JP2580731Y2 - ウェーハ格納・取出し装置 - Google Patents

ウェーハ格納・取出し装置

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JP2580731Y2
JP2580731Y2 JP1993068361U JP6836193U JP2580731Y2 JP 2580731 Y2 JP2580731 Y2 JP 2580731Y2 JP 1993068361 U JP1993068361 U JP 1993068361U JP 6836193 U JP6836193 U JP 6836193U JP 2580731 Y2 JP2580731 Y2 JP 2580731Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は半導体素子の素材となる
シリコン等のウェーハを多数枚重ねて格納し、格納した
状態からウェーハを1枚ずつ取り出すウェーハ格納・取
出し装置に係わり、特に乾燥したウェーハに適したウェ
ーハ格納・取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の素材となるシリコン等のウ
ェーハは、インゴットの状態からスライシングマシンに
て薄く切り出され、外周をウェーハ面取り機によって面
取り加工された後、ラッピングマシンに送られてラップ
される。各加工機間のウェーハの搬送は、一般的にウェ
ーハカセット(以下、単に「カセット」という)にウェ
ーハを1枚ずつ分離格納した状態で行い、カセットが加
工機に搬入されると、各加工機内のウェーハ取出し装置
によってカセットからウェーハを1枚ずつ取り出す。
【0003】また、ウェーハを多数枚重ねて格納した状
態からウェーハを1枚ずつ取り出す装置が「実用新案出
願公告平3ー44754号」にて開示されている。この
装置は、ウェーハを筒状の格納体に格納した後、ウェー
ハを格納体の下方に設けられたエアシリンダで格納体の
上方に設けられた吸着パッドのウェーハ吸着面に押しつ
けることによって最上段のウェーハの上面位置を決め、
吸着パッドにてウェーハを真空吸着した後吸着パッドを
水平方向に移動させて最上段のウェーハを取り出す。こ
の場合、格納体の上端と吸着パッドのウェーハ吸着面と
の隙間はウェーハの厚さの1枚分より大きく2枚分より
小さくなっており、これによってウェーハが一度に2枚
以上取り出されないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら用いられているカセットによる方法では、カセット1
つに格納できるウェーハの枚数が少なく(一般的に25
枚程度)、ウェーハ加工機の処理速度が向上している今
日、ウェーハ加工機の処理に対応するためにウェーハが
格納されたカセットを頻繁に交換する必要がある。その
ため、作業者を配置してカセットを交換したり、専用の
交換装置を設けたりしている。また、多くのカセットを
加工機のそばに置くことも必要である。従って、ウェー
ハの製造コストが高くなるとともにウェーハ加工機のス
ペースが大きくなるという問題がある。
【0005】また、一般的に乾燥した状態のウェーハ
は、ウェーハを多数枚重ねるとウェーハの自重で下方の
ウェーハはウェーハ同士が密着し、荷重を取り除いても
(上方のウェーハを取り除いても)密着力はあまり減少
せず、ウェーハを1枚ずつ取り出すことが容易でない。
これに対して、「実用新案出願公告平3ー44754
号」にて開示されている装置は、ウェーハを多数枚重ね
るだけでなく、さらにエアシリンダで格納体の上方に設
けられた吸着パッドにウェーハを押しつけているため、
なお一層密着力が大きくなる。そのため、この装置で
は、密着力を下げるために吸着パッドにて最上段のウェ
ーハを吸着した後エアシリンダを下方に下げエアシリン
ダによる押しつけ力を逃がしているが、前述したように
