JP2581552Y2 - 圧延機に用いられるバックアップロール用軸受装置 - Google Patents

圧延機に用いられるバックアップロール用軸受装置

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JP2581552Y2
JP2581552Y2 JP1991099197U JP9919791U JP2581552Y2 JP 2581552 Y2 JP2581552 Y2 JP 2581552Y2 JP 1991099197 U JP1991099197 U JP 1991099197U JP 9919791 U JP9919791 U JP 9919791U JP 2581552 Y2 JP2581552 Y2 JP 2581552Y2
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JP
Japan
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ring
retaining ring
shaft
bearing device
chock
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正宏 西田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、圧延機のワー
クロールの圧延時の曲がりを押えるバックアップロール
用軸受装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなバックアップロール
用軸受装置は、図3に示すように、ロール軸1と外筒2
との間に円筒ころ3と円錐ころ軸受4とが嵌装されてい
る。上記外筒2の端部内周にはシールカバー5が嵌合さ
れて第1止め輪6で軸方向に固定され、上記ロール軸1
の端部外周にはシールリング7が嵌合されて第2止め輪
8で軸方向に固定される。上記シールリング7の外周に
はシールド9が固定され、このシールド9でシールリン
グ7とシールカバー5との間を覆うようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記止
め輪8は錆、腐食、摩耗のために短寿命であり、止め輪
8に起因した事故が発生することがある。例えば、止め
輪8が損耗すると、外筒2が軸方向に移動し、同時に水
やスケールが軸受部分に侵入してロールユニット全体が
破損するのである。
【0004】そこで、本考案の目的は、止め輪の防錆と
外れ防止、及び止め輪の損耗時の事故発生の防止を確実
に達成できるバックアップロール用軸受装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、軸に嵌装した軸受部材と、上記軸に嵌装
され、上記軸受部材を軸方向に支承するリングと、上記
軸に係止され、上記リングに当接する止め輪と、上記軸
の軸端面に対向するチョックと上記リングとの間に、上
記リングとチョックに軸方向に当接可能に介設され、か
つ上記止め輪の外周をカバーするカバー部を有するバッ
クアッププレートとを備えたことを特徴とする圧延機に
用いられるバックアップロール用軸受装置であります。
【0006】
【作用】本考案のバックアップロール用軸受装置によれ
ば、上記軸の止め輪とチョックとの間に介設したバック
アッププレートのカバー部で、止め輪の外周をカバーす
ることにより、止め輪に冷却水等がかからないので防錆
できるとともに、止め輪の抜けも防止できる。また、止
め輪が損耗したときには、リングからのアキシアル荷重
を、上記バックアッププレートを介してチョックに負荷
させる。つまり、上記バックアッププレートにアキシア
ル荷重のバックアップリングの役目をさせることによ
り、軸受部材の軸方向移動を阻止できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の圧延機のバックアップ
ロール用軸受装置である実施例により詳細に説明する。
図1に示すように、ロール軸10と外筒11との間に、
外筒11の内鍔部11aとロール軸10の内輪間座12
の両側に、円筒ころ軸受13,13が嵌装されている。
この各軸受13は、内輪13aと、外輪13bと、ころ1
3cと、保持器13dとで構成されている。
【0008】上記各軸受13の外端側には、図2に右側
部分のみ拡大して示すように、ロール軸10に内輪鍔輪
14とシールリング15が嵌装されるとともに、外筒1
1にシールカバー16が嵌装されて、シールリング15
のシール材17をシールカバー16に接触させてシール
している。
【0009】上記シールリング15の外端面を、ロール
軸10の環状溝10aに係止した止め輪18に当接させ
ることで、シールリング15を軸方向に固定している。
【0010】このシールリング15の外端面と、上記ロ
ール軸10を支持するチョック19の端面との間には、
ロール軸10の端部にシール材20を介して嵌装された
金属製(SUS等)のバックアッププレート21が介設さ
