JP2580737Y2 - 蒲鉾等の自動蒸装置 - Google Patents

蒲鉾等の自動蒸装置

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JP2580737Y2
JP2580737Y2 JP1992035481U JP3548192U JP2580737Y2 JP 2580737 Y2 JP2580737 Y2 JP 2580737Y2 JP 1992035481 U JP1992035481 U JP 1992035481U JP 3548192 U JP3548192 U JP 3548192U JP 2580737 Y2 JP2580737 Y2 JP 2580737Y2
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Inventor
康夫 栗原
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株式会社備文機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蒲鉾を多段に積載した台
車を移送させながら蒸すことを可能とする蒲鉾等の自動
蒸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒲鉾等の加熱処理に於て、バッチ式の蒸
機は特公昭59−41390号、特公昭59−5182
7号、実開平4−10822号等に示す如く、台車に数
段の棚を設けると共に蒲鉾を並列させ、その台車を蒸機
内へ人手により出し入れして加熱処理を行っている。コ
ンベヤ式蒸機は、実公昭42−13996号、実公昭4
4−1599号に示す如く、コンベヤ上に蒲鉾を並列で
一段(一列)で加熱処理している。ゴンドラ式の蒸機
は、実公昭56−37594号、実公昭60−1182
1号に示す如く、チェンを蛇行状に張設し、このチェン
に吊下げられ移送するゴンドラに蒲鉾を並列して加熱処
理をする等々のものが一般に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら従来の方法
では、バッチ式の蒸機に於ては台車の出し入れに力量と
人手を要し、又その都度多量の蒸気が工場内に流出し天
井から雫が落ちたり、カビや雑菌等が発生して不衛生に
なったり、蒸機本体も多数必要である。コンベヤ式の蒸
機に於ては、蒸機本体が相当に長く又巾も広く必要で全
体的に大きなスペースを必要とするばかりか、蒸機本体
に蒸気熱を奪われ熱効率も著しく悪い。
【0004】ゴンドラ式の蒸機に於ては、ゴンドラをチ
ェンにより蛇行状に張設して吊下げられて使用するた
め、該ゴンドラを吊下げて移送するための上下左右間の
スペースが多く必要となり、機械が大型化し熱効果が悪
い等々の問題と各々の蒸機内が複雑であり殺菌洗浄が出
来ない問題がある。本考案はこのような欠陥を改善し
て、蒸機室を小型化して熱効果を良くすると共に、蒸機
内が完全に殺菌洗浄が出来て蒲鉾を衛生的に且つ自動的
に加熱処理することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は逆凹字状の密閉
した基部前後個所を台車の入口と出口とに形成し、該蒸
機室内上部には高温蒸気を噴出させると共に、基部入口
と出口とに働く大気圧により該蒸気が蒸機室内へ封じ込
められるようになし、且つ蒸機室内にはレールを設けて
台車が順次走行移動しながら蒲鉾を蒸すように構成した
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】1は逆凹字状に形成した本考案装置に関する
蒸機室であり、1a及び1bはその基部前後個所の台車
入口と出口である。この際、その入口1aと出口1bに
はエアー噴出装置2a及び2bが設けてあり、これによ
るエアーカーテン2’a及び2’bで外気と蒸機室1内
との遮断を図って、蒸機室1内蒸気の流出が防止される
ようになっている。又、該入口1aと出口1b個所には
台車を蒸機室1上部へ持上げたり、或いは下降させたり
するための昇降手段(台板3のみ図示)が設けてある。
【0007】4は蒸気噴出管であって、蒸機室1上部の
長さ方向に沿う左右側壁面へ複数ブロックに分けて設け
しめてなる。5は同床面Fの適当間隔に穿設したドレン
穴であって、配管Gを介して一個所へ集められて排出さ
れるようになっている。一方、6は上記床面Fに敷設し
た台車の走行用レールであり、7は台車が昇降手段で持
上げられた際、走行用レール6に向けて押出されるよう
になすための押出しシリンダー、8は天井面のファン、
9は同じく天井面に設けた蒸気噴射ノズルである。他
方、10は蒲鉾Pを多段の棚Kに積載するための台車で
あり、又11は加熱処理後の台車を蒸機室外部へ送出す
ための送出しシリンダーである。
【0008】次に作用について説明する。上記構成に於
て蒲鉾Pを多段の棚Kに積載した台車10を蒸機室1の
手前基部入口1aに設けた上昇リフトに導入すると、台
車10は該上昇リフトにより上部の蒸機室1の上部へ上
昇し、次に送出しシリンダー7のプッシャーの作動によ