一度密着すると荷重を取り除いても密着力の減少はあま
り期待できない。従って、吸着パッドにて最上段のウェ
ーハを吸着したときに、2段目以降のウェーハが最上段
のウェーハに密着したまま吸着パッドによって水平に移
動される可能性が高く、格納体に2段目以降のウェーハ
が当たって分離される段階でウェーハ同士が擦れてウェ
ーハに傷が付く恐れがある。さらに、開示されている前
述の装置ではウェーハの格納体が筒状でありウェーハを
上方からしか装入できないため、ウェーハの格納体への
格納作業が困難であるという問題がある。また、ウェー
ハのサイズが変わった場合に格納体を一式交換しなけれ
ばならず、ウェーハサイズの種類数だけ格納体が必要と
なりコストが高くなるという問題がある。
【0006】本考案はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ウェーハを多数枚重ねて格納することによって
頻繁なカセットの交換が不要になるとともに、ウェーハ
を1枚ずつ取り出すときにウェーハに傷を付ける恐れが
なく、さらにウェーハの格納作業が容易で、ウェーハサ
イズが変わっても低コストで対応が可能なウェーハ格納
・取出し装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、ウェーハを多数枚重ねて格納し、格納し
た状態からウェーハを1枚ずつ取り出すウェーハ格納・
取出し装置を、上下方向が開放されウェーハをウェーハ
の厚さ方向に案内するウェーハガイド部と、前記ウェー
ハガイド部の下方に設けられ、最上端にウェーハ載せ台
が固着されたウェーハ上下送りバーを上下に駆動するウ
ェーハ上下送り部と、前記ウェーハガイド部の上方に設
けられ、水平送り機能を有するウェーハ搬送ユニット
と、前記ウェーハ搬送ユニットのスライダに設けられ、
圧縮バネで下方に押しつけられて上方に逃げ可能に構成
されたホルダと、前記ホルダが上方に逃げたときに検出
するリミットスイッチと、前記ホルダに設けられ、ウェ
ーハを吸着する吸着パッドと、前記ホルダに設けられ、
最上段のウェーハが所定の吸着位置に達したことを検出
するウェーハセンサと、前記ウェーハガイド部のウェー
ハ搬出側に上下自在に設けられ、前記吸着パッドより下
方で、前記吸着パッドがウェーハを吸着したときの吸着
面からウェーハ1枚分の厚さより大きくウェーハ2枚分
の厚さより小さい位置に上端面が調整されたウェーハセ
パレータと、前記ウェーハガイド部のウェーハ搬出側に
設けられ、圧縮空気を噴射するエアノズルと、から構成
した。また、前記ウェーハガイド部のウェーハガイドを
4個の柱状体から分割構成して、そのうち2個を固定枠
に取り付け他の2個を可動枠に取り付けるとともに、前
記可動枠を固定枠に固定したときに、ウェーハの外周と
前記柱状体との隙間が一定に保たれ、さらにウェーハの
中心が一定するように、前記柱状体の厚さをウェーハサ
イズに合わせて設定するようにした。
【0008】
【作用】本考案によれば、ウェーハをウェーハガイドに
沿ってウェーハ載せ台に載せ多数枚重ねて格納した後、
ウェーハ上下送りバーによって上方にウェーハを送り、
ウェーハ搬送ユニットのスライダに設けられたウェーハ
センサによって最上段のウェーハが所定の吸着位置に達
したことが検出されると、ウェーハ上下送りバーによる
上方の送りを停止する。次に、吸着パッドにより最上段
のウェーハを真空等で吸着し、ウェーハ上下送りバーが
僅かに下降するとともにエアノズルから圧縮空気を噴射
して最上段のウェーハと2段目以降のウェーハを分離す
る。この後、ウェーハ搬送ユニットによって吸着パッド
がウェーハを吸着した状態で水平方向に搬出する。
【0009】また、エアノズルからの圧縮空気の噴射に
よっても2段目以降のウェーハが最上段のウェーハに密
着したまま搬出された場合は、2段目以降のウェーハは
ウェーハセパレータに阻害されてウェーハガイド内に留
まる。この場合、ウェーハ同士の擦れが発生するが、ウ