れている。このバックアッププレート21には、上記止
め輪18の外周をカバーするカバー部21aが設けられ
ている。このプレート21の厚みは、止め輪18で固定
されたシールリング15の外端面にカバー部21aの内
端面が当接しているときに、バックアッププレート21
の外端面と上記チョック19との間に僅かの隙間を隔て
るように設定する。したがって、このバックアッププレ
ート21は、シールリング15の軸方向の僅かな移動
で、シールリング15とチョック19に軸方向に当接す
るようになっている。
【0011】上記構成によれば、バックアッププレート
21のカバー部21aで止め輪18の外周がカバーされ
るので、止め輪18に冷却水等がかからないので防錆で
きる。また、バックアッププレート21のカバー部21
aで止め輪18の半径方向の抜けが防止できる。
【0012】ところで、外筒11にアキシアル荷重Fa
が作用したとき、荷重Faは、通常は、外筒11→外輪
13b→ころ13c→内輪鍔輪14→シールリング15→
止め輪18→ロール軸10→チョック19の順に伝わ
る。
【0013】一方、止め輪18が損耗している場合に
は、荷重Faは、外筒11→外輪13b→ころ13c→内
輪鍔輪14→シールリング15までは同じであるが、こ
れ以後は、バックアッププレート21→チョック19の
順で負荷されて、止め輪18及びロール軸10には負荷
されない。つまり、バックアッププレート21は、止め
輪18の損耗時のバックアップリングの役目をするの
で、外筒11の軸方向移動が阻止されるようになる。こ
れにより、水やスケールが軸受部分に侵入してロールユ
ニット全体が破損するという事故が未然に防止できる。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の圧延機に用いられるバックアップロール用軸受装置
は、軸の止め輪とチョックとの間に介設したバックアッ
ププレートのカバー部で、止め輪の外周をカバーするよ
うにしたものである。したがって、止め輪に冷却水等が
かからないので防錆できるとともに、止め輪の抜けも防
止できる。また、止め輪が損耗したときには、上記軸に
嵌装したリングからのアキシアル荷重を、上記バックア
ッププレートを介してチョックに負荷させるようにした
から、軸受部材の軸方向移動を阻止でき、水等の侵入に
よるバックアップロール用軸受装置全体の破損事故も未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例のバックアップロール用軸受
装置の要部断面側面図
【図2】 図1の要部拡大図
【図3】 従来のバックアップロール用軸受装置の要部
断面図
【符号の説明】
10…ロール軸、11…外筒、13…円筒コロ軸受、1
4…内輪鍔輪、15…シールリング、18…止め輪、1
9…チョック、21…バックアッププレート、21a…
カバー部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 31/07 F16C 13/02 F16C 33/76 F16C 35/06 F16J 15/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に嵌装した軸受部材と、 上記軸に嵌装され、上記軸受部材を軸方向に支承するリ
    ングと、 上記軸に係止され、上記リングに当接する止め輪と、 上記軸の軸端面に対向するチョックと上記リングとの間
    に、上記リングとチョックに軸方向に当接可能に介設さ
    れ、かつ上記止め輪の外周をカバーするカバー部を有す
    るバックアッププレートとを備えたことを特徴とする圧
    延機に用いられるバックアップロール用軸受装置。
JP1991099197U 1991-12-02 1991-12-02 圧延機に用いられるバックアップロール用軸受装置 Expired - Lifetime JP2581552Y2 (ja)

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JPH0549102U JPH0549102U (ja) 1993-06-29
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JP5256871B2 (ja) * 2008-06-13 2013-08-07 日本精工株式会社 底付きシェル型総ころ軸受およびユニバーサルジョイント
JP5537799B2 (ja) * 2008-11-21 2014-07-02 Ntn株式会社 ロールの軸受構造
JP5760491B2 (ja) * 2011-02-18 2015-08-12 日本精工株式会社 外輪回転形転がり軸受及び圧延機

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JPS57169810U (ja) * 1981-04-20 1982-10-26

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