6854779B2 (en) Driver-accessible storage compartments for passenger vehicles
JP2581695Y2 (ja) 車両用カップホルダ装置
JPH0627349U (ja) 車室用デスク
JP2606579Y2 (ja) 車載用小物入れ
JP2002036962A (ja) カードホルダ付き物品収容装置
JP3049378B2 (ja) 車両用収納装置
JP3171493B2 (ja) 収納ケース
JP4059866B2 (ja) カップホルダ装置
JP2524596Y2 (ja) コイン収納可能な容器ホルダ
JPH0518204Y2 (ja)
JP2562683Y2 (ja) 収納ケース
JPH088905Y2 (ja) カップホルダ
JP2551189Y2 (ja) 車両用灰皿装置
JPH11189099A (ja) 車両用収納ボックス装置
JPH0530520Y2 (ja)
JP2584092Y2 (ja) 車載用小物入れ
JP2551190Y2 (ja) 車両用灰皿装置
JP3965677B2 (ja) 車両用内装部材
JP3183443B2 (ja) カップホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10