ェーハはウェーハ上下送りバーによっては単に上方に送
られるだけでウェーハ同士を押しつけるような力は発生
せず、ウェーハ同士の密着力はウェーハの自重によるの
みであり、さらにエアノズルで圧縮空気を噴射すること
によってウェーハ同士の密着力が低下するので、2段目
以降のウェーハが最上段のウェーハに密着したまま搬出
されウェーハセパレータによる分離が行われた場合で
も、ウェーハ同士の擦れによりウェーハに傷が付く恐れ
は非常に小さい。
【0010】また、ウェーハをウェーハガイド部に格納
する場合は、ウェーハガイドを複数の柱状体から構成し
ているのでウェーハガイドとウェーハガイドの間に手を
入れてもよいが、一部を開閉自在にしているので可動側
のウェーハガイドを開いて固定側のウェーハガイドと可
動側のウェーハガイドとの距離を広げて行うこともでき
る。さらに、ウェーハサイズが変わった場合は、スペー
サかウェーハガイドそのものを交換する。
【0011】
【実施例】本考案に係る実施例のウェーハ格納・取出し
装置が図1から図4に示されている。図1は正面図(ウ
ェーハガイド部は中央付近の断面図)、図2は平面図、
図3は左側面図、図4は図1における最上段のウェーハ
付近の拡大図である。
【0012】図1から図4において、匡体15の上側に
ウェーハガイド部20が設けられており、ウェーハガイ
ド部20は固定枠21、可動枠22、スペーサ23、ウ
ェーハガイド24から構成されている。固定枠21は上
方から見ると略コの字形をしていて匡体15の上面15
aに固着されるとともに、略コの字形の開放方向に移動
自在なスライドガイド21aが両側に設けられている。
可動枠22はスライドガイド21aに対応するスライダ
22aが取り付けられており、固定枠21に対して略コ
の字形の開放方向に移動自在となるとともに、つまみ2
2bが固定枠21に設けられたネジ21bにねじ込まれ
ることによって固定枠21に固定される。固定枠21と
可動枠22は共に内側に上方から見ると略45゜に傾斜
した面が各2面合計4面形成され、その面にスペーサ2
3を挟んでボルト25によってウェーハガイド24が取
り付けられている。スペーサ23の厚さはウェーハガイ
ド24の対面する2個の相対距離が格納するウェーハの
外径より僅かに大きくなるように設定され、4個のウェ
ーハガイド24はウェーハ10を取り囲むように位置す
る。また、ウェーハガイド24は4個(以下、4個のウ
ェーハガイドを分割して説明するときは24a・24b
・24c・24dと記号を付けて区分し、まとめて説明
するときは24とする。)あり、そのうちウェーハガイ
ド24aと24cの上端は後述する吸着パッド58が最
上段のウェーハ10aを吸着したときの最上段のウェー
ハ10a上面の位置よりも高くなっており、ウェーハガ
イド24bと24dの上端は吸着パッド58が最上段の
ウェーハ10aを吸着したときの最上段のウェーハ10
a下面の位置より低くなっていて、最上段のウェーハ1
0aは搬出側にのみ搬出可能となっている。
【0013】匡体15の下側にウェーハ上下送り部30
が設けられており、ウェーハ上下送り部30はコラム3
1、上下ガイド32、ウェーハ上下送りバー33、ウェ
ーハ載せ台34、送りナット35、軸受け36及び3
7、送りネジ38、プーリ39、モータ40、プーリ4
1、ベルト42から構成されている。コラム31は匡体
15の下側の上面15bに立設され、上方に上下ガイド
32が設けられている。上下ガイド32にはウェーハ上
下送りバー33が上下自在に設けられ、ウェーハ上下送
りバー33の上端にはウェーハ載せ台34が固着される
とともに、下端には送りナット35が取り付けられてい
る。また、コラム31の上下には軸受け36及び37が
設けられて送りネジ38が回動自在でウェーハ上下送り
バー33の移動方向と略平行に取り付けられている。送
りネジ38の先端にはプーリ39が固着され、コラム3
1に設けられたモータ40のプーリ41とベルト42を