り台車10は蒸機室内1に設けられたレール6の上に移
送される。蒸機室内1には続々と移送されて来る台車1
0が所定時間移送加熱処理されて、後方出口1b側の下
降リフトの上に移送されると位置センサー12により下
降リフトはゆっくり下降して、加熱処理された蒲鉾Pは
台車10と共に送出しシリンダー11により蒸機室1の
外に送出される。
【0009】前記蒸機室1はその前後位置に設けてある
台車10の入口1a及び出口1bにエアー噴出装置2a
及び2bを設けることによりエアーカーテン2’a、
2’bを作り、蒸機室内1の蒸気が外部へ流出すること
の無いようになされている。又、必要に応じて蒸機室内
1の上方部天井の任意位置に設けたスチー噴出ノズル
9から噴出するスチームカーテン13で室内を適宜区切
ることにより、蒲鉾の坐り室14が構成されるようにす
る。
【0010】蒸機室内1は、最初の運転時に高温蒸気を
両側面に設けられた蒸気噴射ノズル4により蒸機内1に
充満させて熱伝導の悪い空気を下部ドレン穴5より噴出
させた後、上部に設けられた数個のファン8を回転させ
て蒸機室内1の高温蒸気を撹拌させ温度を均一にさせる
ようにする。(この際、蒸気の噴出量は蒸機室内に設け
た温度センサー15と蒸気自動調節装置16により自動
調節されるのである。)
【0011】しかして、蒸機室内1には台車10を移送
するためのレール6が設けられており、これを介して台
車10が押出しシリンダー7により間歇的に送られるも
のとなる。尚、蒸機室内1の底部には数個のドレン穴5
が設けてあり、温度低下を防ぐべく常に温度が下がった
蒸気や水を外部に排出させるようになしており、又蒸し
作業が終了したら蒸機室内1に数個所設けた高圧自動回
転ノズル17により高温蒸気を回転噴射させて蒸機室内
1及び必要に応じて空の台車10を挿入して同時に完全
殺菌洗浄を行うようになすのである。上記実施例では台
車を押送装置により間歇的移送する方式を示したが、チ
ェン式或いは吊下げ移送とすることも出来る。尚、蒸機
噴射ノズル及び蒸気自動調節機と冷凍機とを取替えるこ
とにより、冷却機として使用することが出来る。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の如き構成のため次の如き
優れた作用効果を奏するものである。 逆凹字状となした蒸機室の下部より台車を出し入れす
るので、高温の蒸気が蒸機室内より漏れない。 熱伝導が悪い空気や温度が下がった蒸気及び水滴は下
部ドレン穴より常に排出されるので、蒸機室内の温度が
均一である。 蒲鉾を多段の棚に並列積載した台車を移動しながら蒸
気加熱するので、蒸機が小型で小スペースとなり、従っ
て蒸気圧及び蒸気量が少なくて済む。 蒸機室内部が小スペースで、しかもファンによる蒸気
の撹拌がスムーズで温度が均一化される。 台車に蒲鉾を積載したまま移送できるので便利であ
る。 蒸機室内にスチームカーテンを使用することも出来、
適宜必要な坐り室を簡単に構成できる。 蒸機室は図4に示す如く冷却機19等と直列に接続し
て使用することが出来、又蒸気と冷却機とは図5に示す
如くUターン式に接続して使用することが出来るものと
なる。 室内に蒸気漏れがなく、天井等にカビ・雑菌等の繁殖
がなくなって衛生的となる。 蒸機室はブロックユニットとして蒲鉾の生産量に応じ
て長くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の縦断正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本考案装置全体の模式平面図である。
【図4】本考案装置の他の例を示すもので、Aは模式平
面図、Bは同正面図である。
【図5】同じく他の例の模式平面図である。
【符号の説明】
1 蒸機室 1a 入口 1b 出口 2a、2b エアー噴出装置 4 蒸気噴出管 5 ドレン穴 6 レール 7 押出しシリンダー 8 ファン 10 台車 11 送出しシリンダー 12 位置センサー 13 スチームカーテン 14 坐り室 15 温度センサー 16 温度調節装置 17 高圧自動回転ノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆凹字状の密閉した基部前後個所を台車
    の入口と出口とに形成し、該蒸機室内上部には高温蒸気
    を噴出させると共に、基部入口と出口とに働く大気圧に
    より蒸気が蒸機室内へ封じ込められるようになし、且つ
    蒸機室内にはレールを設けて台車が順次走行移動しなが
    ら蒲鉾を蒸すように構成したことを特徴とする蒲鉾等の
    自動蒸装置。
JP1992035481U 1992-04-09 1992-04-09 蒲鉾等の自動蒸装置 Expired - Lifetime JP2580737Y2 (ja)

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JPH0582293U JPH0582293U (ja) 1993-11-09
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