介して接続されている。
【0014】ウェーハガイド部20の上方にはウェーハ
搬送部50が設けられており、ウェーハ搬送部50はコ
ラム51、搬送ユニット52、スライダ53、軸54、
リミットスイッチ55、圧縮バネ56、ホルダ57、吸
着パッド58、ウェーハセンサ59から構成されてい
る。コラム51は匡体15の上面15aに立設されると
ともに、上方に搬送ユニット52が設けられ、搬送ユニ
ット52の移動体にはスライダ53が固着されている。
スライダ53には軸54が設けられ、軸54に揺動自在
にホルダ57が取り付けられるとともに、ホルダ57は
圧縮バネ56によってスライダ53の突起部53aに押
しつけられた状態で固定されている。また、ホルダ57
には吸着パッド58とウェーハセンサ59が取り付けら
れている。さらに、スライダ53にはリミットスイッチ
55が設けられている。
【0015】ウェーハガイド部20のウェーハ搬出側に
はウェーハ分離部60が設けられており、ウェーハ分離
部60はコラム61、ガイド62、アーム63、ウェー
ハセパレータ64、マイクロメータヘッド65、引っ張
りバネ66、エアシリンダ67、エアノズル69から構
成されている。コラム61は匡体15の上面15aに立
設され、上方にガイド62が設けられている。ガイド6
2にはアーム63が上下自在に設けられるとともに、ア
ーム63に上向きの力を加える引っ張りバネ66と下方
に押し込むマイクロメータヘッド65が設けられ、アー
ム63の上端にはウェーハセパレータ64がウェーハガ
イド部20方向に位置調整自在に取り付けられている。
これによって、ウェーハセパレータ64の上下位置がマ
イクロメータヘッド65により正確に調整可能となり、
ウェーハセパレータ64の上端は吸着パッド58の下方
で、吸着パッド58がウェーハを吸着したときの吸着面
との距離Lがウェーハ1枚分の厚さtより大きくウェー
ハ2枚分の厚さ2tより小さい位置に設定されている。
また、ウェーハセパレータ64の先端(ウェーハガイド
部20方向)の位置はウェーハサイズが変わった場合に
調整する。また、アーム63を下方に逃がす機能を有す
るエアシリンダ67がコラム61の下方に設けられてい
る。さらに、コラム61の上方にはエアノズル69が設
けられている。
【0016】このように構成されたウェーハ格納・取出
し装置でウェーハの格納及び取り出しを行う方法につい
て説明する。ウェーハ10を後述する方法によりウェー
ハガイド24に沿ってウェーハ載せ台34に載せ多数枚
重ねて格納した後、図示しない制御部から起動が指令さ
れると、ウェーハ上下送り部30においてモータ40が
回動しプーリ41・ベルト42・プーリ39を介して送
りネジ38が回動する。これによって送りナット35を
介してウェーハ上下送りバー33が上方に送られるの
で、ウェーハ上下送りバー33の上端に固着されたウェ
ーハ載せ台34によってウェーハ10が上方に送られ
る。ウェーハ10が上方に送られ最上段のウェーハ10
aが所定の吸着位置に達すると、ウェーハセンサ59に
よって最上段のウェーハ10aが検出され、ウェーハ上
下送りバー33による上方への送りは停止される。次
に、吸着パッド58により最上段のウェーハ10aが真
空等で吸着され、ウェーハ上下送りバー33が僅かに下
降するとともにエアノズル69から圧縮空気が噴射され
て、最上段のウェーハ10aと2段目以降のウェーハ1
0bが分離される。この後、搬送ユニット52によって
最上段のウェーハ10aが吸着パッド58に吸着された
状態で水平方向に搬出される。最上段のウェーハ10a
が搬出されるときに、もし、2段目以降のウェーハ10
bが最上段のウェーハ10aに密着したまま搬出された
場合は、2段目以降のウェーハ10bはウェーハセパレ
ータ64に阻害されてウェーハガイド24内に留まり、
最上段のウェーハ10aのみが確実に搬出される。
【0017】なお、最上段のウェーハ10aが搬出さ
れ、搬送ユニット52によってウェーハが吸着されてい
ない空の吸着パッド58がウェーハガイド部20の上方
に戻るときに吸着パッド58の下面がウェーハセパレー
タ64に干渉する恐れがあるので、このときはエアシリ
ンダ67によってウェーハセパレータ64が下方に逃が
される。また、吸着パッド58が圧縮バネ56の押圧力
以上の力で上方向に押された場合は、ホルダ57が上方
向に逃げリミットスイッチ55が作動して、異常が検出
される。
【0018】次に、ウェーハガイド部20について説明
する。ウェーハ10をウェーハガイド部20に格納する
場合は、ウェーハガイド24を複数の柱状体から構成し
ているのでウェーハガイド24a・24b・24c・2
4dの間に手を入れてもよいが、一部を開閉自在にして
いるので、可動側のウェーハガイド24c・24dを開
いて固定側のウェーハガイド24a・24bと可動側の
ウェーハガイド24c・24dとの距離を広げて行うこ
ともできる。また、ウェーハサイズが変わった場合は、
ボルト25を外してスペーサ23を交換する。この場合
スペーサ23のボルト25が通る孔に切り欠きを設けて
おくと交換がより容易になる。
【0019】なお、ウェーハガイド部20については、
ウェーハガイド24をスペーサ23と別部品としたが、
ウェーハガイド24とスペーサ23を一体にし、ウェー
ハサイズが変わった場合にはウェーハガイド24を交換
してもよい。また、ウェーハガイド24の固定枠21及
び可動枠22への取り付けはボルト25で行ったが、固
定枠21及び可動枠22に取り付け案内溝を設けてウェ
ーハガイド24及び/またはスペーサ23を上方から挿
入する等の方法でもよい。また、ウェーハガイド24は
4個設けたが、3個でもよい。さらに、可動枠22は引
き出し式にしたが、回転式等でもよい。また、ウェーハ
上下送り部30のウェーハ上下送りバー33の駆動機
構、搬送ユニット52の種類、ウェーハセパレータ64
の上下調整機構は実施例に示した構造・機構に限らず本
考案は適用できる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るウェー
ハ格納・取出し装置によれば、ウェーハはウェーハガイ
ドに沿ってウェーハ載せ台に載せ多数枚重ねて格納され
後、ウェーハ上下送りバーによって上方に送られ、ウェ
ーハセンサによって最上段のウェーハが所定の吸着位置
に達したことが検出されると、上方の送りが停止され
る。次に、吸着パッドによりウェーハが真空等で吸着さ
れ、ウェーハ上下送りバーが僅かに下降するとともにエ
アノズルから圧縮空気が噴射されて最上段のウェーハと
2段目以降のウェーハが分離される。この後、搬送ユニ
ットによってウェーハが吸着パッドに吸着された状態で
水平方向に搬出される。また、もし、2段目以降のウェ
ーハが最上段のウェーハに密着したまま搬出されても、
2段目以降のウェーハはウェーハセパレータに阻害され
てウェーハガイド内に留まり、最上段のウェーハのみが
確実に搬出される。この場合、ウェーハ同士の擦れが発
生するが、ウェーハはウェーハ上下送りバーによっては
単に上方に送られるだけでウェーハ同士を押しつけるよ
うな力は発生せず、ウェーハ同士の密着力はウェーハの
自重によるのみであり、さらにエアノズルによって圧縮
空気が噴射されることによってウェーハ同士の密着力が
低下するので、ウェーハ同士の擦れによりウェーハに傷
が付く恐れは非常に小さい。
【0021】また、ウェーハガイド部のウェーハガイド
を複数の柱状体から構成したので、ウェーハをウェーハ
ガイド部に格納するときにウェーハガイドとウェーハガ
イドの間に手を入れることができるとともに、一部を開
閉自在にしたので、可動側のウェーハガイドを開いて固
定側のウェーハガイドと可動側のウェーハガイドとの距
離を広げることができる。これによってウェーハを格納
する作業が容易になる。さらに、ウェーハガイド部のウ
ェーハガイド相互の水平方向距離を部品交換により変更
可能としたので、ウェーハサイズが変わった場合に低コ
ストで対応が可能となる。
【0022】従って、ウェーハを多数枚重ねて格納でき
るとともに、ウェーハを1枚ずつ取り出すときにウェー
ハに傷を付ける恐れがなく、さらにウェーハの格納作業
が容易で、ウェーハサイズが変わっても低コストで対応
が可能なウェーハ格納・取出し装置を提供することがで
きる。また、本考案に係るウェーハ格納・取出し装置を
使用すると一度に500〜600枚のウェーハが格納で
きるので、例えばウェーハ面取り機に使用すると8時間
以上の処理に対応でき、ウェーハ面取り機の夜間無人運
転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例のウェーハ格納・取出し装
置の正面図
【図2】本考案に係る実施例のウェーハ格納・取出し装
置の平面図
【図3】本考案に係る実施例のウェーハ格納・取出し装
置の左側面図
【図4】図1における最上段のウェーハ付近の拡大図
【符号の説明】
10a最上段のウェーハ 10b2段目以降のウェーハ 20 ウェーハガイド部 21 固定枠 22 可動枠 21 ウェーハガイド 30 ウェーハ上下送り部 33 ウェーハ上下送りバー 34 ウェーハ載せ台 50 ウェーハ搬送部 52 搬送ユニット 53 スライダ 58 吸着パッド 59 ウェーハセンサ 60 ウェーハ分離部 64 ウェーハセパレータ 69 エアノズル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 49/07 B65G 59/02 - 59/04 B65G 60/00 B65H 1/04 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハを多数枚重ねて格納し、格納し
    た状態からウェーハを1枚ずつ取り出すウェーハ格納・
    取出し装置であって、 上下方向が開放され、ウェーハをウェーハの厚さ方向に
    案内するウェーハガイド部と、 前記ウェーハガイド部の下方に設けられ、最上端にウェ
    ーハ載せ台が固着されたウェーハ上下送りバーを上下に
    駆動するウェーハ上下送り部と、 前記ウェーハガイド部の上方に設けられ、水平送り機能
    を有するウェーハ搬送ユニットと、 前記ウェーハ搬送ユニットのスライダに設けられ、圧縮
    バネで下方に押しつけられて上方に逃げ可能に構成され
    たホルダと、 前記ホルダが上方に逃げたときに検出するリミットスイ
    ッチと、 前記ホルダに設けられ、 ウェーハを吸着する吸着パッド
    と、 前記ホルダに設けられ、最上段のウェーハが所定の吸着
    位置に達したことを検出するウェーハセンサと、 前記ウェーハガイド部のウェーハ搬出側に上下自在に
    けられ、前記吸着パッドより下方で、前記吸着パッドが
    ウェーハを吸着したときの吸着面からウェーハ1枚分の
    厚さより大きくウェーハ2枚分の厚さより小さい位置に
    上端面が調整されたウェーハセパレータと、 前記ウェーハガイド部のウェーハ搬出側に設けられ、圧
    縮空気を噴射するエアノズルと、 から構成されたことを特徴とするウェーハ格納・取出し
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ウェーハガイド部のウェーハガイド
    は、4個の柱状体から分割構成されるとともに、そのう
    ち2個が固定枠に取り付けられ、他の2個が可動枠に取
    り付けられ、 前記可動枠を固定枠に固定したときに、ウェーハの外周
    と前記柱状体との隙間が一定に保たれるとともにウェー
    ハの中心が一定するように、前記柱状体の厚さをウェー
    ハサイズに合わせて設定される ことを特徴とする請求項
    1に記載のウェーハ格納・取出し装置。
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